平成 28 年 7 月 4 日 北九州市環境局環境国際戦略課 電話:093-582-3804 担当:小田、金子 世界銀行 都市間パートナーシッププログラム(CPP)に 北九州市が選定されました 世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC)が募集を行っていた都市間パートナーシッププ ログラム(CPP)に、北九州市が、神戸市、富山市、横浜市とともに第一期選定都市として、7 月 4 日に選定されましたのでお知らせいたします。 1 都市間パートナーシッププログラム(CPP)について (1) 概要 ○ CPPは、日本において選定された都市と途上国都市との連携を支援し、促進することを目 的としている。 ○ 連携の方法としては、TDLCは選定都市とともに共同研究、知識情報の共有・交換や日本 が有する専門的知見を活かして、途上国都市と具体的なプロジェクトに結びつくような機会の 提供や開拓等を行うこととしている。 ○ 具体的な施策については今後TDLCと選定都市が協議して決定するが、知見の文書化、ツ ールキット、グッド・プラクティスガイド及びビデオ等を作成し、途上国の実務者、政府職員等 を日本に招聘して行うワークショップ等に活用する。また、日本の選定都市での現地視察など も行うこととしている。 (2) 選定までのスケジュール 2016 年 3 月 29 日 TDLC主催 CPP説明会 ※TDLCは、CPPの関心表明(EOI)募集要項を全国 65 都市に配布。HP公表。 2016 年 4 月 30 日 TDLC第一期選考の締め切り 2016 年 5 月∼6 月末 世界銀行技術専門官及び日本の関連機関による審査委員会実施 2016 年 7 月 4 日 第 1 期選定都市発表 (3) 本市の応募内容 本市は、深刻な公害を市民、企業、行政等が一体となって克服した経験をもとに、今日、公 害が社会問題となっているアジア諸国への環境国際協力を推進してきた経緯や本市企業の 環境ビジネス展開の支援等を紹介するとともに、海外の発展途上国からの視察や研修の対 象となり得るプロジェクト現場(北九州エコタウン、スマートコミュニティ等)や関係機関等の資 料を提出した。 (4) 選定された都市のテーマ ○ 北九州市 「グリーン成長、廃棄物管理等の環境保護政策」 ○ 他都市テーマ 神戸市「地震リスク管理、ICT」、富山市「コンパクトシティ開発等」、横浜市「スマートシティ 等」 2 今後の取組みについて ○ 第 1 段階では、TDLCが選定都市と協力して実務的な知識を文書化するなどの活動を行う とともに、都市の経験を広く共有する機会をつくる。 ○ 第 2 段階では、TDLCが途上国都市を招へいの上、研修およびネットワーキング活動を通じ、 選定都市と途上国都市の連携を行う予定である。 ○ 本市は、これまでにもアジア地域を中心に、環境人材育成の取組みを進めており、本プログ ラムを活用することにより、一層の取組みの強化を図ることとしたい。 *世界銀行 世界銀行は、貧困削減と持続的成長の実現に向けて途上国政府に対し融資、技術協力、政策助言を提供 する国際開発金融機関である。世銀グループは 5 つの機関で構成されており、その重要意思決定は加盟 国が行っている。 世界銀行グループ(本部所在地:米国ワシントン D.C.)は 1945 年に設立され、1 万人以上の職員が世 界 120 か国以上で業務にあたっている。 1944 年 7 月、米国ニューハンプシャー州ブレトンウッズで、戦後の世界経済の安定と復興について協 議が行われ、国際復興開発銀行(IBRD)と国際通貨基金(IMF)を創設する協定が起草された。この協定 は 1945 年に発効し、両機関が設立された。現在は、国際復興開発銀行(IBRD) 、国際開発協会(IDA)、 国際金融公社(IFC) 、多数国間投資保証機関(MIGA) 、投資紛争解決国際センター(ICSID)の 5 つの機 関が連携し、世界銀行グループとして業務を行っている。 (世界銀行 http://www.worldbank.org/ja/about) *世界銀行東京開発ラーニングセンター(TDLC) 日本政府と世界銀行のパートナーシップに基づいて 2004 年に開始されたプロジェクトで、アジア大洋 州及びその他地域における開発援助コミュニティーの中で、知識と経験の交換と共有を促進することを 目的としたセンター。 TDLC のビジョンは、日本に蓄積されている途上国の課題解決に役立つ経験、世界銀行の専門知識を基 盤として、アジア大洋州地域だけでなく地球規模での知識共有を通じて極度の貧困の撲滅と繁栄の共有 に貢献する活動を実施することを目的としている。 (世界銀行東京開発ラーニングセンター https://www.jointokyo.org/ja/)
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