1 2012/05/18 ライフログのすすめ 人生の「すべて」をデジタルに記録する! 第5章 健康 PP143~170 M22-0226A tukki 2 著者 ゴードン・ベル (1934)アメリカ合衆国中西部ミズー リ州生まれ (1956)MITの電気工学科卒業 (1960)DECにヘッドハンティング (1983)心臓発作をきっかけにDEC を退社 現在も著名なコンピュータ技術者として 活躍している。 写真出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 3 健康は電子ソフトで管理する時代 1. 医療は数値を用いた分析から乖離している 2. PC管理でより多くの命を救える可能性 3. 紙ベースのシステムは非効率的かつ危険 4 ゴードン・ベル心臓ダブルバイパス事件 • 2007年8月、二度目の心臓ダブルバイパス手 術からおよそ一ヶ月後の出来事 • 胸にはかすかな発疹が残る。 合併症の兆候か!? • さらなる手術か? 退院か? 5 電子健康記録(EHR Electric Health Record) • 退役軍人省で成果 臨床検査を繰り返す必要もほぼ解消 • インテルなどの大企業も取り組みを開始 • 医療機関のコストの削減とサービスの向上 6 電子健康記録(EHR)の仕組み 出典:itpro.nikkeibp.co.jp 7 EHRの役割 • 個人の情報を地域・国レベルで統合 • 個人の診療記録を生涯にわたって蓄積 メリット 個人:断片的に発生する医療記録を生涯に渡り 保存、参照する基盤となる 医師:既存の症状に応じた治療方針の決定 重複検査や多重投薬の防止 8 EHRの課題 • 医師たちへの理解 • 情報共有が難しくなり危険も伴う 9 課題への対策 • ヘルスヴォルトの存在 個人の医療情報を保管・保護するマイクロソ フト社の無料サービス • クイッケンヘルスの存在 健康管理が断片化している生活の 中で、治療や手当にかかった費用 状態をすべて追跡できるソフトウ ェア 10 一生分の健康ログを記録する • バイオセンサーによる健康管理 情報ネットワークに統合して結果を記録 • ダプリン私立大学の研究 センサーをシャツに仕込んで呼吸の記録や 脱水症状の検知 センサーを靴に仕組んで歩数を記録 11 測定された数値の利用法 • 数値の結果によって警告メールや救急車を自動 で呼び出すことも可能 • ダイエットなど簡単な健康面でも効果を発揮 • 臨床検査の経費が削減されコストパフォーマン スも向上 12 より健康な世界へ • 従来の健康管理はバラバラなデータに基づくも ので、本人でも全体を認識することは困難だっ た • データとして共有することで今までには想像も 出来なかった恩恵が多く秘められている • インフルエンザなどの流行病の追跡やデータの 蓄積による初期警報システムの実現化 13 第5章「健康」 まとめ • 著者ゴードン・ベルは、自身の体験をふまえて、 今後の健康管理の電子化を推奨している。 • しかしEHRにはまだまだ課題が多く残されてい る。 • 自分の健康を管理できるのは、やはり自分。 EHRの課題が解決されて、少しでも多くの人が 健康な生活を送れることを願う。
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