150205_IT_Biz_Trend_UNISYS

第43回
テクニカル・シンポジウム
平成27年2月5日
あなたは、何をすべきですか?
あなたには、何ができますか?
システムインテグレーション崩壊
1
斎藤昌義(さいとう まさのり)
ネットコマース株式会社 代表取締役
 1982年、日本IBMに入社、営業として一部上場の電気電子関連企業
を担当。その後営業企画部門に在籍の後、同社を退職。
 1995年、ネットコマース株式会社を設立、代表取締役に就任。
 産学連携事業やベンチャー企業の立ち上げのプロデュース、大手IT
ソリューション・ベンダーの事業戦略の策定、営業組織の改革支援、
人材育成やビジネス・コーチングなどに従事。
 ユーザー企業の情報システムの企画・戦略の策定、IT企業とユー
ザー企業の新しい役割を模索する「ITACHIBA(異立場)会議」を
企画・運営。
 その他、著書、雑誌寄稿や取材記事、講義・講演など多数。
本日の内容
最新ITトレンドの全体像
クラウドで変わるITの常識
ポストSI時代の戦略と生き方
3
最新ITトレンドの全体像
4
コレ一枚でわかる最新のITトレンド
クラウド
サービス
サービス
アナリティクス
ビッグ・データ
構造化
データ
SQL
サービス
非構造化データ
人工知能
NoSQL
ノウハウ・知見・最適化
インターネット
 近接通信技術
 モバイル通信技術
 大容量高速通信技術
ソーシャル
メディア
センサー
(IoT)
スマートフォン
ウェアラブル
タブレット
PC
スマート・デバイス
人工知能
自律制御
ロボット
5
ITビジネスはどこへ向かうのか
ITインフラの構築と運用は、クラウドや人工知能に代替されてゆく
 Software Defined Infrastructureの普及
 人工知能による運用(例:Facebook 24,000サーバー/1エンジニア)
 ・・・
アプリケーションの開発と運用は、ビジネス・スピードとの同期化を求める
 PaaSやSaaSの適用領域が拡大
 人工知能による開発(例:The Grid)
 ・・・
ビジネスは競争力の強化のために、テクノロジーへの依存を高めてゆく
 銀行業務や医療現場でのIBM Watsonの導入
 Industry 4.0 / Industry Internet
 ・・・
ITビジネスの収益は、工数提供の対価から
ビジネス価値の対価へとシフトする
(ビジネス価値=スピード・変革・差別化)
6
ITビジネスはどこへ向かうのか
ビジネス価値を生みだす!
innovation
人工知能
IoT
ビッグデータ
ウェアラブル
クラウド
ロボット
ソーシャル
オープン
モバイル
・・・
新しい組合せを創る
7
クラウドで変わるITの常識
8
クラウド・コンピューティング
で変わるITの常識
コレ一枚でわかるクラウドコンピューティング
電子
メール
アプリケーション
データ
ベース
プラットフォーム
インフラストラクチャー
ソーシャル
メディア
新聞
ニュース
運用管理
計算装置
ショッピング
プログラム
実行環境
記憶装置
金融取
引
プログラム
開発環境
財務
会計
認証管理
ネットワーク
施設や設備
インターネット
10
「自家発電モデル」から「発電所モデル」へ
工場内・発電設備
電力会社・発電所
データセンター
電力供給が不安定
自前で発電設備を所有
大規模な発電設備
低料金で安定供給を実現
大規模なシステム資源
低料金で安定供給を実現
電
デ
ー
タ
力
送電網
インターネット
工場内・設備
工場内・設備
システム・ユーザー
 設備の運用・管理・保守は自前
 需要変動に柔軟性なし
 設備の運用・管理・保守から解放
 需要変動に柔軟に対応
 設備の運用・管理・保守から解放
 需要変動に柔軟に対応
11
クラウド・コンピューティング
の価値
歴史的背景から考えるクラウドへの期待
~1964
業務別専用機
1980~
2010~
汎用機
汎用機
汎用機
汎用機
メインフレーム
メインフレーム
メインフレーム
メインフレーム
IBM System/360
PCサーバー
ミニコン
UNIXサーバー
PCサーバー
PCサーバー
業務別専用機
IBM System/360
アーキテクチャ
オフコン
PCサーバー
ダウンサイジング
マルチベンダー
Intel
アーキテクチャ
データセンター
クラウド
コンピューティング
業務別専用機
エンジニアリング
ワークステーション
業務別専用機
PC
PC
PC+モバイル+IoT
13
情報システム部門の現状から考えるクラウドへの期待(2)
IT予算の増加は期待できない!
新規システムに投資する予算
40%
新規システムに投資する予算
既存システムを維持する予算
(TCO)
60%
 TCOの上昇
 IT予算の頭打ち
既存システムを
維持するための
コスト削減
既存システムを維持する予算
クラウドへの期待
「所有」の限界、使えればいいという割り切り
14
システム資源のECサイト
クラウド
従来の方法
メーカー
ベンダー
オンライン・リアルタイム
見積書
契約書
調達手配
導入作業
セルフ・サービス・ポータル




調達・構成変更
サービスレベル設定
運用設定
・・・
数週間から数ヶ月
調 達
数分から数十分
数ヶ月から数年を想定
サイジング
直近のみ・必要に応じて増減
現物資産またはリース資産
費 用
経費・従量課金/定額課金
15
クラウドならではの費用対効果の考え方
移行・環境変更に
かかる一時経費
コストパフォーマンスが
長期的に固定化
リース
システム関連機器の
コストパフォーマンス
2006/3/14〜
45回以上値下げ
クラウド
新機種追加、新旧の入替えを繰り返し
継続的にコストパフォーマンスを改善
16
クラウド・コンピューティングのビジネス構造
システム資源
の共同購買
 徹底した標準化
 大量購入
 負荷の平準化
サービス化
自動化・自律化
オンデマンド
従量課金
 APIの充実・整備
 セルフサービス化
 機能のメニュー化
SDI (Software Defined Infrastructure)
クラウド・コンピューティング
低コスト
俊敏性
スケーラビリティ
17
クラウド・コンピューティングとWebスケール
クラウドの登場
ユ
ー
ザ
ー
数
の
増
大
いつでもどこでも、ネットにつながれば
望むサービスを受けられるようになった
Webスケール(Web Scale)
量的かつ質的に、従来とは桁違いに
ユーザー/データ/システム資源が
継続的に増大する状況
スケールアウト(Scale-out)
システム能力の増強
プレゼンテーション層
ユーザー
インターフェイス
Webサーバーの分散
アプリケーション層
ビジネスロジック
アプリケーション
サーバーの分散
Map Reduceなど
データ層
データベース
KVS、BigTabelなど
NoSQLデータベース
18
クラウド・コンピューティング登場と発展の歴史
ユ
ー
ザ
ー
範
囲
2008〜
クラウド・コンピューティング
=Webスケールに対応できるサービス
エンタープライズ・クラウドの自立
エンタープライズ(企業ユーザー)を対象とし
クラウドとオンプレミスとの境界を取り払った
シームレスなリソース・プールを実現
2006〜
 Windows Azure Platform と Windows Serverの互換性
 両者を統一的に管理する「クラウドOS」の登場
エンタープライズ・クラウドへの派生
エンタープライズ(企業ユーザー)を対象とする
大規模なサーバーおよびデータセンター・サービスの提供
2004〜
 ECサイト運営の経験から膨大なリソースを合理的に管理する方法を編み出す。
 開発者が調達・運用管理・保守などから開放し、本来集中すべき仕事に集中させる仕組みを構築。
インターネット・クラウドの登場
Webスケールの多数の一般ユーザーを対象として、
彼らにインターネットを通じて
大規模なサーバーおよびデータセンター・サービスを提供
 コモディティ化したマシンを多数並べて並列動作させるという画期的なScale-outアーキテクチャ
 GFS、MapReduce、BigTableというGoogleの大規模分散技術
年代
「クラウド創世記(丸山不二夫著)」を参考に作成
http://thinkit.co.jp/article/1024/1
19
クラウドがもたらしたITの新しい価値
クラウド・コンピューティング
システム資源
価格破壊
サービス化
新たな需要・潜在需要の喚起
モバイル・ウェアラブル
ソーシャル
ビッグデータ
エコシステム
IoT
人工知能
ロボット
IT利用のイノベーションを促進
適用領域の拡大
IT活用
難しさの隠蔽
IT利用者の拡大
ビジネスにおけるIT価値の変化・向上
20
クラウド・コンピューティング
の現実
ガバナンスが効かないという都市伝説
本当にそうでしょうか?
パブリック・クラウドは、
ガバナンスが担保できないので使えない!
ということは?
ガバナンスを担保するとは、
命令や指示などなくても、普段通りの業務をこなしていれば、業務や経営
の目的が達成されるビジネスプロセスを構築し、それを運用すること。
許容水準
達成基準
施策
クラウドで
できること
 一元管理され利用状況を計測でき、利用ログを把握できる。
 必要な時に必要な機能/性能/資源を調達・利用できる。
 管理の対象が少なく、管理負担が少ない。
クラウドで実現するガバナンス
ガバナンスを担保するためには・・・
効率
状
況
が
見
え
る
コスト
ガバナンス
Governance
リスク
利便性
クラウドで
できること
状
況
が
コ
ン
ト
ロ
ー
ル
で
き
る
 一元管理され、利用状況を計測でき、利用ログを把握できる。
 必要な時に必要な機能/性能/資源をプロビジョニングできる。
 管理の対象を減らすことができる。
23
セキュリティが心配という都市伝説
セキュリティが心配なので使えない?!
セキュリティ専門部隊が、データセンターやネットワークなど物理インフラを24時間365日対応
SOC2、FIPS 140-2、ISO 27001、ITAR、PCIDSSなど第三者機関による認証を通し情報を開示
金融機関に於いて情報セキュリティ対策の指針となっている「FISC 安全対策基準」に準拠
ネットワーク・パフォーマンスが不安定なので使えない?!
インターネットで接続する以外に、専用線で接続も可能。
自社のプライベート・ネットワークとL2接続
固定的な専用領域を提供しリソースを安定供給(バーチャル・プライベート・クラウド)
既存システムからの移行に手間がかかるので使えない?!
主要なOS、ミドルウェア、ビジネス・アプリケーションをクラウドに持ち込み可能
VM Ware、Hyper-V、KVMなど複数の仮想化基盤サポート、自社内仮想化基盤をそのまま移行可能
基幹業務移管の事例も拡大
高度な災害強度の
データセンター
高いコストパフォーマンス
グローバルでフラットな
アーキテクチャー
日米の企業文化の違いとクラウドへの期待
IPA人材白書・2012/日経SYSTEMS 2012/8を参考に作成
ユーザー
企業
ITベンダー企業
ITベンダー
企業
ITエンジニア
の人数
75%
102万6000人
ユーザー企業
72%
330万3000人
エンジニアリング・ワークの生産性が劇的に向上
運用の自動化 + 調達の自動化 = エンジニアの調達・運用管理負担の軽減
ITベンダー企業の生産性向上
ユーザー企業の生産性向上
+ ベンダーがリスクを背負わされる
+ ユーザーが自らリスクを担保
クラウドの価値を引き出すための戦略
効率・コストへの期待
TCOの削減
変更変化への
柔軟性と迅速な対応
資産の削減
人員の削減
既存資産の償却
社会思想・企業文化の問題
ファイナンスの問題
ビジネス環境の変革に対応
グローバル化の進
展
ビジネス・ライフサイ
クル
スピード
スケール
の短命化
戦略価値への期待
顧客嗜好の多様化
アジャイル
ポストSI時代の戦略と生き方
27
ビジネスの変革を牽引するテクノロジー・トレンド
スマート化
オープン化
OSS
ロボット
SaaS
ビッグデータ
PaaS
コンテナ
仮想化
新ハードウェア
テクノロジー
ソフトウェア
によって
定義された
システム基盤
from Information Technology to Digital Technology
IoTの普及は現実社会のデジタル・データ化を
加速する。また、ロボットや3Dプリンティン
グの登場は、「情報」の受け渡しを越えた機
械と人間との新しい係わりを生みだしている。
日常生活や社会、経済に関わる活動は、これ
までにも増して「デジタル」が広範に支える
時代を迎えようとしている。
ビジネスを牽引する3つの
ドライビング・フォー
ス
オープン化
OSS(Open Source Software)に牽引され、
データ、ハードウェア、人のつながりなどが
オープン化する。
IoT
スマート化
ベアメタル
SSD など
Information Technology
へ
アシスタント
IaaS
Software Defined
Infrastructure
Digital Technology
スマート
ウエアラブル
モバイル
Docker
ITから
DTへ
知能
コンテクスト
テクノロジー
ソーシャル
SDi
IT から DT
人工
クラウド
サービス化
人工知能(AI: Artificial Intelligence)に牽引
され、新しい人と機械との関係が模索される。
サービス化
クラウド・コンピューティングに牽引され、
インフラ、プラットフォーム、アプリケー
ションの全てのレイヤーでサービス化が促進
される。
28
SIビジネスの現状と課題
2015年問題の本質
大規模プロジェクト
2015
2016
2017
マイナンバー制度
社会保障と税の共通番号制度
番号配布 運用開始
電力小売り自由化
施行
日本郵政グループ
システム刷新
順次運用開始
みずほ銀行
勘定系システム刷新
運用
開始
マイナンバー制度(社会保障と税の共通番号制度)
 2015年10月番号配布。2016年1月に運用開始。
 2015年、全国の地方自治体や政府機関のシステム改修が集中。
 銀行預金や医療に関する情報もマイナンバーに紐付けされ、企業も従業員の給与支払いなど
のシステムを改修が必要。
電力小売り自由化
 2016年4月から施行。
 新電力会社は、料金計算や顧客管理などのシステムを新規開発。
 電力会社から送配電部門を切り離す「発送電分離」など電力改革に伴うIT需要は1兆円規模。
既存テクノロジーや
開発手法を前提
としたプロジェクト
日本郵政グループシステム刷新
 2014年度から2016年度までに4900億円を投じてシステムを刷新。
 ピーク時には1万人の開発要員が必要。
みずほ銀行勘定系システム刷新
スキルの停滞
 2017年1月に運用開始。
 投資規模3000億円以上、ピーク時8000人規模の開発体制。
 2015年は開発とテストの作業が集中。
30
従来型SIビジネスが“ヤバイ”理由
1. SI事業に内在する構造的不幸
2. 生産年齢人口の減少
3. 従来型SI事業の構造的限界
31
1.構造的不幸:ゴールの不一致と相互不信
エンドユーザー
情報システム部門
SI事業者
プロジェクト企画
要件定義・仕様策定
見積金額の評価
見積金額の提示
客観的根拠を要求
工数積算 × リスク%
ビジネス価値の向上
 売上・利益の増大
 新規事業への参入
 利便性の向上 など
工数積算 × 単金
仕様通りのコード
ゴール
不一致
誰が、何に、どう使うかが
見えないままに開発
低コスト開発の現場を支える
顧客の不満蓄積
瑕疵担保
開発現場の疲弊
納得するまで
改修要求
多重下請け構造
相互
不信
納得頂くまで
改修作業
32
2.生産年齢人口の減少(1)
2015年
問題
7682万人
2020年
オリンピック
特需
7341万人
▲341万人
リーマン
ショック
IT業界の“7K”
きつい、厳しい、帰れない、規則が厳しい、休暇
がとれない、化粧がのらない、結婚できない
需要があっても人手不足は深刻化する
2.生産年齢人口の(2)
選択の余地がないクラウド利用
アプリケーション需要の拡大
アプリケーション
人材
SaaS
PaaS
プラットフォーム
求められる
インフラストラクチャー
専門性
IaaS
若年人材の不足
3. 従来型SI事業の構造的限界
イノベーションの進展
SaaS適用領域の拡大
SDI(Software Defined Infra.)
Infrastructure as a Code
運用の自動化・自律化
受託開発業務
の減少
インフラ販売・構築
業務の減少
運用業務
の減少
これまでのSI事業が難しくなる理由
既存収益モデル
の崩壊
既存スキル・人材
の不適合
採用できる
若者人材の減少
既存開発スキル
の限界
開発・運用方法
の変革
ライセンス販売
の減少
アジャイル開発
DevOps
OSS
ビジネス・スピードの加速
35
ポストSIビジネスの可能性
従来型SIビジネスの因数分解
イノベーション
収益モデルとしての
SIビジネス
崩壊
ビジネス > テクノロ
ジー
人月単価の積算
+ 完成責任
SIビジネス
ポストSIビジネス
顧客価値としての
SIビジネス
最適化された
組合せの実現
拡大
テクノロジー
新たな収益モデル
37
新しい収益モデルの可能性
ユーザー
ゴ
ー
ル
の
共
有
ベンダー
 経費化
 初期投資の軽減・削減
 ビジネス変化への即応
販売
工数
物品・ライセンス
人月積算
サブスクリプション
ソニックガーデン
レベニューシェア
日本ユニシス
成果報酬
NTTデータ
納品のない受託開発
イオン・モール
ANA・新貨物基幹システム
 ストック収益化
 利益拡大
 顧客の囲い込み
38
クラウドというイノベーションの特殊性
クラウドは、テクノロジー・イノベーションではない
基本技術特許や特定企業の絶対優位が存在しない
業界標準(De-Facto Standard)を追求
コモディティ化
IaaS
PaaS
SaaS
価格競争
開発・実行環境
優位性
アプリケーション
高付加価値
39
米国立標準技術研究所(NIST)
リファレンス・アーキテクチャー
NIST SP500-292:アクターモデル参照
クラウド・ビジネ・プレーヤー
クラウド・オーディター
クラウドサービスの運用やパフォーマンス、セキュリティなどのアセスメント(評価)を
第三者機関としてクラウド・コンシューマに提供する組織
クラウド・プロバイダー
クラウドサービスを提供する事業者および組織
クラウド・キャリア
クラウドサービスの利用に
必要なネットワークを
提供する事業者
ク
ラ
ウ
ド
・
ビ
ジ
ネ
ス
クラウド・コミュニティ
クラウド・ブローカー
クラウドサービスの管理や契約締結の仲介事業者
クラウド・インテグレーター
クラウドサービスの導入支援を行う事業者
クラウド・イネーブラー
クラウドサービス基盤を構築
するために必要なIT 製品
およびサービスの提供者
特定のクラウドサービスや
技術の利用者が中心の
情報交換を主目的とした
組織やコミュニティ
クラウド・コンシューマ
クラウドサービスの利用者、および組織に属する管理者
40
ポストSIビジネスの選択肢
テクノロジー
システム開発・保守・運用
アプリケーション
 開発・実行環境(PaaS)
 テクノロジー開発・提供
 ハードウェア開発・提供
 システム内製化支援
 CIO&情シス業務代行
 IaaS構築/移行・運用代行
 アプリ・クラウド(SaaS)
 SaaS+BPOハイブリッド
 アジャイル型請負開発
ユーザー企業
 プライベート・クラウド構築
 プライベート・クラウド・マネージド・サービス/設備受託
 コンプライアンス対応データセンター/災害時対応データセンター
インフラ設備・運用管理
41
新規事業の起ち上げ
新規事業を成功させるための前提
「水道哲学」からの決別
「信頼性が高く、多機能な商品を、安く大量に」
「産業人の使命は貧乏の克服である。(略)水道の水の如く、物
資を無尽蔵にたらしめ、無代に等しい価格で提供する事にある。
それによって、人生に幸福を齎し、この世に極楽楽土を建設する
事が出来るのである。」
松下幸之助 / 1932年5月5日
43
「シーズ起点」と「ニーズ起点」
お客様は誰か?
お客様の「あるべき姿」は何か?
何をすべきか?
シ
ー
ズ
起
点
ニ
ー
ズ
起
点
どのようにすべきか?
自分達に
できること
自分達に
できないこと
44
ビジネス・イノベーションによる新たな市場の創出
市場に対する既成概念を捨てることで
新たな市場を創出する
 JINS PCメガネ
「目の悪い人のもの」 → 「目の良い人のもの」
 ソニー トランジスターラジオ
「家で聞くもの」 → 「屋外で聞くもの」
 フィリップス 自動製麺機
「麺は買うもの」 → 「麺はつくるもの」
45
どう生きるか
エンジニア(1)
IT利用シーンの変化
テクノロジーのコモディティ化
 ITを前提としたビジネスの拡大
 ビジネスの加速と不確実性の増大
 グローバル化やクラウド化による競争の多様化
 企画・設計・開発・保守・運
用が分離・分業できる。
 生産性向上や効率化のた
めのITは既存システムが
前提。計画が立てやすく投
資対効果も計測しやすい。
 PMの存在が重要。
 ハードウェア支配からソフトウェア支配への移行
 OSSの普及
 学習コストの低下
 企画・設計・開発・保守・運
用が分離・分業できない。
 アーキテクチャ選定、イン
フラ構築、設計、開発、運
用を短サイクルで回しなが
ら完成度を高め、変化に
即応できなくてはならない。
 ベンダーが提供するテクノ
ロジーに対応する知識や
スキルが重要。
 自分で探し、コミュニティに
参加・貢献できる知識やス
キルが重要。
 従来型PMは不要。
ビジネスとテクノロジーの
同期化
専門エンジニア
単一システムの
小規模化
短納期・変更は前提
フルスタック・エンジニア
47
エンジニア(3)
オフショアとの差別化
原理原則の追求
業務の現場に近く、日本語やビジネス文化
や常識が分かる。
クラウドとの差別化
テクノロジーの原理原則を追求し、手段の変
化に対応できる。
トレンドの把握
クリエイティブで、企画やデザインなどのビジ
ネスの最上流に関与できる。
人工知能との差別化
ビジネスやテクノロジーの動向に明るく、お
客様をリードし、未来を約束できる。
応対力・交渉力の獲得
相手の事情への洞察、感情や感性への対
応ができる。
「テクノロジーの専門家として、お客様のビジ
ネスの相談にのる」ことができる。
日本の高賃金に見合う仕事ができるエンジニア
ビジネスとテクノロジーの
同期化
専門エンジニア
単一システムの
小規模化
短納期・変更は前提
フルスタック・エンジニア
エンジニア(3)
自己規定を外す
生き残れないエンジニア

特定会社、特定フレームワークに最適化したエンジニア

0からプログラムが書けないコピペ中心のエンジニア

SIer、受託側で分業化された中で、設計にタッチせずに開
発を続けているエンジニア

家に帰ったらプログラミングは一切しない、サラリーマンエ
ンジニア

1つの専門領域しか持っていないエンジニア
『2015年、こんなエンジニアは生き残れない』
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150107/275927/?P=1
「自分は××の専門家」、「専門を極める」か
ら、いろいろな技術に取り組んでみる。
コミュニティに参加し発信する
自らがコミュニティのエコシステムの一部と
なって発信することで知識を手に入れる。
好奇心を持ち学び続ける
特定の知識やスキルにとらわれず、常に新
しいスキルに挑戦し、革新を続ける。
ITイノベーションは破壊を促す→会社は守ってくれない→自律できる能力を手に入れろ
日本の高賃金に見合う仕事ができるエンジニア
ビジネスとテクノロジーの
同期化
専門エンジニア
単一システムの
小規模化
短納期・変更は前提
フルスタック・エンジニア
営業(1)
競争優位
のシフト
営業3.0
イノベーション営業
デザイン
組合せ=ソリューション
営業2.0
ソリューション営業
組合せ=ソリューション
プロダクト
営業1.0
プロダクト営業
プロダクト
プロダクト
営業(2)
バージョン
営業 1.0
営業 2.0
営業 3.0
スタイル
プロダクト営業
ソリューション営業
イノベーション営業
活動起点
自分たちの製品やサービス
顧客の課題やニーズ
お客様の変化
提供価値
製品やサービスの性能や機能の優
位性、あるいはコストパフォーマンス
の高さ
カウンター
パート
購買担当や責任者
プロセス責任者
変革推進者
購買担当者や責任者の発見
↓
要求仕様の明確化
↓
競合優位な条件の設定と交渉
↓
調達とデリバリー
プロセス責任者の発見
↓
ニーズや課題の収集と分析
↓
最適な組合せの設計と提案
↓
プロジェクト管理とプロデュース
変革推進者の発見
↓
徹底した顧客理解と深い考察
↓
ビジョンと変革プロセスの提示
↓
プロジェクトへの貢献とプロデュース
 自分たちの製品やサービスにつ
いての知識
 競合の製品やサービスについて
の知識と差別化についての見解
 調達や購買の知識や有利な条件
を引き出すことができる交渉力
 テクノロジーやビジネス・プロセス
についての知識
 意志決定プロセスの理解とプロ
セスを遂行・管理できる能力
 納得を引き出すドキュメンテー
ションやプレゼンのスキル
営業活動
プロセス
求められる
能力
課題解決やニーズを満たすための
テクノロジーやプロセスの組合せの
適応性や優位性
顧客に新しい気付きやビジョンを与
えられること
 経営やビジネスについての広範
な知識
 経営の課題やビジョンについて
の分析力・考察力
 共感を引き出すコミュニケーショ
ン能力
営業(3) 生き残れない営業
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
お客様とお客様の経営や業務について会話できない営業
自分がお客様の社長だったらと想像できない営業
お客様のビジネスに興味がない営業
ひとつの商材に固執し、それ以外の選択肢を説明しない営業
カタログ通りの説明しかできない営業
お客様の役に立つ話ができない営業
夢を語れない営業
テクノロジーを俯瞰し、自分達の商材をその中に位置付けて説明できない営業
自分の知っていることが正解だ思って、押しつけがましい話をする営業
やたら難しい言葉を駆使し、お客様に分かる言葉で説明しない営業
自分の話ばかりして、相手に話をさせない営業
相手の話を引き出そうとしない、あるいは引き出せない営業
商品を購入させようとするが、お客様の目的を達成する気がない営業
お客様のためにNOを言えない営業
社内や仕事関係者以外に付き合いがない営業
相手の立場や状況について想像できず気が回らない営業
新しい技術やツールで自分のワークスタイルを進化させられない営業
スケジュール調整や段取りが下手な営業
作成資料が汚い営業
電車の中で漫画やゲームに没頭している営業
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最後に
テクノロジーは、生物界と同様に
自律的に成長し進化する。
2050
シンギュラリティ(特異点)?
2045
2040
US版『WIRED』創刊編集長ケヴィン・ケリー著
『テクニウム』より
ITのカンブリア大爆発
2030
2020
テクノロジーの輻輳と収斂の始まり
適応
この世に生き残る生き物は、
最も力の強いものか。そうではない。
最も頭のいいものか。そうでもない。
それは、
変化に対応できる生き物だ。
ダーウィンの言葉だと言われている
モバイルと人工知能の出現:iPhone & Deep Blue
2015
2007
クラウドとソーシャル時代の到来:Win95 & Facebook
2004
Web時代の幕開け:Microsoft Windows 95
1995
クライアント・サーバーの普及:IBM PC 5150
1981
ダウンサイジングの潮流:DEC VAX-11/780
2010
2000
1990
1980
1978
1970
汎用機(メインフレーム)の登場:IBM System/360
1964
ビジネス・コンピューターの黎明:UNIVAC 1
1951
1960
1950
 変化を正しく理解しようとする努力
 どのように適応するかの知恵と工夫
 行動・失敗・成功・選択のプロセス
ありがとうございました。
ご紹介
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