ノーベル賞に見る 近代物理100年の軌跡

1913~15年編
奥村 傑
1913年
Heike Kamerlingh
Onnes
低温における物性の研究、特に
液体ヘリウムの生成に対して
略歴
1853年
1870年
1882年
1908年
1911年
1913年
1926年
オランダのフローニンゲンにて誕生
フローニンゲン大学に入学
ライデン大学実験物理学教授に就任
ヘリウムの液化に成功
水銀の超伝導を発見
ノーベル物理学賞受賞
死去(享年72)
低温物理学への貢献
液化ヘリウム → 超低温(-268℃)
超伝導などの低温物性の研究
核磁気共鳴画像撮影
(MRI)などに応用
1914年
Max von Laue
結晶によるX線の回折
現象の発見に対して
1879年 ドイツのゴブレンツにて誕生
1912年 X線回折発見を発表
1914年 ノーベル物理学賞受賞
1960年 死去(享年80)
1915年
Sir William Henry Bragg
William Lawrence Bragg
↑父
↓
X線による結晶
構造の解析へ
の功績に対して
息
子
略歴 (父)
1862年
1885年
1889年
1909年
1913年
1915年
1942年
英国のウェストワードにて誕生
アデレード大学の教授に就任
結婚 翌年に長男誕生
リーズ大学で物理学の教授に就任
ブラックの法則を見出す
ノーベル物理学賞受賞
死去(享年79)
略歴 (息子)
1890年 オーストラリアのアデレードにて誕生
1904年 アデレード大学に入学
1909年 ケンブリッジ大学
トリニティ・カレッジに入学
1913年 ブラックの法則を見出す
1915年 ノーベル物理学賞受賞
1971年 死去(享年81)
回析・干渉
X線回折の応用
物質表面の構造を
原子レベルで観測
結晶のほかタンパク質
の解析にも応用
参考資料
・ノーベル物理学賞ホームページ
http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/physics/
・理科ネットワーク
http://rikanet2.jst.go.jp/index.php
・中国地質調査業協会
http://www.chugoku-geo.or.jp/
・エルねっと
http://www.lnet.info/index.html