北洋新聞

HOKUYO NEWS PAPER
北洋新聞
札幌No.1無料電子新聞
平成28年7月7日(木)発行
購読料 無料
発行所 ㈱パンダ不動産
編集発行人 田口宗勝
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た。来年4月に予定されていた消費増税の再延期が決まっ
たが、値上げを実施することになった。
昨年12月のループ化後も、ラッシュ時の「積み残し」
問題は解消されておらず、利用者には、経常赤字の実感
がない。赤字の原因と考えられるコスト管理については
手つかずのままでは、利用者の理解は得られそうにない。
平成26年に策定した交通事業経営計画では、平成27年
10月に値上げする予定だった。しかし、税率10%への消
費増税が延期されたことを受け、値上げも延期していた。
部会では、老朽化した車両と施設の維持費用がかさみ、
一方、計画では、設備を所有したまま運行を民間委託
経常赤字が膨らむため、値上げは避けられないと判断し する「上下分離方式」について、早ければ平成30年度に
導入し、経営健全化を目指すとしている。
しかし、民営化に向けての動きは鈍く、議論が深まっ
ていない。秋元市長は自治労の支援を受けて当選した経
緯もあり、「任期中は市営が続く」との見方が有力。コ
スト感覚が低い公務員の経営では、どんなに乗客が増え
ても赤字がかさみ、安易な値上げが繰り返される恐れも
ある。
想定以上に財務が改善した場合に、値下げを検討する
のか不明。また、泊原発再稼働後に電気料金が値下げさ
れる場合の対応も決まっていない。
民営化は進展ナシ
札幌市営企業調査審議会交通部会は、来年4月から、
市電の運賃を現行の一律170円から30円値上げし、
200円にする答申案を決めた。子供は90円から10
0円にする。
第788号
|経済
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平成28年7月7日(木)
北洋新聞
道内景気DI
9ヶ月連続40割れ
帝国データバンク札幌支店が発表した北海道の景気動向調査は、
平成28年6月の景気DIが39.4で前月から0.2ポイント悪化した。 「不動産」「卸売り」「サービス」の3業界で景気DIが前月か
景気DIは、同社がインターネットで6月17日から30日までイン ら悪化。特に「不動産」はマイナス3.2ポイントの大幅悪化。ま
ターネットで調査し、道内企業553社から回答を得た。
た、全ての業界で50を下回った。
6月の景気DIは、前年同月と比べ1.5ポイント悪化。27ヶ月
連続連続で50を下回り、減速局面が続いている。40を下回るのは
9ヶ月連続。また、23ヶ月連続で全国平均を下回ったものの、格
差は縮小した。
全国10地域中順位は8位で、近畿と並んだ。業界別DIでは、
先行き見通しDIは、3ヶ月後43.4(前月43.4)、6ヶ月後42.
6(同42.9)、1年後は42.6(同42.5)で大きな変化は見られな
かった。全ての階層で50を下回り、業界別でも50を上回る先行き
見通しはなかった。
回答した企業からは、先行き不透明との声も聞かれた。
参院選道選挙区
長谷川氏優勢
主要マスコミの分析によると、7月10日投開票の参院選道選挙
区は、自民党現職の長谷川岳氏がリードしている。
道選挙区は、定数3に対し10人が立候補。長谷川氏に続き、自
民新人の柿木克弘、民進党現職の徳永エリ氏、同党新人の鉢呂吉
雄氏の3名が競っている。
民進党は、徳永氏と鉢呂氏の住み分けにある程度成功している
が、自民党は両陣営から不満の声が出始めているようだ。長谷川
氏が票を獲得しすぎると、自民党への支持が高くても、1議席し
か獲得できない可能性が浮上。情勢分析を見て、柿木市への肩入
れが目立っているという。党本部からの応援にも偏りが出ており、
長谷川陣営からのクレームが本格化すれば、2議席目が難しくな
るという悪循環に陥っている。
候補者全員が「自分は当落線上です」と力説する展開に、有権
者のシラケムードが加速している。
|不動産
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平成28年7月7日(木)
北洋新聞
大規模修繕を検討するタイミング
でマンションの理事長を引き受ける
と、想定外のトラブルに巻き込まれ
ることがある。
建築知識がないため、ゼネコンや
管理会社に計画作成を一任すると、
コストが高くなる傾向がある。その
ため、「理事長は業者からバックマー
ジンを受け取ったらしい」との噂が
出回るケースがある。たまたま車を
買い替えたり、海外旅行に行ったり
すると、疑いが濃くなってしまうの
で注意が必要だ。
逆に、コストを下げるために勉強
したり、建築費が安いゼネコンを見
つけても、同様の疑いをかけられて
しまう。一生懸命働くほど、マンショ
ン内での評判が悪くなるのだ。
そのため、理事会の他に「大規模
修繕委員会」を立ち上げ、理事長の
権限を小さくする方法が流行ってい
る。また、計画作成の透明性を増す
などの工夫も有効だ。
実は、バックマージンは、理事長
が要求するのではなく、ゼネコン側
から持ちかけるケースがほとんどだ。
ゼネコンは、談合や役人への贈賄で
定期的に逮捕者を出しているほど、
バックマージンには慣れている。
計画作成の透明性を確保したよう
に見せかけて自社が受注するシナリ
オを書くのも朝飯前だ。バックマー
ジンの渡し方も巧妙で、バレる可能
性は低い。ちなみに理事長への謝礼
は、工事金額の3%が相場。5,000
万円の工事費なら150万円で、悪い
と思いながらも受け取ってしまう理
事長もいるだろう。
そのため、マジメな理事長が「と
ばっちり」を受けている構図だ。
建築知識乏しく
マンション理事長
大規模修繕で苦悩
|娯楽
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平成28年7月7日(木)
北洋新聞
「まだまだ歌いたいうた、表現したい曲がある」と
カバーアルバム第2弾の制作がスタートし、選曲やア
レンジ、そしてレコーディングと作業が続く中、Twitt
erでは「元気がでる曲」をテーマにリクエストも募集。
ファンからはTwitterだけでなく、メールなどでも多く
のリクエストが届いたという。その数ある候補曲の中
から、ジャンル、年代など多岐にわたる“今”の柴咲
コウが表現したい15曲が決定した。バラードやエバー
グリーンな曲、あまり知られない隠れた名曲、前作同
様に歌詞にグッとくる曲たちをその曲が持つ良さはそ の後も複数のアーティストがカバーしている。
のままにリアレンジし柴咲コウだから表現できる歌を
収録している。
一方、2017年大河ドラマ「おんな城主 直虎」は柴咲
コウの主演が決まっている。視聴率が好調であれば、2
注目は「雨音はショパンの調べ」。原曲は、ガゼボ 017年紅白歌合戦で紅組司会の可能性もある。歌手とし
の「I Like Chopin」に松任谷由実が日本語歌詞をつけ ての出場も期待されているが、初出場では「月のしず
て小林麻美が歌唱した名曲。1984年に大ヒットし、そ く」を歌うと見られている。
小林麻美の名曲
7月20日に発売となる柴咲コウのカバーアルバム
「続こううたう」に収録する、全15曲が決定した。