知能情報工学 第6回 ニューラルネット 2016年5月24日 吉川雅博 1 ニューラルネットワーク 脳はニューロンと呼ばれる神経細胞が相互に結合したネットワークで 情報を処理 ニューロンをモデル化した閾値論理ユニットを用いて実現 入力 𝑥0 重み 𝑤0 ⋮ ⋮ 𝑥𝑖 ⋮ 𝑥𝑑 𝑤𝑖 出力 𝑥0 𝑤0 1 𝑥𝑖 𝑤𝑖 𝑥𝑑 𝑤𝑑 𝑔𝑖 (𝒙) ∑ 0 ⋮ 𝑤𝑑 閾値関数 0 or 1 閾値を越えるまでは0 閾値を越えると1 2 フィードフォワードニューラルネット 入力層 中間層 (隠れ層) 出力層 0 𝜔1 𝑥0 ⋮ 𝑥𝑖 1 𝜔𝑘 ⋮ 0 𝜔𝑐 𝑥𝑑 閾値論理ユニット 出力層の各ユニットにクラスを割り当てる → 値が1になったユニットに対応するクラスで識別 例:クラス𝜔𝑘 に対応するユニットの出力が1→クラス𝜔𝑘 と識別 3 ニューラルネットの出力(1) 入力層 𝐼層 中間層(隠れ層) 𝐻層 出力層 𝑂層 𝑥0 ⋮ 𝐼 𝑤0𝑗 𝑧𝑗 𝐼 𝑤𝑑𝑗 𝑧𝑗 𝐼 𝑤𝑖𝑗 𝑥𝑖 ⋮ 𝑧𝑗 𝑥𝑑 1.0 𝐻層𝑗番目のユニットの出力𝑧𝑗 𝐼 𝑤𝑖𝑗 𝑥𝑖 ) 𝑧𝑗 = sigmoid( 𝑖 0.5 シグモイド関数 0.0 0 4 ニューラルネットの出力(2) 入力層 𝐼層 𝑥0 中間層(隠れ層) 𝐻層 𝑧0 ⋮ 𝑧𝑗 𝑥𝑖 出力層 𝑂層 𝐻 𝑤0𝑘 𝐻 𝑤𝑗𝑘 𝑦𝑘 𝐻 𝑤𝑛𝑘 ⋮ 𝑥𝑑 𝑧𝑛 𝑂層𝑘番目のユニットの出力𝑦𝑘 𝐻 𝑤𝑗𝑘 𝑧𝑗 ) 𝑦𝑘 = sigmoid( 𝑗 5 学習時の重みの求め方 誤差逆伝搬法(バックプロパゲーション)による重み修正 入力層 中間層(隠れ層) 教師信号 出力層 𝑦1 𝑏1 ⋮ ⋮ 𝑥𝑖 𝑦𝑘 𝑏𝑘 ⋮ ⋮ ⋮ 𝑦𝑐 𝑏𝑐 𝑥0 𝑥𝑑 𝑾𝐼 𝑾𝐻 ③ ②の誤差を元に ② ①の誤差を元に 重み修正 重み修正 (最急降下法) ① 出力と教師信号 との誤差計算 6 ハイパパラメータ 学習する前に予め決定しておくべきパラメータ ニューラルネット・・中間層の数,中間層ユニットの数 交差確認法などで最適値を決定 → 非線形な識別関数も学習可能 ただし,過学習に注意! 7
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