知覚リスク - 株式会社Jストリーム

小林敏昭
日本大学商学部
高井ゼミナール3年
斎藤昌希 中村季美子 本持啓介
油井浩美
問題提起
問
題
提
起
問
題
解
決
案
提
案
展
望
問題提起
■インターネットの利用者
10,000
9,000
80
利用者数
人口普及率
70
8,000
60
7,000
50
6,000
5,000
4,000
3,000
40
約75%が利用
30
約8,800万人
20
2,000
(%)
10
1,000
(千万人)
0
0
1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年
出典 通信利用動向調査(総務省) 平成20年
問題提起
■インターネットでの購買経験者
10,000
経験者
9,000
未経験者
8,000
7,000
6,000
5,000
インターネット利用者の
53.6%が利用
約4,700万人
4,000
3,000
2,000
1,000
0
1997年
1998年
1999年
出典
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
通信利用動向調査(総務省)
2006年
平成20年
2007年
2008年
問題提起
■オンライン・ショッピングでのメリット・デメリット
メリット







24時間利用可能!
移動時間・交通費“ゼロ”!
他ショップと価格比較が可能!
珍しい商品が見られる!
購入者の感想が見られる!
店員が煩わしくない
決済方法を選べる!
デメリット




思っていた商品と違う
基本的に返品ができない
配送に時間がかかる
販売者の顔を見ることがで
きない不安
知覚リスク
知覚リスクとは・・・
オンラインショッピング時に消費者が感じ、購買の妨げとなる不安・懸念
・パフォーマンスリスク ・心理的リスク
・時間的リスク
・物理的リスク
・時間的リスク
・社会的リスク
・身体的リスク
・販売者に対するリスク
問題解決策
知
覚
リ
ス
ク
問
題
解
決
案
提
案
展
望
問題解決案
■オンラインショップの現状
2つのタイプ
1.オンライン専門型
・・・オンラインショップ展開のみで販売を行っているタイプ
2 .クリック&モルタル型
・・・オンラインショップのみでなく、既存店舗も所有するタイプ
クリック&モルタル型の魅力
・販売チャネルが増える
・商品のプロモーションが双方で行える
・知覚リスクを削減しやすい
クリック&モルタル型が
優位!!
更に・・・
クリック&モルタル型でも多くの実店舗を展開している方が優位さは増す!
既存店を多く所有するクリック&モルタル導入店舗
⇒ファーストリテイリング、青山商事
問題解決案
■消費者・オンラインショップ双方の問題解決案
消費者
パフォーマンス
リスク
時間
リスク
知覚リスクによる
買い控え
社会的
リスク
知覚リスク削減!!
オンラインショップ
時間的
リスク
―販売者-
物理的
リスク
販売者
に対する
リスク
知覚リスクによる
買い控え
身体的
リスク
心理的
リスク
問題解決策
知
覚
リ
ス
ク
知
問
覚
題
リ
解
ス
ク
決
削
案
減
提
案
展
望
提案
大学生の調査・フィールドワーク
知覚リスク
20%
経験者
未経験者
15%
10%
5%
0%
パ
販 心
フ
売 理
リォリ者 的
スースに リ
クマク対 ス
ン
す ク
ス
る
見れば買いたいと思う商品
情
報
漏
洩
リ
ス
ク
時
間
リ
ス
ク
時
間
的
リ
ス
ク
社
会
的
リ
ス
ク
物
理
的
リ
ス
ク
身
体
的
リ
ス
ク
6.0%
山手線乗車率ランキング
4.0%
順位
2.0%
1
2
3
駅名
新宿
池袋
渋谷
一日平均
766,020
563,412
426,317
0.0%
CD
-4.0%
食
ゲ本チ
ベレ楽キ
ビャ器ッ
品、ー、ケ
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約
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文
酒
バ
リン
セ
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イ
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サ
器物
ク
リ
用
ー
品
フィールドワーク
実施日:8/13~8/20
手 段:山手線各駅のロッ
カー・ラック・テナントの採寸、場所
把握
提案
提案の概要
「サンプルショップ+α」とは・・・
オンライン専門型、実店舗が少ないクリック&モルタル型のオンラインショップのサンプ
ルを同じ場所に集め、消費者の抱える知覚リスクを緩和する。更に今後の購買活動の
「キッカケ」作りの役割を担うショップ。
詳 細
特徴
オンライン上で販売されている商品
品のサンプル、及び新発売の食品取
取り扱い。サンプル品はQRコードで
ドで購入が可能
商品
消費者アンケートを元に時計・アクセ
クセサリー・アパレル・新発売のお菓
お菓子や飲料水
立地
新宿
店舗展開
入り口を二つ用意し、男女で取
取扱サンプル品を区別する
効 果
①チャネル増加
②プロモーションの場の拡大
③知覚リスク削減
④流行、新商品の情報収集
イメージ図
時計専門店
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提案
■サンプルショップ+αを“キッカケ”に考えられる購買行動
チャネル拡大
欲しい商品
をオンライン
上で発見
サンプル
ショップで欲
しい商品を
見つける
プロモーション
QRコードで
商品購入
オンライン上で他
の商品も購入し
たくなる
or
見たくなる
サンプル
ショップでサ
ンプルを手
に取る
知覚リスク
削減
商品購入
をしない
実店舗で他の商
品を購入したくな
る
or
行きたくなる
消費者誘因
・新商品のチェック・お菓子や飲料水の購入・流行チェック
ク
リ
ッ
ク
&
モ
ル
タ
ル
と
同
じ
効
果
提案
■サンプルショップ+αの役割
クリック&モルタル
安心・信頼関係構築
サンプル提供
オンラインショップ
リスク解消の場
サンプル・ショップ
+
知覚リスク
α
リスク解消の場
プロモーションの場
アンケートによる
情報提供
消費者
提案
■ターゲット戦略 ~既存店との比較~
名称
取扱商
品
既存
ショップA
美容
健康商品
食品
お菓子
飲料
お酒
家電
既存
ショップB
サンプルショッ
プ+α
美容
健康商品
食品
お菓子
飲料
お酒
日用品
文房具
アパレル
アクセサリー
小物類[サンプ
ル]
新発売のお菓
子
飲料
年齢
新規提案
男性
ター
ゲット
女性
女性
20前後の男
女
所在地
表参道
札幌
新宿
既存
ショップ
女性
■提案の実現性
―企業アンケートー
・回収方法;電話で依頼⇒メール送信
・依頼社数:51
・回答取得社数:9
・回答依頼期間:9月27日―10月4日
興味
ある
なし
33%
67%
展望
知
覚
リ
ス
ク
知
問
覚
題
リ
解
ス
ク
決
削
案
減
サ
ン
プ
ル
シ
ョ
ッ
プ
+
α
提
案
展
望
展望
■今後の展望
サンプルショップ+αの存在により「知覚リスクの削減」により、
企業間と消費者間に「信頼・安心感」が生まれ、
購買活動が活性化される。
しかし、サンプルショップ+αには情報発信の機能もある。
これを利用し、都市部と地方の「情報格差」の是正にも乗り出す。
雑誌やニュースでは伝わらない流行を地方にも発信する。
今後の提案1:2店舗目以降は地方に出店
今後の提案2:他の商品も展開
知覚リスク削減
情報の格差を是正
◆ 参考文献 ◆
・久世祐樹(2007)「知覚リスク視点からみるオンラインショップの成功規定要因」
・野島美保、新宅純二郎、竹田陽子、國領次郎(2002)「インターネット・ショップ
のリスク削減制度-日本の消費者調査をもとに-」
・野島美保(2003)「オンライン・ショップの情報提供と戦略マネジメント」
・青木均(2005)「インターネット通販と消費者の知覚リスク」
・フィリップ・コトラー(2002)『コトラーのマーケティング・マネジメント 基本編』
・Ranjay Gulanti. and Jason Garino. (2000)“Get the Right Mix of Bricks and
Clicks,” Harvard Business Review, Nov.,pp104-114 (有賀裕子訳「クリック&
モルタル戦略」『ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス』ダイヤモンド社,104-114頁
,2000年)
・小林雅一(2001)『図解!わかる!クリック&モルタル」 ダイヤモンド社
・山口重克、福田豊、佐久間英俊(2005)『ITによる流通変革の理論と現状』御茶
の水書房
・蒲俊郎(2005)『新第三世代ネットビジネス 新たな潮流に対応できる法務・マー
ケティング』文芸社
・青山商事株式会社http://www.aoyama-syouji.co.jp/about/index.html
・ユニクロhttp://www.uniqlo.com/jp/
・総務省,平成20年,通信利用動向調査
ご静聴ありがとうございました