当社取締役会(2015 年度)の実効性に関する評価結果の概要 日立化成株式会社 当社は、当社グループで共有する理念、価値の体系である「日立化成グループ・アイデンティティ」 のもと、持続的な成長と企業価値の向上のため、2015 年 11 月に「日立化成コーポレートガバナンス・ガ イドライン」(以下「ガイドライン」といいます。)を制定、公表いたしました。 ガイドラインにおいては、取締役会の役割・責務等について規定したうえで、取締役会の実効性に関 する評価(以下「実効性評価」といいます。)を毎年取締役会が行い、その結果の概要を開示することと しております。 このたび、2015 年6月開催の株主総会で選任された取締役で構成される取締役会について実効性評価 を実施し、その結果がまとまりましたので、以下のとおりその概要をご報告いたします。 1.実施内容 以下の要領でのアンケート実施による自己評価 【評価対象】 :2015 年6月から 2016 年3月までに開催された取締役会(全 16 回) 【対 象 者】 :2015 年6月開催の株主総会で選任された当社全取締役(9名) 【実施期間】 :2016 年3月末から 2016 年5月中旬 【概 要】 :外部アドバイザーの協力のもと当社取締役会事務局が作成したアンケート(注)の実施後、 その回答内容に関する外部アドバイザーによる分析結果をもとに5月の取締役会におい て議論を実施。 (注)「取締役会の構成と運営」 、 「取締役会の役割と責務」 、 「企業倫理と危機管理」、 「取 締役会の機能」 、 「モニタリング等」に関する設問(全 28 問の5段階評価の選択式) 及び自由記入形式 2.分析及び評価結果 ・取締役会は社外取締役も含め審議に適当な規模と十分な多様性を備えている。 ・取締役会付議基準に基づき上程された議案の数、内容、審議時間は適切である。 ・社外取締役をはじめ各取締役が忌憚のない意見を述べており、問題点の指摘にとどまらず改善に向 けた建設的な議論が行なわれている。 以上により、当社取締役会は、当社グループの持続的な成長と企業価値の向上に向け、ガイドライ ンに定める役割・責務を果たしていることを確認するとともに、実効性に関しては「おおむね有効 であった」と評価いたします。 3.実効性向上に向けた取り組み 実効性評価の結果、企業倫理と危機管理意識の更なる向上と取締役会によるモニタリングの実効性 確保等に関し建設的な意見がありました。 1 当社としましては、各取締役から出された建設的な意見を参考に、取締役会の経営監督機能及び意 思決定機能の実効性を確保し、機動力、客観性及び透明性の高い経営を実践してまいります。 以 2 上
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