平成28年7月15日 消費生活用製品の重大製品事故に係る

平成28年7月15日
消費生活用製品の重大製品事故に係る公表について
消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事
故について、以下のとおり公表します。
1.ガス機器・石油機器に関する事故
(うち迅速継手(LPガス用)1件、カセットこんろ1件)
2.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、
製品起因が疑われる事故
(うち延長コード1件、薪ストーブ1件、車いす1件、
電気冷蔵庫1件、電気こんろ1件、装飾用電灯器具1件、
コントローラー(水槽用ウォータークーラー用)1件)
3.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、
製品起因か否かが特定できていない事故
(うち携帯電話機(スマートフォン)1件、エアコン1件)
2件
7件
2件
4.製品起因による事故ではないと考えられ、今後、製品事故調査判定合同会議(※)
において、審議を予定している案件
該当案件無し
1.~4.の詳細は別紙のとおりです。
※正式名称は「消費者安全調査委員会製品事故情報専門調査会及び消費経済審議会
製品安全部会製品事故判定第三者委員会合同会議」という。
5.留意事項
これらは消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づく報告内容の概要で
あり、現時点において、調査等により事実関係が確認されたものではなく、事故原
因等に関し、消費者庁として評価を行ったものではありません。
(管理番号A201500393、A201500716、A201500789を除く。
)
本公表内容については、速報段階のものであり、今後の追加情報、事故調査の進
展等により、変更又は削除される可能性があります。
(本発表資料の問合せ先) 消費者庁消費者安全課
(製品事故情報担当) 担 当:柳川、平野、清重
電 話:03-3507-9204(直通)
FAX:03-3507-9290
■消費生活用製品の重大製品事故一覧
別 紙
1.ガス機器・石油機器に関する事故(製品起因か否かが特定できていない事故を含む。)
管理番号
事故発生日
A201600182 平成28年6月29日
A201600186 平成28年7月5日
報告受理日
平成28年7月11日
平成28年7月12日
製品名
機種・型式
迅速継手(LPガス
JG2000
用)
カセットこんろ
事業者名
株式会社ハーマン
CB-JRC-AL(岩 株式会社旭製作所
谷産業株式会社 (岩谷産業株式会社
ブランド)
ブランド)
被害状況
事故内容
火災
学校で当該製品をバーナーに接続して使用
中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発
生した。当該製品の使用状況を含め、現在、
原因を調査中。
火災
当該製品を使用中、当該製品及び周辺を焼
損する火災が発生した。現在、原因を調査
中。
事故発生都道府県
備考
兵庫県
平成28年7月7
日に消費者安
全法の重大事
故等として公
表済
大阪府
平成28年7月
14日に消費者
安全法の重大
事故等として
公表済
事故発生都道府県
備考
大阪府
平成27年9月
18日にガス機
器・石油機器
以外の製品に
関する事故で
あって、製品起
因か否かが特
定できていな
い事故として公
表していたもの
北海道
平成28年2月2
日にガス機器・
石油機器以外
の製品に関す
る事故であっ
て、製品起因
か否かが特定
できていない
事故として公
表していたもの
2.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、製品起因が疑われる事故
管理番号
事故発生日
A201500393 平成27年8月3日
A201500716 平成28年1月16日
報告受理日
平成27年9月15日
平成28年1月29日
製品名
延長コード
薪ストーブ
機種・型式
事業者名
W-300H(朝日電 行田電線株式会社
器株式会社ブラ (朝日電器株式会社
ンド)
ブランド)
FA248
ダッチウエストジャパ
ン株式会社
(輸入事業者)
被害状況
事故内容
火災
当該製品に延長コードを接続していたところ、
当該製品及び周辺を焼損する火災が発生し
た。
調査の結果、当該製品は刃受金具のカシメ部
で異常発熱し、樹脂が炭化したため刃受金具
間でトラッキング現象が生じ、出火に至ったも
のと推定されるが、焼損が著しくカシメ部周辺
の一部が確認できないことから、事故原因の
特定には至らなかった。
CO中毒
軽症4名
当該製品を使用中、一酸化炭素中毒により4
名が軽症を負った。
調査の結果、当該製品は通気が不足した状
態で使用した際の危険性に関する注意事項
が取扱説明書に記載されておらず、第3種24
時間換気システムが導入された高気密住宅
内において、浴室の換気扇を運転した状態で
当該製品を使用したため、燃焼に必要な十分
な通気が得られず、不完全燃焼を生じて室内
に排気が流入し、一酸化炭素中毒になったも
のと推定される。
2.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、製品起因が疑われる事故(続き)
管理番号
事故発生日
報告受理日
製品名
機種・型式
事業者名
A201500789 平成28年2月3日
平成28年2月22日
車いす
NEXT-51B
株式会社松永製作所
(輸入事業者)
A201600181 平成28年6月27日
平成28年7月11日
電気冷蔵庫
SR-48R
三洋電機株式会社
電気こんろ
IBI-2600(イビケ 三化工業株式会社
ン株式会社ブラ (イビケン株式会社ブ
ンド)
ランド)
A201600183 平成28年7月3日
A201600184 平成28年5月31日
平成28年7月11日
平成28年7月12日
装飾用電灯器具
LEDCRM
コロナ産業株式会社
(輸入事業者)
被害状況
事故内容
重傷1名
利用者を乗せた当該製品を家人が押して移
動中、利用者がバランスを崩して右ブレーキ
レバーに接触して片側車輪がロックし、利用
者が転倒、負傷した。
調査の結果、当該製品は、右ブレーキレバー
の固定ねじが、締付け不良により緩みが生じ
たため、右ブレーキレバーを通常では動かな
い前方に押してもブレーキが作動する状態に
なり、利用者がバランスを崩して右ブレーキレ
バーに接触した際に前方に押されて右車輪
がロックし、事故に至ったものと推定される
が、右ブレーキレバーに紙製パイプを差し込
んで延長し、右ブレーキレバーに身体が接触
しやすい状態にしたことも事故発生に影響し
たものと推定される。
なお、取扱説明書には、「改造はしない。改造
によって安全性が低下して事故、転倒の原因
になる」旨、記載されている。
静岡県
火災
当該製品及び周辺を焼損する火災が発生し
た。現在、原因を調査中。
東京都
製造から30年
以上経過した
製品
兵庫県
平成28年7月
14日に消費者
安全法の重大
事故等として
公表済
兵庫県
平成28年6月
16日に消費者
安全法の重大
事故等として
公表済
事業者が重大
製品事故とし
て認識したの
は平成28年6
月3日
報告書の提出
期限を超過し
ていることか
ら、事業者に対
し厳重注意
火災
火災
当該製品の上に置いていた電気製品を焼損
する火災が発生した。現在、原因を調査中。
空港施設で当該製品を使用中、当該製品及
び周辺を焼損する火災が発生した。現在、原
因を調査中。
事故発生都道府県
備考
平成28 年2 月
26 日にガス機
器・石油機器
以外の製品に
関する事故で
あって、製品起
因か否かが特
定できていな
い事故として公
表していたもの
2.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、製品起因が疑われる事故(続き)
管理番号
事故発生日
A201600187 平成28年6月30日
報告受理日
平成28年7月13日
製品名
コントローラー(水
槽用ウォーター
クーラー用)
機種・型式
ZS-222
事業者名
ゼンスイ株式会社
(輸入事業者)
被害状況
火災
事故内容
飲食店の倉庫で当該製品を使用中、当該製
品及び周辺を焼損する火災が発生した。現
在、原因を調査中。
事故発生都道府県
福岡県
備考
3.ガス機器・石油機器以外の製品に関する事故であって、製品起因か否かが特定できていない事故
管理番号
事故発生日
報告受理日
製品名
被害状況
事故内容
事故発生都道府県
備考
事業者が重大製品
事故として認識した
のは平成28年6月29
日
A201600180
平成28年6月5日
平成28年7月11日
携帯電話機(スマー
トフォン)
火災
当該製品を充電中、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生し
た。当該製品の使用状況を含め、現在、原因を調査中。
神奈川県
A201600185
平成28年7月1日
平成28年7月12日
エアコン
火災
宿泊施設で当該製品を使用中、当該製品及び周辺を焼損する火
災が発生した。当該製品の使用状況を含め、現在、原因を調査
中。
静岡県
4.製品起因による事故ではないと考えられ、今後、製品事故調査判定合同会議において審議を予定している案件
該当案件無し
製造から10年以上
経過した製品
薪ストーブ(管理番号:A201500716)
車いす(管理番号:A201500789)
電気冷蔵庫(管理番号:A201600181)
コントローラー(水槽用ウォータークーラー用)(管理番号:A201600187)