板橋区立中央図書館基本計画策定支援等委託概要書 1 件 名 板橋区立中央図書館基本計画策定支援等委託 2 業務目的 本業務は、平成 27 年度に策定した「板橋区立中央図書館基本構想」(以下 「基本構想」という。)に基づき、区立平和公園内に建設する中央図書館につ いて「板橋区立中央図書館基本計画」(以下「基本計画」という。)策定を支 援することを目的とする。 基本計画策定においては、基本構想に基づき、新たに建設する中央図書館 の図書館機能に関する具体的なプログラムを立案していくとともに、樹木調 査・地盤調査・敷地測量を実施して平和公園内における最適な建設場所を定 め、中央図書館の基本設計に向けた施設(規模・構成)及び設備に関する諸 要件を検討・整理してまとめるものとする。 3 契約期間 契約締結日から平成 29 年 3 月 31 日まで 4 履行場所 板橋区教育委員会事務局中央図書館 〒174-0071 東京都板橋区常盤台一丁目 13 番 1 号 電話 03-3967-5557/FAX 03-3967-5550 5 業務内容 (1)基本計画策定支援業務 基本構想に基づき、関係機関・関連法規等を確認したうえで、基本設計・ 実施設計を実施するための諸要件を整理する。 「施設計画モデルプラン(複数 案)の策定」、「各モデルの概算事業費の算出、事業工程の立案」、「公園整備 に関わる概算事業費の算出、事業工程の立案」、 「建物概要」、 「事業方式の検 討」を行う。 (2)図書館機能・サービスの適正な方針立案 基本構想に基づき、基本理念の実現に向けて書架スペースや貸出・返却・ 資料の管理方法、重点テーマ別実施事業の具体化など管理運営計画方針の立 案を行う。立案にあたっては、図書館関係の学識経験者や図書館業務に精通 している者による検討を行う。 また、新たな中央図書館に併設するいたばしボローニャ子ども絵本館のよ り効果的な併設方法や教育科学館や近隣の小・中学校との連携の方策につい て検討すること。 (3)公園と一体化した施設整備方針の立案 新たな中央図書館を平和公園内に建設するにあたり、公園と一体化した施 設整備方針の立案を行う。また、上板橋駅周辺の交通状況も踏まえて公園入 1 口から新たな中央図書館までの導線の整備、公園全体の機能再整備など「公 園と調和した図書館の実現」に向けての整備方針の立案を行う。 (4)「建設エリア」の選定及び配置・平面計画案の作成 平和公園内の最適な「建設エリア」を選定すること。その上で「確定建設 エリア内」における周辺環境、既存施設・樹木等を配慮した「中央図書館の 配置・平面計画のケーススタディー」を複数案策定する。 (5)「建設エリア」の選定に係る調査、資料収集、分析 図書館の「建設エリア」の選定にあたっては、意見交換会(区民説明会) 等での区民の意見を参考にし、区が実施した公園の利用状況等の調査結果 (調査結果は平成 28 年 7 月確定)や、本委託契約に含まれている樹木調査、 地盤調査、敷地測量の調査結果やその他「建設エリア」選定のために必要な 調査を行う。その上で、「建設エリア」候補案を複数選定し、それらの結果 について分析・評価を行う。 (6)樹木調査 「建設エリア」の選定を行う際に、図書館建設により影響を与える樹木に ついて、専門的な知識を有したものによる樹木調査を行う。また、建設候 補地での移植可能な樹木については、移植先の地点についても検討するこ と。 【調査内容】 ① 寿命・健全度調査 生育状況調査(樹木形状の測定、樹勢などの活力状況など)、危 険度調査(枝、幹、根株、根系の目視等による外観診断)による。 必要に応じて腐朽診断機による調査を行う。 ② 移植の可能性調査 ※調査結果の報告書を提出するとともに、調査対象樹木に対して個 別に樹木診断カルテを作成し提出する。 (7)地盤調査 図書館建設のために必要な地盤調査を実施する。 深さ GL-30m 程度、標準貫入試験 3 本、土質試験、孔内水平載荷試験 (8)敷地測量 図書館建設のために必要な敷地測量(現況測量、真北測量、高低測量、面 積測量)を実施する。 公園面積:約 18,600 ㎡ (9)意見交換会(区民説明会)、区民懇談会(学識経験者と図書館利用者等と の懇談会)、中央図書館改築推進検討会(庁内の検討機関)等の区が主催す る説明会等への支援 区が主催する意見交換会(区民説明会) (4 回程度)や区民懇談会(2 回程 度)、中央図書館改築推進検討会(4 回程度)等において、必要な助言を行う ほか、会議等に出席し、基本計画作成の状況などを資料にまとめ、会議で配 付するほか、会議録にまとめること。なお、意見交換会(区民説明会)の結 2 果については、区民への周知を図るため、区と協議のうえ A3 のチラシを約 13,000 枚作成し、区の指定の方法で納品すること。 また、必要に応じて会議等で説明を行うこと。 (10)「中央図書館改築推進検討会等」との協議・連携 中央図書館改築推進検討会と協議・調整を行い、基本計画の策定について 連携しながら進めていくこと。 (11)中央図書館基本計画策定支援等委託に係る成果品の納品 納品予定は「8 成果品」のとおりとする。受託者は、区の定めた期日ま でに、区に事前承諾を済ませた上で、成果品の納品を遅滞なく行う。 ※ 受託者は各業務(1)~(11)の遂行にあたり、各業務実施方法について、随 時、区と充分な協議を行い、進捗状況の調整等を行う。 なお、本委託契約等に関する協議や打合せ等に関する必要経費は受託者の 負担とする。 この他、区が必要と判断する業務を受託者は支援すること。 6 基本計画作成にあたっての重要点 (1)基本構想に基づき、新たに建設する中央図書館の機能面に関する具体的な 計画を立案するとともに、新しい時代の図書館に求められる「新たな機能」 を提示する。こうした内容を「基本設計の諸要件」として整理し、基本計画 として作成すること。 (2)基本構想の基本理念の実現に向けた図書館機能について、図書館への深い 見識を持つ学識経験者等も含めた多角的かつ多様な検討が行えるような検 討体制を構築すること。 (3)板橋区の魅力を発信する新たな図書館として平和公園と調和した一体的な 整備をめざした基本設計につながる基本計画とすること。また、いたばし ボローニャ子ども絵本館の併設方法や教育科学館及び近隣の小・中学校と の連携の方策について検討すること。 (4)最適と選定された「建設エリア」において「基本計画モデルプラン」を複 数案ケーススタディーし、各案の「分析・評価」を行うこと (5)合意形成に向けたプロセスなど住民理解に配慮して基本計画を策定するこ と。 (6)基本計画策定までのスケジュールを明確にすること。 (7)基本計画の内容・構成(予定) 整備方針、建設地で構成するほか、必要に応じて、資料編その他の頁を加 える。 7 スケジュール(案) ・平成 28 年 8 月 委託業務着手、樹木調査着手 ・平成 28 年 10 月 意見交換会(区民説明会) ・平成 28 年 11 月 建設候補地複数案策定、意見交換会(区民説明会)、 ・平成 28 年 12 月 建設候補地案提示、意見交換会(区民説明会) ・平成 29 年 1 月 意見交換会(区民説明会)、敷地測量・地盤調査着手 3 ・平成 29 年 2 月 ・平成 29 年 3 月 基本設計・実施設計に向けた基本計画内容の取りまとめ 成果品提出 8 成果品 (1)基本計画 A4 判 10 部(カラー含) (2)基本計画概要書 A4 判 300 部(カラー含) (3)会議録・報告書 A4 判 10 部 (4)新中央図書館のイメージ図(外観・平面・立面など) 10 部 (5)整備後の平和公園のイメージ図(鳥瞰図・イメージパースなど) 10 部 (6)委託業務内容にかかわるすべての関係資料(収集資料・作成資料) (カラー含) (7)上記(1)~(5)のデータを記録した CD-ROM 等の電子媒体一式 9 その他 (1)個人情報の取り扱いにあたって、本概要書に記載してあるものの他、別紙 「個人情報を取扱う業務委託の特記事項」によること。 (2) この契約の取扱い業務を第三者に委託し、又は請け負わせて(「再委託等」 という。)はならない。ただし、本件業務の一部について第三者に再委託等 をする必要がある場合には、あらかじめ再委託等する事業者名(「再受託者 等」という)、再委託等の内容、事業執行の場所及び従事者について書面を もって発注者に通知し、発注者の書面による承諾を得なければならない。 (3)この契約による業務の実施にあたっては、関係法令を遵守すること。 (4)本委託にあたり、受託者は区担当者と連絡を密に取り、作業の進捗に支障 のないようにすること。 (5)作業及び納品にあたり電子媒体を取り扱う際は、下記の手順によりウィル スチェックを行うこと。 ① 作業開始前に、ウィルスチェックを実施し、安全を確認したうえで作業に 入る。 ② 作業終了後に、ウィルスチェックを実施し、安全を確認したうえで区へ納 品等を行う。 (6)その他、本仕様書に定めのない事項又は解釈上疑義の生じたものについて は、区と協議の上、決定するものとする。 4 ( 別 紙 ) 個人情報を取り扱う業務委託契約の特記事項 (基本的事項) 第 1 乙は、個人情報(行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に 関する法律(以下「番号法」という。)第2条第8項に規定する特定個人情報を含む。 以下同じ。)の重要性を認識し、この契約による業務を遂行するに当たっては、番号 法、板橋区個人情報保護条例等を遵守し、個人情報の取扱いを適切に行い、個人の権 利利益を保護することに努めなければならない。 (秘密の保持) 第 2 乙は、この契約の履行により直接又は間接に知り得た個人情報をみだりに他人に 知らせ、又は不当な目的に利用してはならない。この契約が終了した後又は解除され た後も同様とする。 2 乙はこの業務に従事している者に対し、在職中及び退職後において、この契約の履 行により直接又は間接に知り得た個人情報をみだりに他人に知らせ、又は不当な目的 に利用してはならないこと、個人情報の違法な利用及び提供に対し罰則が適用される 可能性があることなど、個人情報の保護に必要な事項を周知しなければならない。 (目的外利用及び外部提供の禁止) 第 3 乙は、個人情報を甲の指示する目的以外に使用してはならない。また、番号法第 19 条各号に規定する場合を除き、第三者に提供してはならない。 (再委託の禁止) 第 4 乙は、この契約による個人情報の取扱い業務を第三者に委託し、又は請け負わせ て(「再委託等」という。 )はならない。ただし、当該業務の一部について第三者に再 委託等をする必要がある場合には、あらかじめ再委託等をする事業者(「再受託者等」 という)の名称・所在地、再委託等の内容、理由、事業執行の場所及び従事者を甲に 書面(別記第1号様式)をもって通知し、甲の書面(別記第2号様式)による承諾を 得なければならない。 2 乙は、前項ただし書きの規定により再受託者等に取り扱わせる場合は再受託者等の 当該業務に関する報告を行わせるとともに、その内容を甲に書面にて報告しなければ ならない。また、再受託者等の当該業務に関する行為については、甲に対しすべての 責任を負うものとする。 (複写及び複製の禁止) 第 5 乙は、個人情報の全部又は一部を甲の許可なく複写し、又は複製してはならない。 甲の許可を得て複写又は複製したときは、当該複写物又は複製物を裁断、焼却又は溶 解等により利用できないように処分しなければならない。 (個人情報の授受及び保管) 第 6 乙は、個人情報の授受、保管及び管理について、善良なる管理者の注意義務をも って当たり、個人情報の紛失、漏えい、滅失、き損及び改ざん等の事故を防止しな ければならない。 5 (個人情報の返還) 第 7 乙は、この契約による業務を処理するために甲から引き渡され、又は自らが収集 若しくは作成した個人情報が記録された資料等は、業務を終了したとき、契約を解除 されたとき又は甲が請求したときは、直ちに甲に返還又は引き渡さなければならない。 ただし、甲が別に指示したときは、当該方法によるものとする。 (立入検査及び調査) 第 8 甲は、乙がこの契約による業務を処理するために取り扱う個人情報の管理状況等 について、随時に実地に立入調査又は調査し、報告を求めることができる。 2 甲は、乙がこの契約による業務を処理するために取り扱う個人情報について、その 取扱いが不適当と認められるときは、乙に対して必要な指示を行うことができるもの とし、乙はこれに従うものとする。 (事故発生の報告) 第 9 乙は、個人情報の紛失、漏えい、滅失、き損及び改ざん等の事故が発生したとき 又は発生するおそれがあることを知ったときは、直ちに甲に通知する。また、当該事 故解決に努めるとともに、遅滞なくその状況について書面をもって甲に報告し、甲の 指示に従わなければならない。 (不良製品等の処分) 第 10 この契約による業務の処理中に不良又は不用な製品が発生したときは、乙は、 その発生数量、発生原因を甲に報告し、その処分について甲と協議するものとする。 (契約の解除及び損害賠償) 第 11 甲は、次のいずれかに該当するときは、この契約の解除及び損害賠償の請求を することができる。 (1) この契約による業務を処理するために乙又は再受託者等が取り扱う個人情報に ついて、乙又は再受託者等の責に帰すべき理由により個人情報の紛失、漏えい、滅 失、き損及び改ざん等の事故が発生したとき。 (2) 前号に掲げる事項のほか、この特記事項に違反し、この契約による業務の目的 を達成することができないと認められるとき。 (公表措置) 第 12 甲は、乙が個人情報の紛失、漏えい、滅失、き損及び改ざん等の事故を発生さ せたときは、その事実を公表することができる。 2 甲は、乙が第 1 から第 11 までに掲げる個人情報の保護に関する義務に違反し又は 怠った場合には、板橋区情報公開及び個人情報保護審議会の意見を聴いてその事実を 公表することができる。 6
© Copyright 2024 ExpyDoc