有斐閣アルマ 国際経済学 第6章 関税政策の基礎分析 阿部顕三・遠藤正寛 1 図6-1 関税の効果:小国のケース (a) 自由貿易 (b) 関税賦課 価格 価格 S S 消費者余剰 a a t p' p* c d b e g 生産者余剰 O Y* Y' t f D X' X* p' p* c b e d g f 関税収入 数量 O * Y Y' X' X D * 数量 表6-1 関税による余剰の変化:小国のケース 自由貿易 関税賦課 変化分 消費者余剰 a+b+c+d+e+f a+b -(c+d+e+f) 生産者余剰 g c+g c e e a+b+c+e+g -(d+f) 関税収入 総余剰 a+b+c+d+e+f+g 図6-2 自由貿易と関税賦課のときの均衡価格 (a) 自国市場 (b) 世界市場 価格 S (c) 外国市場 価格 価格 H SF EX F pH t p* pF IM H DH O 数量 O M M* 数量 DF O 数量 図6-3 関税の効果:大国のケース (b) 関税賦課 (a) 自由貿易 価格 価格 SH SH 消費者余剰 a pH t c p* pF O a g k d b e f 生産者余剰 YH t j i h pH c p* pF g d h b e i f j k 関税収入 DH XH 数量 O YH XH DH 数量 表6-2 関税による余剰の変化:大国のケース 自由貿易 関税賦課 変化分 消費者余剰 a+b+c+d+e+f a+b -(c+d+e+f) 生産者余剰 g+k c+g+k c e+i e+i a+b+c+e+g+k+i i-(d+f) 関税収入 総余剰 a+b+c+d+e+f+g+k 図6-4 自国の関税と余剰の変化(1) (a) 余剰の大きさ (b) 余剰の変化 価格 価格 EXF pH l m t t’ pF n o p q r s IMH O EXF M p F M 輸入量・ 輸出量 O M IMH 輸入量・ 輸出量 図6-5 最適関税 経済厚生 B 自由貿易下の経済厚生 A C 閉鎖経済下の経済厚生 O t op D 関税率 t 図6-6 自国の関税と余剰の変化(2) (a) 自国市場 価格 (b) 外国市場 価格 SH t pH p* a pF b d SF c e g f DH O YH XH 数量 DF O XF YF 数量 図6-7 コメ市場の部分均衡分析 価格(玄米1トン 当たり万円) S 35.8 a 国際価格+ 流通費用 b 22.8 c D 国際価格 O 848 数量 (万トン) 図6-8 コメの供給曲線 生産者価格 (対数値,玄米 1トン当たり万円) 22.8 15.4(中国産) 13.7(アメリカ産) eS = 1.0 eS = 0.5 509 572 678 710 848 供給量 (対数値,万トン) 図6-9 コメの需要曲線 消費者価格 (対数値,玄米 1トン当たり万円) 35.8 26.2(中国産) 23.3(アメリカ産) eD = - 0.4 eD = - 0.1 848 871 878 940 967 需要量 (対数値,万トン) 表6-3 保護政策撤廃による余剰の変化 国際価格の 基準米 供給の 価格弾力性 需要の 価格弾力性 生産者余剰 の変化額 消費者余剰 の変化額 財政支出の 削減額 総余剰の 変化額 中国産米 中国産米 中国産米 中国産米 アメリカ産米 アメリカ産米 アメリカ産米 アメリカ産米 0.5 1.0 0.5 1.0 0.5 1.0 0.5 1.0 -0.1 -0.1 -0.4 -0.4 -0.1 -0.1 -0.4 -0.4 -5,600 -5,263 -5,600 -5,263 -6,697 -6,181 -6,697 -6,181 8,376 8,376 9,551 9,551 11,001 11,001 13,046 13,046 3,090 3,090 3,090 3,090 3,090 3,090 3,090 3,090 5,866 6,203 7,041 7,378 7,394 7,910 9,439 9,955 (注) 変化・削減額の単位は億円。
© Copyright 2024 ExpyDoc