ゲームカード・ジョイコホールディングス

ゲームカード・ジョイコホールディングス
(6249・JASDAQ スタンダード)2016 年 7 月 7 日
今期は研究開発費などの削減をテコに営業黒字に転換へ
アップデートレポート
財務健全性維持の観点から年 30 円/株への減配を計画
今期連結営業利益の企業価値研究所予想は 2.0 億円。競合激化や研究開
発費の増大により上場来初の赤字に転落した前期(14 億円の赤字)から大
(株)QUICK
永田 和子
きく改善する見通し。パチンコ「くぎ曲げ」問題に伴う回収本格化の影響
など、パチンコホールの経営環境が不透明さを増すなか、同社加盟店の減
少傾向は続くとみている。つれて、カード収入高、システム使用料収入が
主要指標 2016/07/06 現在
株
価
1,198 円
1,673 円
(01/12)
1,150 円
(06/24)
年初来高値
年初来安値
落ち込む見込みだが、研究開発費の激減(前期に開発計画を見直した影響)
や徹底したコスト削減でカバーすると予想した。
年間配当の会社計画は 30 円/株(期末のみ)
。財務面での健全性維持
が優先され、前期までの 60 円/株から大幅に引き下げられた。
構造改革を検討中、中長期的成長には新規事業創出が不可欠
発行済株式数
14,263,000 株
売 買 単 位
100 株
ト運営ニーズへの対応など、開発は推進中)との前提で収支均衡を予
時 価 総 額
17,087 百万円
想。現在検討を進めている抜本的構造改革の効果を保守的にしか織り
予 想 配 当
30.00 円
(
会
予 想
社
)
込んでいないため、加盟店減少に伴う粗利益の落ち込みをコスト削減
ではカバーできない見通し。ただし、構造改革の中味次第では、一層
E P S
0.00 円
( ア ナ リ ス ト )
実 績
来期の連結営業損益は新商品・新サービスの投入がない(ローコス
P B R
0.45 倍
のコスト削減による損益上振れ余地も。
12/3 期をピークに縮小が続いてきた同社業績が本格反転し、中長期的な
成長軌道に乗るには、新規ビジネスの創出が不可欠。そこで、注目される
直前のレポート発行日
ベ ー シ ッ ク
2016/01/06
のが、日工組(遊技機メーカー団体)が進めている「ECO 遊技機構想」。パ
チンコホールが ECO 遊技機によるコスト削減を原資に還元率を高め、勝ち
負けの波が小さい「身近な大衆娯楽」として原点回帰できれば、再びライ
アップデート
2015/07/03
リサーチノート
2016/03/16
トユーザーや若者を惹き寄せ、市場活性化につながる期待も高まる。同社
は従前から「ECO 遊技機構想」に積極的に関わってきただけに、実現すれ
業
2016/3
績
通期
動
2018/3
通期
通期
前期比
%
営業利益
百万円
前期比
%
経常利益
百万円
前期比
%
当期純利益
百万円
前期比
%
EPS
円
績
23,885
-7.2
-1,440
---
-1,383
---
-2,117
---
-148.49
想
(2016 年 5 月発表)
21,800
-8.7
170
---
170
---
-60
---
-4.21
新・アナリスト予想
22,000
-7.9
200
---
250
---
0
---
0.00
旧・アナリスト予想
(2016 年 3 月発表)
20,000 (-16.3)
-500 (---)
-35.06
新・アナリスト予想
21,200
実
会
2017/3
売上高
百万円
向
ば、大きなビジネスチャンスとなる可能性が高い。
社
予
-3.6
-500 (---)
0
---
-450 (---)
50
-80
0
---
0.00
(注)17/3 期・旧アナリスト予想の前期比は 16/3 期・旧アナリスト予想との比較
アナリストレポート・プラットフォーム
1
業 績 ・事 業 環 境

コスト削減をテコに
 会社概要
今期営業黒字への
転換見込む
17/3 期業績予想
企業価値研究所の前回予想では今期の連結営業利益について、上場来初
(前
身の日本ゲームカード時代含む)の赤字に転落した前期に続き、赤字は避け
られないとみていたが、今回、予想を上方修正。2.0 億円の黒字(当研究所
前回予想 5.0 億円の赤字、会社計画 1.7 億円の黒字)に転じると見込んだ(図
1 右側)
。遊技(パチンコ・パチスロ)業界を取り巻く事業環境は一段と厳
しさを増しているが、会社側が研究開発費を中心としたコスト削減方針を打
ち出したことを反映。販管費の削減により粗利益の落ち込みをカバーし(図
1 左側)
、営業黒字を確保する見通し。なお、連結売上高については、図 2
(左側)の通り前期を下回るとみているが、前期の機器売上高が予想を超過
した(ただし機器粗利益は予想を下回った~図 2 右側)ことを受け、前回予
想から引き上げた。
図1 粗利益、販管費、営業利益の推移
億円
100
億円
25
80
20
60
15
営業損益
(右軸)
40
10
収支
均衡
↓
20
0
粗利益(左軸)
その他販管費(左軸)
研究開発費(左軸)
-20
-40
-60
13
14
(15) 15 (16) (16) (17)
前回
前回 今回 今回
(出所)会社資料、( )内は当研究所予想
5
0
-5
-10
13
14
(15)
前回
15
-15
(16) (16) (17)
年度
前回 今回 今回
図2 部門別の売上高と粗利益の推移 機器売上高
カード収入高
億円
350
売 上 高 (左軸)
億円
140
300
120
250
100
200
80
150
60
100
40
50
20
0
(15) 15 (16) (16) (17)
前回
前回 今回 今回
(出所)会社資料、( )内は当研究所予想
アナリストレポート・プラットフォーム
システム使用料収入
その他
粗 利 益 (右軸)
13
14
13
14
(15)
前回
15
0
(16) (16) (17) 年度
前回 今回 今回
2
業 績 ・事 業 環 境
部門別では、機器売上高、カード収入高、システム使用料収入いずれも減
加盟店の減少傾向
には歯止めがかか
 会社概要
らない見通し
収を予想(図 2 左側)。パチンコホールの新規出店やリニューアルが見送ら
れるなか、前期に投入した新商品「G∞WIN’Z(ジーウインズ)」が市場で一
定の評価を得ていることから、新規獲得店舗数は前期並みを確保できると見
込んだ(図 3 棒グラフ)
。だが、後述する厳しい事業環境を背景にホール全
体の減少傾向には歯止めがかからないとみて、図 3(線グラフ)の通り、今
期末の同社プリペイドカードシステム加盟店舗数を前期末比 260 店減と想定
(16 年 4・5 月の 2 カ月間で 60 店減)
。つれて、利益率の高いカード収入高、
システム使用料収入が落ち込む見通し。前期同様、競合企業の値引き攻勢に
対抗せざるを得ないこともマイナスに働く。機器売上高については、前期ほ
どの単価下落は見込んでいないが、パチスロ用メダル貸機の買い替え需要が
一巡する見通し。今期中の新商品・新サービス投入も想定していない。
図3 プリペイドカードシステム加盟店舗数の推移
5000 店
期末加盟店舗
4900
数(左軸)
4800
4700
4600
新規獲得店舗数(右軸)
4500
4400
4300
4200
4100
4000
3900
3800
解約店舗数(右軸)
3700
12/3
13/3
14/3
15/3
(出所)会社資料、( )内は当研究所予想
800
700
600
500
400
店
300
200
100
0
-100
-200
-300
-400
-500
(16/3)
前回
16/3
(17/3)
前回
(17/3)
(18/3) 期
なお、17 年 4 月に予定されていた消費再増税(8%→10%)が 2 年半先送
りされたため、外税(※1)に対応している現行機(業界全体に設置されてい
るカードシステムの内、外税に対応しているのは 3 割弱と推測)への買い替
えが進む期待は後退した。ただし、元々、大きくは見込んでいなかったため、
今期予想への影響は殆どないと考える。
(※1)パチンコホールでは従来、貸玉料(通常 1 玉 4 円)
、貸メダル料(通常 1 メダル
20 円)に消費税が含まれる内税方式を採用。消費増税後も殆どのホールが貸玉(メ
ダル)料を据え置いている(増税分をホールで負担している)が、パチスロを中心
に外税方式に切り替え、増税分をユーザーに転嫁する動きも出ている。
アナリストレポート・プラットフォーム
3
業 績 ・事 業 環 境
研究開発費については、パチンコホールのコスト意識の高まりを受け、前
前期開発計画見
直しの影響で研究
開発費は激減へ
期において電子マネーを主軸とした「他業種連携サービス」の開発中止、お
よび、高機能版カードユニットの開発見直しを行った影響で、今期は 22 億
円への激減を予想(図 1 左側、前期は中止費用を含め 39 億円)
。12/3 期(18
億円)以来の低水準となり、営業損益改善を牽引しよう。その他販管費につ
いても、徹底したコスト削減により前期比 9%減となる見通し。
 会社概要
抜本的な構造改革
を検討中
会社側は厳しい事業環境でも利益の出せるコスト構造に転換すべく、
(1)購買・物流・製造・システム維持体制の改革による原価低減
(2)人員配置を含めた業務のあり方の抜本的見直し
といった構造改革を検討中だが、詳細がまとまるまでにある程度の時間を要
すと考えられるため、今期予想には構造改革の効果を織り込んでいない。
今期の連結純損益については収支均衡を予想(会社計画は 0.6 億円の赤字、
年 60 円→30 円/
株への減配を計画
前期は 21 億円の赤字)
。経営基盤再構築に向けた特別損失 2.0 億円(前期は
磁気カードシステム等の減損処理により 5.2 億円を計上)を想定した。構造
改革の内容次第では特損が膨らみ、今期の純損益を押し下げる可能性もある。
前期末で自己資本比率 70%、現金及び現金同等物残高 145 億円、無借金
と、
財務基盤は頑強なため、当研究所では配当余力は十分あるとみていたが、
会社側は財務面での健全性維持の観点から、今期の年間配当計画について、
期末のみの 30 円/株への減配を決めた(前期は上期末、期末とも 30 円/株の
年 60 円/株)
。

前期は競争激化、
研究開発費増大で
初の営業赤字に
16/3 期業績解説
16/3 期の連結業績は売上高が前期比 7%減の 239 億円(2 月に下方修正し
た会社計画 231 億円、当研究所前回予想 230 億円)となり(図 2 左側)
、営
業損益は会社修正計画、当研究所前回予想の通り 14 億円の赤字に(図 1 右
側、15/3 期は 8 億円の黒字)。外税対応や様々な情報提供サービスが可能と
なる新商品「G∞WIN’Z」の投入により機器販売台数は増加したが、パチン
コ、パチスロの規制強化でパチンコホールの経営環境が一段と厳しくなった
ことで、メーカー間の価格競争が激化し採算が悪化(図 2 右側)
。カードシ
ステム専業の同社以外(各メーカーのシェアは図 4 参照)はホールコンピュ
ータなど他の周辺機器で利益が出れば問題ないこともあって、価格競争は熾
烈を極めている。ストック型の収益構造であるカード収入高、システム使用
料収入も単価下落の影響を受けるとともに、加盟店舗数の減少(図 3)がマ
イナスに働いた。さらに、前述した通り一部研究開発の中止を決定。中止に
伴う費用を含め研究開発費が膨らんだ(図 1 左側)ため、営業赤字への転落
アナリストレポート・プラットフォーム
4
業 績 ・事 業 環 境
につながった。
図4 プリペイドカードシステム加盟店舗数・シェアの推移
 会社概要
店
10000
加盟店舗数(左軸)
←ユニバーサルET
ゲームカード+ジョイコ
←ダイコク
マースエンジニアリング
8000
6000
%
60
シェア(右軸)
50
日本ゲームカード
40
グローリーグループ
30
ジョイコシステムズ
グローリーグループ
4000
20
マースエンジニアリング
2000
ジョイコシステムズ
日本ゲームカード
10
←ダイコク
ユニバーサルET
0
0
08 09 10 11
(注)各年12月末の実績
(出所)会社資料

12
13
14
15
08
09
10
11
12
13
14
15 年
事業環境①(ホール経営)
規制強化がパチン
コ・パチスロ離れに
円パチンコ」
、
「5 円パチスロ」など)の定着、消費増税による負担増大(ユ
拍車をかける
ーザーへの転嫁は限定的)などを背景に厳しい経営環境に直面してきた。ユ
パチンコホールは近年、若者のパチンコ・パチスロ離れや低玉貸し営業(「1
ーザーからの人気を集めてきた射幸性の高いパチンコ(MAX タイプ)、パチ
スロ(AT タイプ)に対する規制が 14 年秋以降、強化されたことも、パチン
コ・パチスロ離れに拍車をかけている。経済産業省の「特定サービス産業動
態統計調査」によれば、パチンコホール業界の売上高は図 5 の通り、月次ベ
ースでは 16 年 4 月まで 25 カ月連続のマイナスだ
(15 年度は前年比 6.4%減)
。
図5 パチンコホールの売上高前年同月比増減率の推移 震災
%
20
03/10 パチスロ
「北斗の拳」発売
反動
15
10
5
0
年
-5
-10
-15
07/9末
4号機撤去
パチスロ離れ
加速
-20
(出所)経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」
アナリストレポート・プラットフォーム
↑
消費増税
震災影響
5
業 績 ・事 業 環 境
さらに、昨年 11 月に警察庁から通達があったパチンコの「くぎ曲げ」問
「くぎ曲げ」問題→
回収本格化でパチ
 会社概要
ンコ離れが加速か
題(※2)に伴う最終の回収対象リストが 6 月下旬に発表された。今後、該当
機の撤去・回収がいよいよ本格化し始めることで、パチンコ離れが加速する
リスクも大きい。
(※2)メーカーによる「くぎ曲げ」により検定機と性能が異なる可能性のあるパチン
コについて可及的速やかに撤去すべしとの通達。
15 年パチンコ設置台数 292 万台(出
所:警察庁)のうち、日本遊技機工業組合(日工組)が回収対象として発表した総
数は 73 万台。うち 14 万台を 8 月末まで、残りを年末までに回収する予定。規制強
化前に設置された射幸性の高いパチンコの大半が回収対象となった。
来期は新商品投入
なしとの 前提で 営
業収支均衡を予
想、構造改革効果
は保守的に反映

18/3 期業績予想
パチンコホールの厳しい経営環境を踏まえ、同社は今年に入りローコスト
オペレーションニーズに対応した新商品・新サービスの開発に舵を切ってい
るが、新商品・新サービスの市場投入時期は不透明。このため、当研究所で
は来期も新商品・新サービスの投入はないとの前提で連結業績を予想。売上
高を前期比 4%減の 212 億円(図 2 左側)
、営業損益を収支均衡(図 1 右側)
とした。期末加盟店舗数は同 200 店の減少を想定(図 3)。収益の柱である
カード収入高、システム使用料の売上高続落を見込んだ。販管費の削減では
粗利益の落ち込みをカバーできず(図 1 左側)
、営業損益は悪化する見通し。
なお、現在検討が進められている構造改革の効果については、保守的にしか
織り込んでおらず、抜本的な改革が打ち出されれば、コスト削減による損益
上振れ余地もあるだろう。

ECO 遊技機構想に
よる業界活性化に
期待高まる
事業環境②(業界活性化への取り組み)
遊技業界再生には、ヘビーユーザー依存からの脱却、若年層の取り込みな
どが不可欠。それを実現するための取り組みとして有望視されているのが、
「ECO 遊技機構想」
。ECO 遊技機(通称「エコパチ」
)では遊技球を盤面内部
で循環させる封入式構造によりコストダウンや不正防止、騒音対策などが可
能になるとされる。コストダウンによって還元率を高め、勝ち負けの波が小
さい(遊びやすい)
「身近な大衆娯楽」として原点回帰できれば、再びライ
トユーザーや若者を惹き寄せ、市場活性化につながる期待も高まる。
「ECO 遊技機構想」は遊技機メーカー団体である日工組を軸に進められて
きた。
ホール側にとっては初期投資負担が重くなる可能性があるため、
現状、
ホール団体からの全面的な支持は得られていないが、ホール側にとってもオ
ペレーションコストの削減効果は魅力的なうえ、業界再生「待ったなし」と
の共通認識も構想実現を後押しする可能性がある。また、前述した「くぎ曲
アナリストレポート・プラットフォーム
6
業 績 ・事 業 環 境
げ」問題を契機に行政側も業界健全化に向け規則改正に向け動き出す可能性
が高い。
 会社概要

ECO 遊技機構想が
実現すれば同社に
とって一大商機に
中長期見通し
12/3 期の売上高 436 億円、営業利益 45 億円をピークに縮小が続いてきた
同社の業績(図 6、日本ゲームカード時代を含む過去最高益は 08/3 期の 49
億円)が本格的に反転し、中長期的な成長軌道に乗るためには、新規ビジネ
スの創出が不可欠。会社側では高い技術力や遊技機メーカーとの緊密な連携
といった同社の持つ経営資源を最大限に発揮できる領域として、
「ECO 遊技
機構想」に対応した新たな事業の創出を模索している。同社は従前から「ECO
遊技機構想」に積極的に関わってきただけに、構想が実現すれば、大きなビ
ジネスチャンスとなる可能性が高い。中長期的な業績を見通すうえで、今後
も「ECO 遊技機構想」の行方に注目したい。
図6 売上高、営業利益、研究開発費の推移
55
営業利益(左軸)
研究開発費(左軸)
売上高(右軸)
億円
45
350
35
250
25
150
15
5
-5
07
08
09
10
11
-15
(注)10年度までは日本ゲームカードのみの業績
(出所)会社資料、( )内は当研究所予想
アナリストレポート・プラットフォーム
億円
450
12
13
14
15
収支
均衡
↓
(16)
(17)
年度
50
-50
-150
-250
7
(出所)㈱QUICK
上記チャート図の一部又は全部を、方法の如何を問わず、また、有償・無償に関わらず第三者に配布してはいけません。
上記チャート図に過誤等がある場合でも㈱QUICK 社及び東京証券取引所は一切責任を負いません。
上記チャート図の複製、改変、第三者への再配布を一切行ってはいけません。
2014/03
株 価 推 移
2015/03
2016/03
2017/03 予
(アナリスト)
株価(年間高値)
円
1,747
1,839
1,725
-
株価(年間安値)
円
1,400
1,406
1,490
-
月間平均出来高
百株
1,558
739
550
-
売
上
高
百万円
34,192
25,741
23,885
22,000
営
業
利
益
百万円
1,764
816
-1,440
200
経
常
利
益
百万円
1,849
836
-1,383
250
百万円
900
293
-2,117
0
業 績 推 移
当 期 純 利 益
E
P
S
円
63.16
20.54
-148.49
0.00
R
O
E
%
2.2
0.7
-5.3
0.0
流動資産合計
百万円
56,522
45,284
43,934
-
固定資産合計
百万円
8,133
13,796
10,847
-
資
百万円
64,655
59,081
54,781
-
産
合
計
貸借対照表
流動負債合計
百万円
13,448
10,107
10,363
-
主 要 項 目
固定負債合計
百万円
9,370
7,702
6,132
-
負
百万円
22,819
17,809
16,496
-
株主資本合計
百万円
41,766
41,204
38,230
-
純 資 産 合 計
百万円
41,835
41,272
38,285
-
営業活動による CF
百万円
4,631
3,844
1,828
-
投資活動による CF
百万円
-1,146
-5,046
-841
-
財務活動による CF
百万円
-2,194
-1,799
-1,476
-
現金及び現金同等
物の期末残高
百万円
18,022
15,020
14,530
-
キャッシュフ
ロー計算書
主 要 項 目
債
合
計
アナリストレポート・プラットフォーム
8
リ
ス
ク
分
業
界

関 会社概要
す る リ
析
に
ス ク

業界に関するリスク
同社は遊技(パチンコ・パチスロ)業界で事業を展開しているため、遊技
参加人口の落ち込みや市場規模の縮小、パチンコホール数の減少、行政によ
る規制強化など、遊技業界の事業環境が大きく変化した場合、同社の経営成
績、財政状況等に影響を及ぼす可能性がある。
事
関
業
す
る
に
リ
ス
ク

事業に関するリスク
(1)同業他社との競合激化、(2)急激な技術革新による同社商品の陳腐化、
(3)巨額の研究開発費を投じた新商品の不発・開発中止、(4)プリペイドカー
ドの偽変造、不正使用問題、(5)加盟店の倒産等による損失発生、などのリ
スクに注意する必要がある。
アナリストレポート・プラットフォーム
9
デ ィ ス ク レ ー マ ー
1.本レポートは、株式会社東京証券取引所(以下「東証」といいます。
)が実施する「アナリストレポー
ト・プラットフォーム」を利用して作成されたものであり、東証が作成したものではありません。

会社概要
2.本レポートは、本レポートの対象となる企業が、その作成費用を支払うことを約束することにより作
成されたものであり、その作成費用は、当該企業が東証に支払った金額すべてが、東証から株式会社 QUICK
(以下「レポート作成会社」といいます。
)に支払われています。
3.本レポートは、東証によるレビューや承認を受けておりません(ただし、東証が文面上から明らかに
誤りがある場合や適当でない場合にレポート作成会社に対して指摘を行うことを妨げるものではありま
せん)
。
4.レポート作成会社及び担当アナリストには、この資料に記載された企業との間に本レポートに表示さ
れる重大な利益相反以外の重大な利益相反の関係はありません。
5.本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を唯一の目的として作成されたもので、有価証券の
取引及びその他の取引の勧誘又は誘引を目的とするものではありません。有価証券の取引には、相場変
動その他の要因により、損失が生じるおそれがあります。また、本レポートの対象となる企業は、投資
の知識・経験、財産の状況及び投資目的が異なるすべての投資者の方々に、投資対象として、一律に適
合するとは限りません。銘柄の選択、投資判断の最終決定は、投資者ご自身の判断でなされるようにお
願いいたします。
6.本レポート作成にあたり、レポート作成会社は本レポートの対象となる企業との面会等を通じて、当
該企業より情報提供を受けておりますが、本レポートに含まれる仮説や結論は当該企業によるものでは
なく、レポート作成会社の分析及び評価によるものです。また、本レポートの内容はすべて作成時点の
ものであり、今後予告なく変更されることがあります。
7.本レポートは、レポート作成会社が信頼できると判断した情報に基づき記載されていますが、東証及
びレポート作成会社は、本レポートの記載内容が真実かつ正確であり、そのうちに重要な事項の記載が
欠けていないことやこの資料に記載された企業の発行する有価証券の価値を保証又は承認するものでは
ありません。本レポート及び本レポートに含まれる情報は、いかなる目的で使用される場合におきまし
ても、投資者の判断と責任において使用されるべきものであり、本レポート及び本レポートに含まれる
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8.本レポートの著作権は、レポート作成会社に帰属しますが、レポート作成会社は、本レポートの著作
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<指標の説明について>
本レポートに記載の指標に関する説明は、東京証券取引所ウェブサイトに掲載されております。
参照 URL ⇒ http://www.jpx.co.jp/listing/ir-clips/analyst-report/02.html
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