活動PRパンフレット(PDF文書)

「いわき市住民支え合い活動づくりモデル事業」
始めよう!
「住民支え合い活動」
<いわき市住民支え合い活動づくりモデル事業とは>
現在、少子高齢化が急速に進行しており、高齢者などが住み慣れた地域で安心して生活
していくためには、地域住民と行政・医療・福祉関係者が協力し、支え合いによる地域づ
くりを進めていくことが重要となっています。
平成 27 年度の介護保険制度の改正に伴い、要支援者 1・2 程度の方へのサービス提供に
ついて、これまでの全国一律のサービスのほか、ボランティア、NPO、民間企業、住民
による支え合い活動など、さまざまな主体による提供が可能となりました。
いわき市においては、同年4月より、新たに支え合い活動に取り組みたいと考えている
地域住民の方とともに、住民主体による「新しい生活支援サービスの創出」を図ることと
なりました。
また、
「支える側の高齢者等の健康増進と生きがいづくり」につなげることも目的としな
がら、住民がお互いに支え合うための仕組みづくりが始まりました。
協 議 体 と 生 活 支 援 コーディネーター
7 地区保健福祉センターを単位として、実施地区を選定し、その地区内で暮らす
①高齢者等の現状と課題の抽出、②生活支援ニーズの検討、③支え合い活動の検
討及び創出等に取り組みます。
平・小名浜・勿来・常磐・内郷・四倉・小川地区の社会福祉協議会に 1 名配置
しています。
主な役割は、①社会資源の開発、②関係機関等とのネットワーク構築、③生活
支援ニーズと支え合い活動のマッチング等を行います。
協 議 体 に お け る 取 り 組 み
2
1
要支援対象者宅へ
要支援対象者や
様々な社会資源を確
訪問し、生活の困り
認します。
事を聞き取ります。
4
3
生活支援ニーズに対し、
先進地への現地視
地区内で「必要なこと」
「で
察研修及び支え合い
きること・できないこと」
サポーター研修会を
「取り組むこと」の3区分
に仕分けし、
行います。
活動内容
を決定します。
<支え合い活動の主な内容>
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【訪問型】
(移動支援・買物支援・軽微な清掃・ゴミ出
し支援・声かけ・見守りなど)
5
生活支援ニーズと
支え合い活動をマッ
チングします。
【通所型】
(運動・レクリエーションを通した交流の場
(居場所)
・食事の提供など)
【その他の生活支援サービス】
(配食・家族介護者支援・移動販売等の情報
せんてい
提供・除草・剪定作業など)
6
7
活動開始後も、支え合い活動の問題点等の検
証及び新たな生活支援ニーズへの対応につい
て協議し、次の活動に結び付けていきます。
近所の人と楽しくお茶を飲みながら、気軽に困りごとを話
せる「身近な居場所づくり(相談窓口の設置)」を行います。
集まる場所は、公民館、集会所、学校、個人宅など地区内
にある“使える場所”を有効に活用します。
地区内に、既存の集まる場所がある場合には、集まる目的
や役割を見直し、活用できるかを検討します。
つどいの場(通所型)
移動サロン(個人宅開放型)
地域の中で気になる方や今後支援が必要になると思われる
方への「見守り・声かけ活動」を行います。
定期的な訪問による話し相手などをしながら、健康上の不
安や困りごとを把握することができます。
また、専門的な支援が必要だと判断した場合には、早期に
関係機関等へつなぐことができます。
地域内の“ちょっとした変化”にいち早く気付くことがで
きるため、住民の方々の安心につながります。
見守り・声かけ
見守り・声かけ活動に向かうサポーターの皆さんです。
各地区において、班ごとや2名体制などで活動していますので、不
安なく活動できます。
また、地区内を歩いて訪問しますので、サポーターの皆さんの健
康づくりにもつながります。
各地区において、取り組みを予定している「電球交換や重
い物の移動、買い物代行などの活動」を行います。
住民同士による支え合い活動は、無理なく“できること”
から始まり、長く続けられるようにすることが大切です。
また、活動内容によっては、地区内の企業や事業者等の仕
事に影響が出ないように対応する必要があります。
住民同士で取り組めることをしっかりと見極めていきなが
ら、支え合い活動の活発化と地域活性化につなげます。
生活支援
活動に取り組むサポーター組織(お助け隊)の皆さんです。
各地区においてサポーター組織が結成され、本格的な活動が始ま
っています。
日頃からの付き合いを大事にしながら、支え合い活動の定着化を
図っていきます。
住民支え合い活動づくりモデル事業による効果
モデル事業に取り組む際に、ポイントとなることは「協議体」を設置することです。
協議体は、住民の方々が定期的に顔を合わせ、お互いのことを知り、地域内の新たな情報を
得ることができる場です。
協議体では、まず始めに「自分が暮らす地域がどんなところなのか」を調べます。
次に、地区内の高齢者等が、毎日の生活の中で感じている「困りごと」を聞き取ります。
さらには、聞き取った困りごとを解決するために必要な「支え合い活動」を考えます。
そして、住民がお互いに“支え合い・助け合う”ための準備が整ったら、いよいよ支え合い
活動を始めていきます。
今回の取り組みを進めていくことにより、あらためて、
「支え合いの仕組みづくりは、誰もが
安心して暮らせる“まちづくり”につながっている」ということに気付くことができます。
「地域で困っている人を助けたい!」「地域に貢献したい!」その思いの実現に向けて、皆
が一緒になり「何ができるのかを話し合うこと」が支え合い活動の第一歩です。
地域の『絆』を深めて、住民の方々が“笑顔で暮らせるまち”を築いていきましょう。
住民支え合い活動づくりモデル事業に関する問い合わせ先
* いわき市保健福祉部地域医療介護室 地域包括ケア推進課 事業推進係
電話:22-7465