仕様書 - 量子科学技術研究開発機構

BAサイト予備電源設備定期点検作業
仕 様 書
平成28年6月
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
六ケ所核融合研究所
管理部 工務課
目
⒈
⒉
⒊
⒋
⒌
⒍
⒎
⒏
⒐
⒑
⒒
⒓
⒔
⒕
⒖
⒗
別紙 1
別紙 2
別紙 3
別紙 4
別紙 5
次
作業件名
作業目的
適用基準
作業実施場所
納期
作業予定日時
対象設備及び試験点検項目
貸与品
支給品
一般事項
特記事項
総括責任者
検収条件
グリーン購入法の推進
協議
提出書類
BAサイト構内配置図
中央受電所予備電源設備仕様図 ⑴
中央受電所予備電源設備仕様図 ⑵
原型炉 R&D 棟電源設備仕様図
点検項目一覧
1
1
1
1
1
1
2
2
2
2
3
3
4
4
4
4
⒈ 作業件名
BA サイト予備電源設備定期点検作業
⒉ 作業目的
本作業は、BAサイトの中央受変電所及び原型炉R&D棟に設置している予備電源設備について、
六ケ所核融合研究所電気工作物保安規程に基づき、電気工作物の保安確保に万全を期するため、定
期点検作業を実施するものである。
⒊ 適用基準
本作業は特記なき限り以下の基準によること。
・電気事業法
・電気設備技術基準
・労働基準法
・労働安全衛生法
・消防法
・六ケ所核融合研究所電気工作物保安規程
・六ケ所核融合研究所 諸規則
・予備電源設備製作メーカーが定める点検基準
⒋ 作業実施場所
青森県上北郡六ヶ所村大字尾駮字表舘 2 番地 166
国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構
六ケ所核融合研究所
中央受電所(EG 室)
、原型炉 R&D 棟(屋外)
⒌ 納 期
契約締結日~平成 28 年 11 月 30 日(水)
⒍ 作業予定日時
作業日時:平成 28 年 10 月 3 日~7 日 9:00~17:00
(原則として作業は上記の日時に実施すること。但し悪天候等の止むを得ない事情が発生した場
合はこの限りではない。また、その際の作業については機構と協議の上、その決定に従うこ
と。)
- 1 -
⒎ 対象設備及び試験点検作業項目
№
対象設備
試験点検作業項目
参照
⑴ 別紙 5 に示す点検項目(消防法に
定める点検項目を含む。
)
⑵ 負荷試験(最大負荷:4 時間)
⑶ 部品交換
1
中央受電所 予備電源発電機
製作メーカー㈱東芝 型式:7MT-400QRN
(ディーゼルエンジン VOLVO 製 TAD1241GE)
・潤滑油 20L
2缶
・潤滑油フィルター
2個
(フルフロー)
・潤滑油フィルター
1個
(バイパス)
・燃料フィルター
1個
・燃料オイルフィルター
1個
・始動用蓄電池
別紙 1
別紙 2
別紙 3
別紙 5
12 個
(型式 MSEX-200 )
⑴ 別紙 5 に示す点検項目(消防法に
定める点検項目を含む。
)
⑵ 負荷試験(最大負荷:1 時間)
⑶ 部品交換
2
原型炉 R&D 棟 予備電源発電機
ヤンマーエネルギーシステム㈱
AP260A
・エンジンオイル 20L
2缶
・オイルフィルター
1個
(フルフロー)
・オイルフィルター
1個
別紙 1
別紙 4
別紙 5
(バイパス)
・燃料フィルター
1個
・燃料油水分離フィルター 1 個
・エレメントガスケット
1個
・O リング
1個
⒏ 貸与品
機器図等:各予備電源発電機の機器図、竣工図等を閲覧可(貸与不可)
⒐ 支給品
作業電力:既設コンセント(単相 100V15A)に限り支給可
作業用水:屋外水栓柱に限り支給可
⒑ 一般事項
作業に際しては、既設物の保護に留意し、そのために必要な処置を講ずる他、災害や盗難等の事
故防止に努めること。
- 2 -
⒒ 特記事項
⑴ 受注者は機構が量子科学技術の研究・開発を行う機関であるため、高い技術力及び高い信頼性を
社会的に求められていることを認識し、機構の規程等を遵守し、安全性に配慮し業務を遂行しうる
能力を有する者を従事させること。
⑵ 受注者は業務を実施することにより取得した当該作業に関するデータ、技術情報、成果その他の
全ての情報を機構の施設外に持ち出して発表及び公開し、又は特定の第三者に対価を受け、若しく
は無償で提供することはできない。ただし、あらかじめ書面により機構の承認を受けた場合はこの
限りではない。
⑶ 受注者は異常事態等が発生した場合、機構の指示に従い行動すること。
⑷ 受注者は業務の実施に当たって、関係法令及び所内規程を遵守するものとし、機構が安全確保の
ための指示を行ったときは、その指示に従うこと。
⑸ 作業に起因する第三者の苦情及び損害復旧については、受注者の負担と責任により遅滞なく実施
すること。
⑹ 作業は「⒗提出書類」で指定する図書が機構に承認されたことを以って実施すること。
⑺ 点検作業においてボルト等の締付け不備が確認された場合は、端子接続部をトルクレンチ又はト
ルクドライバーで増し締めを行うこと。
⑻ 負荷試験における負荷は、既設負荷の代わりに負荷抵抗器を用いること。負荷抵抗器、ケーブル、
電源は受注者の責任において準備すること。
⑼ 負荷試験に伴う既設ケーブル及び試験用仮設ケーブルの離接続は、第一種電気工事士、の資格を
有する者に作業を行わせること。また、端子接続におけるトルク管理値については、点検計画書に
その管理値を記し、事前に機構の確認を受けること。
⑽ 負荷試験において消費される燃料は補給不要とする。
⑾ 作業に伴う仮設物(作業区画標示、負荷抵抗器、ケーブル、発電機、照明等)の設置及び撤去は、
受注者の責任において行うこと。
⑿ 各建家で作業を並行して行う場合は、各々に元請の作業指揮者を配置すること。
⒀ 作業は「⒍作業予定日時」で定める時間で行なう他、当日の作業終了毎に原状復帰を原則とする。
⒁ 作業の際、建物及び室内の器物等を毀損しないように注意すること。万一毀損した場合は機構
監督員の指示に従い同等の材料にて速やかに復旧するものとする。
⒂ 検収後 1 年以内にかしが発見された場合は、無償にて速やかに修理又は交換等を行うこと。
⒃ 消防用設備等(特殊消防用設備等)の点検は、第1種消防設備点検資格者の資格を有す
る者に作業を行わせること。
⒓ 総括責任者
受注者は本契約業務を履行するに当たり、受注者を代理して直接指揮命令する者(以下「総括責任
者」という。)を選任し、次の任務に当たらせるものとする。
⑴ 受注者の従事者の労務管理及び作業上の指揮命令
⑵ 本契約業務履行に関する機構との連絡及び調整
⑶ 仕様書に基づく定常外業務の請負処理
⑷ 受注者の従事者の規律秩序の保持並びにその他本契約業務の処理に関する事項
- 3 -
⒔ 検収条件
「16.提出書類」の確認及び本仕様書に定められた業務が実施されたことを、機構担当者が確認し
たことを以って検収とする。
⒕ グリーン購入法の推進
⑴ 本契約において、グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律)に適
用する環境物品(事務用品、OA 機器等)が発生した場合は、これを採用すること。
⑵ 本仕様に定める提出図書(納品印刷物)については、グリーン購入法の基本方針に定める「紙
類」の基準を満たしたものであること。
⒖ 協 議
本仕様書の疑義及び本仕様書に定めのない事項については、機構担当者と協議の上でその決定に
従うこと。
⒗ 提出書類
下表に示す図書を遅滞なく提出すること。
№
図 書 名
提出部数
(返却)
提出期限
2(1)
契約後
速やかに
備
考
1
総括責任者届
2
作業員名簿
1
〃
資格、免許等を記載
3
再委託承認願
1
〃
機構指定様式
4
点検作業計画書
2(1)
作業 14 日前
5
リスクアセスメント実施報告書
安全衛生チェックシート
1
〃
機構指定様式
2(1)
※
点検結果総括表、試験結果成績書(点
検項目及び判定を記載)、点検票(消防
用設備等の点検の基準及び消防用設
備等点検結果報告書に添付する点検
票の様式を定める件_別記様式 24,25
において、該当項を記載)、試験機器試
験成績書、点検記録写真
6
点検作業報告書
7
作業日報
1
作業日毎
8
その他
※
※
※機構担当者の指示による。
- 4 -
機構指定様式
別紙5(1/2)
点検項目一覧
区 分
点検部
作 業 項 目
受電所
原型炉
周囲の整理整頓、状況点検
○
○
区画、隔壁等破損の有無点検
○
○
水の浸透、漏れ等の有無点検
○
○
換気装置の機能点検
○
○
照明設備及び機能点検
○
○
標識の表示状況の点検
○
○
表示の適否確認
○
○
変形、損傷、脱落、漏れ等の有無点検
○
○
潤滑油の種類及び量の確認
○
○
タンク、ラジエータ等冷却装置の機能点検
○
○
無負荷運転での各部点検性能チェック
○
○
手動停止装置の機能点検
○
○
周囲の整理整頓、状況点検
○
○
変形等の異常有無点検
○
○
電源表示灯の点灯有無点検
○
○
開閉器及び遮断器の開閉位置適否点検
○
○
変形等の有無、及び表示値の適否点検
○
○
変形等の異常有無点検
○
○
燃料油及び冷却水
規定の燃料油量があるか点検
タンク
○
○
規定の冷却水量があるか点検
○
○
可燃物が放置されていないか周囲の状況点検
○
○
外形上で変形、損傷、支持金具の緩み等有無点検
○
○
貫通部の変形、損傷、脱落等の異常有無点検
○
○
配管
変形、損傷、漏れ等の有無点検
○
○
予備品等
予備品及び回路図等の備付状況点検
○
○
結線接続
回路、端末の変形、損傷等の有無点検
○
○
接地
接地線の変形、接続部の損傷有無点検
○
○
耐震装置
アンカーボルト、防振装置、可とう管継手等耐震措置が適正に行
われ、かつこれ等に変形、損傷等が無いかどうか点検
○
○
自家発電装置
タイムスケジュール及びシーケンス通りに、自動始動及び
自動停止作動が完了するか否か点検
○
○
燃料噴射ポンプ
ラック目盛位置・摺動点検
-
○
燃料油コシ器
ドレンの排出・分解清掃・フィルター交換(プレフィル
ター含む。)
○
○
燃料タンク
ドレンの排出
○
○
設置状況
表示
自家発電装置
外観点検等
制御装置
計器類
排気筒
機能点検
燃料系統
備 考
別紙5(2/2)
点検項目一覧
区 分
点検部
受電所
原型炉
作動点検
○
○
汚れ点検
○
○
油量点検(検油棒上部目盛迄)・潤滑油交換
○
○
潤滑油コシ器
ドレンの排出・分解清掃・フィルター交換
○
○
潤滑油冷却器
外観目視点検(錆・損傷の有無)
○
○
冷却水系統
冷却水ポンプ
作動点検
○
○
調速装置
調速リンク
注油および摺動点検
○
○
過給系統
過給機
ブロワーフィルタ清掃
-
○
回転計
機関停止中指針が零点を指示しているか点検
○
○
潤滑油圧力計
機関停止中指針が零点を指示しているか点検
○
○
油圧低下スイッチ 配線ターミナル増締
○
○
冷却水温度スイッ
配線ターミナル増締
チ
○
○
温水ヒータ
配線ターミナル増締
○
○
温度スイッチ
配線ターミナル増締
○
○
燃料フロートスイッチ
配線ターミナル増締
○
○
その他・付属 スピードリレーまたはス
配線ターミナル増締
装置
イッチ
○
○
潤滑油ポンプ
作 業 項 目
機関潤滑油
潤滑油系統
総合点検
始動用蓄電池
蓄電池設備の総合点検に準じて実施
○
○
煙道
消音器のドレン抜き
○
○
騒音
基準値内(騒音測定)
○
○
振動
基準値内(振動測定)
○
○
絶縁抵抗
電機子回路他測定
○
○
接地抵抗
導通試験及び接地抵抗測定
○
○
排気色
起動時の黒煙、白煙点検
○
○
試運転
各機器及び計器類の総合点検
○
○
注:作業項目については該当するものを実施する。
備 考