国際人権

国際人権論
地域差なのか差別なのか
人権論の基本1
• 人権は無意味なのか
• 権利の主体の問題(権利の二重性)
人間としての権利
市民としての権利 公民権
• 権利保護の主体の問題
国家 → 国家の民主主義・経済力に依存
↓
国際人権の必要
人権論の基本2
• 国籍
– 属人主義と属地主義
– 単独国籍と二重国籍
• 国際人権規約の拘束性
– 選択議定書 権利侵害された個人が通報できる
– 日本は未加盟
国際人権の難しさ
• 人権レベルの国際的多様性(次ページ)
• 人権抑圧状況の他国からの干渉(内政干渉
か)
cf昨年来のアラブ革命 リビア(カダフィ)と
シリア(アサド) 北朝鮮は?
• 人権の国家による保護という限定
• 国際機関による人権の義務化 困難も
人権状況の多様性
• 死刑制度
死刑制度は反人権的制度なのか
先進国で存続はアメリカの一部と日本
麻薬所持で死刑のオランダ人・中国で死刑の日
本人
• 離婚・中絶
イスラムとキリスト教系近代国家の対立点
cf ハーグ条約
・ 臓器移植法
ハーグ条約1
• 子の利益の保護を目的 として、親権を侵害
する国境を越えた子どもの強制的な連れ去り
や引き止めなどがあったときに、迅速かつ確
実に子どもをもとの国(常居所地)に返還する
国際協力の仕組み等を定める 多国間条約
• 欧米はほとんどが加盟し、それ以外はほとん
ど加盟していない。日本は菅内閣が加盟を閣
議決定して、現在国内法整備中(離婚後アメ
リカから子を連れ去った女性への非難から、
日本の未加盟に圧力)
ハーグ条約2
• 欧米(全部が同じというわけではない)と日本
の家族法の違い
– 単独親権と共同親権
– 面接交渉権
– 子の略取(犯罪か否か)
• 指摘される問題点
– 在留資格・経済的問題
– 返還後の監督・DV
国際人権に関わる国内問題
• 外国人参政権
• 外国人公務就任権
• 高校無償化と外国人学校