ウィークリー・アウトルック - マネースクウェア・ジャパン

2016 年 7 月 8 日(金)発行 No.105
市場調査部レポート
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ウィークリー・アウトルック
日米欧それぞれの注目点
【相場環境】 日米欧それぞれの注目点
【全体観・米ドル】 ドル/円、100 円台割れも視野に
【ユーロ】 ユーロ/円、上方硬直性に変化なし
【ポンド】 ポンド/円、強烈な下降トレンドを示唆
【豪ドル】 上値が重い展開になる可能性も!?
【NZ ドル】 RBNZ の利下げ観測後退。18 日の CPI が重要
【トルコリラ】 トルコの材料よりも、外部環境に左右されやすい地合い
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【相場環境】 日米欧それぞれの注目点
来週の注目点は、(1)米景況感の変化、(2)日本の参院選、(3)BOE(英中銀)の会合、(4)イタリアの銀
行問題、でしょう。
足元の米景気は堅調を維持していそうです。6 月の ISM 指数は、製造業、非製造業ともに事前予想を上
回り、前者は昨年 2 月以来、後者は昨年 11 月以来の高水準でした。雇用統計は本稿執筆時点で未発表
ですが、5 月の軟調さが「一時的」であることが明らかになり、またベージュブック(地区連銀経済報告)や小
売売上高、鉱工業生産、消費者信頼感などが堅調であれば、徐々に米経済の良好さが意識されるかもし
れません。
FF レート(政策金利)先物によれば、年内の利上げは 1 割程度しか織り込まれていません。今後の経済
指標次第で、利上げ観測が高まるようであれば、ドルの支援材料となりそうです。
一方で、雇用統計その他が軟調であれば、「2017 年末まで据え置き」とのシナリオが一段と強化され、ド
ルにとって重石になりそうです。
7 月 10 日投開票の日本の参院選では、与党が改選過半数となる勢いです。そうであれば、アベノミクス
が有権者の信を得たと解釈され、改革への期待や金融緩和による支援の期待も相まって、株高・円安とな
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りそうです。
ただ、与党が圧勝するようであれば、安倍政権の「慢心」を生む可能性があり、また安倍首相が憲法改
正に注力することで、経済運営が二の次になるかもしれません。その場合は、株高・円安の反応は意外に
短命に終わるかもしれません。
一方、与党が改選過半数などの事前目標を達成できなければ、アベノミクスの推進力は一段と低下しそ
うです。安倍首相のレームダック化が始まるかもしれません。その場合は、株安・円高の反応が予想されま
す。
14 日、BOE(英中銀)は金融緩和を実施する可能性があります。利下げとなれば、2009 年 3 月のリーマ
ン・ショック直後以来となります。永らく「次の一手」は利上げとみられていましたが、英国民投票で BREXIT
(EU 離脱)が選択されたことで、カーニー総裁はその悪影響に対応するための早期の金融緩和を示唆しま
した。
英国の不動産ファンドから資金が大量に流出して、顧客との取引停止が相次いでいることも、流動性供
給の必要性などを通じて金融緩和に踏み切る根拠となるかもしれません。
BREXIT の影響で欧州の銀行株が大きく下落するなか、イタリアの銀行の不良債権問題が浮上してきま
した。イタリア政府は公的資金注入による不良債権処理(ベイルアウト)を目指していますが、欧州委員会は
公的資金(=税金)が使われる場合には、銀行への投資家や高額預金者も相応の負担をすべき(ベイルイ
ン)として待ったをかけている模様です。
とりわけ問題となっているのが、イタリアで第 3 位のモンテ・パスキ銀行です。同行は、ECB からも文書に
よる不良債権削減の要請を受けています。また、今月末には EU の銀行ストレス・テストの結果が公表される
見込みでもあり、迅速に不良債権処理を進めることが重要な課題になっています。
英国の不動産ファンドやイタリアの銀行の問題など、欧州で金融不安が高まらないか、要注意でしょう。
<チーフエコノミスト 西田明弘>
【全体観・米ドル】 ドル/円、100 円台割れも視野に
[ドル/円、今週のトレンドおよびコアレンジ予想]
○ドル/円:戻り売り相場:99.00-102.00 円
上記の通り、英国の EU 離脱(Brexit)に伴う英不動産ファンドの問題や、新たにイタリアの銀行問題が浮上
するなど、欧州金融情勢に先行き不透明感が漂っています。
これらファンダメンタルズ材料を逐一挙げてみると、まさに不透明感満載と言えますが、為替相場に限ら
ず相場全般に言えることは『相場は極めてシンプルなロジック(論理)に従って動く』ということに尽きます。
『単純であることは究極の洗練である』とは、かのレオナルド・ダ・ヴィンチの言葉ですが、ここでは視点をシン
プルなテクニカル分析に絞り、ドル/円および欧州通貨の相場動向を確認していきたいと思います。
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まずは、以下ドル/円の日足・スパンモデル®+ボリンジャーバンドをご確認ください。
上記チャートを見てみると、1) 21MA(21 日移動平均線)が下向きであること、2) ローソク足の上方に赤
い雲(=抵抗帯)があること、3) 遅行スパンがローソク足の下方にあること、そして 4) ローソク足が-1σから
-2σラインの間に位置(=下降バンドウォーク)していることから、典型的な下降トレンドを示唆しているのが確
認できます。
上記日足チャート上でのドル/円の上値メド・下値メドについては・・・
■ 上値メド:101.76 円(≒-1σライン) ないしは 102.86 円(≒先行 1)付近
■ 下値メド:99.91 円(≒-2σライン) ないしは 6/24 安値である 98.76 円付近
と想定します。
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一方で、タイムフレームを一つ広げて、同テクニカル指標の週足チャートを見てみると以下の通りです。
上記チャートを見てみると、1) 21MA(21 週移動平均線)が下向きであること、2) ローソク足の上方に赤
い雲(=抵抗帯)があること、3) 遅行スパンがローソク足の下方にあること、そして 4) ローソク足が-2σライ
ン付近に位置していることから、日足と同様、典型的な下降トレンドを示唆しています。
上記週足チャート上でのドル/円の上値メド・下値メドについては・・・
■ 上値メド:104.88 円(≒-1σライン)付近
■ 下値メド: 6/24 安値である 98.76 円付近
と想定します。
これらを総合すると、ドル/円の戻りは 105 円近辺では非常に重いと判断してよさそうです。あくまでテクニ
カル上の判断として、一つの参考としていただければ幸いです。<チーフアナリスト 津田隆光>
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【ユーロ】 ユーロ/円、上方硬直性に変化なし
[ユーロ/円・ユーロ/ドル、今週のトレンドおよびコアレンジ予想]
○ユーロ/円:戻り売り相場:110.00-113.00 円
○ユーロ/ドル:レンジ相場:1.0950-1.1200 ドル
今週はユーロ/円の日足チャートについて見ていきたいと思います。以下、ユーロ/円・日足・スパンモデ
ル®+ボリンジャーバンドをご確認ください。
上記チャートを見てみると、1) 21MA(21 日移動平均線)が下向きであること、2) ローソク足の上方に赤
い雲(=抵抗帯)があること、3) 遅行スパンがローソク足の下方にあること、そして 4) ローソク足が-1σから
-2σラインの間に位置(=下降バンドウォーク)していることから、ドル/円同様、典型的な下降トレンドを示唆
しているのが確認できます。
上記日足チャート上でのユーロ/円の上値メド・下値メドについては・・・
■ 上値メド:112.83 円(≒-1σライン) ないしは 114.39 円(≒先行 1)付近
■ 下値メド:109.83 円(≒-2σライン) ないしは 6/24 安値である 109.32 円付近
と想定します。
ユーロ/円の同週足チャートでは、ローソク足が-2σラインを大きく割り込んでいる状態のため、足もとでは
下げ過ぎの修正(上昇)もありそうですが、いずれにしても上方硬直性、つまり上値が重い展開に変化はなさ
そうです。<津田>
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【ポンド】 ポンド/円、強烈な下降トレンドを示唆
[ポンド/円、今週のトレンドおよびコアレンジ予想]
○ポンド/円:戻り売り相場:134.00-142.00 円
ポンド/円についても、日足チャート中心に見ていきたいと思います。以下、ポンド/円・日足・スパンモデル
®+ボリンジャーバンドをご確認ください。
上記チャートを見てみると、1) 21MA(21 日移動平均線)が下向きであること、2) ローソク足の上方に赤
い雲(=抵抗帯)があること、3) 遅行スパンがローソク足の下方にあること、そして 4) ローソク足が-1σから
-2σラインの間に位置(=下降バンドウォーク)していることから、ドル/円・ユーロ/円同様、典型的な下降ト
レンドを示唆しているのが確認できます。σラインの傾斜から言えば、ドル/円やユーロ/円以上に“強烈な”
下降トレンドと言えるのかもしれません。
上記日足チャート上でのポンド/円の上値メド・下値メドについては・・・
■ 上値メド:133.97 円(≒-1σライン) ないしは 139.09 円(≒先行 1)付近
■ 下値メド:124.92 円(≒-2σライン) 付近
と想定します。
ポンド/円については、先月 24 日のいわゆる“Brexit ショック”時の安値を大きく下回っており、また週足・
月足チャートとも強烈な下降トレンドを示唆しています。
短期的には売られ過ぎの修正(上昇)の可能性があるものの、このチャート形状での“逆張り”はリスクが高
いと言わざるを得ません。上記上値メドを参考にしつつ、戻り売りを基本戦略にすべきと考えます。<津田>
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【豪ドル】 上値が重い展開になる可能性も!?
RBA(豪中銀)は 7 月 5 日、政策金利を過去最低の 1.75%に据え置き。声明で、「インフレは極めて低
い」と指摘し、「非常に抑制された労働コストの伸びや海外の非常に低いインフレ圧力を踏まえると、この状
況はしばらく続く可能性が高い」との見方を示しました。
金融市場については、英国民投票後の資産再評価を受けて、最近ボラティリティが高いと指摘したもの
の、大半の市場は引き続き効果的に機能しているとの認識を示しました。
英国民投票の結果が世界の経済活動に及ぼす影響は、依然として不明であり、英経済への影響以外に
ついては判断が難しいかもしれないとしました。
金融政策については、「入手可能な情報を踏まえて、理事会は今回の会合で金融政策を据え置くことが
賢明と判断した。さらなる情報が、経済成長とインフレの見通しの評価を洗練させ、適切とみられる政策スタ
ンスに調整することを可能にするだろう」としました。
今回の声明では金融政策スタンスが明確にされませんでしたが、豪州のインフレ率が RBA の目標を下回
っていることを踏まえると、RBA の次の一手は「利下げ」とみられます
重要な鍵を握るインフレ動向
7 月 27 日に豪州の 4-6 月期 CPI(消費者物価指数)が発表されます。その結果が、RBA が追加利下げ
に踏み切るかどうかの重要な手掛かり材料となりそうです。
1-3 月期の CPI は前年比+1.3%、基調インフレ率は同+1.55%と、いずれも RBA のインフレ目標(+2 から
3%)を大きく下回りました。RBA は今年 5 月に 0.25%の利下げを決定した際に、1-3 月期のインフレ率が
予想外に低かったことを理由に挙げました。
4-6 月期の CPI でインフレ圧力の弱さが確認されれば、その「さらなる情報」を基に RBA は 8 月 2 日の会
合で追加利下げに踏み切るかもしれません。
市場の金融政策見通しを反映する OIS(翌日物金利スワップ)では、7 月 7 日時点で、RBA が 8 月の会
合で政策金利を据え置く確率が 41.9%、利下げを決定する確率が 58.1%織り込まれています。
格付け見通しが「ネガティブ」に
一方、S&P が 7 月 7 日、豪州のソブリン格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げました。
S&P は、「より強力な財政措置が導入されなければ、(豪州の)財政赤字は今後数年間継続し、ほとんど
改善が見込めない」と指摘。「財政赤字の継続は豪州の高水準の対外債務と相いれず、“AAA(最上級)”
の格付けと矛盾する可能性がある」としました。
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S&P、ムーディーズ、フィッチの 3 大格付け会社は、いずれも豪州に対し最上級の格付けを付与(S&P と
フィッチは「AAA」、ムーディーズは「Aaa」)。ムーディーズとフィッチは、格付け見通しを「安定的」としていま
す。
総選挙は結果が判明せず
7 月 2 日に実施された豪総選挙については、依然として勝敗が未確定。与党の保守連合(自由党および
国民党)が、最大野党の労働党をリードしているものの、過半数には達していません。
RBA の追加利下げ観測や S&P による豪州の格付け見通しの引き下げ、政局の不透明感などのマイナス
材料を背景に、豪ドルは上値が重い展開になるかもしれません。<アナリスト 八代和也>
【NZ ドル】 RBNZ の利下げ観測後退。18 日の CPI が重要
RBNZ(NZ 中銀)のスペンサー副総裁は 7 月 7 日、NZ の住宅市場の不均衡拡大に懸念を示し、「一段の
利下げは、金融安定へのリスクをもたらす可能性がある」と発言。これを受けて、RBNZ の追加利下げ観測
が後退しました。
市場の金融政策見通しを反映する OIS(翌日物金利スワップ)では、RBNZ が次回 8 月 11 日の会合で政
策金利を据え置く確率が 51.5%、0.25%の利下げを決定する確率が 48.5%織り込まれています(7 月 7
日時点)。7 月 6 日時点では、据え置きが 31.3%、0.25%の利下げが 68.7%の確率でした。
ただし、スペンサー副総裁は「CPI(消費者物価指数)見通しが最終的に金融政策を決定する」とも述べ
ました。NZ の CPI 上昇率は 2014 年 10-12 月期以降、RBNZ のインフレ目標(+1 から 3%)を下回る状態
が続いています。1-3 月期は前年比+0.4%でした。4-6 月期の CPI は、7 月 18 日に発表されます。その
結果が、RBNZ の金融政策のほか、NZ ドルの動向にも影響を与えそうです。<八代>
出所:Bloomberg より作成
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【トルコリラ】 トルコの材料よりも、外部環境に左右されやすい地合い
トルコの 6 月 CPI(消費者物価指数)が 7 月 4 日に発表されました。CPI 上昇率が前年比+7.64%、コア
CPI 上昇率が同+8.67%となり、いずれも TCMB(トルコ中銀)のインフレ目標である+5%を上回りました。ただ
し、コア CPI は 5 月の+8.77%から若干鈍化し、CPI は 5 月の+6.58%から加速したものの、8%を超えてい
た今年初めに比べれば、上昇率は緩やかです。
TCMB は金融市場の落ち着きを背景に、3 つの政策金利を最終的に一本化する「単純化」措置を今年 3
月に開始。6 月まで 4 会合連続で、1 週間物レポ金利(主要政策金利)と翌日物借入金利を据え置く一方、
翌日物貸出金利を引き下げました。
インフレを抑制するため、TCMB は短期市場金利を高めに誘導。短期市場金利(翌日物銀行間金利)は、
一応の上限である翌日物貸出金利近辺で推移しています。
金融市場が落ち着いた状態が続けば、TCMB は単純化措置を今後さらに進めるとみられます。
ただし、最近のトルコリラは TCMB の金融政策などトルコの材料よりも、欧州の動向など外部環境の変化に
影響を受けやすい状況になっています。トルコリラは引き続き、「リスクオン/オフ」に左右される展開になるか
もしれません。<八代>
出所:Bloomberg より作成
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<執筆者>
西田 明弘(にしだ あきひろ)
市場調査部 チーフエコノミスト マクロ経済・マーケット全般
1984 年、日興リサーチセンターに入社。米ブルッキングス研究所客員研究員などを
経て、三菱 UFJ モルガン・スタンレー証券入社。チーフエコノミスト、シニア債券ストラテ
ジストとして高い評価を得る。2012 年 9 月、マネースクウェア・ジャパン(M2J)入社。市
場調査部チーフアナリストに就任。現在、M2J の WEB サイトで「市場調査部レポート」、
「市場調査部エクスプレス」、「今月の特集」など多数のレポートを配信する他、TV・雑
誌など様々なメディアに出演し、活躍中。
津田 隆光(つだ たかみつ)
市場調査部 チーフアナリスト マーケット全般、米ドル、ユーロ、ポンド担当
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。主に国際商品市況の
マーケット業務に従事し、2008 年 1 月マネースクウェア・ジャパン入社。シニアテクニカ
ルアナリストとして独自のアレンジを取り入れた各種テクニカル分析レポートを執筆する
傍ら、セミナー講師やラジオ NIKKEI 番組コメンテーターなどを務める。2016 年 4 月、
市場調査部チーフアナリストに就任。
八代 和也(やしろ かずや)
市場調査部 アナリスト 豪ドル、NZドル、トルコリラ、南アランド、カナダドル担当
2001 年、ひまわり証券入社後、コールセンター、為替関連の市況ニュースの配信、レ
ポートの執筆など FX 業務に携わる。2011 年 12 月、マネースクウェア・ジャパンに入
社。市場調査部に所属し、豪ドルや NZ ドルといったオセアニア通貨にフォーカスした
「オセアニア・レポート」を執筆している。FX に携わり 13 年。
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