2016年7月

エナジー&サステナビリティ サービス
アジアパシフィックにサステナブル効果を
2016年7月
The Value of LEED
LEED 認証を取得することにより、建物の設計や施工、運営やメンテナンスにおいて、持続可
能(サステナブル)な効果を達成することのできる包括的な体制を構築することできます。
LEED 認証が目指しているものは、エネルギーや水、天然資源の無駄な消費を抑えながら、従来
よりも人の健康に配慮し、また生産性の高い空間を創り出すことです。
LEED 認証から得られる主な効果
サステナビリティに関する
エネルギー効率の向上に
建物使用者の室内環境や
よる運営コスト削減
快適性に対する満足度を
評価や建物使用者の健康面
向上
向上
LEED とは
LEED 認証システム
LEED(Leadership in Energy and Environmental Design:エネルギーと環境デ
LEED 認証は、設計や施工、運営といった観点で分類化されており、
ザインに関するリーダーシップ)は世界的に認知度の高いグリーンな
各項目に特化した評価システムがあります。お客様がビルオーナー、
(環境に配慮した)ビルを認証するシステムの一つです。LEED は、グ
あるいは店舗や商業施設を検討しているテナントであるかによって、
リーンビルを独自の基準で評価しています。
適用される LEED 認証システムは異なります。
米国グリーンビルディング協会 (USGBC:U.S. Green Building Council) が開
JLL エナジー&サステナビリティ サービス(ESS)が選ばれる理由
発・運営しているこのツールを利用することにより、環境を改善し、
より生産性の高い建物を作り、人々の健康や快適性の向上を実現する
ことができます。
• グリーンビル運営に関する豊富な経験をもとに、お客様が LEED
認証取得を検討している施設において、設計・施工・運営に関する
コンサルティングサービスを提供致しています。
LEED では、建物の環境に関するサステナビリティの観点から、以下
の主要カテゴリーを評価しています。
• 認証取得のための時間と費用、および取得により得られる長期
的な利益について総合的に検討した上で、お客様それぞれのニー
ズに合致した認証取得方法を提案致します。
総合的なプロセス
立地と交通
サステナブルな
(IP)
(LT)
敷地利用(SS)
節水(WE)
エネルギーと大気
材料と資源(MR)
グリーンビルディング グリーンビルディング
認定プロフェッショナル
認証取得成功率:
認証不動産スペース
社員:
1400 人
100%
5000ft²
(約 464 万㎡)
(EA)
LEED が選ばれる理由
LEED 認証を取得したビルは、認証を取得していないビルに比べて、
室内環境の品質
イノベーション
地域別優先項目
(IEQ)
(IN)
(RP)
エネルギー消費量を約 25% 削減し、運営コスト総額も約 19% 削減
できることがこれまでに実証されています。
ビルのテナント
ビルの管理者
全体調整者
足度、生産性や
環境に配慮したビル
パフォーマンスを
定着率の向上
運営の実施能力を独
継続的に改善
建物使用者の満
自の手法で立証
関係者全員
社会的に有意義な
ビルのオーナー
ことである環境配
収支の改善
慮を実現し、社会
的イメージを向上
事例紹介
事例紹介
利星行(LSH)プラザ、北京
ABN アムロ銀行上海
LEED EBOM
LEED CI(LEED for Commercial Interior:
(LEED for Existing Buildings:
Operations and Maintenance:LEED 既存建物の運用管理)
• 14,5000㎡の所有施設において、室内環境の品質やビルの省エネ、
テナント満足度の改善を図るために、LSH は LEED を取得するに
至りました。
• JLL-ESS は LSH の不動産マネジメントチームと密に連携を図りな
がら改修計画を提案・実施し、顧客の業務を中断することなく、
省エネ改修工事を 6 カ月以内に完了致しました。
• LSH プラザの LEED EBOM ゴールド認証取得を JLL が支援し、認証
LEED テナント入居者専有部分 )
ABN アムロ銀行が上海にオープンする新しい支店オフィス:専有部
面積 600㎡において、市内でもアイコン的な存在感を与える設計が
行われました。また、ABN アムロ銀行は効率性に優れ、コスト効果
の高い不動産ビジネスの展開を通してサステナビリティ分野の先
駆けを目指していました。香港にある同銀行香港姉妹オフィスの
LEED ゴールド認証を見事取得した前例を踏まえ、この新しいオフィ
ス入居に伴う周辺整備に関する設計と施工において、JLL が意識し
たことは、運営コストおよび環境への悪影響を従来よりも抑制し、
健康面および生産性に優れた職場環境を提供することです。
の継続的管理を実施致しました。
テナント満足度、室内環境の品質(IEQ)、公共交通へのアク
節水:32%
セスの改善
照明エネルギーの電力密度:LEED ベースラインより 50.2% 削減
節水:21%*
使用機材や装置における国際エネルギースター・マーク
取得率:98%
CO2 排出量:年間 1,386t 削減
建設廃棄物の埋め立て以外の処理比率:87%
* 米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)基準と比較した LEED/ 米国環境保護庁(EPA)
ベースライン比
再生材利用率:全材料の 11%
地域で産出・製造された材料:全材料の 30%
香港上海銀行(HSBC)仏山
LEED CS
(LEED for Core & Shell: テナントビルのオーナー工事)
• HSBC は 5 万㎡の同施設において、優れた環境性能を達成するための
サステナビリティ手法として、LEED を導入しました。
• 本プロジェクトの LEED コンサルタントおよびコミッショニング責
任者として、JLL は期限までに LEED 認証を取得し、その運用効果
の価値を最大限に引き出すことができました。
• 体系的なコミッショニング手法を適用することにより、品質の高い
IEQ(室内環境の品質)の達成、施工および運営コストの削減、利
用者の満足度改善を果たしました。
エネルギー使用量の削減:14%
節水:40%
地域で産出・製造された材料:40%
再生材利用率:20%
問い合わせ先
JLL 日本
エナジー&サステナビリティサービス事業部長
奥田 知康
[email protected]
03-5210-8285
www.joneslanglasalle.co.jp
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