資料3-1 日野市の公共施設等の現状と課題の整理

資料 3-1
日野市の公共施設等の現状と課題の整理
№
類型
1
行政施設
2
学校教育施設
現状
老朽化の現状
コストの現状
・ 当 該 類 型 の 平 均 老 朽 化 比 率 は ・歳出:5,527 百万円/年、純コスト:5,735 百万円
64.2%。全体平均 61.2%と同程度。
/年
・中でも、市役所本庁舎が 76.8%と ・市役所本庁舎の歳出:4,729 百万円/年、純コスト:
高い。
4,861 百万円/年(歳出の 96.5%は人件費)
・男女平等推進センター「ふらっと」
と豊田連絡所はそれぞれ 26.4%と
34.5%と低い。
1 人当たりコスト
・ 当 該 類 型 の 平 均 老 朽 化 比 率 は ・歳出:1,069 百万円/年、純コスト:2,627 百万円
65.1%。全体平均 61.2%と同程度。
/年
・ただし、第三幼稚園は 100%、第四 ・歳出ベースで見ると、幼稚園、小学校、中学校の
幼稚園は 99.6%、第五幼稚園は
間に大きな差はないが、純コストで見ると大きく
92.4%と幼稚園の老朽化が進んで
異なる。
いる。
これは、幼稚園に比べて小学校や中学校の大規模
・教育センターも 92.3%と老朽化比
改修費と建替費が大きいためである。
率が高い。
・純コストが最も高い中学校の中でも、日野第三中
・小学校では、老朽化比率が日野第六
学校のコストが 125 百万円/年と高い。
小学校で 88.3%、日野第一小学校
これは、延床面積が広く大規模改修費と建て替え
で 87.6%と高い。
費が大きくなってしまうため。また、修繕費や建
・中学校では、日野第二中学校が
築費等(既存更新分)が高くなっているため。
85.3%と高い。
・歳出は、幼稚園が 579,000 円/人・年、小学校が 59,300
円/人・年、中学校が 75,200 円/人・年と幼稚園が非常に
高い。これは、施設当たりの児童が尐ないため。
・幼稚園の純コストは、666,900 円/人・年ほど。第四幼稚
園は 877,500 円/人・年と比較的コストが高い。
・小学校の歳出・純コストはさまざまであり、歳出が最も
高い小学校は日野第五小学校、次いで、夢が丘小学校。
純コストが最も高い小学校は日野第五小学校、次いで、
滝合小学校である。
・一方、豊田小学校は 102,700 円/人・年と市内で最もコ
ストが安い。
・滝合小学校は、市内で 2 番目に児童数が尐ない一方で、
施設規模が市内で最も大きい。そのため、児童数に比
して大規模改修費と建替費が高く、1人あたりの純コ
ストが 231,000 円/人・年と高くなっている。
・中学校は、歳出が 50,000~60,000 円/人・年のものと
100,000 円/人・年のものの 2 つに分けられる。
・純コストで見ると、日野第一中学校と日野第三中学校
を除き 150,000~350,000 円/人・年。
・日野第三中学校は、生徒数が市内で 2 番目に尐ない一
方で施設規模が大きい。そのため、大規模改修費と建
て替え費が高く、児童数に比して大規模改修費と建替
費が高く、1人あたりの純コストが 231,000 円/人・年
と高くなっている。
教育センターの純コストは、612,300 円/人・年。
現状のまとめと課題
・市役所本庁舎の老朽化比率が 76.8%と高くなってお
り、施設規模が大きいため、今後改修計画を進めて
いく必要がある。なお、耐震・改修工事について平
成 28,29 年度に設計を行い、29 年度から改修工事を
実施予定である。
・類型の中で最もコストが高いが、その多くは市役所
本庁舎の人件費であり、削減の余地は小さい。
・防災情報センター、建築指導事務所についても老朽
化比率が 50%を超えており、今後長寿命化に向けた
取組を検討する必要がある。
・幼稚園と教育センターで老朽化が進んでおり、今後
の建て替え等の検討が必要になる。
・5 つの幼稚園のうち 3 つ(第三幼稚園、第四幼稚園、
第五幼稚園)の老朽化比率が 90%を超えている。そ
のうち第三幼稚園と第四幼稚園については、平成 30
年度を目標に統合の検討が進められているが、残り
の第五幼稚園についても今後優先して長寿命化等
に向けた取組を検討する必要がある。
・小学校では日野第一小学校、日野第三小学校、日野
第六小学校、潤徳小学校、滝合小学校、南平小学校
の老朽化比率が 80%を超えており、今後優先して長
寿命化や統廃合に向けた取組を検討する必要があ
る。
・日野第三中学校、日野第四中学校、三沢中学校、大
坂上中学校、平山中学校は老朽化比率が 70%を超え
ており、今後 20 年以内に耐用年数が到来するため、
長寿命化等の取組を検討する必要がある。日野第二
中学校の老朽化比率は 80%を超えていたが、一部建
て替えを実施中である。
・小学校と中学校は規模が大きいため、大規模修繕・
建て替え費用が高額であり、効率のよい学校運営を
行うには、児童・生徒数に見合った規模の施設運営
や統合による大規模化が必要である。その点、生徒
数に対して施設が大きすぎる滝合小学校等は、施設
の効率的な運営が課題である。
・
1
№
3
現状
利用度のまとめと課題
老朽化の現状
コストの現状
1 人当たりコスト
子育て支援施 ・ 当 該 類 型 の 平 均 老 朽 化 比 率 は ・歳出:2,531 百万円/年、純コスト:2,665 百万円 ・歳出は、保育園が 1,428,700 円/人・年、児童館が 1,600 ・子育て支援施設全体としては、他の類型と比較して
設
47.5%。全体平均 61.2%より低い。
/年。
円/人・年、学童クラブが 900 円/人・年。
老朽化が進んでいないが、保育園については 11 園
・さんぽっぽひろばとたきあい学童ク ・歳出ベースで見ると、保育園は 149 百万円/年、 ・ 純 コ スト に つい て も同 様 の 傾向 で あり 、 保育 園 が
のうち 5 園(とよだ保育園、ひらやま保育園、みさ
ラブは老朽化比率が 100%となっ
児童館は 45 百万円/年、学童クラブが 10 百万円/
1,472,000 円/人・年、児童館が 1,700 円/人・年、学童ク
わ保育園、おおくぼ保育園、しんさかした保育園)
ており、耐用年数が到来している。
年と保育園が高い。純コストの傾向も歳出と同様
ラブが 1,100 円/人・年。
で老朽化比率が 70%を超えており、今後 20 年以内
・とよだ保育園は 99.8%、もぐさだ
である。
・保育園は、歳出と純コストで同様の傾向。概ね 1,250,000
に耐用年数が到来するため、長寿命化等の取組を検
い児童館は 96.8%、ひの児童館と ・純コストが最も高い保育園の中でも、おおくぼ保
~1,850,000/人・年ほどの純コスト。もぐさだい保育園
討する必要がある。上記のうちとよだ保育園につい
ふたば学童クラブは 91.8%と耐用
育園、たまだいら保育園の純コストが 180 百万
としんさかした保育園はそれぞれ 1,800,000 円/人・年
ては、平成 30 年度に民間譲渡を検討されている。
年数の到来が近い。
円/年と高い。
前後と比較的高い。
・たきあい学童クラブは耐用年数が到来しており、長
・児童館も、歳出と純コストで同様の傾向。純コストが
寿命化・建て替え等の検討が必要である。26 の学童
1,600 円/人・年以下の児童館と 2,000 円/人・年以上かか
クラブのうち 7 つ(ふたば学童クラブ、夢が丘学童
る児童館がある。最も純コストが高い児童館はもぐさ
クラブ、じゅんとく学童クラブ、たきあい学童クラ
児童館であり、2,600 円/人・年、最も安い児童館は、み
ブ、八小学童クラブ、七生緑小学童クラブ、一小学
さわ児童館であり 900 円/人・年。
童クラブ)で老朽化比率が 70%を超えており、今後
利用者数の多寡によるところが大きい。
20 年以内に耐用年数が到来するため、長寿命化等の
・学童クラブは、七生緑小学童クラブの純コストが 2,000
取組を検討する必要がある。
円/人・年と高い。
・10 の児童館のうち 3 つ(みさわ児童館、もぐさだい
・その他の子育て支援施設では、こども家庭支援センタ
児童館、ひの児童館、)老朽化比率が 70%を超えて
ーと 0 歳児ステーション「おむすび」の歳出と純コス
おり、今後 20 年以内に耐用年数が到来するため、
トが高い。
長寿命化等の取組を検討する必要がある。特に、後
者 2 つは老朽化比率が 90%を超えており、より優先
し建て替え等の必要性について検討する必要があ
る。
・ひらやま児童館、みなみだいら児童館ぶらねっと、
もぐさだい児童館の利用者 1 人あたりのコストが他
の児童館よりも高額になっており、施設の効率的な
運営が課題である。
・その他の子育て支援施設では、子育てひろば程久保
「あかいやね」とさんぽっぽひろばの老朽化比率が
80%を超えており、今後優先して長寿命化や統廃合
に向けた取組を検討する必要がある。
類型
2
4
コミュニティ
施設
・ 当 該 類 型 の 平 均 老 朽 化 比 率 は ・歳出:866 百万円/年、純コスト:1,126 百万円/ ・歳出は、交流センターが 800 円/人・年、地区センター
67.1%。全体平均 61.2%より高い。
年。
が 3,600 円/人・年
・ 特 に 、 地 区 セ ン タ ー は 、 全 体 の ・歳出ベースで見ると、交流センターは 15 百万円
純コストについても同様であり、交流センターが 1,300
59.7%が老朽化比率 100%と老朽
/年、地区センターは 9 百万円/年。交流センター
円/人・年、地区センターが 3,900 円/人・年。
化が進んでいる。
の歳出に対する大規模改修費や建替費の額は、大 ・交流センターでは、歳出が概ね 1,000 円/人・年以下の施
・一方、交流センターでは、豊田南ま
きいものと小さいものがある。そのため、純コス
設と、1,500~1,700 円/人・年ほどの施設に分けられる。
ちづくり事務所が 96.5%、百草台
トの傾向は施設によって異なる。
歳出が多い施設は、落川交流センター、豊田駅北交流
コミュニティセンターが 94.9%と ・交流センターでは、百草台コミュニティセンター、
センター、東町交流センター、東部会館の 4 施設。
高くなっている。
平山台健康・市民支援センターは大規模改修費と
落川交流センター、豊田駅北交流センター、東町交流
建替費が大きいため、純コストが高い。
センターは、施設規模が小さく利用者が尐ないものの、
東部会館は、歳出が大きいため、純コストが高い。
歳出がそれに比例していないためにコストが高い。東
・地区センターは、歳出、純コストは地区センター
部会館は、施設規模が大きいものの利用者がそれに比
ごとに同程度の支出になっている。
例して多くないためにコストが高い。
純コストは、百草台コミュニティセンターが最も
純コストは、百草台コミュニティセンターが 3,000 円/
高く、88 百万円/年。
人・年と突出して高い。
・地区センターは、歳出と純コストで同様の傾向を示し
ており、純コストはさまざまである。
・梅が丘地区センターは 40,400 円/人・年と突出して高い。
5
福祉施設
・当該類型の平均老朽化比率は
51.7%。全体平均 61.2%より低い。
・中でも、中央福祉センターと市立こ
ばと寮は、老朽化比率が 100%と高
い。
6
保健福祉施設
・当該類型の平均老朽化比率は
71.9%。全体平均 61.2%より高い。
・中でも、火葬場は老朽化比率 100%
と高い。
・全体的な老朽化比率は平均と同程度であるが、地区
センターは老朽化が進んでおり、老朽化対策が課題
である。
・交流センター等では、百草台コミュニティセンター、
平山台健康・市民支援センター、豊田南まちづくり
事務所、旧日野市商工会館の老朽化比率が 80%を超
えており、今後優先して長寿命化や統廃合に向けた
取組を検討する必要がある。特に、百草台コミュニ
ティセンターと平山台健康・市民支援センターは施
設の規模が大きいため、改修や建て替えには多額の
費用を要することから特に老朽化対策が必要であ
ると考えられる。
・百草台コミュニティセンターは、大規模改修費や建
て替え費が大きいものの利用者が多くなく、効率的
な運営が課題である。
・67 の地区センターのうち 48 の地区センターの老朽
化比率が 70%を超えており、今後 20 年以内に耐用
年数が到来するため、長寿命化等の取組を検討する
必要がある。さらに、うち 40 の地区センターでは
耐用年数が到来しており、長寿命化・建て替え等の
検討が必要である。
・多摩平中央公園地区センター、三沢西地区センター、
金子橋地区センター、梅が丘地区センターは、他と
比較して 1 人当たりのコストが高く、効率的な運営
が課題である。
・歳出:423 百万円/年、純コスト:523 百万円/年。 ・歳出は、福祉センター等が 600 円/人・年、高齢福祉施 ・全体的な老朽化比率は平均より低いが、中央福祉セ
・歳出ベースで見ると、福祉センター等は 14 百万
設(南新井ふれあいサロン)が 80 円/人・年
ンター、湯沢福祉センター、市立こばと寮、市立第
円/年、高齢福祉施設は 0.2 百万円/年、その他福
純コストについても同様の傾向であり、福祉センター
3 こばと寮は老朽化比率が 80%を超えており、長寿
祉施設は 169 百万円/年。
等が 1,200 円/人・年、高齢福祉施設(南新井ふれあいサ
命化等の取組を検討する必要がある。
純コストは、福祉センター等は 25 百万円/年、高
ロン)が 260 円/人・年。
齢福祉施設は 5 百万円/年、その他福祉施設 73 百 ・福祉センター等では、歳出が概ね 40~1,400 円/人・年 ・福祉施設等と、高齢福祉施設は歳出に対する大規模
万円/年。
までさまざまであり、最もコストが高い施設は中央福
改修費及び建替費の額が大きいため、予防保全や長
・福祉施設等及び高齢福祉施設は、歳出に対して大
祉センター、最もコストが低い施設が湯沢福祉センタ
寿命化など 1 年あたりの大規模修繕費と建替費の低
規模改修費および建替費の額が大きい傾向、その
ー。
減が課題である。
他の福祉施設は、歳出が非常に大きい。
・純コストも同様に、歳出が概ね 150~2,400 円/人・年ま
純コストは、障害者生活・就労支援センターと特
でさまざまである。最もコストが高い施設は中央福祉 ・中央福祉センターは、効率的な運営が課題である。
別養護老人ホーム老人デイサービスセンターが
センター、最もコストが低い施設が湯沢福祉センター。
高く、それぞれ 311 百万円/年、80 百万円/年。
七生福祉センターが中央福祉センターの約 4 分の 1 の
広さであるにもかかわらず、利用者数が 2 倍以上とな
っている。
・歳出:45 百万円/年、純コスト:52 百万円/年。 ・歳出は、市営火葬場が 1,100 円/人・年、保健施設が 15,800 ・火葬場や休日、夜間診療所相互での比較は難しいた
・歳出ベースで見ると、火葬場(市営火葬場)は
円/人・年。
め、利用度から課題は不明。
18 百万円/年、保健施設は 9 百万円/年。
純コストについても同様の傾向であり、市営火葬場が
ただし、火葬場については、耐用年数が到来してお
純コストは、火葬場(市営火葬場)は 20 百万円
1,200 円/人・年、保健施設が 18,100 円/人・年。
り、老朽化が進んでいるため、優先して長寿命化等
/年、保健施設は 11 百万円/年。
・保健施設の歳出は、休日歯科応急診療所が 21,000 円/
の取組を検討する必要がある。
・火葬場(市営火葬場)、保健施設ともに、歳出が
人・年、休日準夜こども応急診療所が 18,800 円/人・年、
大きくなっており、それに比べると大規模改修費
休日準夜診療所が 7,800 円/人・年。
や建替費は小さい。
純コストは、それぞれ 22,800 円/人・年、21,100 円/人・
純コストは、火葬場(市営火葬場)が最も高い。
年、10,400 円/人・年となっています。
休日準夜診療所の純コストが低いのは、利用者が他の 2
施設よりも多いためだと考えられる。
3
№
類型
7
住宅施設
8
スポーツ施設
9
社会教育施設
現状
利用度のまとめと課題
老朽化の現状
コストの現状
1 人当たりコスト
・ 当 該 類 型 の 平 均 老 朽 化 比 率 は ・歳出:259 百万円/年、純コスト:549 百万円/年。 ・歳出は 556,100 円/人・年、純コストは 784,200 円/人・ ・城址ケ丘団地市営住宅と長山団地市営住宅の老朽化
58.7%。全体平均 61.2%と同程度。 ・歳出ベースの平均コストは、32 百万円/年、純コ
年。
比率が 90%を超えている(いずれも将来的な廃止が
・中でも、城址ヶ丘団地市営住宅は老
ストは 69 百万円/年。
・城址ヶ丘団地市営住宅の歳出が 2,049,600 円/人・年と最
検討されている)。
朽化比率 100%、長山団地市営住宅
歳出の額と大規模改修費及び建て替え費の構成
も高く、次いで第四かしの木ハイツが 826,400 円/年。
は 96.9%と高い。
は、施設によりさまざまである。
純コストも同様の傾向であり、城址ヶ丘団地市営住宅
城址ヶ丘団地市営住宅、下田団地市営住宅、第四
が 2,269,800 円/人・年と最も高く、次いで第四かしの木
かしの木ハイツの 3 施設は歳出の割合が大きく、
ハイツが 826,400 円/年。
高幡団地市営住宅、第一東光寺団地市営住宅、長 ・城址ヶ丘団地市営住宅は入居者が 13 人と尐なく、規模
山団地市営住宅、川原付団地市営住宅は歳出とそ
も小さいため、一人当たりの純コストが高い。
の他が同程度、向川原団地市営住宅は大規模改修 ・向川原団地市営住宅は入居者が 560 人と多いため、一
費と建替費が大きい。
人当たりの純コストが低い。
・ 当 該 類 型 の 平 均 老 朽 化 比 率 は ・歳出:110 百万円/年、純コスト:149 百万円/年。 ・歳出が最も多い施設は万願寺グラウンドであり、3,400 ・南平体育館の老朽化率は 81.5%と高い。建て替えに
64.4%。全体平均 61.2%と同程度。 ・歳出ベースの平均は 7 百万円/年、純コストは 10
円/人・年。旭ヶ丘中央公園テニスコートは 18 円/人・
ついて平成 27 年度に計画、28,29 年度に設計を実施
・中でも、多摩平第一公園テニスコー
百万円/年。
年と低い。
する予定である。
トは老朽化比率 100%と高い。
歳出の額と大規模改修費及び建て替え費の構成
純コストも歳出と同様の傾向。
・市民陸上競技場の老朽化比率が 70%超えており、施
を見ると、南平体育館は歳出とその他の費用が同 ・万願寺グラウンドは尐年軟式野球場であり使用用途が
設の規模も大きいため、長寿命化等の取組を検討す
程度、その他の施設は歳出の割合が大きい。
限られる中、26,490 千円/年の賃借料がかかっているこ
る必要がある。
とで、利用者 1 人当たりの歳出と純コストが高くなっ
てしまっている。
・ 当 該 類 型 の 平 均 老 朽 化 比 率 は ・歳出:928 百万円/年、純コスト:1,217 百万円/ ・歳出は、市民会館等が 300 円/人・年、図書館が 2,300 ・全体的な老朽化比率は平均より低いが、小島善太郎
48.2%。全体平均 61.2%より低い。
年。
円/人・年、公民館が 1,300 円/人・年、歴史資料館が 2,700
記念館など老朽化比率が高い施設も見られる。
・中でも、小島善太郎記念館は 100%、 ・歳出ベースで見ると、図書館が最も高く 88 百万
円/人・年。
・3 つある公民館等のうち中央公民館、中央公民館高
高幡図書館は 97.2%、中央公民館
円/年、歴史資料館が最も安く 20 百万円/年。
・純コストについても同様の傾向であり、市民会館等が
幡台分室はいずれも老朽化比率が 80%を超えてお
高幡台分室と郷土資料館は 96.8% ・純コストで見ると、歳出ベースと同様図書館が最
600 円/人・年、図書館が 2,500 円/人・年、公民館が 1,600
り、今後優先して長寿命化や統廃合に向けた取組を
と高い。
も高く 97 百万円/年、市民会館等も大規模改修費
円/人・年、歴史資料館が 3,700 円/人・年。
検討する必要がある。
や建替費が歳出と同程度かそれ以上必要である ・市民会館等は、歳出と純コストで同様の傾向。純コス ・市民会館については、七生公会堂の老朽化比率が
ため、平均 73 百万円/年と高い。
トは概ね 300~1,000 円/人・年ほど。
80%を超えており、今後優先して長寿命化や統廃合
最も純コストが高い施設は、七生公会堂。これは、延
に向けた取組を検討する必要がある。
床面積・利用者数ともに 4 施設の中で中間的な規模に ・図書館については、
高幡図書館の老朽化比率が 97.2%
とどまっていることが、他よりも効率がよくない原因。
と高く今後優先して長寿命化や統廃合に向けた取
・図書館も、歳出と純コストで同様の傾向。純コストは
組を検討する必要がある。
400~6,500 円/人・年と施設によって異なる。
・歳出、純コストが高い百草図書館については、特に
最も純コストが高い施設は、百草図書館。これは歳出
利用者数が尐なく、効率的な運営が課題である。
と純コストが他の施設よりも高いこと、市政図書室は
利用者が他の施設よりも尐ないことが、効率がよくな
い原因。
・公民館も、歳出と純コストで同様の傾向。
中央公民館の純コストは、2,200 円/人・年、中央公民館
高幡台分室は 1,000 円/人・年。
・歴史資料館も、歳出と純コストで同様の傾向。
純コストは 1,300~8,700 円/人・年と施設によってさま
ざま。最も純コストが高い施設は、小島善太郎記念館
でであり、利用者が尐ないことが効率がよくない原因。
4
№
10
11
類型
防災施設
その他施設
現状
老朽化の現状
コストの現状
・ 当 該 類 型 の 平 均 老 朽 化 比 率 は ・歳出:2 百万円/年、純コスト:17 百万円/年。
44.7%。全体平均 61.2%より低い。 ・歳出ベースで見ると、0.1 百万円/年、純コストは
・しかし、老朽化比率は二極化してお
1 百万円/年。
大規模改修費や建替費の割合が大き
り、全体の 34.8%に当たる 8 つの
い。
消防団詰所は老朽化比率が 100% ・消防団第三分団第一部詰所器具置場用地は 1,623
となっている。
千円/年と比較的高い。
1 人当たりコスト
利用度のまとめと課題
・全体的な老朽化比率は平均より低いが、老朽化比率
が 100%の施設が多数くあり、長寿命化や統廃合に
向けた取組を検討する必要がある。
・施設単位でのコストは他類型と比較して尐なく、大
きな課題は見られない。
・ 当 該 類 型 の 平 均 老 朽 化 比 率 は ・歳出:883 百万円/年、純コスト:1,079 百万円/ ・利用者一人当たりの歳出と純コストは同様の傾向。
・全体的な老朽化比率は平均と同程度であるが、南平
61.1%。全体平均 61.2%と同程度。
年。
・純コストを見ると、
八ヶ岳高原大成荘が最も高く 13,100
倉庫、旧庁舎車庫跡地は老朽化比率 100%であり、
・中でも、南平倉庫、旧庁舎車庫跡地 ・歳出ベースの平均コストは 110 百万円/年、純コ
円/人・年、環境情報センターが 4,000 円/人・年、七ツ塚
長寿命化や統廃合に向けた取組を検討する必要が
は老朽化比率 100%と高い。
ストは 51 百万円/年。大規模改修費や建替費の割
ファーマーズセンターが 1,500 円/人・年、緑化センター
ある。
合はそれほど大きくない。
が 600 円/人・年。
・クリーンセンターの純コストが最も高く 872 百
・施設ごとの性格が異なるため、利用度のみでは課題
万円/年。
は不明。
5