2015 年度 当社取締役会の実効性についての評価の結果

2015 年度
当社取締役会の実効性についての評価の結果について
2016 年 7 月 7 日
富士重工業株式会社
当社は、当社グループが持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るため、当社におけるコーポ
レートガバナンスに関する基本的な考え方、枠組み及び運営方針をステークホルダーの皆さまにお知ら
せすることを目的として、
「コーポレートガバナンスガイドライン(以下、ガイドライン)
」を制定・公
表しています。
【コーポレートガバナンスガイドライン】
URL: http://www.fhi.co.jp/csr/mecenat/governance_guideline.pdf
この度、ガイドラインに則り、2015 年度の当社取締役会の実効性について分析・評価を実施いたしま
したので、その結果の概要を報告いたします。
1. 分析・評価方法
【実施時期】2016 年3月
【 回 答 者 】取締役及び監査役(計 12 名 社外役員含む)
【 概 要 】第三者機関の知見を得ながらアンケートによる自己評価方式で実施いたしました。
・ 各自記名式にて、ハード面である取締役会の運営面に関する設問と、ソフト面である取締役会の
関係性に関する設問に対して4段階で自己評価を行うとともに、当社取締役会の優れている点、
および当社取締役会の実効性をさらに高めるために必要な点などについて自身の考えを自由に記
入して第三者機関に直接提出しました。
・ 第三者機関がアンケート結果を集計し、コンサルタントが分析した結果※を全取締役・監査役にフ
ィードバックし、取締役会にて討議・検証を行いました。
※:分析結果の一部を添付資料に掲載いたしました。
2. 分析・評価結果の概要
・ 取締役会は審議に適当な規模と十分な多様性を備えており、取締役会上程基準に基づき上程され
た議案の数、内容、審議時間は適切であり、取締役会において自由闊達な審議がなされている。
・ 取締役会メンバーは各人の専門性を理解し他メンバーを尊重し、自分の意見や価値観に合わない
ものを排除することなく、その理解に努めている。
・ 社外役員に対する支援体制、および対外的コミュニケーションについては、より改善していくべ
きではないか。
以上のことから、当社取締役会といたしまして、業務執行にかかる意思決定および監督の両面にお
いて、当社取締役会は全体として、コーポレートガバナンス・コードが定める役割・責務を果たして
おり、2015 年度の取締役会の実効性は有効であったと評価いたしました。
他方で、社外役員に対する会社からの情報提供及び説明の充実、IR活動の報告の改善や戦略的議
論の活発化を期待する建設的な意見もありましたので、今回の結果を受け、取締役会上程議案につい
て使用する資料をより早期に配布を行うとともに社外役員に対する事前説明の充実を図ることに加
え、IR活動について今まで以上に情報共有とフィードバックを図り、当社の事業戦略や経営課題に
関して社外役員を交えた取締役会メンバーが意見や情報を交換できる機会を増やすなど、社外役員に
対する一層の支援と企業価値の継続的な向上に取り組んでいくことにいたしました。
当社取締役会は、取締役会の機能向上を図るべく、今後も定期的なヒアリング等を踏まえた取締役
会の自己評価を行っていくとともに、専門家・第三者機関の知見を活用した第三者評価の導入・実施
についても検討して参ります。
以 上
【添付資料】
ご参考①【取締役会の運営面に関する分析結果】
【取締役会の運営面】
診断項目
カテゴリー
取締役会構成
取締役会の規模
取締役会の構成(専門性)
取締役会の構成(社内外比)
取締役会の運営状況
開催頻度・審議時間・時間配分
議題の妥当性
資料の質・量
社外取締役に対する支援体制 社外役員への情報提供
情報提供の環境・体制
意思決定プロセス
資料の事前配布
議論のプロセス・時間
対外的コミュニケーション
株主・投資家との対話の充実化
株主・投資家からの意見の共有
ご参考②【取締役会の関係性に関する分析結果】
【取締役会の関係性】
診断項目
カテゴリー
一体感
相互尊重
価値観の共有
情報の共有
多様性
多様な価値観の受容
多様な見解
健全な批判精神
安定性
高い品位、誠実性
規範意識
全体最適の観点
革新性
先見力
変革挑戦意識
学び続ける姿勢
発信力
ビジョンの浸透
情報収集
表現力
推進力
迅速な意思決定
資源配分
問題解決