白庭病院 ICT ニュース 第2号

感染防止対策について
白庭病院
小林章郎
院長
病院において、医療を安全に行うということは至上命題です。したがって、病院運営の法制度上からも医療安全
感染防止地域連携チェック表に沿って
吸引
薬剤の調剤
採血
平成 28 年度は上記 7 項目に重点を置いて
各部署ラウンドを行います。
(手洗い環境と手洗いの実際 ラウンド)
(手洗いダンス撮影時の様子)
【感染防止研修会 第8回~12回】
6月29日 水 16時~
6月30日 木 15時~・16時~
7月 1日 金 15時~・16時~
標準予防策・当院の感染対策の体制、各所属の
今年度の活動目標発表を行います。
【日本感染管理ベストプラクティス
Saizen研究会第11回セミナーに参加】
5月28日 土 9時30分~
大阪国際会議場にて、当院ICTチームの看護師
3名が、おむつ交換・吸引・創傷処置の感染対策を
テーマにポスター発表を行い、奨励賞を受賞しました。
【感染防止地域連携カンファレンス】
感染対策チーム
岩切健太郎
感染防止対策医
程宜しくお願い致します。
ものと考 えておりま す 。今後も 何卒、ご 協力の
全ての患者様や職員に対する感染を防止できる
染対策に対する意識改革を行い、結果として、
定期的に回診を行う事で、各部署における感
② 感染症発生時の状況把握。
① 日常的な感染対策の遵守状況の把握。
この回診の目的は、
週 1 回、 各 部 署 の 回診 を 実 施し て お り ま す 。
当院感染対策チームは、院内感染防止のため、
【編集後記】
6月14日 火 14時~
東生駒病院と第2回目の合同カンファレンスを
開催、手洗いダンスの撮影会も行いました。
)
(
環境整備
)
(
手洗い環境と手洗いの実際
)))
(((
対策は最重要項目とされ、中でも感染防止対策は他の医療安全部門と切り離して、単独で運営することが義務付けら
れています。当院の感染管理体制は、関感染対策委員長、木野田感染対策室長を中心として、各部門の感染対策チー
ムメンバー、各職種の皆さんが参加し、週1回のラウンド、月1回の委員会を開催して、活発に活動していただいて
おり、ありがたいと思っております。
また、当院は本年2月より感染防止対策加算1が認められる施設になりました。これは地域の中で、他の病院と連
携をして、感染防止対策をリードする役割を担うということであります。連携病院として、加算2の施設は、高の原
中央病院、西奈良中央病院、東生駒病院で、また加算1同士の連携を奈良県総合医療センターとすることになりまし
た。地域連携カンファレンスも定期的に行い、北和地区全体の感染対策に貢献をしていきたいと思います。
そもそも感染とは、生物の体内や表面にウイルスや細菌などの微生物が寄生し、増殖することで、それによってお
こる疾病を感染症といいます。太古の昔から、動物や人間の体には、いろんな感染がおこっており、またその進化の
過程で免疫機構が備わってきました。人為的かつ強力に感染を制御するようになったのは、抗生物質の発見(192
8年、ペニシリン)以来で、まだ100年も経っていません。抗生物質の使用は新たな進化(耐性菌の出現)を生み、
大きな問題になっており、その適正使用が重要です。そんな中で、感染防止に最も重要なことは、手洗いなど標準予
防策の遵守に尽きると思います。
おむつ交換
当院では本年も『手指衛生』をテーマとして、職員全員が感染予防を意識し、実践出来るよう心がけていただきた
いと思います。
ICT ラウンド年間予定
平成 28 年度
平成 28 年7月
第2号
白庭病院 ICT ニュース