スミ ―医薬品の適正使用に欠かせない情報です。必ずお読みください。― 使用上の注意改訂のお知らせ 2 016年7–8月 劇薬、処方箋医薬品 注意-医師等の処方箋により使用すること 抗悪性腫瘍剤 製造販売 (輸入) 元 販売提携 このたび、標記製品の「使用上の注意」を下記のとおり改訂致しました。今後のご使用に際しましては、下記 内容をご参照頂き、本書を適正使用情報としてご活用下さいますようお願い致します。 [改訂箇所及び改訂理由] 改 訂 後 改 訂 前 1. 重要な基本的注意 (1) 〜 (3) :省略 1. 重要な基本的注意 (1) 〜 (3) :省略 (4) 本 剤留置部位に気体の貯留が認められるこ とがあり、神経症状を発現した例も報告さ れている。本剤留置後は、片麻痺、失語 症、意識障害等の神経症状の観察を十分に 行い、異常が認められた場合には、適切な 処置を行うこと。 下線部分( )を改訂致しました。 改訂理由 本剤留置部位に気体の貯留が認められることがあり、神経症状を発現した例も報告されていることか ら、厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知(平成28年7月5日付)に従い改訂致しました。 次頁以降に症例概要を掲載しましたのでご参照ください。 本改訂内容は、医薬品安全対策情報(Drug Safety Update)No. 2 5 1(20 1 6年7月下旬発送予定)にも掲載 される予定です。 ★製品に関するお問い合わせ先:エーザイ株式会社 hhcホットライン フリーダイヤル 0120-419-497 9〜1 8時(土、日、祝日9〜17時) ★製品情報は、エーザイホームページ(http://www.eisai.co.jp) ノーベルファーマホームページ(http://nobelpark.jp/) でご覧いただけます。 本剤の最新添付文書は独立行政法人医薬品医療機器総合機構ホームページ (http://www.pmda.go.jp/)からご覧下さい。 - ギリアデル脳内留置用剤・お知らせ文-エーザイ.indd 1 1 - 16/07/02 11:25 スミ ■症例概要 症例1.気脳体 患 者 性別 年齢 男 70代 使用理由 〔合併症〕 留置枚数 (投与量) 悪性神経膠腫 8枚 61.6mg 経過及び処置 留置日 〔麻痺・失語症・脳浮腫〕 悪性神経膠腫摘出術、ギリアデル8枚 留置(術後より右麻痺、失語症の症状 あり) 。 確認日 気脳体を確認。 (留置後2日) 右片麻痺は感覚障害が優位、具体的に は右上肢はグーチョキパーはできるも ののコップは持てない状態。 その後 右片麻痺悪化、失語症の悪化を認める。 (留置後4日) プレドニゾロン30mg開始。 (留置後5日) 右片麻痺と失語症の悪化は軽快までは しないものの回復傾向。 プレドニゾロン20mgに漸減予定であっ たが変更なしで継続。 (留置後6日) 片麻痺の悪化が改善し朝食、昼食とも に食べることができた。 失語症の悪化も改善し良好なコミュニ ケーションがとれるようになった。 (留置後17日) 画像上もガスはほぼ消失していた。 気脳体が回復。 併用薬:不明 留置前 留置直後 留置後4日 - ギリアデル脳内留置用剤・お知らせ文-エーザイ.indd 2 2 留置後18日 - 16/07/02 11:25 スミ 症例2.ガス発生 患 者 性別 年齢 男 50代 使用理由 〔合併症〕 悪性神経膠腫(再発) 留置枚数 (投与量) 8枚 61.6mg 経過及び処置 留置日 悪性神経膠腫の摘出手術。ギリアデル 8枚留置。 確認日 (留置翌日) 画像にてガスを確認(本剤全ての上に 存在していた) 。 画像上では、明らかにガス(air)が見て取 れ、翌日〜8週まで残っていた。 処置等は特になし。 その後 ガス発生が軽快。 (留置後64日) 併用薬:不明 留置前 留置直後 留置後8日 - ギリアデル脳内留置用剤・お知らせ文-エーザイ.indd 3 3 留置後62日 - 16/07/02 11:25 スミ - 4 - CODE DI-J-579 20 16年7月作成 (1701) ギリアデル脳内留置用剤・お知らせ文-エーザイ.indd 4 16/07/02 11:25
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