FTの事例②食品系

FTの事例②食品系
FT食品の種類
 コーヒー、茶、チョコレート、バナナ、はちみつ
…etc
people treeのFTチョコ 50g 315円
明治ミルクチョコレート
58g 98円
FT食品の意義
 貧困削減
最低価格を保証することで、不当な価格の踏み倒
しを防ぐ
 労働環境改善
児童労働といった違法な労働を防止する
 環境保護
無農薬・有機農法の推奨により、環境保護に貢献
欧米のFTの特徴
①認証ラベルを導入している国
でフェアトレードが盛ん
②食品の割合が高い
③20~65歳の知識層
欧米の食品FT
 コーヒー、紅茶、チョコレートといった食品嗜好
品においてFTが導入された
 認証ラベルの普及率が高く、FTが浸透しやすい
Ex1)FT食品のシェア
①紅茶 スイス4%、ドイツ2.5%
②バナナ スイス5%、オランダ・ルクセンブルク4%
Ex2)ドイツGepaというFT輸入団体
90%が食品、年間約3000ユーロの売上(2004年)
日本のFTの特徴
①認証ラベルは統一されてお
らず、普及も進んでいない
②工芸品の割合が高い
③20~30歳の女性
日本の食品FTの現状①
小規模な輸入・小売業者がほと
んど
国からの援助なし
購入者層が限られており、FTの
認知度も低い
認証ラベルの普及率が低い
日本の食品FTの現状②
日本国内FT認証商品の市場推移
25
20
売 15
上
(
億
円 10
市場
)
5
0
年
2005
2006
2007
2008
2009
2010
認証ラベルの普及が進んでいないため、正確な取引
量は不明
→2008年推計だと約60億円
日本におけるFT食品の今後
 FT食品は無農薬・有機のため、一般の食品に比べ
て安全かつ栄養価が高い
 FTのターゲット層を広げる
 FT業者で協力体制を作り、規模の経済を活かして
コストダウンを目指す
 認証は必ずしも必要ではない?
→認証コストを考えると、むしろ割高?