規模拡大推進による野菜産地の生産強化（いちご） 志太榛原農林事務所 活動期間：平成２６年～２７年 ＜静岡県きらぴ香ブランド化戦略＞ ○ 取組の背景 １ 高齢化による生産量減少、価格低迷に よる産出額減少 ２ 県育成いちご新品種「きらぴ香」のブラ ンド化戦略展開 ・県の主力品種紅ほっぺは１０年といわれる品種寿命 が近づいており次代の品種の普及推進が必要 ３ 管内いちご新規就農者の増加 ○ 課題・目標 １ いちご新品種「きらぴ香」の普及 ２ 経営体質強化 年度 H26 ブランド化取組み 現地栽培 試験 H27 H28 栽培技 術確立 果実評 価確立 H29 普及 拡大 県内栽培計画 1ha 10ha 30ha 100ha 管内栽培計画 0.2ha 1.5ha 3.0ha 12ha H24 H25 ＜管内いちご生産者の推移＞ ～H23 年度 H26 ＪＡ大井川 （うち新規就農者） ４４戸 （２戸） ４３戸 （４戸） ４２戸 （５戸） ４１戸 （７戸） ＪＡハイナン （うち新規就農者） ３１戸 （０戸） ３１戸 （０戸） ３１戸 （０戸） ３０戸 （０戸） 導入面積 H25 ０ｈａ 10a当り収量 H25 ４．２ｔ ⇒ ⇒ H29 １２ｈａ H29 ５．０ｔ 普及指導員の活動 ○推進方向１ 「いちご新品種「きらぴ香」の導入推進」 （平成２６年～２９年） ■展示実証ほ設置 ■新品種栽培研修会開催 栽培講習会では、“きらぴ香”の特性に合った 栽培管理方法を周知した。 乱形果 裂皮 着色不良 発生場所 トップ果 厳冬期、 特に東西 畝の北側 で発生 東西畝の北側で発生多 （東部地域多） 発生要因 花芽分化 期頃の体 内高窒素 レベル 低温？ 薬害？ 低温、窒 素過多 対策 育苗期の 適正施肥 ハウス温 度を上げ るなど ・果実に日を当てる。 ・最低夜温７度以上。 ・（着色不良）施肥量減らす イチゴ新品種“きらぴ香”の特性把握のために 現地で試験し、“きらぴ香”栽培者に対する巡 回指導を実施した。 頂部軟質果 成熟日数長、 低夜温、 過湿、 日照不足 “きらぴ香”の果実障害の原因と対策 を詳しく解説！！ ＜展示実証ほでの調査＞ “きらぴ香”の栽培技術の定着を図る！！ ＜活動実績＞ ＜年度＞ 研修会 巡回指導 Ｈ２６ Ｈ２７ Ｈ２８（目標） ４回 ３回 ３回 １２回 ５０回 ５０回 ■新規就農者の重点支援 産地で年々増加している新規就農者に対する重点支援を実施した。巡回指導に加え、ハウス 環境データ（温度・湿度・二酸化炭素）の測定・解析と、データに基づく栽培指導を実施した。 温度（℃） 35 30 25 20 15 新規就農者６名と地域指導的生産者 の施設に測定装置を設置 2015/11/11 22:00 2015/11/11 21:00 2015/11/11 20:00 2015/11/11 19:00 2015/11/11 18:00 2015/11/11 17:00 2015/11/11 16:00 2015/11/11 15:00 2015/11/11 14:00 2015/11/11 13:00 2015/11/11 12:00 2015/11/11 11:00 2015/11/11 9:00 2015/11/11 10:00 2015/11/11 8:00 2015/11/11 7:00 2015/11/11 6:00 2015/11/11 5:00 2015/11/11 4:00 2015/11/11 3:00 新規就農者ハウス 2015/11/11 2:00 0 2015/11/11 1:00 指導的農家ハウス 2015/11/11 0:00 5 2015/11/11 23:00 県研究所 10 県農林技術研究所や指導的生産者と のデータ比較を行い、ハウス環境の 改善に役立てる！！ ○推進方向２ 「収益向上に向けた高品質長期安定出荷体系の取組強化」 （平成２６年～２９年） ＜経営分析表＞ 生産者の経営状況の分析を行い、分かり やすく図表化したものを作成し、経営指導 を行った。 生産原価 60.8% 売上高 100% ※本資料では、 比率（％）のみを 記載し、金額は 削除した。 ＜活動実績＞ ＜年度＞ Ｈ２６ Ｈ２７ 材料費 28.1% 労務費 19.8% 経 費 12.9% 販売費・一般管理費 14.2% 粗利益 39.2% 農業所得 経営分析 ８戸 ５戸 うち新規就農者 ２戸 ３戸 具体的な成果 「きらぴ香」の栽培面積の増加 きらぴ香の栽培技術が徐々に向上し、栽培面積が増加した。 H25 紅ほっぺ H26 きらぴ香 紅ほっぺ H27 きらぴ香 紅ほっぺ きらぴ香 栽培農家 ７５戸 ２戸 ７１戸 ２８戸 ５９戸 ５３戸 栽培面積 １０．３ha ０（試作） ９．５ｈａ ２．１ｈａ ８．０ｈａ ３．８ｈａ 25.0%
© Copyright 2024 ExpyDoc
