精神保健係)(パワーポイント:248KB)

江戸川保健所
健康部 保健予防課 精神保健係
家庭内暴力
引きこもり
★障害の多様化
医療保護入院患者
の退院促進
・重複障害
・支援が難しい対象者
★当事者、 家族の高齢化
退院促進
② 地域支援体制の
充 実
江戸川区の各サービス受給者数の推移
10000
8000
6000
4000
2000
0
H25.3
H26.3
H27.3
H28.3
自立支援医療
8102
8049
8576
9295
精神障害者手帳
3628
3878
4210
4729
665
739
887
1065
障害福祉サービス(精神)
<自立支援医療費制度(精神通院医療)>
制度の概要
精神疾患のため通院による治療を受ける場合、医療費に継続的な負担
がかかるため、通院医療費の負担軽減を図る制度です。
医療保険での3割の自己負担が、原則1割に軽減されます。
また、市区町村民税が非課税世帯の方は、自己負担分を助成する制度
もあります。

制度の範囲
入院しないで行われる医療(外来、外来での投薬、デイ・ケア、往診、訪問看護等
が含まれます)


窓口:江戸川保健所・各健康サポートセンター
<精神障害者保健福祉手帳>
障害者の方が地域で生活し、社会参加するための手助けとなります。
 対象者
精神障害のため日常生活や社会生活にハンディキャップを持つ方が対象です。
入院・在宅による区別や年齢制限はありません。精神疾患の初診日から6か月
経過している必要があります。知的障害は対象外です。
有効期限
有効期間は2年間となります。2年毎に申請し障害の状態を再認定して更新で
きます。更新申請は、有効期間満了日の3ヶ月前から出来ますので、お早めに
手続きをして下さい。

窓口
江戸川保健所精神保健係・各健康サポートセンター


障害福祉サービス
障害のある方の障害程度等をふまえて個別に支給
決定を行う、障害者の日常生活及び社会生活を総
合的に支援するための法律(障害者総合支援法)
に定められたサービスです。
以下のいずれかをお持ちの方
①自立支援医療受給者証 (申請中可)
②精神障害者保健福祉手帳 (申請中可)
③精神障害を理由とした障害年金を受給中
④医師の診断書(ICD-10コードなどで精神障害が確認できるもの)
<介護給付>
 居宅介護(ホームヘルプ)
入浴、排泄、食事の介護および家事援助、通院等
介助など。

共同生活援助(グループホーム)
※通過型(3年間)と滞在型があります
主に夜間において、共同生活住居での入浴、排せ
つや食事等の介護、調理、洗濯、掃除等の家事、
生活等に関する相談及び助言、就労先その他関
係機関との連絡、その他の必要な日常生活上の
世話を行います。
<介護給付>
 生活介護
※介護保険のデイサービスと同等
事業所により送迎あり
日常生活全般に介護を必要とする方に、日中、入浴、
排泄、食事の介護などを行うとともに、創作的活動ま
たは生産活動の場を提供します。

短期入所(ショートステイ)
自宅で介護する方が病気の場合などに、短期間、夜間も
含め施設で、入浴、排泄、食事の介護などを行います。
<訓練等給付>
 自立訓練(機能訓練・生活訓練)
自立した日常生活または社会生活ができるよう、一定期間、
身体機能または生活能力の向上のために必要な訓練を行います。

就労継続支援(A型=雇用型、B型=非雇用型)
一般企業などへの就労が困難な方に、働く場を提供すると共に、知識及び
能力の向上のために必要な訓練を行います。
A型:最低賃金が保証されます。
B型:仕事をした内容や時間により工賃が支給されます。
工賃は事業所によりますが、月3,000円~20,000円位です。

就労移行支援
一般企業への就労を希望する方に、一定期間、就労に必要な知識及び能
力の向上のために必要な訓練を行います。

地域移行支援
対象者:障害者支援施設、矯正施設、保護施設等に入所している方
精神科病院に入院している方(原則1年以上)
内 容:住居の確保や障害福祉サービスの体験利用
体験宿泊のサポートなど地域生活へ移行するための支援

地域定着支援
対象者:居宅において単身で生活する障害者
同居している家族等が障害、疾病等のため、緊急時等の
支援が見込まれない状況にある障害者
内 容:常時の連絡体制の確保
障害の特性に起因して生じた緊急の事態への対処
地域生活支援事業障害者及び障害児が自立した日常生活又は社会生活を営む
ことができるよう、地域の特性や利用者の状況に応じ、柔軟な形態により事業を
効果的・効率的に実施するものです。実施主体は区市町村。
<地域活動支援センター>

心身に障害がある方でも、住み慣れた地域において可能な限り自らの意思でその人
らしく自立した生活ができるよう、社会交流の促進、創意的活動、生産活動の機会
を提供し、社会的孤立を防いでいくことを目的としています。
Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型があります。
Ⅰ型:面接・電話・訪問等による相談、プログラムやイベント、講演会等を実
施。
Ⅰ型・Ⅲ型:交流室の1回利用料100円
※相談のみの場合は無料
Ⅱ型:障害福祉サービスと同様の手続きが必要。
<移動支援>
移動が困難な方に、通院同行以外の買い物、散歩など、外出時(余暇活動含む)
の支援を行います。
 精神障害者居住支援事業
 精神障害者就労支援事業
 精神障害者自立生活体験事業
 精神障害者地域生活安定化支援事業
 高次脳機能障害者支援事業
費用:無料(実費負担有)
※区内のNPO法人等に委託し実施しています。
※委託先は年度によって変更になる場合があります。



賃貸契約による一般住宅(アパート)への入居を希望して
いる方の、住まい探しから転居後の生活の支援
グループホームを卒業したいという方も利用可能
対象
江戸川区民で区内での一人暮らしを希望されている方
内容
・不動産屋や物件の下見に同行
・保証人や費用などの調整支援
・引越しの手伝い
・転居後の手続きに同行
・生活用品などの購入に同行
・不動産屋や大家との連絡調整
利用期間
利用申請から1年間
(引っ越し後のフォロー期間3か月間を含む)
<問い合わせ先>
・地域活動支援センターえどがわ
03-5879-0708
・地域活動・相談支援センターかさい
03-5679-6445



就労を希望する精神障害者に対し、個々のニーズに合わ
せ関係機関と協力し就職と就職後の支援を行う。
対象 15歳以上の精神障害を持つ江戸川区民
内容
・就労相談 ・就労準備支援 ・職場定着支援
・離職時の調整および離職後の支援
・就労プログラムの企画、開催
・就労支援会議の企画、開催 ・関係機関との連携
<問い合わせ先>
・地域活動支援センターえどがわ
03-5879-0708
・地域活動・相談支援センターかさい
03-5679-6445
ショートステイ事業
自立した生活を目指し、一人暮らし用の部屋で一人暮
らしの体験ができる。1回につき最大6泊7日。
スタッフの見守りのもと、安心して過ごせる居室を提供
することで病状の悪化を防ぐ目的で利用も可能。


対象 江戸川区民、18歳以上の精神障害者
かつ
・病状が安定している
・主治医の紹介状がある
内容
生活体験や休養のための専用居室の提供
生活体験および生活訓練の実施
生活支援及び生活環境などの調整など
費用 無料(食事等実費負担あり)
<問い合わせ先>
・地域生活体験室 遊牧舎
03-5836-5170
・東京ソテリアハウス
03-5879-3312
医療につながらない方、中断しがちな方に、ソーシャル
ワーカーが1年間の集中的な関わりにより支援の調整
を行い、必要に応じて障害者福祉サービスや地域資源
等につなぎ、地域生活の安定化を図る。

対象者
•病状が不安定で入退院を繰り返している。
•引きこもり状態で福祉サービス等を受け入れない。
•通院、服薬の継続が困難である。
•生活状況や症状等から精神疾患が疑われる。 など
内容
•自宅等への定期的な訪問 •関係機関への同行
•関係機関との連絡調整 •各種申請手続き等に同行
•電話、面接による支援
•家族の相談支援
利用期間 1年間
<問い合わせ先>
・相談支援センターくらふと
080-9345-5884
・相談支援センターハート花きりん
03-3869-1731
高次脳機能障害とは
脳血管疾患などの病気や交通事故などで脳に損傷受
けたために「新しい事が覚えられない」「物事を順序立
てて行えない」「集中力が続かずすぐ疲れる」などの症
状により、日常生活が困難になる障害。
脳の損傷部位により症状は様々である。

「器質性精神障害」として精神障害者手帳などの対象
対象 区内在住の高次脳機能障害の方、家族、支援者
内容
①相談
・専門医による相談【予約制】と随時相談
②集団訓練プログラム【登録制】
・言語聴覚士等によるリハビリテーションプログラム
③家族相談会【登録制】
④通信の発行
・毎月発行、区内の事業や周辺区の行事など
<問い合わせ先>
・地域活動支援センターはるえ野
03-5664-6070
健康に関する相談や事業を行い、精神障害者やその
家族の支援を行っています。
名称
住所
電話
中央健康サポートセンター
中央4-24-19
03-5661-2467
小岩健康サポートセンター
東小岩3-23-3
03-3658-3171
東部健康サポートセンター
瑞江2-5-7
03-3678-6441
清新町健康サポートセンター 清新町1-3-11
03-3878-1221
葛西健康サポートセンター
中葛西3-10-1
03-3688-0154
鹿骨健康サポートセンター
鹿骨1-55-10
03-3678-8711
小松川健康サポートセンター 小松川3-6-1
03-3683-5531
なぎさ健康サポートセンター
03-5675-2515
南葛西7-1-27
住所ごとに地区担当保健師がおります
■こころの健康相談・もの忘れ相談【予約制】
精神疾患を疑う症状や認知症が気になる方についての
専門医による相談
■育児ストレス相談【予約制】
日々の子育てに悩む方や家族を対象とした心理相談員等
による相談
■酒害(アルコール)相談【予約制】
アルコール依存症など飲酒問題、悩みについての専門医
やソーシャルワーカーによる相談
■心の専門グループワーク
統合失調症を対象としたグループ活動を実施、週1回程度
※詳しくは各健康サポートセンターに問い合わせください
・江戸川区発達障害相談センター
発達障害に関する相談、情報提供 など
・江戸川区立障害者就労支援センター
障害者の一般就労に向けた支援、相談、訓練 など
・東京都立精神保健福祉センター(台東区)
精神保健相談、専門相談(アルコール、薬物、思春期青年期
相談)、デイケア、アウトリーチ事業、短期宿泊事業 など
・東京都発達障害者支援センター
(TOSCA・世田谷区)
<50代男性、統合失調症、15年間 精神科病院に入院、今後退院の予定。
生活保護受給。>
「精神科病院に長期入院していましたが、病院スタッフに勧められ退院す
る方向になりました。でも、住む家もないし、家族とも疎遠で相談できる
人もいない。家事やお金の管理など一人でできるか心配…。」

<利用したサービス>
・計画相談支援(障害福祉サービス等をどのように利用するか、ご本人の希望を確
認しながら計画を立て、定期的に見直しをする。)
・地域移行支援(入院中から退院までの支援。グループホーム等での体験宿泊や住
まい探し、手続きの同行等を行う)
→退院後
・グループホーム(スタッフに支援してもらい一人暮らしの練習をする。)
・生活訓練(通所)
・地域活動支援センター(通所:交流室の利用)
<50代、男性、単身。生活保護受給。>
グループホームに入居し、就労継続支援B型を利用し、地区担当保健師にも
相談しながら生活。今後、グループホーム卒業予定。
「今までは、グループホームの世話人さんや他のメンバーが近くにいたの
で安心でした。これからは1人でやらないといけないので、ちゃんとやって
いけるか心配です。でも、新しい生活にわくわくもしています。料理もで
きるようになりたいです。」
<さらに利用したサービス>
・区事業 居住支援事業(引っ越しと新住居での生活の定着支援)
・居宅介護(家事援助:週2回
1回1時間
調理をヘルパーと一緒に行う)
(通院等介助:月2回の精神科通院時にヘルパーが同行支援)
・就労継続支援B型(通所)
・地域定着支援(24時間の連絡体制を確保し、緊急時に支援を行う。)
・地域活動支援センターⅠ型(交流室・夕食会に参加)
<40代、女性、統合失調症、軽度知的障害、単身>
母親と二人暮らしをしていたが、母が認知症を患い、施設に入所し一人暮らし
になった。計画相談、生活介護利用中。
「今までの生活は母に頼りっきりでした。家事は時々母と一緒にやることはあ
りましたが、お金の管理や色々な手続きなどはやったことがありません。急に
一人になって不安でいっぱいです。」
<さらに利用したサービス>
・居宅介護(家事援助:週2回 1回1.5時間
行う)
そうじと洗濯をヘルパーと一緒に
・地域定着支援(24時間の連絡体制を確保し、緊急時に支援を行う。)
・安心生活サポート事業(状況確認、生活費の払い戻し、公共料金の支払い)
・配食サービス(夕食)
<40代、高次脳機能障害、80代の要介護の母と2人暮らし>
脳腫瘍後の後遺症で、記憶障害や今まで簡単にできていたことができ
ない、計算ができない、慣れた道でも迷ってしまうなどの障害が残っ
た。身体障害はない。
「今までの仕事はできなくなり退職しました。家事もうまくできなく
なって困っています。母のことも心配です。これからも江戸川区に住
み続けたいです。また仕事がしたいです。」

<利用したサービス>
・計画相談(サービス等のコーディネート)
・居宅介護(家事援助:週2回 1回1時間
に行う)
調理をヘルパーと一緒
・移動支援(外出時の支援、買い物同行)
・安心生活サポート事業(状況確認、生活費の払い戻し、公共料金の支払い)
・区事業:高次脳機能障害者支援事業(グループ訓練・個別相談)
江戸川区のホームページ
よりダウンロードできます