グローバル社会とメディア

上智大学(新聞学科)
鈴木雄雅
http://pweb.cc.sophia.ac.jp/s-yuga/
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I. グローバル化と上智大学
II.グローバル社会とメディア
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グローバルな情報流通
誰のためのグローバリゼーションなのか
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 ちゃらい/飲み会ばっかり/変人が多い/○○
講堂がかっこいい/スポーツが強い
 ○○ボーイ/おしゃれ、かっこいい/お金持
ち/プライドが高い/○○諭吉/女の子かわい
い』
 キリスト教/お金持ち/おしゃれ/帰国子女
ばっか/○○ガールかわいい
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 「スーパーグローバル大学創生支援」37大学
 グローバル化牽引型(タイプB)
 グローバル教育の実相
 51か国・地域
266大学と協力、交換留学協定
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 グローバルな社会:
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
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1990年代~
国家の枠組みを超えるととともに諸国の間で相互関係が増
大し、一つの全体としての「世界」が縮小するさま
[Robertson]
国際化:ある国ないしは共同体がひとつの全体としての
「世界」に参画し、より影響を与える、他の諸国文明につ
いてもっとより学ぶこと、教えること
思想、金融(財)、人、サービス、情報の移動が増大する
こと
モノ(物・者)、コト(事・事物)、ヨウ・サマ(様)が
国境を越えて(ボーダレス)行きかうこと
冷戦崩壊とメディアの影響:1980年代後半~
人間が営む諸関係のなかで国境を越える割合が増
大していくプロセス/アメリカ化ではない
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1.
現示的メディア

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2.
再現的メディア


3.
representational media
本、絵画、写真など。なんらかの「テキスト」の形態
をもつもの
機械的メディア



presentataional media
声、表情、肉体の動作など、メディアがコミュニケー
ター自身
mechanical media
電話、頼序、フィルムなど(1)(2)を伝達するもの
「メディア」の意味が1~3へ広がり、収斂してい
る。 Hart(1991)
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メッセージ 記事・コンテンツ・プログラム
(mass) media
送り手
(送信機)
チャンネル
メディア
受け手
(受信機)
大衆
印刷媒体
メディア 新聞・雑誌・書籍
放送媒体
メディア ラジオ・テレビ・CATV・CS/BS
<デジタル社会>
インターネット ツール PC・スマホ・タブレット
放送と通信の融合 衛星放送/コンピュータ
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読者
視聴者
ユーザー
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Globalization: ボーダレス社会
M.マクルーハン: global village
越境する情報と大衆文化
日本発の大衆文化
 ロジャーズ:革新者(innovator)
 革新者(2.5%)、初期採用者(13.5%)、前期追随
者(34%)、後期追随者(34%)、遅滞者(16%)
メディア帝国主義:文化帝国主義
Ethnic media and multiculturalization
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 グローバル化時代の到来
 新しい情報環境
 情報格差は何故生まれるのか
 ニュースは作られる
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パックスブリタニカからパックスアメリカーナ
 拡大するメガ・メディア
 グローバルメディアが生み出す矛盾
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多元化社会とは:多様化と分散化
 多様性の喪失
 社会的マイノリティへの態度変容
 社会的エリートとの結託
 社会問題の軽視、娯楽、ヒューマンインタレト
記事の増加など
 個別文化主義の登場
 アングロサクソン系の寡占、支配
 2つのC:Corporation,Consumption

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集中化支配の進行→表面上の多様性よりもメディ
アの同質性が進行
 多様性に欠ける製品生産
 コンテンツが形式化
 少数のマルチプル・メディア・オーナーが好む
「利益」に奉仕するような同質性のメディア・コ
ンテンツ
 自由な競争や市場原理への安易な盲従
 集中化、寡占は競争性の喪失
 情報格差の拡大
 越境する情報と文化:文化帝国主義(media
imperialism)

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