五島市営交通船(富江~黒島航路) 運航に係る用船公募要項 平成28年 7月 1 目 的 黒島は福江島の南方海上7.2kmの地点にあり、面積は1.16K㎡である。 富江~黒島航路は、福江島富江地区と黒島を結ぶ航路であり、昭和22年から運航 を開始し、平成16年の合併を経て市営交通船となり、平成25年4月から現在の 毎週火曜日1日2便、平日同ダイヤで臨時定期便での運航を行っている。 しかしながら、航路で使用している船舶「ニューとみえ」の老朽化と、黒島の人 口減少による航路利用者数の低迷から、航路の経営見直しを行った。 その結果、現在の需要に応じて、利用者の利便性を損なうことなく運航を続けて いくために、五島市営交通船としての運航体系を維持しながら、民間の船舶を用船 して運航を行うことで、運航経費の削減に努めることとしている。 2 市営交通船(富江~黒島航路)運航に係る用船の概要 (1)対 象 航 路:富江~黒島航路 片道 7.2km (2)用船内容 請負者の船舶を用いて五島市営交通船(富江~黒島航路)の運航及び運航管 理に関する用船を行う。 (3)運航ダイヤ 1便 2便 黒 島 富 江 往路 8:00発 8:15着 復路 8:35着 8:20発 往路 14:45発 15:00着 復路 15:45着 15:30発 毎週火曜日の第2便を定期運航便とし、火曜日の第1便並びに火曜日以外の 平日の第1便及び第2便は乗船希望者からの予約があったときのみ運航を行 うデマンド運航便(予約を受けていない往路又は復路は寄港しない。)とする。 なお、定期運航便が荒天等で欠航となった場合は翌日の第2便として運航す るものとする。火曜日の第1便について予約があった場合も同様に、翌日の第 1便として運航するものとする。 3 公募に参加する者に必用な資格 (1)五島市に住所を置く者又は市内事業者であること。 (2)申請者及び雇用する船長が小型船舶操縦免許証(「特定」の表示があるもの に限る。以下同じ。)を所有していること、又は平成 28 年 8 月 26 日までに 小型船舶操縦免許証を取得見込であること。 (3)運航は、船長1名、甲板員1名の2名体制で行い、そのための船員等の確保 が可能であること。(ワンマン運航は旅客の安全確保の観点から認められな い。) (4)旅客定員が12名(船長及び船員を除く。)以下の船舶を所有しており、運 航は海上運送法第19条の5第1項に規定する、人の運送をする内航貨物定期 航路事業及び同法第20条第2項に規定する、人の運送をする内航不定期航路 事業の許可を受けた事業者であること。 なお、人の運送をする内航貨物定期航路事業及び内航不定期航路事業の届出 を行っていない場合は、平成28年8月26日までに届出を行うこと。 (5)申請者が次に掲げるものに該当しないこと。 ア 法律行為を行う能力を有しない者 イ 破産者で復権を得ない者 ウ 1年以上の懲役又は禁固の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受 けることがなくなった日から2年を経過していない者 エ 一般旅客定期航路事業の許可、特定旅客定期航路事業の許可又は海上運送法 第 21 条第 1 項に規定する旅客不定期航路事業の許可の取り消しを受け、そ の取り消しの日から2年を経過していない者 オ 五島市暴力団排除条例(平成 24 年五島市条例 34 号)に定める暴力団等又 は社会的非難関係者である者 カ 市税の滞納がある者 4 提出書類 申請書類の作成又は応募に係る一切の経費は参加申込者の負担とし、提出した書 類は返却しないものとする。 (1)参加申込書及び宣誓書 (2)使用船舶明細書 (3)事故歴等調査票 (4)船舶検査証の写し (5)船舶の写真(外装、旅客スペース及び乗降場所が分かるもの) (6)申請者及び雇用する船員の小型船舶操縦免許証の写し (7)用船に係る運航計画書 (8)内航不定期航路事業の届出に用いた安全管理規程の写し (9)運航1便あたりの見積書 (10)旅客に対する損害賠償責任保険証書の写し (一人あたり保険金が 3,000 万円以上のものに限る。) (11)市税の滞納のない証明 (12)確約書 ※ 申請時に提出できない書類については、確約書を提出すること。 なお、船舶を購入又は改修の予定である者は、船の図面や改修イメージなどを添 付すること。 5 選定方法 申請者から提出された書類等により、選定委員による審査を行う。 審査は書類審査のみとし、審査内容を採点基準により評点し、用船契約候補者を 2者決定する。 用船契約候補者は、地域公共交通再編実施計画に対する国土交通省の認定後に用 船請負者として正式決定する。 6 審査基準 審査は下記項目にしたがって実施する。 (1)運航体制 用船による運航に関し、必要な船舶の状況及び船員の確保状況について、 毎週火曜日の安定した運航が可能か。 デマンド便の受付事務の体制が整っているか。 使用船舶ドック時の運航体制等は整っているか。 (2)安全運航管理 船長と甲板員の 2 名体制による安全運航が確立できているか。 安全管理規程の設定状況、その内容及び船員への安全運航教育の実施状況。 (3)使用船舶の状況 使用予定船舶が、五島市営交通船の運航に適しているものか。 バリアフリーの状況、手すりの設置等バリア解消のための対策はあるか。 (4)見積額 用船料(運航 1 便あたり)の額が適切であるかを審査。 7 運航に関する事項 (1)運航に際しては五島市の安全管理規程(富江~黒島航路)を遵守すること。 (2)予約受付体制を構築しデマンド便の予約受付を行うこと。 欠航時には利用者へ電話で告知を行うこと。 (3)船の運航時に、小荷物等の輸送を行うこと。 (4)交通船利用者より五島市営交通船旅客運送条例第5条で規定する旅客運賃及 び小荷物運賃を徴収し、切符及び旅客小荷物運賃日報と併せて五島市富江支所 へその運賃を遅滞なく納入すること。 (5)交通船利用者より五島市営交通船旅客運送条例第5条で規定する回数券料金 を徴収し、回数券販売日報と併せて五島市富江支所へその料金を遅滞なく納入 すること。 (6)航海日誌及び予約受付簿を作成し、毎月1回運航用船料請求の際に五島市富 江支所へ提出を行うこと。 (7)運航時に事故等が発生した場合、五島市富江支所へ速やかに報告を行うこと。 (8)必要に応じて、五島市が求める安全運航に関する研修等に参加すること。 (9)用船請負者2者の運航は、期間を決めて交替制で実施するものとし、当該運 航期間内に都合により運航できない場合は、一方の用船請負者が運航するもの とする。 8 注意事項 (1)航路利用者の乗下船時には、旅客の安全確保のために甲板員による介助等を行 う必要がある。 (2)航路の運休日は土曜日、日曜日、祝祭日及び1月2日、3日とする。 (3)欠航の判断は、運航管理者である五島市富江支所が行こととする。荒天等運航 が難しいと考えられる場合は、船長は運航管理者にその旨を連絡し、欠航の判 断を仰ぐこと。 (4)請負者へ支払う用船料は運航1便あたりの定められた用船料に実運航回数を乗 じた額とし、各月月末締めの翌月払いとする。五島市は請負者から提出される航 海日誌及び予約受付簿に基づき請求書を精査し、その用船料を支払うこととする (5)デマンド便の電話予約の受付は運航日3日前まで受付を行い、予約があった便 について運航を行うこと。 (6)本契約期間中における運航に必要な費用は、請負者がこれを負担するものとす る。ただし、公用航海日誌、発航前検査簿、旅客及び小荷物の切符並びに特定計 量器については五島市が用意する。 (7)多客時に旅客の積み残しが生じた場合、運航管理者である五島市富江支所へ報 告を行い、運航管理者の許可を得た上で、臨時便運航を行うこと。 9 用船開始予定日 平成28年10月1日 ただし、国の地域公共交通再編事業の認定がなされない場合、用船期間の変更 を行うことがある。 10 用船料 運航1便あたり 23,865 円(消費税含む)を上限とする。 11 公募期間 平成28年7月8日(金)から同月15日(金)まで 12 問い合わせ・提出先 〒853-0291 長崎県五島市富江町富江 165 番地 1 五島市富江支所 地域振興課 地域振興班 電話:0959-82-1161 FAX:0959-86-0193 13 用船請負者選定までの流れ (1)公募受付開始 平成 28 年 7月 8日(金) (2)用船に関する質疑提出期限 平成 28 年 7月13日(水) (3)質疑に対する回答 平成 28 年 7月14日(木)(予定) (4)公募の締切 平成 28 年 7月 15日(金) (5)必要水準必須等の適合確認 平成28年7月15日までに事務局が、必要な参加資格を満たしている かの確認を行います。必要資格を満たしていない場合は書類審査にかける ことができません。 (6)選定委員による書類審査 平成 28 年 7月19日(火) (7)審査結果の通知および公表 平成 28 年 7月20日(水)
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