住吉市民病院廃止へ住民説明会/「なくすな」の声噴出(2016年7月10

維新の「身を切る改革」
切ったのは市民の生活
が、市は「方向性は出さ
れた」と突き放していま
す。
地元医師会
も疑問視を
大 阪 市( 吉 村 洋 文 市 長
=おおさか維新府内議員
・ 首 長 団 の 長 )は 地 域 の
医療機能を低下させない
としていますが、地元医
がいずれも失敗し、個別
は市は2度公募しました
院は見つかりませんでし
したが、条件を満たす病
師会からも疑問視されて
います。
た。条件を引き下げた再
児科病床は新病棟と合わ
人へ大幅に減ります。小
認を求めました。しかし
会が審議し、府が国に承
計画は医療の専門家な
どで構成する府医療審議
も市民病院の8人から3
せても 床減り、子ども
の急患に多い下痢や発熱
援したいが、この計画で
その医療審議会では「応
対意見が続出。維新府議
など感染症の流行に対応
反対が圧倒的でしたが、
はとても無理だ」など反
ます。
異例の採決が行われまし
できないと指摘されてい
この地域では、年間約
300件の分娩を扱って
計画進むほ
どに矛盾が
た。
の委員一人だけが賛成で
いる阪和住吉総合病院
(同市住吉区)がことし
月末で産婦人科を閉鎖す
ると発表しました。この
病院の産科医が、南港病
院が確保した医師でし
松井知事は昨年 月に
た。
「 先 生 を 引 き 抜 い た と 国への申請を強行。国は
いうふうに聞こえてしま 「 知 事 が 地 元 に 丁 寧 な 説
うが、閉鎖は病院として
明をすると聞いている」
ました。
っさり同意して後押しし
の判断だ」と市は釈明し (塩崎恭久厚労相)
と、あ
ます。
この計画は
市議会は市民病院の廃
止にあたり、病院の機能
勤医師3人と助産師 人
0件の分娩を、産科の常
南港病院は市民病院と
同等の年間600―70
計画が進むほど矛盾が深
を上げています。しかし
実させるという付帯決議
る小児・周産期医療を充
を存続させるとともに地
で行うことになっていま
まっています。
とても無理
た。
す。 市 民 病 院 は 医 師 5
公募でも小児科医1人の
交渉に切り替えました。
2キロメートル離れた府
南港病院は小児科の医
師を1人しか確保でき
人、助産師 人でした。
病棟とで、医療機能を引
き継ぐとしています。
域で以前から不足してい
ず、大阪市と府から1人
確保すら不安が残り応募
当初は必要な小児科医
師の数を、市民病院の機
ずつ派遣します。それで
者を採用しませんでし
能を維持するために不可
ター敷地内に建設する新
欠な5人以上としていま
採用できず
誘致する病院は同区で
開業する南港病院が決ま
立急性期・総合医療セン
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っています。決まるまで
再公募でも
計画では市民病院跡地
に誘致する民間病院と約
2018年3月に閉院予定の住吉市民病院
住吉市民病院廃止へ住民説明会
「身を切る改革を」 と叫ぶ松井一郎知事 ・
おおさか維新の会代表ですが、切ったのは市
民の暮らしに不可欠な住民サービスでした。
その一つが地域の小児・周産期医療を担いな
市民病院を残して欲し
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がら2018年3月に閉院予定の大阪市立住
吉市民病院(大阪市住之江区)です。地域で開
いている住民説明会では計画に理解を示す声
は聞かれず、「なくさないで」 という悲鳴に
て、長女(4)の世話もし
院で入退院を繰り返し
(6)と次男(2)が市民病
っ た。 去 年 の 秋 も 長 男
近い声が噴出しています。
生活成り立
たなくなる
市民病院で3人の子ど な が ら や っ て い け る の
も を 出 産 し た 女 性( ) は、近くに市民病院があ
るから」
い」 と口々 に訴えます
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は、「(市民病院がなくな
うだいがいるから、出産
れ ば )生 活 が 成 り 立 た な
説明会では参加者が
い 」 と 話 し ま す。「 き ょ 「 無 理 な 計 画 は や め て、
の時も病院が近くて助か
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「なくすな」の声噴出
2016年7月10日付大阪民主新報