平成28年度8020運動普及啓発事業委託業務 仕様書 1 事 業 名 平成28年度8020運動普及啓発事業委託業務 2 適用範囲 本仕様書は、奈良県が実施する本業務に関して必要な事項を定めるとともに、受託者 が履行しなければならない事項を定めたものである。 3 業務目的 この事業は、県民の歯科疾患予防等、歯・口腔の健康を維持向上させる観点から、地 域における8020(ハチマル・ニイマル)運動の目的を達成するために必要な事業を 行うとともに、歯科口腔保健事業の円滑な推進体制の整備を行うことを目的とする。 4 業務内容 (1)歯科検診標準化検討事業 歯科検診の受診率向上のため、県内歯科医療機関において実施される歯科検診の標 準化・統一化を図ることを目的として、昨年度作成した「歯科検診標準化ガイドライ ン案」を発展させた(仮称)奈良県歯科検診ガイドラインを作成し、印刷した冊子を 県内歯科医療機関に送付する。 (2)歯科衛生士産科医療機関派遣モデル事業 妊婦が検診を受診する産科医療機関2施設をモデル施設とし、モデル施設に歯科衛 生士を派遣する。モデル施設は受託者が選定し、妊婦検診受診で来院した妊婦を対象 に歯科口腔保健指導を実施する。モデル施設の看護職員に対しても、妊婦に歯科口腔 保健指導が行えるよう、指導内容に関する研修を実施する。 また、歯科衛生士の歯科口腔保健指導を受けた妊婦を対象に歯科口腔保健意識及び 効果検証のためのアンケートを行う。 (3)事業所等口腔保健出前説明会 働き盛り世代の歯周疾患の予防のため、事業所等で歯科口腔保健に係る健康教育を 実施する。具体的には下記①~⑤の内容を施設のニーズに合わせて県内10施設で実 施する。実施施設の募集は受託者が行う。 ① 希望施設の募集、日程調整 ② 事業所等施設における個別歯科保健指導 ③ 事業所等施設における歯科集団健康教育 ④ 事業所等施設における口腔内診査、検査 ⑤ 参加者に対する効果検証のための事後アンケート -1- (4)障害者(児)入所施設訪問歯科口腔保健講習会 障害児(者)入所施設3施設に対し、施設職員(看護職、介護職)を対象とした、 歯科口腔保健に関する講習会を開催する。具体的には施設入所者(児)の歯科検診に ついて方法を検討し、試行的検診を実施可能な施設において実施する。併せて施設入 所者(児)の歯科医療受診について、方法を検討する。対象施設の選定にあたっては 県が斡旋する。 (5)訪問歯科指導対応歯科衛生士研修事業 訪問歯科診療、在宅口腔ケアを担当できる質の高い歯科衛生士を養成して確保する ことを目的に、主に診療に従事する歯科衛生士を対象に研修を4回実施する。研修内 容の企画及び研修参加者の募集についても受託者が行う。 5 業務の実施場所 奈良県内 6 実施体制 本事業を行うため、業務を円滑に遂行できる事業推進体制を整備すること。 責任者を人選し、体制表を提出すること。 7 委託期間 平成28年 月 日~平成29年3月23日 8 委 託 料 金2,776,000円(消費税及び地方消費税を含む) ※1 本事業は、国の医療施設運営費等補助金を活用して行うため、委託契約の対象 経費は、国の医療施設運営費等補助金交付要綱に対象経費として認められている 内容に限ります。 ※2 「歯科検診標準化検討事業」部分は、金700,000円(消費税及び地方消 費税を含む)を委託料の上限とします。 ※3 「歯科衛生士産科医療機関派遣モデル事業」及び「事業所等口腔保健出前説明 会」部分は、2事業の合計として金1,184,000円(消費税及び地方消費 税を含む)を委託料の上限とします。 ※4 「障害者(児)入所施設訪問歯科口腔保健講習会」部分は、金244,000 円(消費税及び地方消費税を含む)を委託料の上限とします。 ※5 「訪問歯科指導対応歯科衛生士研修事業」部分は、金648,000円(消費 税及び地方消費税を含む)を委託料の上限とします。 9 実績報告 平成28年度に実施した事業に係る取組の経過や成果等を記載した実績報告書、支出 -2- 関係書類、成果物(「(仮称)奈良県歯科検診ガイドライン」の冊子)を事業完了後、 遅滞なく提出すること。 10 経理処理 経理処理に当たっては、次の点に留意すること。 (1)当該業務に係る経理処理について、他の経理と明確に区分した会計帳簿を備える とともに、収入額及び支出額を記載し、経費の使途を明らかにすること。 (2)経理に当たっては、その支出の内容を証する書類を整備し、会計帳簿とともに、 事業の完了した日の属する会計年度の終了後5年間、厚生労働大臣又は奈良県知事 の要求があったときは、いつでも閲覧に供することができるよう保存すること。 11 その他留意事項 (1)業務の遂行について、奈良県の求めにより、随時報告をすること。 (2)業務の遂行にあたっては、関係法令及び適用基準等を遵守しなければならない。 なお、「公契約条例に関する遵守事項」に関しては別紙のとおり定めるので遵守す ること。 (3)研修会及び講習会等、業務の遂行にあたって必要となる会場使用料は、委託料に 含まれており、受託者の負担となる。 (4)受託者は、本業務の遂行上知り得た秘密(個人情報を含む)を他に漏らしては ならない。また、契約終了後においても同様とする。 (5)その他、本仕様書に記載されていないもの又は不測の事態への対応については、 綿密な協議の上、県において決定する。 -3- <別紙> 公契約条例に関する遵守事項(特定公契約以外用) 本業務を受注しようとする者は、この遵守事項を理解した上で受注すること。 1 奈良県公契約条例の趣旨にのっとり、公契約の当事者としての社会的責任を自 覚し、本業務を適正に履行すること。 2 本業務の履行に当たり、次に掲げる事項その他の法令を遵守すること。 ア 最低賃金法第4条第1項に規定する最低賃金の適用を受ける労働者に対し、 同法第3条に規定する最低賃金額(同法第7条の規定の適用を受ける労働者に ついては、同条の規定により減額して適用される額をいう。)以上の賃金(労 働基準法第11条に規定する賃金をいう。以下同じ。)の支払いを行うこと。 イ 健康保険法第48条の規定による被保険者(同法第3条第4項に規定する任意 継続被保険者を除く。)の資格の取得に係る届出をおこなうこと。 ウ 厚生年金保険法第27条の規定による被保険者(同条に規定する70歳以上の使 用される者を含む。)の資格の取得に係る届出を行うこと。 エ 雇用保険法第4条第1項に規定する被保険者について、同法第7条の規定に よる届出を行うこと。 オ 労働保険の保険料の徴収等に関する法律第4条の2第1項の規定による届出 を行うこと。 3 本業務の一部を、他の者に請け負わせ、若しくは委託し、又は本業務の履行に 他の者が雇用する労働者の派遣を受けようとするときは、当該他の者に対し、こ の遵守事項を周知し、遵守するよう指導すること。 -4-
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