2016 年度 商法第3部 2016 年 7 月 14 日 資料 12 Ⅵ.保険(続) 2.保険契約の成立 2.1.保険の募集(江頭 434-436 頁、495-498 頁) 2.1.1.保険の募集主体・販売チャネル (1)保険募集を行うことができる主体の制限(業法 275 条) 保険募集:保険契約の締結の代理または媒介(業法 2 条 26 号) (2)保険募集人 顧客に対する所属保険会社・権限等の明示(業法 294 条) 保険募集人の行為についての所属保険会社の責任(業法 283 条 1 項) 生命保険募集人(業法 2 条 19 項) 生保会社・代理店の役員・使用人も個別に登録が必要(業法 276 条、2 条 19 項) 一社専属制(業法 282 条) 損害保険募集人(業法 2 条 20 項) 登録は損害保険代理店のみ(業法 276 条)、代理店の役員・使用人の届出(業法 302 条) (3)保険仲立人 保険仲立人の登録制(業法 286 条)、役員・使用人の届出(業法 302 条) 保険仲立人の賠償資力の確保(業法 291 条、292 条) 保険仲立人の誠実義務(業法 299 条、監督指針⑤−5−3) 顧客が求めた場合の手数料等の開示(業法 297 条) (4)乗合代理店 銀行の窓口販売 預金との誤認の恐れ 優越的地位の濫用の恐れと弊害防止措置(業法施行規則 212 条―212 条の 5) 来店型保険ショップ 中立性の標榜 手数料による利益相反の可能性 1 2016 年度 商法第3部 2016 年 7 月 14 日 資料 12 保険会社によるコントロールとその限界 保険募集人の体制整備義務(業法 294 条の 3)の新設 2.1.2.保険募集人の行為規制 (1)保険契約の締結・募集に関する禁止行為(保険業法 300 条・同法施行規則 234 条) 保険契約者・被保険者に対する虚偽告知・重要事項不告知(300 条 1 項 1 号) 保険契約者・被保険者による虚偽告知の勧誘(2 号) 保険契約者・被保険者による重要事項の告知妨害・不告知の勧誘(3 号) 不利益事実を告知しないでする乗換募集(4 号) 保険契約者・被保険者に対する特別利益の提供(5 号) 他の保険契約との誤解の恐れのある比較(6 号) 将来における金額が不確実な事項に関する断定的判断等(7 号) 特別利益の提供がなされていることを知りながら申し込みをさせる行為(8 号) 違反に対する制裁 保険募集人の登録取消し・業務停止命令等(保険業 307 条 1 項 3 号) 1-3 号については刑事罰(317 条の 2 第 7 号) (2)情報提供義務(業法 294 条) 説明の充実と交付書類の分かりやすさ 重要事項の顧客への説明等の業務の健全・適切な運営のための措置(業法 100 条の 2) 顧客の利益の保護のための体制整備(業法 100 条の 2 の 2) →業法施行規則 53 条の 7→監督指針 契約概要と注意喚起情報に分けた説明(監督指針Ⅱ3-3-2(2)、Ⅱ3-3-6(2)) 比較推奨販売の場合 信義則上の説明義務の違反による損害賠償責任 最判平成 15 年 12 月 9 日民集 11 号 1887 頁(Ⅳ-1):地震免責条項 東京高判平成 8 年 1 月 30 日判時 1580 号 111 頁:変額保険 Cf.保険業法 300 条の 2、金融商品販売法 2 条 1 項 4 号 2 2016 年度 商法第3部 2016 年 7 月 14 日 資料 12 (3)意向把握義務(業法 294 条の 2) 情報提供義務との違い 適合性の原則? 助言義務 東京高判平成 3 年 6 月 6 日判タ 767 号 236 頁:26 歳未満不担保特約 2.1.3.保険契約のクーリングオフ 契約締結から 8 日間(301 条 1 項 1 号)は申込みを撤回可能 事業のための保険(2 号)、申込者側の積極的な行動がある場合(6 号)は対象外 保険期間が 1 年以下の契約は対象外(301 条 1 項 4 号) 【参考文献】 金融審議会・保険商品・サービスの提供等の在り方に関するワーキング・グループ「新 しい保険商品・サービス及び募集ルールのあり方について」(平成 25 年 6 月 7 日) http://www.fsa.go.jp/news/24/singi/20130611-2/01.pdf 2.2.保険料の支払(江頭 432-434 頁、436-439 頁、499-501 頁) 2.2.1.保険料支払義務 期間開始前の一時払いか、年・月ごとの分割払いか 保険料不可分の原則 2.2.2.保険料の不払い (1)初回保険料について 責任開始条項(領収前免責条項) 初回保険料不払いを理由とする保険者からの契約解除 解除前についての保険料の請求の可否 最判昭和 37 年 6 月 12 日民集 16 巻 7 号 1322 頁(Ⅳ-3) (2)第二回目以降の保険料について 損害保険:不払中の事故についての保険者の免責と解除 3 2016 年度 商法第3部 2016 年 7 月 14 日 資料 12 生命保険:不払中の事故に対しても未払保険料を控除して支払う 1 ヶ月の払込猶予期間の経過による無催告失効 約款外での支払督促通知、保険料の自動振替貸付、保険契約の復活制度 無催告失効条項の有効性 東京高決平成 21 年 9 月 30 日判タ 1317 号 72 頁 最判平成 24 年 3 月 16 日金判 1389 号 14 頁(IV-10) 2.3.告知義務(江頭 439-444 頁、501-504 頁、527 頁) 2.3.1.概要と趣旨 保険契約者・被保険者になろうとする者の告知義務(4 条、37 条、66 条) 故意・重過失による違反の場合の解除(28 条 1 項、55 条 1 項、84 条 1 項) 解除の将来効(31 条 1 項、59 条 1 項、88 条 1 項) 解除前の保険事故についての免責(31 条 2 項 1 号、59 条 2 項 1 号、88 条 2 項 1 号) 片面的強行規定(7 条、33 条 1 項、41 条、65 条 1 号 2 号、70 条、94 条 1 号 2 号) 逆選択の防止のためのサンクション 2.3.2.告知事項 質問応答義務 他保険契約の存在 重複加入による多額の保険金の詐取目的の疑い(道徳的危険事実) 重大事由解除による処理 ご契約内容登録制度 性別・人種・遺伝子情報等 2.3.3.告知義務違反による解除とその効果 故意・重過失による違反 重過失の対象 東京高判昭和 63 年 5 月 18 日判タ 693 号 205 頁(Ⅳ-11) 4 2016 年度 商法第3部 2016 年 7 月 14 日 資料 12 解除前の保険事故についての免責:プロラタ主義の不採用 解除権の制限 保険者の故意・過失(28 条 2 項 1 号) 告知義務違反の認識から 1 ヶ月の経過(28 条 4 項第 1 文) 保険契約締結時から 5 年の経過(28 条 4 項第 2 文) 告知妨害(28 条 2 項 2 号 3 号) 保険業法 300 条 1 項 2 号 3 号 違反との因果関係がない場合の例外(28 条 3 項) 因果関係不存在特則(31 条 2 項 1 号但書) 免許証の色問題 2.3.4.契約前発病不担保条項 保険の担保範囲の限定 自覚症状のなかった被保険者側への不意打ち的要素 約款の不当条項規制の限界? 【参考文献】 後藤元=三隅隆司「逆選択と保険契約」山下友信=米山高生『保険法解説』 (有斐閣、2010 年)247 頁 竹濱修「契約前発病不担保条項の解釈とその規制」立命館法学 316 号 99 頁(2008 年) 3.保険事故の発生と保険金の支払 3.1.保険金の支払義務と保険者の免責(江頭 453-462 頁、517-521 頁) 3.1.1.保険金支払義務 立証責任の配分 保険金請求者側:保険期間中の保険事故の発生(とそれによる損害の発生) 保険者側:免責事由の存在 Cf. 「保険事故の偶然性」 保険金請求時の保険者の助言義務 5 2016 年度 商法第3部 2016 年 7 月 14 日 資料 12 3.1.2.免責事由 (1)生命保険 保険金受取人の故意(51 条 3 号) モラルハザードによる保険制度の崩壊の防止 殺人の誘発防止 殺人犯による利得の防止 公益性と保険金取得目的の要否 最判昭和 42 年 1 月 31 日民集 21 巻 1 号 77 頁 被保険者の自殺(51 条 1 号) モラルハザードによる保険制度の崩壊の防止 公益性? 最判平成 16 年 3 月 25 日民集 58 巻 3 号 753 頁(Ⅳ-12) 保険契約者の故意(51 条 2 号) 戦争その他の変乱(51 条 4 号) (2)損害保険の場合(17 条 1 項) 被保険者の故意 モラルハザードによる保険制度の崩壊の防止 公益性? 重過失免責 故意の代替 モラールハザードへの対処 約款上の免責事由 Ex.酒気帯び運転、地震免責 (3)第三者による保険事故招致 最判平成 14 年 10 月 3 日民集 56 巻 8 号 1706 頁(Ⅳ-13) 6 2016 年度 商法第3部 2016 年 7 月 14 日 資料 12 3.1.3.保険事故の偶然性と立証責任(江頭 420-422 頁、521-523 頁) 保険事故の定義中の「偶然」性を利用した免責事由の立証の困難性への対処 2 条 6 号の「偶然な事故」との関係、約款上の故意免責の位置づけ 最判平成 13 年 4 月 20 日民集 55 巻 3 号 682 頁(Ⅳ-17):傷害保険 最判平成 16 年 12 月 13 日民集 58 巻 9 号 2419 頁(Ⅳ-4):火災保険 最判平成 18 年 6 月 1 日民集 60 巻 5 号 1887 頁:車両保険(オール・リスク型) 最判平成 19 年 4 月 17 日民集 61 巻 3 号 1026 頁(Ⅳ-5) :車両保険(オール・リスク型) 【参考文献】 榊素寛「故殺・自殺・保険事故招致免責の法的根拠」『江頭憲治郎先生還暦記念 企業法 の理論・下』(商事法務、2007 年)309 頁 3.2.重大事由解除(江頭 453 頁、513-514 頁) 免責事由の立証の困難性への約款上の対処の立法化 契約の存続を困難にする信頼関係の破壊 保険金取得目的での事故招致とその未遂(30 条・57 条・86 条の 1 号) 保険金請求の際の詐欺とその未遂(30 条・57 条・86 条の 2 号) その他の重大事由(30 条・57 条・86 条の 3 号) 重大事由発生から解除の間の保険事故についての免責(31 条・59 条・88 条の 2 項 3 号) 片面的強行規定(33 条 1 項、65 条 2 号、94 条 2 号) 3.3.保険事故発生時の契約者の義務(江頭 462-465 頁) 3.3.1.保険事故発生の通知義務(保険法 14 条、50 条、79 条) 保険者の調査・判断の機会の確保 違反により生じた損害の賠償責任 約款上の通知義務違反による免責規定の有効性 最判昭和 62 年 2 月 20 日民集 41 巻 1 号 159 頁(Ⅳ-6) 重大事由解除による免責の範囲の片面的強行規定性(31 条 2 項 3 号、33 条 1 項) 7 2016 年度 商法第3部 2016 年 7 月 14 日 資料 12 3.3.2.保険事故発生後の損害防止義務(13 条) モラールハザードの防止 4.損害保険契約固有の問題 4.1.被保険利益と利得禁止原則(江頭 425-432 頁) 4.1.1.被保険利益(3 条) 損害保険契約の有効・存続要件、被保険利益の額=保険価額=保険金の支払限度額 保険の目的物(6 条 1 項 7 号)と被保険利益 Cf.譲渡担保と被保険利益(最判平成 5 年 2 月 26 日民集 47 巻 2 号 1653 頁:Ⅳ-2) 利得禁止原則の趣旨 モラルハザードの誘発の防止 賭博の防止 4.1.2.保険価額と保険金額 保険価額(9 条):被保険利益の評価額 保険金額(6 条 1 項 6 号):保険契約上の保険者の支払義務の最高限度額 超過保険:契約締結時に保険金額>保険価額 善意無重過失の保険契約者・被保険者による超過部分の取消(9 条) 新価保険 意義 利得禁止原則との関係 4.1.3.支払保険金額の計算 (1)一部保険 保険価額>保険金額 契約締結時に一部保険とする意義 損害発生時においても一部保険である場合の支払保険金の額の算定:比例塡補(19 条) 支払保険金の額=てん補損害額(18 条1項)×保険金額/保険価額 8 2016 年度 商法第3部 2016 年 7 月 14 日 資料 12 評価済保険(18 条 2 項) (2)重複保険 独立責任額連帯主義(20 条) 独立責任額案分主義 4.2.保険者の代位 4.2.1.残存物代位(江頭 472-474 頁) 保険の目的物の全損に対する保険給付により法律上当然に権利が移転(24 条) 約款による残存物代位の排除・被保険者への求償権 4.2.2.請求権代位(江頭 474-478 頁) (1)意義と制度趣旨 保険給付により第三者に対する損害賠償請求権等が法律上当然に移転(25 条 1 項) 片面的強行規定(26 条) 制度趣旨:被保険者の重複利得の禁止+第三者の免責阻止 定額保険契約の場合 請求権代位はない 加害者に対する損害賠償請求における損益相殺の可否 傷害疾病保険の場合 所得補償保険:最判平成元年 1 月 19 日判時 1302 号 144 頁(Ⅳ-7) 搭乗者傷害保険:最判平成 7 年 1 月 30 日民集 49 巻 1 号 211 頁(Ⅳ-19) (2)請求権代位の範囲 被保険者の損害のてん補の優先(25 条 1 項 2 号括弧書き) 一部保険で、加害者の責任が過失相殺により減額されている場合 被保険者の損害賠償請求権等と請求権代位が併存する場合の被保険者の優先(25 条 2 項) 9 2016 年度 商法第3部 2016 年 7 月 14 日 資料 12 人身傷害補償保険の場合 最判平成 24 年 2 月 20 日判時 2145 号 103 頁:被害者による加害者への請求 最判平成 24 年 5 月 29 日裁判所時報 1556 号 6 頁:保険者による加害者への代位請求 4.3.責任保険(江頭 454-455 頁、468-472 頁) 自動車損害賠償責任保険(自動車損害賠償保障法 5 条)と任意自動車保険 被害者への支払の確保 保険事故の構成 被保険者の保険者に対する請求の制限(22 条 2 項) 被保険者の保険金請求権についての被害者の先取特権(22 条 1 項) 保険金請求権の差押え・担保化の禁止(22 条 3 項) 被害者の保険者に対する請求 直接請求権:自賠責保険(自賠法 16 条)、任意自動車保険 債権者代位による請求 加害者への請求と併合提起(最判昭和 57 年 9 月 28 日民集 36 巻 8 号 1652:Ⅳ-9) 加害者の無資力 重過失免責の排除(17 条 2 項) 5.生命保険契約固有の問題 5.1.他人の生命についての生命保険契約(江頭 505-508 頁) 利得禁止原則・被保険利益の適用なし 被保険者の同意が有効要件(38 条) Cf.傷害疾病定額保険の場合(67 条) 保険金受取人変更、保険給付請求権譲渡時にも同意が必要(45 条、47 条、74 条、76 条)。 被保険者による解除請求(58 条、87 条) 団体生命保険 会社の退職金・弔慰金、代替人材育成費の原資 10 2016 年度 商法第3部 2016 年 7 月 14 日 資料 12 被保険者の遺族による会社への保険金引渡請求 最判平成 18 年 4 月 11 日民集 60 巻 4 号 1387 頁 約款の改正 未成年者の死亡保険 親権者=保険契約者兼保険金受取人による同意の代理の問題点 15 歳以上の被保険者は本人の同意も要求 保険金目的での子供の殺害事件を契機とした批判と葬儀代の他のニーズ 15 歳未満につき社内規則による保険金限度額(保険業法施行規則 53 条の 7 第 2 項) 5.2.保険金受取人の地位(江頭 491-495 頁、508-511 頁) 5.2.1.保険金受取人の指定 保険金受取人の受益の意思表示は不要(42 条) 保険金請求権のみが保険金受取人に帰属 保険料支払義務、契約解除権(54 条)、解釈返戻金請求権等は保険契約者に帰属 指定内容の解釈 「相続人」という指定 氏名+続柄・妻という指定 5.2.2.保険金受取人の変更 保険事故の発生前に限り保険金受取人を自由に変更可能(43 条 1 項) Cf.民法 538 条 保険契約者による保険者への意思表示(43 条 2 項) 新旧保険金受取人への通知・同意は不要 発信時に遡って変更の効力発生(43 条 3 項) 遺言による保険金受取人の変更も可能(44 条 1 項) 遺言の効力発生後に保険契約者の相続人による保険者への通知が必要(44 条 2 項) 5.2.3.保険金受取人の地位と相続法 被保険者の相続人である保険金受取人の保険金請求権の固有権性≠被保険者の相続財産 11 2016 年度 商法第3部 2016 年 7 月 14 日 資料 12 相続放棄・限定承認をしても取得可能(最判昭和 40 年 2 月 2 日民集 19 巻 1 号 1 頁) 指定は遺留分減殺請求の対象外(最判平成 14 年 11 月 5 日民集 56 巻 8 号 2069 頁) 特別受益の持戻しの限定(最判平成 16 年 10 月 29 日民集 58 巻 7 号 1979 頁) 生命保険の貯蓄性、保険契約者=保険金受取人間の対価関係を考慮していないとの批判 解約返戻金相当額を被保険者の相続財産として取り扱うべきであるという見解 5.3.解約返戻金(江頭 511-517 頁) 5.3.1.解約返戻金の額 解約返戻金=保険料積立金-約定の解約控除 計算方法の免許・認可申請書類への記載(保険業法施行規則 10 条 3 号) 解約控除の趣旨 無・低解約返戻金型の保険商品の存在 消費者契約法 9 条 1 号の適用可能性 保険法制定時の議論 5.3.2.契約者貸付け 解約による保障の喪失なしに解約返戻金相当額を利用 貸付残高は支払保険金から控除 5.3.3.解約返戻金請求権の差押えと保険金受取人の介入権 保険契約者の債権者による保険契約の解除 解約返戻金請求権の差押えと差押債権者の取立権(民事執行法 155 条)による解除 最判平成 11 年 9 月 9 日民集 53 巻 7 号 1173 頁(Ⅳ-16) 保険契約者の解約権と解約返戻金請求権の債権者代位による行使 保険金受取人の介入権 差押債権者による解除の効力発生まで 1 か月間の猶予(60 条 1 項) その間に介入権者が解約返戻金相当額を債権者に支払うと解除の効力は消滅(同 2 項) その間の保険事故については、解約返戻金相当額は債権者、残額は受取人(62 条) 12
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