高齢者施設における地震対策について [その他のファイル

平成28年度 集団指導(介護保険施設)
高齢者施設における地震対策について
平成28年6月8日
大阪府危機管理室
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平成28年熊本地震 概要
(1) 前震
○ 発生日時 平成28年4月14日 21時26分頃
○ 規
模 マグニチュード6.5(暫定値)
○ 各地震度 震度7
熊本県:益城町
震度6弱 熊本県:熊本市東区、熊本市西区、熊本市南区
玉名市、宇城市、西原村
(2) 本震
○ 発生日時 平成28年4月16日 1時25分頃
○ 規
模 マグニチュード7.3(暫定値)
○ 各地震度 震度7
熊本県:益城町、西原村
震度6強
熊本県:南阿蘇村、菊池市、宇土市、大津町
嘉島町、宇城市、合志市、熊本市中央区
熊本市東区、熊本市西区
(3)被害状況
○ 死
者 69名(関連死20名含 5月24日現在)
○ 行方不明
1名
○ 住家被害 全壊 7,996棟(5月24日現在)
半壊17,866棟(5月24日現在)
(4)避難所の状況
○ 熊本県 198箇所 8,911名(5月19日現在)
(最大 855箇所 18万3882人 4月17日)
大津町(府職員撮影)
出典:消防庁
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平成28年熊本地震 概要2
(5) 地震回数(気象庁)
○ 震度1以上 1,566回(5月25日11時現在)
(6) ライフライン支障
○ 水道(厚生労働省調べ) 最大44万5,857戸(4月16~17日)→126戸(5月23日現在)
○ 電気(九州電力調べ)
最大47万6,600戸(4月16日)→0戸
○ ガス(経済産業省調べ)最大10万5,000戸(4月16日)→0戸
通信関係
携帯大手3社によると、14日と16日の大きな地震の発生直後から電話回線が混線
し、つながりにくくなった。停電で基地局にトラブルが生じて通話に支障が起きた可能性もある。
一方、SNSが使うインターネット回線に目立った障害はなく、ラインやツイッターでの通信は
ほぼ可能だった。
中でも東日本大震災後に普及した無料通信アプリ
「LINE(ライン)」は震災の教訓から付け加えた
機能「既読」や多人数でやり取りを共有できる特性
が生かされた。(平成28年5月7日 毎日新聞)
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余震に注意!!
熊本地震で死亡した49人のうち、少なくとも4分の1にあたる12人が、
先月14日の地震でいったん避難したあと自宅に戻り、その後の16日の地
震で建物の倒壊などに巻き込まれて亡くなった(平成28年5月1日 NHK)
出典:NHK NEWS WEB
震度7の地震の発生について
発生時刻
震源地
震度
マグニチュード
2016年4月14日 21時26分頃
熊本県熊本地方
震度7
M6.5
2016年4月16日 1時25分頃
熊本県熊本地方
震度7
M7.3
約28時間後に発生
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南海トラフ巨大地震による被害想定・人的被害(死者)
【平成25年10月 大阪府公表】
「早期避難率低」の場合(避難開始が発災5分後:20%、15分後:50%、津波到達後あるいは避難しない:30%)
「避難迅速化」の場合(避難開始が発災5分後:100%)
※冬18時の想定のため、避難開始をそれぞれ5分加算
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大阪府の津波浸水想定区域
HP
大阪府 津波
検索
(http://www.pref.osaka.lg.jp/kikikanri/tsunamishinsuisoutei/)
◆浸水面積:約11,000ha(府の面積の約5.8% ※府の面積:約
190,500ha)
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新・大阪府地震防災アクションプラン
3つのミッションと100のアクションの推進
◇ 基本方針に基づき、目標達成に向け、3つのミッションを設定し、
100のアクションを位置付け
HP
検索
大阪府地震防災アクションプラン
大
ミッションⅠ
巨大地震や大津波から府民
の命を守り、被害を軽減す
るための、事前予防対策と
逃げる対策
(主なもの)
・防潮堤の津波浸水対策
・水門の耐震化等の推進
・密集市街地対策の推進
・建築物の耐震化促進
・「逃げる」施策の総合化、
地域防災力の強化
・学校等における防災
教育の徹底
阪 府
ミッションⅡ
地震発生後、被災者の「命
をつなぐ」ための、災害応
急対策
(主なもの)
・災害医療体制の整備
・広域緊急交通路等の
通行機能確保
・備蓄、集配体制の強化
・帰宅困難者対策の確立
府庁の行 政 機 能 の 維 持
・大阪府災害等応急対策実施要領の改訂と運用
・府庁BCPの改訂と運用
市 町 村
計画的な災害対策
ミッションⅢ
「大都市・大阪」の府民生活
と経済の迅速な回復のため
の、復旧復興対策
(主なもの)
・災害廃棄物等適正処理
・応急仮設住宅の早期供給
体制の整備
・中小企業に対するBCP等
の取組み支援
連
携
・地域防災計画の修正
・「南海トラフ地震防災
対策推進計画」の策定
・地区防災計画策定
等に基づく、
「基礎自治体」
としての住民協働
による取組み強化
支
援
・ガイドライン作成
・技術的情報支援や国制度含む支援
や人材派遣による支援 等
アクションの着実な推進に向け、地震発生後の「府の行政機能を維持」する体制整備と、住民の安心安
全確保に大きな責務を有する「市町村の計画的な災害対策」に対する必要な支援を実施
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【アクション22】地域防災力強化に向けた自主防災組織の活動支援
 H27年度は自主防災組織リーダー育成研修を府内3箇所で実施。
受講者数546人(H26年度・241人)
 H26年度から3か年計画で、津波浸水想定区域内の沿岸市町が行う自主防災組織へ
の避難用資機材の配備を支援。 車イスけん引装置、リヤカー等の資機材は、避難行動要
支援者も参加する避難訓練で活用。
配備を支援した自主防災組織・約570団体( H26・27年度)
※さらに、H28年度からは、土砂災害警戒区域等で活動する自主防災組織に関しても、避難用資機材
の配備支援や、避難誘導灯の設置補助を行う予定。
受講者アンケート
①講義内容は役に立ちましたか(回答数:362人)
あまり役
に立たな
かった,
ふつう,
16.6%
2.5%
平成27年度自主防災組織リーダー育成研修
10/28
府庁新別館南館
11/12
和泉市ゆう・ゆうプラザ
12/4
高槻市消防本部
大変役に
立った,
35.9%
やや役に
立った,
45.0%
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【アクション38】社会福祉施設の避難体制の確保
【アクション内容】:38社会福祉施設の避難体制の確保(福祉部)
・社会福祉施設入所者や通所サービス等の施設利用者が、津波から迅速かつ円滑に
避難できるよう、集中取組期間中に、津波被害を想定した災害対策マニュアルの作成
と避難訓練の実施を津波浸水想定区域内の社会福祉施設及びサービス提供事業所
に働きかける。
・また、社会福祉施設が万一、被災した場合に、その入所者や利用者の処遇を確保で
きるよう、集中取組期間中に「災害時における応援協定等の締結に向けたガイドライン」
を作成し、社会福祉施設相互における応援協定の締結を働きかける。
◆目標(平成27~29年度(集中取組期間))
○津波浸水想定区域内の社会福祉施設等において、津波被害を想定した災害対策
マニュアルの策定及び同マニュアルに基づく避難訓練の実施
○「災害時における応援協定等の締結に向けたガイドライン」の作成
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職場や家庭では
みんなで災害時の対応、連絡方法などを
確認しておく
話し合っておくべきこと(例)
①自分たちの住む地域・職場・通勤(通学)経路の
リスクを確認
②家族や従業員との連絡方法
③避難所や広域避難場所への経路確認(昼・夜)
④備蓄品と保管場所の確認
⑤非常持出品の準備(季節ごと) など
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災害時の連絡方法(例)
電話会社
サービス内容
●災害用伝言ダイヤル(171)
被災地域の方々が録音した安否等の情報を音声情報として蓄積し、録音・
再生できるボイスメール。
NTT西日本
【体験利用日】
毎月1日及び15日 00:00~24:00
正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
http://www.ntt-west.co.jp/dengon/
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身の回りを確認・整理・固定
「防災」の目で見ると、
家の中にも危険がたくさん
➯事前の対策で減災
○タンスや棚の転倒防止
○窓や食器棚などのガラスの飛散防止
○照明器具などの落下防止
○ビンなどの落下防止
○テレビ、冷蔵庫、電子レンジ
などの家電製品の転倒・落下防止
○防炎カーテンの使用
家庭での備蓄・非常時の持ち出し
家庭での備蓄
➢被災後3日間は乗り切れるように!
できれば1週間を目標に!
非常時の持ち出し品
➢最低2~3食分
➢両手が使えるリュックサックが便利
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マルチな防災情報を得るには…
防災情報を手軽にあなたのもとへ
「防災情報メール」に登録しましょう
携帯メールアドレスを「おおさか防災ネット」に登録していただくと
• 特別警報、大雨洪水警報などの気象情報、台風
地震・津波情報、土砂災害警戒情報、水防警報情報
• 避難勧告・指示・一時避難等の情報、避難所開設情報
• その他緊急情報(国民保護情報等)
など さまざまな防災情報を受け取ることができます。
受け取る情報については、○○市の大雨警報を受け取りたい。△△町の土砂災害警戒情報を受け取りたいなど、条件設
定が可能です。
登録方法
登録はとても簡単です!
「[email protected]」宛て(右のQRコードを読み取ると入力が省略できま
す)に空メールを送信すると、自動的にご案内メールをシステムから送信します。ご案内
のメールの内容を確認いただき、登録を行ってください。
なお、登録料は無料ですが、メール受信にかかる通信料は必要です。
解約についても同じく空メールを送信することですぐに行うことが出来ますので、
一度登録をお試しいただきますようお願いします。
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市町村からの避難情報に注意
これからは、梅雨や台風など風水害に注意が必要な時期。
日頃の備え、早めの避難への意識が重要です。
避難勧告が出されなくても、「自らの身は自分で守る」という考えのもと、身の
危険を感じたらちゅうちょなく自主的に避難することが大切です。
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(外が危険な場合は、屋内に留まることが必要な場合もあります)
大阪880万人訓練
地震が発生したら「まず身を守る」揺れがおさまったら津波に備えて「すぐ逃げる」
日頃の備えがあなたの命を守ります。
平成28年9月5日(月)訓練一斉実施!!
大阪880万人訓練実行委員会
HP
大阪880万人訓練
検索
 目的
東日本大震災の教訓を踏まえ、災害発生時に府民一人ひとりが、日ごろから、「被災時にどう
行動すべきか」「家の中が大丈夫か」などを考え、身近な方々と話し合っていただき、『いざ
という時に、きちんと自分の身を守る行動ができる』よう備える。
 情報発信ツール
エリアメール/緊急速報メール(対応機種のみ)、おおさか防災情報メール(登録者のみ)、
Yahoo!防災速報(登録者のみ)
ご清聴ありがとうございました!!
防災・減災には
皆様方の 協力が不可欠です!
引き続き よろしくお願いします。
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