Japanese PPT with script in note section

ブライアン・ゴンザレス
アドバイザー:齋藤教授・関根教授
Tick Tock- gardenfulloflily.blogspot.com ,American friendship flag - www.istockpho
1.
研究の重要性
2.
研究質問
3.
研究背景
4.
研究方法
5.
参考文献
 日本で急がしいから時間を無駄にしたくない
と友人に言われたことがきっかけとなる。
 アメリカと日本の学生は異なったモラルと文
化背景を持っているため、どのように時間の
概念に影響しているのかもっと深く知りたい。
 この調査を通じて、日本人学生とアメリカ人
学生の時間に対する意識に関して、何が影響
しているのかを明らかにしたい
1.日本人とアメリカ人の家族、教育や自分
の信念は、時間の正確さについての考え方
にどの程度影響するのか。
2.場面や状況が日本人とアメリカ人の時間
の正確さにおける意思決定にどのように影
響を及ぼすか
1人間の時間概念
2公共交通機関とそれの時間感覚への影響
3文化における時間のとらえ方
4時間感覚に対する文化的ステレオタイ
プ
5他の文化の時間の見方
6日本、アメリカ、メキシコの時間の見
方
 何かが起こる時、点や期間。何かが起こった
り、始まったり、終わったりする時の、決め
られた、そして習慣的な時点や時間のこと。
-(Merriam- Webster, Dictionary)
 私たちの時間の存在は、時間の長さ、また過
去、現在、そして未来の違いに対しての意識
に関係している。
(G.J Withrow, Time in History)
 高速の新幹線やぎゅうぎゅう詰めの満員電
車など、日本の公共交通機関は地球上でも
最も忙しいシステムの一つである。
-(Lauren Said-Moorhouse, The Gateway)

高速道路システムを作る主要な理由のひとつは、国防の
ためである。冷戦下の最も不安定な時期に、このシステ
ムが使われるようになった。国家安全保障は多くの軍隊
や大量の軍事用品・供給品を運ぶための効率的な高速道
路を発達させるよう命令した。
-(Wendell Cox, Investment of the Nation)
 日本の伝統的な王朝の変化に対する言及は、
世界史の中の普遍的な時間、社会経済の発達
段階や西洋の暦によってだんだんと抑圧され
た。
-(Schendel, pg. 94)
 文化的価値観は、生徒が教科書を通して学校
で学ぶことから得られる。彼ら自分の国民性
に対する見方は、若いときに身につく。
-(Toshie Imada, Cultural Narratives)

アメリカ合衆国ー“金は時なり。時は金なり。”

フランスー“フランス人は時計を腹に抱えて生まれる。
昼食時間は聖域である。”

“経済的機会が限られているような場所では、一時間の
休憩をとることは容易である。” つまり待つというこ
とだ。ーロシア

ラテンアメリカや南ヨーロッパの国々にとっては、何時
間や何分などほとんど気にしないようだ。
-( Jane Engle, Punctuality)

ピダハン部族:“アマゾンの熱帯雨林のピダハン部族に、時間
概念の導入を考えることすらばかげているようだ。なぜなら
彼らに時間の概念は存在しないからだ。”

ホピ族:“インディアンのホピ族興味深い言語として知られて
いる。なぜなら動詞の時制の欠如していて、そして時間概念
が省略されているからだ。”

アフガニスタンやイランの遊牧民族:“これらの遊牧民族の
人々は季節によってのみ拘束を感じる。”

アジアの仏教文化:“今日の多くの人々が利用している暦は月
の満ち欠けによるものであるが、月の表面はほとんど何の考
えも与えないこともある。
-( Elisabeth Davies, A matter of Time)

アメリカに来たとき、彼は自分が急速な時計の時間のやり方
に変化したと感じた:彼はいつも速く歩き、速く運転し、速
く話し、締め切りを守った。
-(Robert Levine, A Geography of Time,pg190)

メキシコでは私たちは時間の中にいて私たちは時間を制御し
ない。私たちは時間とともに生きている。
-( Robert Levine , A geography of Time, pg. 190)

「日本人は、世界でも時間に敏感な民族であると言われて
いるが、会議においては終了時間に関してはそうでもない
と思われている。 」
-(Kido, I Punctual)
参加者
• 合計:60人
日本人:大学生30人

•
•
•
アメリカ人:大学生
•
•
•

男性15人、女性15人、
年齢:18歳から26歳まで
男性15人、女性15人、
年齢:18歳から26歳まで
年齢:18歳から26歳まで
グーグルドックスによるインターネット調査
• 日本語の調査用紙:
https://docs.google.com/a/csumb.edu/spreadsheet/viewform?fo
rmkey=dER5RTBjUjdjQkRmZnlpci02WTZRMVE6MQ#gid=0
• 英語の調査用紙:
https://docs.google.com/a/csumb.edu/spreadsheet/viewform
?formkey=dHA5bWN5MXQwYVdaTTRNT0I3R0Robnc6MQ#gid
=0
一年生
3%
二年生
3%
アメリカ人
五年生
27%
三年生
13%
四年生
54%
一年生
3%
日本人
四年生
30%
二年生
27%
三年生
40%
四年生はアメリカの大学の方が日本の大学より多い
アメリカ人
ヒスパニック
19%
他
57%
白人
6%
アジア系
8%
黒人
10%
アメリカは多文化の国であることが分かる。
日本人とアメリカ人の家族、教
育、自分の信念は、どの程度時間
の正確さについての考え方に影響
するのか。
あまり厳し まったく
くなかった 厳しくな
7%
かった
0%
日本人 まったく厳
しくなかっ
た
0%
アメリカ人
ときどき厳
しかった
24%
いつも厳し
かった
28%
あまり厳し
くなかった
17%
ときどき厳
しかった
17%
だいたい厳
しかった
41%
アメリカの家族は家族の方針によって独自のしつけ方がある。
は、異なるしつけがある。
いつも厳し
かった
21%
だいたい厳
しかった
45%
異なる文化で
アメリカ人
そう思う
分からない
私の両親はいつも遅れてくる。
あまりそう思わない
27%
私が約束を破ったら、両親にひどく叱られた。
27%
30%
47%
47%
学校に遅れないように朝早く家を出ている。
23%
86%
もし門限を守らなかったら、私は両親にひどく叱られたと思
う。
33%
11% 4%
43%
時間についての考えかたは家で教えられた。
23%
76%
17%
日本人
そう思う
分からない
私の両親はいつも遅れてくる。
私が約束を破ったら、両親にひどく叱られた。
学校に遅れないように朝早く家を出ている。
もし門限を守らなかったら、私は両親にひどく叱られたと…
時間についての考えかたは家で教えられた。
あまりそう思わない
17%
0%
83%
60%
63%
60%
67%
13%
3%
3%
27%
33%
37%
3%
30%
7%
日本人
アメリカ人
まったく
あまり
17%
いつも
23%
だいたい
20%
まったく
14%
あまり
45%
いつも
10%
だいたい
10%
ときどき
21%
ときどき
30%
日本の家庭では子供が遅刻することはあまり心配しない。
罰のタイプ
アメリカ
other
掃除をさせられた。
授業の後に居残りをさせられた。
停学
日本
15%
65%
3%
26%
44%
9%
38%
学校によりその対処の仕方が異なる
0%
アメリカ人
あまり厳しくなかった 0%
ときどき厳しかった
だいたい厳しかった
日本人
22%
10%
90%
7%
70%
アメリカでは常に時間厳守しなければいけないことを注意す
る
日本人
アメリカ人
Other 会議
3%
0%
Other
7%
会議
10%
学校の授業
22%
イベント(学校
行事やお祭り)
17%
友達との外出、
パーティーや親
睦会
45%
学校の授業
21%
イベント(学校
行事やお祭り)
43%
友達との外出、
パーティーや親
睦会
32%
日本では会議が入っていない。友達との外出やパーティーにもお
くれていきがちである。
民族性
期待される到着
時間
引用
メキシコ系ア
メリカ人
少なくとも1時間
遅い
“メキシカンタイムは確かにある。みんなが1時間遅れる
ことを想定して時間を設定する。”
アフリカ系ア
メリカ人
いつも遅い
“アフリカ系アメリカ人の文化では時間を守ることについ
ての冗談がある。「有色人種・黒人時間」と呼びいつで
も自分の好きな時間に到着することをを言う。
白人
5分前
“白人家庭では、時間通り(もしくは念のため5分前)に
到着すると、時間を守っているとする。”
白人
約10分遅い
“‘ユダヤ時間’では誰もが通常より10分遅れて行動する。”
アフリカ系ア
メリカ人
時間通り、または
少し早め
“中国では特に年上の人に会うときは尊敬の意を示すため
時間通り、または早く着めに着く”
その他
少なくとも30分遅
い
“‘アイランドタイム’: フィリピン人はいつも30分遅い。”
引用
タイプ
1 心配性でしっかり時間を守らないといられない人
2 時間に厳しい人が日本には多いので自分もしっかり時間を守らないといけな
いと思う人
自己イメー
ジ
時間を守ることで誠意を示せると思う。信頼される可能性も高くなると思う
社会
日本では教わるわけでもなく、みんながそれを当たり前と思っているから、成
長すると同時にみんなそうしていく。
初めて留学生と遊んだ時、みんな遅れてきてすごく驚いたし、当日キャンセル
する子もいた。日本だったら信用を失くしてしまうだろうと思った。
心遣い
私は相手に迷惑をかけたり不快な思いにさせないことが大事だと思う。
日本人は忙しく時間に追われている。だからこそ時間に厳しい場面が多い。
(例えば会議や面接、試験)社会で生きていくために相手を困らせないことと
自分も困らないようにすることが日本の “時間を守る”ということだと思われる。
維持
人間関係を上手くしていくために必要なもの
良い関係
人間関係を円滑に進めていくために必要なこと
人から信頼を得るために必要なこと
 家で習ったことが学校での行いの反映す
る。
 大学での時間厳守に対する考え方は、今ま
で通った学校でどのようなしつけを受けて
きたかが反映されている。
 社会での期待が人の時間に対する姿勢を形
成する。
どのような環境が日本人とアメリ
カ人の時間の正確さにおける意思
決定に影響を及ぼすか。
少しなら
遅れても
大丈夫だ
と考えら
れている
7%
日本人
遅刻は許さ
れない
14%
遅刻はゆ
るされな
い
18%
早めにす
ることが
必要とさ
れている
46%
時間通り
にするこ
とがひつ
ようとさ
れる
29%
少しなら遅
れても大丈
夫だと考え
られている
33%
アメリカ人
時間通りに
することが
ひつようと
される
33%
早めにする
こと必要と
されている
20%
日本の公共交通機関は時刻に忠実であり、日本人は時間通りに来ることを期待している。
日本人 5分ぐら
アメリカ人
い
7%
Other
21%
10分ぐ
らい
18%
15分ぐ
らい
54%
日本人の方がアメリカより長く待つようである
Other
39%
5分ぐらい
4%
10分ぐら
い
25%
15分ぐら
い
32%
アメリカ人
大体そう思う
性格
分からない
31%
28%
あまりそう思わない
41%
77%
その時の気分
8%
71%
友達
14%
14%
79%
家族
15%
14%
82%
周辺の環境
7%
14%
4%
日本人
大体そう思う
分からない
97%
性格
その時の気分
71%
友達
71%
家族
周辺の環境
あまりそう思わない
3%0%
11%
18%
14%
83%
79%
14%
0%
7%
日本人もアメリカ人も家族と社会環境が時間にたいする考えかたに影響を与えている
17%
14%
アメリカ人
日本人
other
11%
15分前
14%
other
32%
10分前
32%
5分前
47%
15分前
21%
10分前
21%
5分前
22%
アメリカでは車や公共交通機関があるにも関わらず、時間には
寛容で時間に遅れる傾向がある。
日本人
親友
30分以上
34%
20-30分
10-20分
先生
41%
48%
同僚
45%
41%
10%
5-10分
彼氏または彼女
41%
14%
48%
10%
7%
21%
24%
3%
3%
7%
アメリカ人
親友
30分以上
5-10分
彼氏または彼女
43%
20-30分
10-20分
先生
7%
33%
17%
7%
同僚
38%
30%
40%
23%
3%
24%
31%
7%
27%
47%
23%
日本人もアメリカ人も、知っている人ならば長く待つ。
日本人
アメリカ人
other
0%
other 一時間前
3%
3%
一時間前
7%
二時間前
41%
二時間前
50%
一時間半前
44%
一時間半前
52%
アメリカ人は予定時刻より早く到着しようとするのに対し、日
本人は公共交通機関を信頼している。
どうして、早く着く
日本人
アメリカ人
other 0%
目上の人に会う時
19%
100%
63%
デートをする時
69%
48%
何かのプロジェクトの発表がある時
97%
70%
仕事の面接がある時
100%
89%
日本人は目上の人と会うときや仕事の面接の時に早く着く。
アメリカ人は仕事の面接の時のみ早く着く。

日本人とアメリカ人は親しい友達や大切な人や先生を
待つときは、遅刻に寛容であるようだ。

日本人はある程度の時間しか待たない。彼らの文化で
は時間より早いことが時間通りと見られるので彼らは
長く待つ必要がない。アメリカ人はみんな異なってい
るので人が遅れることをより受け入れる。

目上の人との会議や仕事の面接などでは日本とアメリ
カの文化両方とも、全員時間を守る必要があるという
ことに同意する。しかし日本人は公共交通機関が発達
しているので、早く着くことが必要であると考える。
 環境は学生の時間を守ることに対する態度や
他人への期待の形成に大きな役割を果たす。
 日本人は均一的な社会に住んでいるので時間
を守ることに対して簡単に同意することがで
きる。一方アメリカ人は多様な立場があるの
で彼らは時間を守ることに対して異なる見方
を持つ。
 時間を守ることへの見解の形成には色々な要
因があるが、それは育った家庭から始まり、
日々の生活の中からつちかわれている。
結果
 社会は人々の時間に対する価値観を変化さ
せる力持っている
 アメリカでは人種が人々の時間に対する価
値観に影響を与えている
 今後の研究課題
 大学生以外の年齢層を対象とした調査
ありがとう ございました!!
 先生方:齋藤教授・関根教授
 家族
 友達
 留学生の皆様:
 川﨑 健司
 永谷 直哉
 横井 隆志
 尾吹 聡美
 高橋 あすみ
 榎本 麗
 杉山 洋太


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