IT企業のビジネスモデルと戦略の関係 1 トレンドの深層を知り、未来を予測する クラウド IoT HTML5 ビッグデータ 機械学習 トレンドの表層 トレンドの深層 歴史 歴史は繰り返す メカニズム ベンダーの行動原則 ベンダーの思惑 自動化 ITベンダーは自社の利益のために最 善の戦略をとる コスト削減 技術の継続性 技術開発 突然全く新しい技術が開発されることはほと んど無く、多くは既存技術の改良という形で 技術革新が行われる ベンダーの思惑に合致した技術開発 が行われる タイミング 顧客ニーズ オープン化 優れた技術でも、外部の環境が整わな いために普及しないことがある 顧客ニーズは、ベンダーの思惑と合致 する限り尊重される これまでのベンダー中心主義に対抗 する新たな動き 標準化・大規模化 コスト削減 Googleは何の会社なのか? Microsoftは何の会社なのか? http://japan.zdnet.com/cio/analysis/35043632/ Appleは何の会社なのか? http://japan.zdnet.com/cio/analysis/35043632/ Googleは何の会社なのか? http://japan.zdnet.com/cio/analysis/35043632/ Googleは何の会社なのか? • Googleはメディアであり、自らが広告代理店でもある – 2014年第2四半期の売上高159.5億ドル*のうち、広告収入が90% – 2013年の売上高は501億ドル(≒5兆円)、純利益は107億ドル – 電通の24年3月期の連結売上は1.9兆円、朝日新聞は4,761億円 メディアとしての戦略 広告代理店としての戦略 集客力を上げる 広告の魅力を上げる 広告が集まり、収益があがる 広告が集まり、収益があがる 魅力的なコンテンツを作って利用者を増やす (様々なサービスを提供) 利用者へのリーチを増やす (モバイルデバイス) プロファイリング、レコメンデーションなどで広告の精度を上げる 費用対効果がわかりやすい仕組み (入札制、クリック単価) コンテンツ (サービス)は 無料でも良い GoogleがAndroidを無料で配布する理由 GoogleはAndroidを無償でハードメーカーに配布しているが、既に同OS から開発コストをカバーできるほどの売り上げを得ていると、同社のエ リック・シュミットCEOが明らかにした。Androidによってモバイルインター ネットの利用者が増え、それがGoogleの広告収入増につながったた めと いう。 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1010/08/news076.html 同氏は、世界中のAndroidユーザーが10億人に達した時、仮に一人あた り年間10ドル(約1000円)の広告収益が見込めるとすると、100億ドル (約1兆円)の収益になるだろうとも語っている。これは年商約210億ドル (約2兆1千万円)のグーグルにとっても十分大きな収益源になるだろう。 (※為 替1ドル100円計算の場合) http://octoba.net/archives/20101008-android-news.html Google と Apple は競合なのか? http://jp.techcrunch.com/archives/20130212google-to-pay-apple-1-billion-next-year-to-be-default-search-engine-on-ios/ 2008 Yahoo!買収提案 2009 Yahoo!と提携 2010 Azureサービス開始 2011 WindowsのARMサポートを発表 2012 Windows8, RT, Surface出荷開始 2013 組織改革, バルマー引退発表 「デバイスとサービスの会社を目指す」 →ソフト会社のままではApple/Googleと闘えない 2013 Nokiaの携帯事業を買収 2014 Office for iPadを発表 モバイル向けWindowsを無償化 Azureのオープンライセンス化 プライベートクラウドは 如何にして生まれたのか? クラウドの定義/配置モデル (Deployment Model) LAN LAN LAN 専用回線・VPN LAN インターネット 特定企業占有リソース リソースを 固定割当て 個別企業専用リソース プライベート・クラウド バーチャル・プライベート クラウド(Virtual Private Coloud ) 複数企業共用リソース パブリック・クラウド ハイブリッド・クラウド 個別・少数企業 不特定・複数企業/個人 クラウド・コンピューティングの起源とGoogleの定義 Google CEO エリック・シュミット 6.Mar.2006, “Search Engine Strategies Conference @ San Jose, CA 「新しいモデルが姿を見せ始めている。データもプログラムも、サーバー群の上に置いておこ う、という考え方だ。私たちは『クラウド・コンピューティング』と呼んでいる。そういったものは、 どこか “雲(クラウド)”の中にあればいい。必要なのはブラウザーとインターネットへのアクセ ス。パソコン、マック、携帯電話、ブラックベリー、とにかく手元にあるどんな端末からでも、クラ ウドは使える。・・・ データもデータ処理も、その他あれやこれやもみんなサーバーに、だ」 提供する側:世界中の複数拠点に分散配置 向 こ う 側 巨大なコンピューター・システム群 ネットワーク こ ち ら 側 (インターネット) 利用する側:自分専用のシステム http://www.google.com/press/podium/ses2006.html 「プライベート」なクラウドの登場 パブリッククラウドが抱えるセキュリティへの 懸念に対する回答としてIBMが提唱 http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0811/07/news012.html パブリック・クラウドを推進していた企業と プライベート・クラウドを提唱していた企業 (2008-10年当時) パブリック・クラウド プライベート・クラウド Azure (ハイブリッド・クラウド) AzureはWindows Serverベースのクラウドサービス Visual Studio ASP.NET App .NET App IIS Win32 App .NET Framework これまでのオンプレ ミスアプリをそのま まクラウド化するこ とが可能 ASP.NET App .NET App Win32 App Web Role Worker Role VM Role Windows Server Windows Azure オンプレミス クラウド オンプレミスとクラウドのシームレスな連携 = ハイブリッドクラウド
© Copyright 2024 ExpyDoc