2016年3月期 決算概要説明 共和レザー株式会社 (証券コード 3553) 2016年6月13日 1 目次 1.2016年3月期 実績 2.2017年3月期 予想 3.当社の取り組み事項 2 1.2016年3月期実績 (1) 連結決算の概況 (百万円) 2015年3月期 実績 2016年3月期 実績 45,126 100.0% 47,929 100.0% 2,802 6.2% 営業利益 2,508 5.6% 3,636 7.6% 1,128 45.0% 経常利益 2,634 5.8% 3,691 7.7% 1,056 40.1% 親会社株主に帰属 する当期純利益 3,538 7.8% 2,153 4.5% ▲1,384 ▲39.1% 売上高 1株当たり当期純利益 1株当たり配当金 (うち、記念配当) 144円45銭 87円92銭 28円00銭 33円00銭 ( 5円00銭) 増減 3 1.2016年3月期実績 (2)連結営業利益増減要因(前期比) (百万円) 営業利益+1,128 4,000 +330 +560 3,500 +780 3,000 2,508 2,500 改 善 ▲420 ▲650 2,000 固 定 費 増 1,500 500 2015年3月期 連結営業利益 為 替 変 動 +1,130 ▲602 製 品 改 価 定 格 1,000 0 3,636 品 種 差 構 な 成 ど 売 上 増 加 原 材 料 ・ 燃 料 価 格 2016年3月期 連結営業利益 売上増に加え原材料・燃料の値下がりなどで、前期比45.0%増 4 1.2016年3月期実績 (3) 連結業績の推移 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 37,967 '07/3 (百万円) 連結売上高 39,505 '08/3 30,665 27,807 28,020 29,934 '09/3 '10/3 '11/3 '12/3 ’08年9月 リーマンショック 4,000 3,000 2,000 1,000 0 ▲ 1,000 ▲ 2,000 ’11年3月 東日本大震災 42,042 45,126 47,929 '14/3 '15/3 '16/3 34,289 '13/3 ’11年10月 共和興子会社化 連結営業利益 3,636 2,508 1,325 1,781 1,261 174 284 ▲ 122 ▲ 1,294 '07/3 '08/3 '09/3 '10/3 '11/3 ▲ 890 '12/3 '13/3 '14/3 '15/3 '16/3 5 1.2016年3月期実績 (4)連結車両用売上高 40,000 (百万円) TPO(オレフィン)他 35,861 32,759 PU(ポリウレタン) 30,000 20,000 28,913 PVC(塩ビ) 20,647 22,840 21,978 16,402 15,278 15,938 '09/3 '10/3 '11/3 17,622 10,000 0 '07/3 '08/3 PVC '12/3 PU '13/3 '14/3 TPO他 '15/3 '16/3 合計 2010年3月期 実績 7,121 4,007 4,150 15,278 増減額 +9,529 +9,164 +1,889 +20,583 増減比 2.3倍 3.3倍 1.5倍 2.3倍 2016年3月期 実績 16,650 13,172 6,039 35,861 シート用に拡販してきたPUに加え、TPOや中国生産のPVC製品も増加 6 1.2016年3月期実績 (5)連結海外売上高 25,000 20,000 (百万円) その他 北米 中国 海外売上比率 27.7% 35.5% 31.6% 21.7% 15.4% 15.4% 12.7% 13.8% 12.5% 17,006 15.5% 14,238 15,000 11,643 ’11年10月 共和興子会社化 10,000 5,852 7,454 6,066 5,000 3,883 3,849 3,513 '09/3 '10/3 '11/3 4,647 0 '07/3 '08/3 中国 2010年3月期 実績 '12/3 北米 '13/3 '14/3 その他 '15/3 '16/3 合計 867 1,232 1,750 3,849 増減額 +9,602 +3,652 ▲97 +13,157 増減比 12.1倍 4.0倍 0.9倍 4.4倍 2016年3月期 実績 10,469 4,884 1,653 17,006 海外(中国)生産・輸出とも増加。中国の比率が高まる 7 目次 1.2016年3月期 実績 2.2017年3月期 予想 3.当社の取り組み事項 8 2.2017年3月期予想 (1)連結業績予想概況 (百万円) 2016年3月期 実績 売上高 2017年3月期 予想 増減 47,929 100.0% 48,500 100.0% 571 1.2% 営業利益 3,636 7.6% 3,900 8.0% 264 7.2% 経常利益 3,691 7.7% 3,850 7.9% 159 4.3% 親会社株主に帰属 する当期純利益 2,153 4.5% 2,350 4.8% 197 9.1% 1株当たり当期純利益 1株当たり配当金 (うち、記念配当) 87円92銭 95円93銭 33円00銭 ( 5円00銭) 30円00銭 増収増益を目指す 9 2.2017年3月期予想 (2)連結業績推移 (百万円) 売上高 営業利益 70,000 7,000 ファッション・ 生活資材用 60,000 50,000 住宅・住設用 車両用 42,042 40,000 30,000 45,126 47,929 48,500 60,000 5,500 5,000 3,900 3,636 34,289 売 29,934 上 2,508 高 1,781 20,000 6,000 営 業 利 益 10,000 4,000 3,000 2,000 1,000 284 0 -10,000 0 ▲ 890 '12/3 ▲ 1,000 '13/3 '14/3 '15/3 '16/3 '17/3予 2020年ビジョン 目 標 10 2.2017年3月期予想 (3)株主還元 記念配当 1株当たり配当金(円) 56.6% 期末配当 37.5% 中間配当 23.8% 31.3% 19.4% 配当性向 記念配当 28.0 17.0 親会社株主に帰属する 当期純損失▲958百万円 33.0 5.0 14.0 30.0 15.0 12.5 5.0 5.0 8.0 2.5 2.5 2.5 2.5 4.5 '12/3 '13/3 '14/3 11.0 '15/3 14.0 15.0 '16/3 '17/3予 16/3月期は普通配当28円に記念配当5円を加えた33円 17/3月期は普通配当30円を予想 11 目次 1.2016年3月期 実績 2.2017年3月期 予想 3.取り組み事項 12 車両用PU合皮の拡販 (百万円) 18,000 16,000 14,000 12,000 従来は 本革シート ドア、 インパネに 採用 10,000 シートメイン用合 皮採用開始 12/11月~ 159% 140% <前期比> 8,000 108% 112% 116% 106% 6,000 10,872 4,000 2,000 4,007 4,228 4,901 ’10/3 ’11/3 ’12/3 12,225 13,172 ’15/3 ’16/3 6,843 0 ’13/3 ’14/3 採用部位の拡大 【従来:本革仕様車】 【合皮仕様車】 シートメイン: 本革 2~3㎡/台 【シートメイン用PU合皮の開発】 ・耐久性・仕上り性能レベルアップ要求対応 シートメイン: PU合皮 マチ・セウラ: PU合皮 5~8㎡/台 マチ・セウラ: PU合皮 【PU合皮の優位性】 ・軽量化:本革比約50% ⇒5㎡使用で1台あたり2㎏軽量化 ・本革ではできない加飾表現、品質安定性 ・低コスト化(本革比)革比約50%⇒5㎡使 用で1台あたり2㎏軽量化 13 中国でのTPO拡販 TPO受注量の推移 30 TPO受注量の増加 単位:万m/月 中国での 現地化 日本からの輸出 20 15 16/7設備導入 10 12 4 4 6 0 6 6 7 10 中 国 で の 現 地 化 【市場ニーズ・環境の変化】 ・日系中心から中国ローカル系へ拡大 ・中国市場で、環境(VOC・臭い)、軽量化の ニーズ拡大 【当社TPOの優位性】 ・インパネ用ティアレスエアバック展開性能と 成形容易性の両立 ・中国子会社「共和興」での営業力 2 ’10/3 ’11/3 ’12/3 ’13/3 ’14/3 ’15/3 ’16/3 ’17/3 予 中国での現地化 先頭工程 日本生産 15 日 本 か ら の 輸 出 【現地化】 ・2017年からの後工程現地化により さらに拡販を目指す 現地化メリット 中国共和興での 後工程生産 【先頭工程TPOシート日本生産】 ・日本品質・性能の確保と品質安定化 【後工程中国生産】 ・現地顧客ニーズへの即応力アップ NEW市場開拓:外装加飾フィルム開発 ■軽自動車■2トーンルーフに採用 新規ルーフ加飾工法 特徴うれしさ 意匠 ■塗装では表現できない色柄凹凸付与可能 新工法■ルーフ立体形状に事前成型することで誰でも貼り込み可 能 その他■自動車メーカー塗装能力に影響なく2トーン化可能 加飾フィルム層 ❷車体ルーフに貼り完 成 ❶真空成型により ルーフ形状に賦 形 ダイハツ様共同特許取得 15 ダントツ工場づくり KII 20の強力な推進 - Kyowa Investment Innovation 20 現地現物 KII20 投資低減額 設計見直し !! !! 図面 ・大きい ・重い ・高い カレンダー機 118期 冷却ロール 本体 図2.現状のカレンダー機(上面視) 120期 121期 122期 123期 図1.KII20 対象投資計画 能力向上 <将来(2020年)> シンプル・スリム 投資20%減 駆動部 119期 (2015年) (2016年) (2017年) (2018年) (2019年) (2020年) エンジニアリング <今後の計画> 投 資 額 - 効果 投資:30%低減 品質:完成率向上(2%) 一貫ライン CT 駆動部一体化 CL GP HF 冷却効率向上 ・小さい ・軽い ・安い 図3.KII20 カレンダー構想(上面視) <従来> ロール運搬 ・ほどいて ・巻いて ・暖めて : 図4.発泡レザー 一貫ライン構想 16 環境・社会貢献の取り組み 【VOC大気放出量低減】 【CO2排出量低減】 120% 120% CO2大気排出量原単位(基準年比) VOC大気排出量(基準年比) 100% 100% 80% 80% 60% 60% 69%減 40% 33%減 40% 120% 20% 20% 0% 0% 120% 100% 基準年 (2000年度) 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 見込み 基準年 (2001年度) 2013年度 2014年度 2015年度 VOC大気排出量(2000年比) 2016年度 見込み 100% VOC排ガス燃焼処理装置 2号機‘14年8月稼働 80% 60% 80% 溶剤回収装置更新 16年8月完成予定 60% 40% 20% 69%減 40% 0% 20 20% 0% 2000年度 2013年度 2014年度 2015年度 <取り組み内容(溶剤回収装置)> ①ボイラーの小型化や省エネタイプ 設備へ更新 ②放熱防止塗料塗布での省エネ ③照明機器のLED化 17 +産廃低減 天2工場 溶剤回収装置の開発 1.狙い 小型化及び構造変更によるエネルギー量低減とCO2低減 (16年8月完成) 2.期待効果 新溶剤回収装置 期待効果 【開発】 2塔式蒸留塔 150 水蒸気 64%削減 100 50 熱の再利用と処理量の変動に対応できる設備を開発 3.開発概要 141.6 50.4 0 現状 開発後 冷却 (コンデンサー) 図1.エネルギー量低減(設備単体) 300 250 200 150 100 50 0 31%削減 286.8 196.2 廃液 (溶剤濃度15%) 28℃ 2塔目 30 1塔目 30 冷却 (コンデンサー) 【開発ポイント①】蒸気の再利用 2塔目蒸留塔で分離された蒸気を 1塔目の加熱蒸発装置に使用し 燃料使用量削減 DC工程へ DC工程へ 【開発ポイント③】水分蒸発率向上 40℃ トレイに溜まった廃液が、下のトレイに 落ちにくい構造にして水分を蒸発 させる 予熱装置 現状 開発後 図2.エネルギー量低減(天2工場全体) 【開発ポイント①】蒸気の再利用 【開発ポイント②】2段階処理化 4000 2000 2塔目蒸留塔で分離された蒸気を 2塔化による段階処理が可能になり 1塔目の加熱蒸発装置に使用し 蒸発量制の細分化ができる 燃料使用量削減 64%削減 3776 1354 0 現状 1 開発後 31%削減 7643 現状 60℃ 5228 【開発ポイント④】 開発後 塔内容量小型化 60%削減 図4.CO2低減(天2工場全体) 加熱蒸発装置 (リボイラー) 加熱蒸発装置 (リボイラー) 図3.CO2低減(設備単体) 10000 8000 6000 4000 2000 0 1 低圧ボイラー 溶剤濃度 22.5% 図5.2塔式蒸留塔の構造図 122℃ 濃度の調整は蒸留塔内 トレイ段数で決まる 溶剤回収 (濃度99.9)18 環境・社会貢献の取り組み 【廃棄物適正処理】 【廃棄物低減活動】 120.0% 産廃重量率(基準年比) 100.0% 80.0% 42%減 60.0% 40.0% 20.0% 0.0% 基準年 (2001年度) 2013年 2014年 2015年 2016年 見込み <取り組み内容> ①生産工程で発生する端材の減量化 ②発生した端材の再利用を推進 「平成25年度産業廃棄物適正処理 推進功労者県知事褒賞」受賞 (平成26年5月) 19 環境・社会貢献の取り組み 【ボランティア活動】 ‘15年5月10日(日) 於:遠州浜海岸 ウエルカメクリーン作戦 147名参加 ‘15年8月9日(日) 於:市内佐鳴湖 佐鳴湖クリーン作戦 105名参加 20 快適空間を化学する 【お問合せ先】 共和レザー株式会社 総務部 TEL 053-425-2121(代表) 21
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