2016/7/16 男鹿半島 の第三系 列 島 地 質 12.日本列島の新第三系と 日本海の形成 新生代 花崗岩類 台島型植物群 Metasequoia occidentalis イチイヒノキ Comptonia naumanni ナウマンヤマモモ Liquidambar miosinica チュウシンフウ 前弧側の火成 活動の開始時 期と機構が問 題! 八尾−門の沢動物群 Geloina schencki Vicarya yokoyamai Telescopium 能登半島の層序を読む 隆起(+地震) ↑ 遠洋の深い海 ↑ 沿岸の浅い海 ↑ 海底火山活動 ↑ 陸上火山活動 a. Operculina, b. Miogypsina → 1 2016/7/16 15 Ma 前後の変化 暖流に洗われていた南極大陸 火山弧の陸成層(門前層) →玄武岩質海底火山活動 海成層の堆積開始 (西黒沢層) 汎世界的に 温暖な時代 は終わりに 海成層の拡大 (寒流系女川層) →構造的原因による海進 周極流:南極→全球の寒冷化 【レポート課題】 7月29日正午締切 男鹿半島の層序から読み取れる テクトニクスについて論じなさい。 古 地 磁 気 偏 角 : a. 東北日本,b. 西南日本 古地磁気データ→剛体的復元 ★ ★ 2 2016/7/16 八尾地域の 新第三系 極東ロシア・沿海州 富山県の新第三系岩相図 環日本海地域の活火山分布図 (スミソニアン協会ウェブ・ページより http://www.volcano.si.edu/world/region.cfm?rnum=10) ウラジオストク,ポシェートなどの軍 港→ソ連時代には調査困難・情報不足 1990 年代から調査の自由度増加→日 本との具体的な地質対比が可能に 大地震も活火山も少ない→日本と現在 の地質学的位置は異なる 極東ロシア・沿海州 大地震も活火山も少ない→日本と現 在の地質学的位置は異なる 両地域を構成する地質体の種類,配 列,白亜紀(約1億年前)大断層の 存在など→今から1億年以上前には, 類似した地域だった可能性が大きい 沿 海 州 日本列島と沿海州 ハンカ累帯:古生代陸 棚型地質体 サマルカ帯:ジュラ紀 付加複合体 セルゲエフカ帯:古生 代陸棚型地質体 タウハ帯:ジュラ紀付 加複合体(+メガロド ン石灰岩) ジュラブレフカ帯:前 期白亜紀付加複合体? 3 2016/7/16 日本と沿海州の主要な地質体 セルゲエフカ帯のスレート → 南部北上帯のものに酷似 陸棚型地質体・付加体とも2列ずつ サマルカ帯のチャート タウハ帯の泥質混在岩 古地磁気データ→剛体的復元 復 元 の 手 順 ★ ★ 沖縄トラフを閉じる→ MTL は CSF の延長上に 島弧内変形を復元し, MTL を基準に西南日本弧 を回転する 東北日本弧を回転する 4 2016/7/16 復元の手順 海底地形 島弧内変形…メガキンク帯 島 弧 に 平 行 な 短 縮 海底地形 島弧内変形 ↓ 沖縄 トラフ 地質も繋がる 島弧内 変形 島弧内変形の全体像 島弧内変形…開裂盆地 島 弧 に 平 行 な 伸 長 例えばこんなイメージ 海底地形 東北日本弧 回 転 海底地形 古地磁気 データ ↓ HTL, TTL が 隙間に収まる 5 2016/7/16 完成した 復元図 剛体モデル との比較 65 Ma に は確実? ★ 日本列島と沿海州の地質 残された 問題点 東北日本 新第三系 ★ 山陰沖 大陸棚 65–15 Ma に 東北日本変形? 山北・大藤(1999) 日本列島中古生代横すべり運動史 時 代 新第三系~第四系 分布域の伸長量の 見積もり (定量化問題) センス 三畳紀~ ジュラ紀 左? ジュラ紀 右 白亜紀前期 左 白亜紀後期~ 古第三紀 左 場 所 舞鶴帯,秋吉帯 和泉山脈の和泉層群 中央構造線の北側に分布 東にプランジした軸をもつ向斜 飛騨帯,飛騨外縁帯, 舞鶴帯,丹波帯北部 黒瀬川構造帯, 北上山地,西南日本内帯 中央構造線(和泉盆 地),棚倉構造線 6 2016/7/16 和 泉 層 群 東へ若くなる時代極性 和 泉 層 群 紀伊半島中部から九州中部 (大野川層群)まで連続 四国における和泉層群の分布. N 1 M.T.L. S km Neogene or Quaternary sediments Izumi Group Sambagawa Metamorphic Rocks 1000 m 中央構造線 ↓ 現在は 低角断層 (北傾斜) 和泉層群の 堆 積 ↓ ランプに於ける 陥没部を埋積 五條屈曲 動くと下の支えが なくなる→陥没 断層面の形状 N 他 の 変位マーカー 沢 谷 U の 北 端 秋吉帯の石灰岩列は N 2000万年前 秋吉帯ペルム紀 付加体 沢 谷 ユニット まだ複列 分布→ 9000万年前 秋吉帯 ↓ 沢谷ユニット 四国カルストの石灰 岩列(沢谷ユニッ ト)につながる! 秋吉帯の南端 白亜紀後期の変位復元 7 2016/7/16 和泉層群の露頭写真1 和泉層群の露頭写真4 後期白亜紀の テクトニクス場 和泉層群の露頭写真2 後期白亜紀のテクトニクス場 後期白亜紀のテクトニクス場 8
© Copyright 2024 ExpyDoc