柑橘産地のブランド力強化(PDF:327KB)

柑橘産地のブランド力強化
中部農林事務所
活動期間:平成26年~27年
取組みの背景
●畑地帯総合整備事業により、急傾斜農地から平坦農地へ
●振興品種への転換、経営規模拡大の必要性
●新東名、中部横断道などの交通網の整備による交流機会増
生産振興課
課題・目標
①高品質ミカンのブランド化
②農地集積、機械化による大規模営農の実現
③交流人口増大によるビジネスモデルの確立
関係機関
農村整備課
基盤整備の実施
振興品種への転換
ミカンオーナー制導入
農地集積、機械化、規模拡大
基盤整備と柑橘の生産振興を一体として進めるた
め、生産振興課が、農村整備課、関係機関と連携し
て課題解決に向けて取り組むこととした。
食農教育の実施
特選品・商品開発
目標の実現
普及指導員の活動
○推進方向1 「 計画的な植栽の推進 」 (平成26~27 年)
■振興品種への植栽指導
・振興品種を定めるとともに、補助事業、品種特
性の説明会を開催し、地区に適した品種への
植栽を誘導した。
■植栽後の栽培管理指導
・関係機関と連携、定期的な巡回指導を実施
し、 植栽後の管理指導を行っている。
・病害虫発生状況、品質チェック
・枝管理(剪定)指導
○推進方向2 「はるみ・青島温州のブランド化」 (平成26~27年)
■実証ほの設置
・マルチ栽培、ドリップかん水
技術による高品質化を実証
し、技術の普及を図っている。
■特選品・商品開発
・トップブランドの品質基準づ
くりを提案
・地元企業と連携した商品づ
くりをコーディネート
■PR活動の実施
・消費者を招いて、収穫体験等の
イベントを開催
普及指導員の活動
○推進方向3 「 中核的担い手の確保 」 (平成26~ 27年)
■機械化研究会・規模拡大相談会
労働時間の短縮
・基盤整備に伴い、機械化(スピードスプレヤー)を進めるた
め、補助事業の説明会、導入希望調査を行った。
・また、規模拡大志向者に対し、今後5年間の営農計
画作成指導を行い、計画的な規模拡大を図った。
規模拡大
防除が慣行の1/3に!
補助事業活用
・市単事業へ誘導
具体的な成果
○ 「計画的な植栽の推進」
■ 柑橘の植栽 211ha(目標:219.7ha)
・基盤整備地での柑橘類の植栽 203ha(H26年3月)→211ha(H27年6月)
地区数
実面積
柑橘
茶
施設
園芸
落葉
果樹
花木
その他
合計
15
地区
425
ha
211
ha
30.9
ha
5.5
ha
61.2
ha
7.9
ha
54.1
ha
370.6
ha
■ 振興品種の割合増(目標:97%)
・81.8%(H22年3月)→84.1%(H27年3月)
■ 老朽化みかん園の改植(目標:31ha/年)
H26年:30.5ha
・H25年:40.2ha
○ 「はるみ・青島温州のブランド化」
■青島温州・はるみのトップブランドの生産拡大と商品開発
●青島温州トップブランドの販売量と価格
(H27は1月末現在:H25 レギュラー品を100とした時の指数)
あっぱれ様
レギュラー品
H25
H26
H27
販売量(㌧)
29
29
24
価格(㎏)
200
217
305
価格(㎏)
100
103
160
主要柑橘3種類のビール商品化
経営規模3ha以上の農家戸数の推移
12
10
10
8
(戸)
■ 経営規模の拡大(目標:3ha以上の生産者数12人)
・ 経営面積3ha以上の生産者数
H25年: 3人 → H27年:12人(うち5ha以上2人)
・ スピードスプレヤー(乗用薬剤散布機)の導入
H25年:15台 → H27年:23台
12
6
4
2
3
0
H25
H26
H27