文学研究科 「研究科プロジェクト推進研究」経費補助事業 研究科プロジェクト 共同研究者公募のご案内 テーマ:環境史/環境誌の中の合同生活圏 研究代表者 北村昌史教授(西洋史学専修) 本研究科プロジェクトは、 「環境史/環境誌の中の合同生活圏」をテーマとして研究を進めます。 2012 年度より 3 年間、大阪市立大学大学院文学研究科では、 「頭脳循環を加速する若手研究者戦略 的海外派遣プログラム」に基づく、 「EU 域内外におけるトランスローカルな都市ネットワークに基 づく合同生活圏の再構築」の課題に取り組んできました。都市空間を、トランスローカルな都市ネ ットワークを構築する地域社会の一部としてみなし、何よりもまず都市が歴史的な過程や変容を経 験してきた生活空間(合同生活圏)であることを確認することをその課題としました。その成果は、 2015 年 3 月 22 日に開催された国際シンポジウム「ヨーロッパ都市における対立、共存、排除」で まとめられました。 研究のより一層の発展のために示唆的なのが、2015 年 12 月に開催された国際学術シンポジウム 「文化接触のコンテクストとコンフリクト――EU 諸地域における環境・生活圏・都市――」にお いて、 「合同生活圏」と環境・自然とのかかわりをテーマとする充実したいくつかの報告が行われた ことでしょう。これら研究成果をふまえて、本研究科プロジェクトでは、たとえば、森林資源や水 辺環境の利用など、自然環境と人間生活とのかかわりから積極的に「合同生活圏」をとらえること を目的とします。そのための共同研究員を広く募集いたします。採択者には、共同研究活動に参加 していただき、旅費や調査研究に使用するための研究資金を交付します。とくに研究分野を限定せ ずに、幅広い分野の研究者に応募の機会をもうけます。研究のフィールドも必ずしもヨーロッパに 限定されません。年度末には国際セミナーの開催、さらにはそのセミナーを中心に外国語による海 外への研究成果の発信も予定しております。 みなさまには意欲的な研究テーマの設定と応募をお願いします。 2016 年 7 月 5 日 大学院文学研究科 科長 小田中章浩 都市文化研究センター 所長 大場茂明 研究代表者 文学研究科教授 北村昌史 記 1.応募資格 (1)2016 年 4 月時点で文学研究院に所属する専任教員・特任教員 (2)2016 年 4 月時点で都市文化研究センター(UCRC)研究員の資格を有する者 (3)上記以外のもので、採択された「研究科プロジェクト」の遂行に資すると認められる者。 2.応募に必要な書類 (1)申請書(様式1、研究分野、関連研究業績、研究テーマ・内容と計画ほか) (2)履歴書 1 (3)研究業績 *(2)(3)は、文学研究院教員は研究院人事用の書式、UCRC 研究員ならびにそれ以外の申請者は UCRC 研究員採用に際し用いる書式を使用すること。 3.応募締め切りと提出方法 締め切り 2016 年 7 月 31 日(日)17:00 必着 提出方法 都市文化研究センター事務局(大阪市立大学文学部棟 2 階「情報編集室」 ) メールアドレス [email protected] 上記へ郵送・持参または添付ファイルにてメール送信 *メール送信の場合は、必ず事務局からの受信確認メール(翌日までに返信)を確認のこと。 4.選考方法 ・書類審査により UCRC 運営委員会ならびに研究代表者合同の選考委員会が選考を行う。 ・採否は、8 月 10 日(水)までに UCRC の WEB サイトで公表し、採用者本人にも通知する。 ・応募数や応募者の業績・専攻などを考慮して採用人数を調整する場合がある。 ・採用人数に応じて研究費の交付金額を調整する場合がある。 5.採択者の担当業務、権利や義務など ・共同研究者には、個人で、もしくは共同で利用できる研究費が支給される。 ・共同研究者は、研究科プロジェクトの推進に積極的に関与し、その研究成果の公表にも協力しな ければならない。 ・採択された共同研究者のうち、応募資格(1)以外のものは、UCRC 特別研究員となる。 ・UCRC 特別研究員の任期は 2016 年度限りとする。 ・UCRC 特別研究員として採択されたものは、採択後、本学が指定するコンプライアンス教育・研 究倫理教育を受講することが義務付けられる。 6.問い合わせ先 ・問い合わせ先(メール) 大阪市立大学文学研究院 都市文化研究センター事務局([email protected]) 以上 2
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