ミクロ経済学の基礎 経済学A 第2回 畑農鋭矢 1 経済学とは? ミクロ経済学とは? 1. 意思決定 希少性 トレードオフ インセンティブ 2. 相互依存関係 交易・取引:自給自足の非効率 3. 豊かさの実現 トレードオフと機会集合 • 金銭の希少性⇒予算制約 予算M • 意思決定⇒コーヒーと紅茶の選択 価格(円/l) 購入量( l ) p1 x コーヒー 紅茶 p2 支出金額 p 1x y p 2y 予算制約式 p1 M M = p1x +p2 y ⇒ y = x + ⇒図示 p2 p2 y M p2 A⇔B xとyの両方を同時に増やすことはできない (トレードオフ) C⇒A, B 1 A xとyの両方を同時に増やすことも可能 p1 p2 B C 予算制約線 選択可能範囲(機会集合) O M p1 x トレードオフと機会費用 p1 • コーヒーを1l 増加⇒紅茶を 犠牲 p2 • 希少性 ⇒トレードオフ ⇒犠牲 ⇒機会費用 • 希少性に直面していない場合 機会費用が安い (または全くない) 機会費用の例 • 大学進学 大学進学の犠牲とは? • 出産 仕事とのトレードオフ • 投票 • スーパーマーケットで商品の選択に 悩むこと 6 意思決定とインセンティブ • 個人や企業が行動するための刺激 労働者に対する賃金、企業に対する利 潤etc. • 実績と報酬の連動→インセンティブ ↓ 努力や能力による格差 • インセンティブと平等のトレードオフ 基本的競争モデルの仮定 • 合理的消費者 満足度の高い意思決定 • 利潤極大化企業 利潤の多い意思決定 • 競争的市場 完全競争とプライス・テイカー 価格(市場)メカニズム • 割り当ての方法 行列、くじ引き、配給など →もっとも必要としている人が優先されない • 価格(市場)メカニズム →もっとも必要としている人が優先される • 不平等、貧困等の問題 →他のシステムで対応すべき 市場メカニズムと経済学の歴史 • 経済学の歴史 ⇒市場メカニズムの有効性を証明すること • 市場メカニズムの限界も明らかに ⇒伝統的な市場の失敗 ⇒情報の不完全性 ⇒戦略的意思決定(ゲーム理論) • 経済学のもう一つの歴史 ⇒市場メカニズムの限界を明らかにすること
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