5年目を迎えた養豚事業

導を受けながら肥育頭数を徐々に増
や農業改良普及センターなどから指
ンなどの加工品の一般販売を、道の駅
アグリサポート事業とは
本市の農業は、農業者の高齢化や
後 継 者 不 足が問 題 となってお り、 担
「 ライ ス ラン ド ふか が わ 」で 開 始 し
年度からはハムやベーコ
い手の 確 保や 育 成 が 必 要 と なってい
ました。平成
年度には、肥育頭数
となる、新規就農希望者を育成する
広い敷 地が必 要となり、 同 年6月に
を開始当初の約2倍に増やしたため、
やし、平成
ま す。このため 市で は 農 業の 担い手
事業を㈱深川振興公社に委託し、ア
ふかがわポークは、深川どんぶり
大 作 戦 な どの グルメイベン トの 食 材
音江町へ放牧場を移設しました。
ポート事業では、新規就農希望者を
として用いられ人気を集めている他、
年度
雇 用 し、 就 農 研 修 や 労 働 力 不 足 と
加工品は、ふるさと納税の返礼品に
グリサポート事業として平成
なっている 農 家への サポ ー ト を 通 じ
加 え た ところ、 商 品が品 切れになる
から 取 り 組んできまし た。アグ リ サ
て、 技 術の 習 得や 地 域への 溶け 込み
ほ ど 好 評 を 得ていま す。この 需 要に
応 える ため、1年 を 通してふかがわ
ポ ー ク を 安 定 的に 供 給できるよ う、
年 度に行いまし た。こ
冬 期 間は 簡 易ハウスで肥 育 する 実 証
実験を平成
深 川で育てた 豚 を お 米で育った「 ふ
アグ リ サポ ー ト 事 業の一環 として
取 り 組み を 開 始し た 養 豚 事 業では、
認できました。本年度は、冬期間を
たため、通年肥育が可能なことが確
なく順調に成長することが検証でき
養豚事業の取り組み
かがわポーク」と名付け、加工品や
含めて100頭の肥 育 を 計 画してお
頭全頭が冬期間も問題
生肉など、さまざまな形で販売する
り、安定的な通年販売を目指してい
の実験で、
とともに、市内外に広くPRして知
斜のある 広い放 牧 場 を 走 り 回った 豚
今後の目標
り、 さら なる 知 名 度 向 上 を 目 指 し、
ため、積極的なPRや販路拡大を図
クを本市の特産品として定着させる
たところです。今後は、
ふかがわポー
5年目を迎えた養豚事業は、目標
の一つであった通年肥育のめどが立っ
が加わります。
与 えることで、 脂 身に甘み とうまみ
前から飼料に深川産の米粉を混ぜて
広がりま す。ま た、 出 荷の約1カ 月
り、 噛 むほ どに口の中においし さが
月肥育した他、加工品の試作も行い
パストラミポーク
の赤身は、程よい弾力と歯応えがあ
本市の養豚事業のポイントは、広
い敷 地での放 牧 と餌にあ りま す。 傾
ふかがわポークの特徴
ます。
定 着させることで、 事 業の安 定 化 を
目指しています。
頭の放 牧 を 納 内 町で 行い、 約4カ
名度向上を図り、市の特産品として
くりを行ってきました。
を 促し、 将 来の就 農へ向け た 環 境づ
21
事業を開始した平成 年度は、道
内の養豚事業者から買い付けた子豚
24
まし た。 その後も、J A き た そらち
40
問合先
十分に乾燥させ仕上
げているため、水分が
少なく、肉のうまみが
凝縮された一品です。
☎26・2255
農政課農産係
バラベーコン
4
5
26
27
10 27
養豚事業に取り組んでいきます。
粗びき肉に黒こしょう
が効いた特徴ある一
品です。
加工 ・販売
牧場を走り回って育っ
たふかがわポークのプ
リプリ感が味わえます。
開始当初から豚の肥育に従事してい
る、岸本真吾さんにお話を伺いました。
ドふかがわ」で販売している、ふかが
わポークの加工品の一部を紹介します。
養豚事業は、何も分からない手探りの状況からのスター
トで、特に豚の体調管理には苦労しました。でも、今では
豚の動く様子や排せつ物で体調が分かるようになり、養豚
事業にはとてもやりがいを感じています。
いろいろな産地の肉を試食していますが、ふかがわポー
クは広い放牧場で元気いっぱいに動いているから肉が引き
締まっていて、筋肉の繊維を感じることができるプリプリ
とした食感がおいしさをより一層引き立てています。
今は、養豚農家を目指して経験を積んでいますが、将来
は自分で育てた豚を自分で加工し、料理まで提供できるよ
うな農業経営を目指しています。
ウインナー
ソーセージ
市では、アグリサポート事業として新規就農希望者の就農に向けた取り組みを行い、
農業閑散期における作業の確保と、本市の新たな特産品を創出するため養豚事業に
着目し、平成 24 年度から豚の肥育を始めました。
今月は、事業開始から5年目を迎えた養豚事業の取り組みと現状をお知らせします。
平成26年度から道の駅「ライスラン
肥育
子豚導入
の加工品
アグリサポート事業部
養豚事業担当者
岸 本 真 吾 さん
ふかがわポーク
~ふかがわポークのさらなる知名度向上を目指して~
ホクレンに出荷し、道産豚として
店舗に並ぶ他、ふかがわポークの
加工品として、道の駅「ライスラ
ンドふかがわ」での販売や深川ど
んぶり大作戦などのグルメイベン
トの食材として提供しています。
約4カ月かけて110kg程度
まで肥育します。出荷の約1
カ月前から深川産の米粉を
飼料に混ぜ与えます。
道内の養豚事業者から生後
約 70 日(25kg程度)の子
豚を買い付けます。
養豚農家を目指して研修中
お米で育った
5年目を迎えた養豚事業
子豚導入から販売までの流れ