歪み系(ゴリゴリ)

音楽の基礎知識とギターの使い方
・ギターの知識
・ギターの技術
・DTMとしてのギターの扱い方
ギターの基礎知識
• ギターは大別して、アコースティックギターとエレキギターに
分けられます。
• さらにエレキギターはクリーン系と歪み系に分けられます。
• 歪み系とは、過度に音量を増幅することによって音を歪ませ
て作る
ディストーションとかオーバードライブとか呼ばれたりする音。
DTMとしてのギター
• 特にエレキは打ち込みが困難
• 奏法が多いので特殊な奏法はそれが収録さ
れているMIDI音源でないとまず再現できない。
• それでも、カッティング、ハンマリング、スライ
ド奏法、などを再現をするとリアルさが増す。
(後述)
DTMのギターの共通技法
• ギターは全部の音が同時にはなるモノではな
いので、和音であっても発音のタイミングは
ズラしたほうがいい
• ダウンストロークの場合は、低音から高音へ、
アップストロークの場合は、高音から低音へ
• ベロシティはダウンストロークは強めで、アッ
プストロークを弱めにすると○
打ち込み方を段階別に分けました
• パワーコードの打ち込み
• アルペジオ
• コード弾き
• その他技法
パワーコード
パワーコードとは
• 普通コードというものは3、もしくは4和音で構成
されているところ、パワーコードとはコードのルー
ト音と5度の音を同時に鳴らすコード。
• ピアノロール上ではルート音(基準音)から3つ
段差を空けた音(3度)とそこから2つ段差を空け
た音(5度)です。
• ルートと5度の間は6つということになります。
• 鳴らす音が2音しかないのでシンプルであり、
ストレートなロックなどでは普通のコードよりも
パワーコードを使うことが多いです。
よくわからんので図のある次ページへ
パワーコード
Dd
CとGのパワーコードです。縦に間に6つの隙間があるのがわかります。
・ダウンピッキングとアップピッキングを繰り返しを再現する為に
奇数列の発音のタイミングを遅らせ音符の末端を次の音符に合わせ
ました。
遅らせた音符のベロシティはやや弱くします。
アルペジオ
アルペジオ
・ジャカジャカ×
・ぽろんぽろん○
とかそういうやつです。
クリーン系かアコギによく使われる。
・コードを並べ、
・デュレーションを調整し、
・ベロシティを調整して強弱を付ける
という順で書いていきます。
• Aadd9というコードで例とします。
アルペジオ
(Aadd9はラ シ ミ の3つで成るコード)
ギターは6弦ですが、Aadd9の音を並べると・・・
6弦
5弦
4弦
3弦
2弦
1弦
弾かない
ラ
ミ
ラ(1オクターブ上)
シ
ミ(1オクターブ上)
当然ですがジャカジャカしても関係のない音はなりません。
→
取り敢えずバラバラに
配置
再生すると
少し味気ない
アルペジオ
デュレーションを調整する
• 次に同じ弦(音)が鳴る直前まで音符を伸ば
せという話です。
アルペジオ
ベロシティの調整
すべて同じベロだと違和感があるので
目立たせたい音を決めて強く設定してください。
あとフレーズの頭は少し強めに設定するといい
かもしれません。
コード弾き
コード弾き
• コード弾きと言っても色んな弾き方があるのでわかりやすいものからやっ
ていきます。
• 1つはギターのコード弾きは6本、
あるいは5本の弦を弾くので必ず全部鳴らす必要はありませんが
コード一つに対して打ち込む音が6つや5つになります。
例
ピアノの場合
ド ミ ソ
ギターの場合
ド ミ ソ ド ミ
コード弾き
パワーコード同様に発音のタイミングをずらす
必要がある
• ダウンストロークは低音からアップは高音から発音。
4分で鳴らしているだけですがもっと複雑に切るとかっこよくなり
ます
左は大げさですがこんな感じです。
その他技法
・ブリッジミュート
ブリッジミュート
• ブリッジミュートとは
右手(弾く方の手)でミュートしながら
ピッキング(弾く)ことです。
オンガクヨーゴでいうとスタッカート?
• 別にブリッジミュート用の音源が準備されてい
たりします
• リズムを強調したい時などに使用される。
• 楽譜に表示されている音符よりも、音は短め
に打ち込むこと。
• カッティングの後にミュート音を入れるとよい。
(音程が聞き取れないくらい短い音を入力)
・エフェクトはギターのカッティングと相性が良い
「ワウ」が良い
• とりあえずパワーコードをブリッジミュード音源で鳴らしてみま
す(下図)。単音で打ち込んでもOKです。
• 発音はさほどズラさなくてもよさそうですが
• ベロシティはダウンかアップかのストロークを多少意識すると
いいかもしれません。