事前資料(271KB)

シーズタイトル
エッジ効果抑制型遮音壁の開発
氏名(所属、役職)
研究責任者:河井 康人 (関西大学 環境都市工学部
コーディネータ :石原 治 (関西大学 社会連携部)
教授)
H23 年度採択課題名、 エッジ効果抑制型遮音壁の開発
(課題番号)
(AS231Z00896B)
技術キーワード
遮音壁、エッジ効果、騒音制御
【新技術の概要】
【従来技術・競合技術との比較】
境界積分方程式による音場の理論解析によっ
従来の遮音壁は、大型、設置コストに課題が
て、薄い剛板のエッジ近傍で空気粒子の速度振
あったが、本技術の遮音壁は、障壁上端近傍に
幅が非常に大きくなる領域の存在(エッジ効果)
生じる大きな粒子速度を抑制することで非常に
が示されることから、この領域における粒子速
効率的に回折音のレベルを低下させ、小型化、
度を適切な流れ抵抗を持つ布状の薄い吸音層に
軽量化、低コストの遮音壁が実現可能である。
より抑制することで、障壁の回折側領域におけ
また、従来の先端改良型と比較し格段の遮音性
る騒音を大幅に低減する先端改良型遮音壁を開
能向上が見込まれる。
発した。
【本技術に関する知的財産権】
【図1】遮音壁と先端上部の粒子速度振幅
PCT/JP2012/51471
「吸音体を用いた遮音壁」
出願人:関西大学
【想定される技術移転】
道路・鉄道騒音の遮音壁への応用が主となる
が、その他にも建設会社と連携して工事騒音の
防止、各種設備機器の発生騒音の抑制、建築の
室内外における騒音防止など幅広い利用を目指
したい。本技術の実用化により、騒音防止設計
法に対し大きな影響を与えるものと期待できる。
【図2】遮音(騒音低減)効果比較
【お問い合わせ先】
関西大学 社会連携部
産学官連携センター
TEL:
06-6368-1245
FAX:
06-6368-1247
E-mail: [email protected]
HP:
http://www.kansai-u.ac.jp/renkei/industry/
index.html