(平成28年 夏号)芸術文化振興財団事業[2](PDFファイル

⑩(公財)三鷹市スポーツと文化財団
【三鷹市美術ギャラリー】
http://mitaka.jpn.org/gallery/
〒181-0013 下連雀3-35-1 CORAL(コラル)5階 電話 79-0033
●三鷹駅南口デッキを直進し
CORAL2 階入口からお入りください。
●駐車場は CORAL 地下駐車場
(30 分 200 円) をご利用ください。
●駐輪場は CORAL 駐車場の入口横
のスロープを上がり 2 階です。
《企画展》
芸術写真の時代 ― 塩谷定好展(仮称)
2016年8月20日(土)~10月23日(日)
休館日:月曜日(9/19、10/10は開館)、9月20日(火)、10月11日(火)
開館時間:10:00~20:00(入館は19:30まで)
観覧料:一般 600 円/65 歳以上・学生(高・大)300 円
*中学生以下および障害者手帳等をお持ちの方は無料
塩谷定好(しおたにていこう/明治 32-昭和 63 年)は、すでに小学生の頃より写真
をはじめ、アマチュア写真愛好家が多い地元鳥取県で 20 歳のときに写真団体「ベスト
クラブ」を創設します。鳥取県はアマチュア写真愛好家が多く、なかでもベストクラブは
植田正治(大正 2-平成 12 年)の「米子写友会」と並ぶ代表的な団体となりました。
塩谷は「ベス単」と呼称されるヴェスト・ポケット・コダック(VPK)の単玉レンズ・モデル
を愛用し、幻想的なソフトフォーカス描写が得られる「フード外し」のほかにも、印画紙
を丸めて焼き付ける「デフォルマシオン」や極端なレタッチなど様々な工夫を凝らして
独自のイメージを得ることに努力していきました。
その詩情豊かな描写とシュルレアリスティックな構成力で大正ピクトリアリスムを代
表する写真家となり、また、カメラ雑誌に発表した技法解説など様々な記事が同時代
の写真家に大きな影響を与えました。
本展では、今までまとまって展覧される機会の少なかった塩谷定好の作品 100 点を
展示します。
《台所道具を配せる主婦像》
1934 年(printed later)
ゼラチン・シルバー・プリント
24.0×28.6cm
鳥取県立博物館蔵
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⑩(公財)三鷹市スポーツと文化財団
【三鷹市山本有三記念館】http://mitaka.jpn.org/yuzo/
〒181-0013 下連雀 2-12-27
☎42-6233
http://mitaka.jpn.org/yuzo/
【電 車】
JR 中央線「三鷹駅」南口より徒歩 12 分
JR 中央線・京王井の頭線「吉祥寺駅」南口(公園口)より徒歩 20 分
【バ ス】
三鷹駅南口よりみたかシティバス「むらさき橋」下車徒歩 2 分
吉祥寺駅南口より小田急バス「万助橋」下車徒歩 5 分
企画展
有三文庫の思い出―子どもたちに本を―
1936(昭和 11)年、作家・山本有三[1887-1974]
は井の頭公園のほど近く、玉川上水のほとりに佇む
大正末期建築の洋館を購入し、吉祥寺から三鷹に移
り住みました。戦中に本を読むことが困難な時代に
なると、有三は邸内に「ミタカ少国民文庫」を開き、
蔵書を近隣の子どもたちに開放しました。この小さ
な家庭文庫は、戦局の悪化によりわずか 1 年半ほど
で活動を終えますが、現在の記念館にいたる道筋の
始まりにある、重要な出来事でした。
有三は戦後、青少年の育成に役立ててほしいと三
鷹の土地と建物を東京都に寄贈し、1957(昭和 32)
年に東京都立教育研究所三鷹分室「有三青少年文庫」
が開館しました。その後三鷹市への移管を経て、
1996(平成 8)年に「三鷹市山本有三記念館」とし
て開館し、今年で 20 周年を迎えます。
旧有三邸から子ども図書館へ、そして記念館へ。時代によって姿を変えながらも、有三が
灯した「子どもたちに本を」という小さな光は、建物と共に今日まで受け継がれてきまし
た。開館 20 周年という節目にあたり、有三が暮らした頃と変わらずに佇むこの洋館で、子
どもと本のつながりに思いを馳せる機会になれば幸いです。
会
期:9 月 4 日(日)まで
開館時間:午前 9 時 30 分~午後 5 時
休 館 日:月曜日(月曜日が祝日の場合は開館)
、7/19・20 は休館
入 館 料:300 円(20 名以上の団体 200 円)
・中学生以下、障害者手帳持参の方とその介助者、校外学習の高校生以下と引率教諭は無料。
・
「東京ミュージアムぐるっとパス」をご利用いただけます。
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