土木工事検査に関する留意点について(PDF形式 3038

平成27年9月16日
土木工事検査に
関する留意点について
長岡地域整備部
(工事検査室)
長岡地域整備部発注工事
平成26年度 検査件数
160
149
当初設計額 10,000千円以上
140
計190件(与板・小千谷発注の
120
5千万円以下含まない)
100
80
60
40
20
20
19
2
0
5千万円未満
5千万円以上
7千万円未満
7千万円以上
1億円未満
1億円以上
長岡地域整備部発注工事
平成26年度 月別検査件数
計190件(与板・小千谷発注の5千万円以下含まない)
50
45
発注件数
当初設計額 10,000千円以上 45
42
検査件数
40
35
30
24
25
20
15
10
10
5
13
2 2
3 3
6
4
4
17 16
16 1715
15
14 13
10
6 6
21 1
24
20
16
11
1
1
H25.3
H25.4
H25.5
H25.6
H25.7
H25.8
H25.9
H25.10
H25.11
H25.12
H26.1
H26.2
H26.3
H26.4
H26.5
H26.6
H26.7
H26.8
H26.9
H26.10
H26.11
H26.12
H27.1
H27.2
H27.3
0
請負工事成績評定について
平成14年度に改訂 現在の形となる。
平成18年度より総合評価方式による入札契約の試行開始
成績評定が入札結果に影響を及ぼす。
成績評定を厳正かつ公平に実施してほしいとの意見
①評価項目の見直し → 毎年のように修正
②検査技術の向上 → 検査職員を中心に、評価基準
の統一、模擬検査による目線合わせ
監督職員の評価のばらつきが大きいとの意見
考査項目別運用表の現況の問題点の整理
現行考査項目別運用表の全面改定(平成25年度運用開始)
総合評価方式入札による工事成績の評点
【企業の技術力】
施工計画確認型
技術評価型・高度技術提案型
工事検査にかかる改訂内容
1.工事成績採点の考査項目の
考査項目別運用表の見直し
2.工事書類の簡素化
3.臨時検査対象工種の見直し
1.工事成績採点の考査項目の
考査項目別運用表の見直し
○ 工事成績採点の考査項目別運用表の全面
改定。(品質に関する考査シートの拡充含む)
○ 主任監督員、課長代理(総括監督員)が公正
な成績評定が行えるようなマニュアルの整備。
○
2.工事書類の簡素化
*課題
○ 受注者の多種多様の工事書類の作成、発注
者の工事書類確認の必要が、工事実施にお
ける発注者・受注者双方の業務量増大の一
因となっている。
*対応
○ 提示と提出の区分徹底・見直し・出来形・品
質管理関係書類の簡素化。
3.臨時検査対象工種の見直し
*課題
○ 臨時検査件数が年々増加し、完成検査件数 を上回る
状況。
○ 災害復旧工事の増加による、検査件数の大幅な増加。
*対応
○ 臨時検査対象工種の見直し及び監督職員の段階確認
のあり方の整理。
○ 災害対応としての臨時検査の簡素化。
1.平成24年10月1日(臨時検査の一部暫定運用)
2.平成26年 4月1日
(段階確認・臨時検査の一部暫定運用)
3.臨時検査対象工種の見直し
平成24年10月1日検査から適用
1 ブロック工(個数10個以上を対象とする。)
2 根固工 (個数10個以上を対象とする。
2回目以降は段階確認で可。)
3 護岸工 ( 2回目以降は段階確認で可。)
4 上層路盤工(100m2を超える舗装単独工事
を対象とする。)
5 下層路盤工(100m2を超えるものを対象
とする。
2回目以降は段階確認で可。)
3.段階確認・臨時検査対象工種の見直し
【新潟県土木部技術管理課】
http://www.pref.niigata.lg.jp/gijutsu/1331672500352.html
平成26年4月1日検査から適用
【全般】
*段階確認と臨時検査の重複対応
段階確認と臨時検査が重複している工種について、
臨時検査を実施する部分(回数、箇所)の段階確認を
省力することが出来ることを明記した。
*段階確認、臨時検査における机上対応
目視確認が困難な場合、書類、写真、遠隔カメラ等
による机上検査・机上確認が可能であることとした。
3.段階確認・臨時検査対象工種の見直し
平成26年4月1日検査から適用
【全般】
*臨機の対応
応急工事等で進捗を急ぐ必要がある場合は、検査職員
の了解を得て臨時検査を監督員の段階確認とすることが
できることとした。
*臨時検査の明確化
矢板工等の不可視箇所にかかる臨時検査実施や回数
が明解でなかったことから、対象工種及び頻度を明記する
こととした。(矢板工、函渠工、落差工等)
土木部標準仕様書(その3)
7
【H26.6 一部改訂】
P1
3.段階確認・臨時検査対象工種の見直し
平成26年4月1日検査から適用
【下層路盤、上層路盤工】
*臨時検査から段階確認に一部移行
臨時検査は1工事1回とし、複数回実施する場合は段
階確認に位置づけ、河川の管理用通路等、道路法が適
用されず付帯的な工事については、臨時検査の対象外
とした。
【矢板工】
*臨時検査の明確化
笠コンを設置することで基準高、変位が確認出来なくな
る場合に、臨時検査を実施することを明記した。
3.段階確認・臨時検査対象工種の見直し
平成26年4月1日検査から適用
【護岸工】
*臨時検査と段階確認の区分の変更
河川工事における検査待ちを解消するため、護岸埋戻
し前の確認は、原則として監督員の段階確認とし、覆土で
全面的に不可視となる場合、安定計算を伴う護岸や岩盤
の確認が必要な場合に臨時検査を1工事1回実施するこ
ととした。また、段階確認と臨時検査の対象工種に落差工
を追加した。
3.段階確認・臨時検査対象工種の見直し
平成26年4月1日検査から適用
【ブロック工(異形ブロック・根固ブロック)】
*臨時検査実施頻度の設定
ブロック工の臨時検査は全数検査が基本であるが、製
作ヤードの制約や緊急性で全数製作完了前に設置を開
始することがある。この場合は、複数回の臨時検査で対応
することを原則とするものの、設置後のブロックが確認でき
る場合は臨時検査の対象個数を全数の50%以上として
も良いこととした。
2.土木工事書類
の簡素化
適用日 平成25年4月1日以降契約工事
2.土木工事書類の簡素化
新潟県土木部が発注する土木工事では建設
工事請負基準約款や土木工事標準仕様書等
で決められている工事書類を作成・提出する必
要がありますが、規定が不明確な書類や不要
な書類などを含め、非常に多くの書類が作成・
提出されています。
受注者の業務及び発注者の監督・検査の合
理化を図ることを目的に、土木工事書類の明
確化、省略等の簡素化を図ります。
① 提出・提示する書類の明確化
(1) 工事書類作成マニュアルの策定
工事関係書類一覧表に明示した書類の内容、提出
時期、作成時の留意点、様式等を明示した「工事書類
作成マリュアル」を策定した。
(2) 工事関係書類一覧表による書類の明確化
工事の契約時、施工時、完成時に提出、提示の必
要な書類を「工事関係書類一覧表」により明示した。
(工事書類作成マニュアル P1~3)
【新潟県土木部技術管理課】
http://www.pref.niigata.lg.jp/gijutsu/1356751550662.html
工事書類の提出と提示一覧表
提出
提出・提示物
契
約
関
係
書
類
提示
電子
工事 工事 工事 工事 工事 工事 納品
着手前 着手後 完成後 着手前 着手後 完成後
工事着手届
工事工程表
下請負人指導責任者配置届
〇
〇
〇
工事外注計画書
〇
下請決定通知書
〇
工事代金請求書
〇
VE提案書
〇
中間前払金認定請求書
工事一部履行届
指定部分履行届
工事代金請求書
〇
〇
〇
〇
支給品要求書(兼受領書)
〇
支給品精算書
現場代理人・技術者変更届
現場発生品調書
部分使用承諾書
工期延期届
工事履行届
工事代金請求書
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
建設業退職金共済証紙購入状況報告書
〇
手直指示書・手直命令書兼報告書
〇
〇
〇
該当工事及び提出時期・等
別途資格等証明書(写し)を添付。工事に着手した時速やかに。
契約締結後7日以内。
工事着手届と同時に提出。 P5 P2
下請契約の予定金額の総額が3,000万円未満の場合は不要。
工事着手届と同時に提出。
下請契約を締結した日から7日以内に提出。
当該契約が3,000万円以上で下請契約の額が1件当たり500万円以上が対象。
前払金。
VE試行工事。
当該VE提案に関する部分の施工に着手する35日前までに提出。
中間前払金の支払金の支払いを請求する時。
部分払いを請求する時。
指定された部分の工事が完成した時。
中間前金払、部分払、指定部分完済払金提出時。
設計図書に定められた工事材料の支給を受ける時。
支給品の使用予定日の14日以前。
引渡しを受けた日から7日以内に受領書を提出。
工事完成時。
現場代理人等を変更する場合。
現場発生品が発生した時。
発注者から承諾を求められ、それを認める時。
工期延期を求める時。(約款第22条)
工事完成時。
工事検査合格通知書を受理した後。(工事履行届と同時でも可)
当初及び変更契約締結後1ケ月以内に掛金収納書を提示。
工事完了後に報告書を提出。
修補又は改造完了後。
工事書類の提出と提示一覧表
提出
提出・提示物
工
事
書
類
提示
電子
工事 工事 工事 工事 工事 工事 納品
着手前 着手後 完成後 着手前 着手後 完成後
設計図書の照査結果
〇
施工計画書
〇
〇
施工体制台帳の写し
施工体系図
品質証明員届
起工前測量結果
電子納品に係わるチェックシート
登録内容確認書
工事打合せ簿
中止期間中の維持・管理に
関する基本計画書
工期変更協議書
材料確認書
段階確認書(兼段階確認願)
履行状況報告書
事故発生報告書
(事故速報)
(事故報告書)
休日・夜間作業届
第三者被害にかかる資料
出来形数量の算出資料
材料納入伝票
燃料の購入伝票
工事の立会・段階確認の資料
許可書・承諾書の写等
産業廃棄物管理票(マニフェスト)
産業廃棄物処理委託契約書
建退共証紙受払簿等
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
約款第19条第1項から第5項に係わる設計図書の照査。
原則設計金額 500万円以上が対象。
工事着手前で概ね1か月以内に提出。
下請契約の金額3,000万円以上。 注:本年度改訂予定
下請契約の金額3,000万円以上、又は地域保全型の工事。
設計金額 3億円以上及び指定工事。契約締結後7日以内に提出。
施工計画打合せ前に行う事前協議時に提出。
請負額500万円以上。受注時、変更時、工事完成時。
〇
〇
該当工事及び提出時期・等
◎
〇
工事中止後速やかに。
〇
〇
〇
〇
契約変更前に。
材料を使用する前に。(指定された工事材料)
段階確認前に。
契約工期の概ね中間時点及び監督員が指示した時点。
◎
◎
◎
〇
〇
〇
〇
〇
◎
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
事故発生後、監督員に概要を電話等で速報。
事故発生後、7日以内。
工事費の前日まで。(施工計画書等で報告があれば、個別に提出不要。 P36 P39)
工事損失が発生した場合に、監督員が指示する期日までに。
おおむね工事の出来形把握が完了した時。
監督員の請求時。完了検査時に持参。
監督員の請求時。完了検査時に持参。
監督員の立会・段階確認時。
監督員の請求時。完了検査時に持参。
監督員の請求時。完了検査時に持参。
監督員の請求時。完了検査時に持参。
監督員の請求時。完了検査時に持参。
工事書類の提出と提示一覧表
提出
提出・提示物
工
事
書
類
安全管理書類
安全教育訓練実施資料
安全パトロール記録
KY日誌等
新規入場者教育に関する資料
店社安全パトロール日誌
労働災害防止協議会活動記録
工事関係者連絡会議活動記録
安全点検記録表
及び作業主任の資格証
各種パトロールの指導・是正に
対する対応記録
工程管理資料(実施工程表)
出来形管理資料
品質管理資料
材料品質証明資料
再生資源利用実施書
再生資源利用促進実施書
再生資源化等完了報告書
品質証明書
創意工夫・社会性資料
工事写真
安全管理総括表
交通誘導員勤務実績表
法令遵守状況報告書
技能労働者労務賃金に係る報告書
提示
電子
工事
工事
工事
工事
工事
工事 納品
着手前 着手後 完成後 着手前 着手後 完成後
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
監督員の請求時。完了検査時に持参。
監督員の請求時。完了検査時に持参。
監督員の請求時。完了検査時に持参。
監督員の請求時。完了検査時に持参。
監督員の請求時。完了検査時に持参。
監督員の請求時。完了検査時に持参。
監督員の請求時。完了検査時に持参。
〇
〇
監督員の請求時。完了検査時に持参。
〇
〇
監督員の請求時。完了検査時に持参。
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
調達報告書
〇
Made In 新潟活用評価シート
〇
該当工事及び提出時期・等
〇 監督員請求時に提示。工事完成時に提出。
〇 監督員請求時に提示。工事完成時に提出。
〇 監督員請求時に提示。工事完成時に提出。
監督員請求時に提示。工事完成時に提出。
◎ 工事完了後。
〇
〇
◎
着手前・完成写真は工事
履行届に添付。
(工事写真には不要。)
工事完了後。特定建設資材廃棄物 P45
設計金額 3億円以上及び指定工事。工事完成後。
工事完成時。 別紙6-1 6-2 P46 P51~P52
監督員請求時に提示。工事完成時に提出。
工事完成時。 P48 P54
監督員請求時に提示。工事完成時に提出。 P48 P55
地域保全型工事。工事完成時。
地域保全型工事。工事完成時。
当初設計額 2,500万円以上の工事で下請契約を県外企業と締結した場合
及び県外資材を使用した場合。
工事完成時。
指示のある工事。工事完成時。
工期変更の手続き
建設工事
請負基準約款
内
容
1 第16条第7項
支給品及び貸与品に絡む工期若しくは請
負金額の変更
品名、数量、品質又は規格若しくは性能が設計図書の定
めと異なり、又は使用に適当でないと認めた場合。
2 第18条第1項
設計図書の不具合に絡む工期若しくは請
負金額の変更
当該不具合が監督員の指示によるとき、その他発注者の
責めに帰すべき事由の場合。
3 第19条第6項
設計図書の照査結果に絡む工期若しくは
請負金額の変更
4 第20条
設計図書の変更に絡む工期若しくは請負
金額の変更(通常の設計変更)
5 第21条第4項
6 第22条
7 第23条第1項
8 第40条第2項
流れ(順番)
①
②
③
④
調査後、設計変更の必要が生じた場合。
工事の中止に絡む工期変更
工事用用地等の確保ができないこと等のため又は自然的
若しくは人為的な現象により、受注者が工事を施工できない
場合。
受注者の請求に絡む工期変更
天候の不良、関連工事の調整への協力その他受注者の責
めに帰することが出来ず、工期内に工事を完成することが出
来ない場合。
事前協議
工期変更協議書
【打合せ簿】
(必要とする延長日数の
工期変更協議の
算出根拠、変更工程表等
対象であるか否
の資料添付)
かの確認
工期延期届
【工期延長請求書】
(延長の必要な根拠
資料添付)
発注者の請求に絡む工期変更
(短縮)
前払金等の不払いに対する工事中止に
絡む工期変更
新潟県土木工事標準仕様書
第1編第1章第1節17条 (1-1-1-17 工期変更)
1.約款第16条第7項、第18条第1項、第19条第6項、第20条、第21条第4項、第22条、第23条第1項及び第40条第2項に規定に基づく工期の変更 について、契約変更前に工期変更協議の対象
であるか否かを監督員と受注者との間で確認する(本条において以下「事前協議」という。)ものとし、監督員はその結果を受注者に通知するものとする。
2.受注者は、約款第19条第6項、第20条に基づき設計図書の変更または訂正が行われた場合、第1項に示す事前協議において工期変更協議の対象であると確認された事項について、必要とする変
更日数の算出根拠、変更工程表その他必要な資料を添付の上、協議開始の日までに工期変更に関して監督員と協議しなければならない。
3.受注者は、約款第21条に基づく工事の全部もしくは一部の施工が一時中止となった場合、第1項に示す事前協議において工期変更協議の対象であると確認された事項について、必要とする変更日
数の算出根拠、変更工程表その他必要な資料を添付の上、協議開始の日までに工期変更に関して監督員と協議しなければならない。
4.受注者は、約款第16条7項、第18条1項、第22条及び第23条2項に基づき工期の延長・短縮等を求める場合、第1項に示す事前協議において工期変更協議の対象であると確認された事項につい
て、必要とする延長日数の算出根拠、変更工程表その他必要な資料を添付の上、協議開始の日までに工期変更に関して監督員と協議しなければならない。
設計変更
(工期変更)
CALS適用工事の工事写真の納品及び検査について
【新潟県電子検査実施要領及び写真管理基準(案)】
【工事写真の検査】
検査時における工事写真の閲覧は、紙で提出されたサムネイル写真を参考にしながら、電子格納された
電子データー(工事写真帳及びネガデーター)で行う。
提出物
提出形態
1
着手前・竣工写真
紙
2
工事写真(工事写真帳)
CD-R
3
サムネイル版
紙
4
工事写真(ネガ)
CD-R
提出
部数
備考
1部 工事履行届に添付
2部
写真管理基準(案)の撮影箇所一覧表(全体)
の写真管理項目の整理条件に該当するもの。
1部 A4版に8枚が標準とし、ネガデーターの提出は不要。
写真管理基準(案)の撮影ケ所一覧表(全体)
1部 の写真管理項目の撮影頻度に該当するもの。
新潟県電子納品実施要領に準じなくてもよい。
注1: 当初設計額1,000万円以上2,500万円未満工事及び地域保全型工事について、建設CALSの適用は
受注者の選択性とする。
注2: すべての建設CALS適用工事において写真データについて、新潟県CALSシステムを介するかは受注者
の選択性とする。
注3: 電子検査時の工事写真帳の閲覧について、受注者が保有する市販のビューワーの使用も可。
(ただし、県の電子検査ビューワーで適切に閲覧できるデーターであること。
土木工事標準仕様書(その2) P193
② 安全管理関係書類の簡素化
(1) 明示した書類の提示
安全管理に関する書類は、労働安全衛生法等により書
類を作成する必要があるものについて、その写しを提出し
てもらいましたが、「工事関係書類一覧表」により必要
な書類を明示し、監督員が依頼した時や検査時に原
本(写しでも可)を提示してもらう。(P39~P42)
(2) 「安全管理総括表」の提出
提示してもらう書類の概要を整理し、工事における安
全管理の状況をとりまとめた、「安全管理総括表」を提
出してもらう。(様式は工事書類作成マニュアルを参考)
(P48及びNO.2107)
安全管理総括表
個別の安全管理資
料については、提出
の必要なし。
検査時においては
提示でよい。
*安全活動実績
*KY活動記録
*新規入場者教育
*店社パトロール実施記録
*労働災害防止協議会活動記録
*工事関係者連絡会議活動記録
*安全点検記録表
*各種パトロールの指導・是正に対す
る対応記録
*その他
③ 工事材料関係書類の簡素化
(1) 材料の品質証明資料の簡素化
すべての工事材料の品質証明資料の提出を求めて
きたが、指定材料及び設計図書で指定された材料の
み提出とし、以外の材料は提示とする。(P47)
(2) 伝票等の扱い
納入伝票、製品カタログ等の写しが提出されている
場合もありましたが、今後は監督員の請求時検査時
に提示することとし、提出は不要とする。(P37)
材料の品質証明の簡素化
指定材料
新潟県土木工事標準仕様書
第2編(材料編)
第1章(一般事項)
第2節(工事材料の品質)
を参照(P54~P55)
材 料
承認願い
提 出
工場検査
検 査
職 員
材料確認 監督員
JIS製品等以外で
構造物に重要な材料
JIS製品等以外で
上記以外の材料
品質規格
証明書
提 出
JIS製品等については
写真でその製品である
ことが確認できること。
承認願い
提 出
小規模の場合は省略も可
(監督員と協議)
提 示
JIS製品等については
写真でその製品である
ことが確認できること。
その他
材料
品質規格
証明書
新潟県土木工事標準仕様書
区分
鋼材
セメント及び混和材
セメント
コンクリート製品
塗料
表2-1-1 指定材料の品質確認一覧
確認材料名
摘要
構造用圧延鋼材
プレストレストコンクリート用鋼材
(ポストテンション)
鋼製杭及び鋼矢板
仮設材は除く
セメント
JISマーク表示品以外
混和材料
JISマーク表示品以外
一般JISマーク表示品、県土木
セメントコンクリート製品
部承認、県農地部指定、製造
管理技術委員会認定以外
コンクリート杭、コンクリート矢板
塗料一般
レディーミクストコンクリート
アスファルト混合物
その他
場所打ち杭用レディーミクストコンクリート
薬液注入材
種子・肥料
薬剤
かごマット
土木工事標準仕様書
(その3)
P16
JISマーク表示品以外
JISマーク表示品以外
事前審査制度の認定混合物
を除く
JISマーク表示品以外
鉄線籠型護岸の設計・施工
技術基準(案)
袋型根固め用袋材
河川護岸用吸出し防止材(シート)
引っ張り強度9.8kN/m以上
遮水シートB
現場発生品
1.本表で日本下水道協会(JSWAS)製品はJISマーク表示品に準じて扱う。
2.上表のほか特殊な製品は監督員が指定し、確認すること。
H26.6.1から追加
材料の品質証明の簡素化
指定材料のうち、次の材料については、監督員の材
料確認及び品質証明資料の提出は不要とする。
1.セメント及び混和材・・・・・JISマーク表示製品
2.セメントコンクリート製品・・・・・製造管理技術委員会認定品
県土木部承認品
県農地部指定品
JISマーク表示品
3.レディーミクストコンクリート・・・・ JISマーク表示品
4.アスファルト混合物・・・・・・事前審査制度の認定混合物
5.場所打ち杭用
レディーミクストコンクリート・・・・ JISマーク表示品
ただし、JISマーク表示製品等については、写真でその製品であることが確
認できること。
平成26年度対応
新潟県土木部汎用コンクリート二次製品及び工場等承認一覧表
(承認台帳)
【新潟県土木部技術管理課】
http://www.pref.niigata.lg.jp/gijutsu/1196180164830.html
平成26年度版
新潟県農地部規格コンクリート二次製品製造工場指定台帳
【新潟県農地部農地管理課】
http://www.pref.niigata.lg.jp/nochikanri/1228680074819.html
製造管理技術委員会認定品
http://www.hokudocon.jp (北陸土木コンクリート製品技術協会)
④ 出来形管理書類の簡素化
(1) 測定基準の適切な運用
出来形測定の頻度(測定基準)は、仕様書で規定し
ている頻度を基本とし、必要以上の頻度による管理を
おこなわないこととし、発注者・受注者の意思統一を
図り、書類の量を減らす。(P50)
(2) 出来形管理図表の不要とする工種の試行
試行的に、①切込砂利、砕石基礎工、雑割石基礎
工、②護岸と同時施工する河川の掘削工について、写
真撮影のみとし、出来形管理図表を不要とする。(P50)
④ 出来形管理書類の簡素化
測定結果一覧表
工 種:
集水桝
測定者
測定項目
基準高 ▽
厚さ t1
規格値
±30
(mm)
-20
社内規格値
±24
(mm)
-16
測点又は区別 設計値 実測値 差 設計値 実測値
m
m
mm mm mm
NO.1+10.0
21.8 21.8
2 150 150
測定項目
厚さ t5
規格値
-20
社内規格値
-16
設計値
実測値
測点又は区別
mm mm
NO.1+10.0
150 150
(mm)
(mm)
差
(mm)
(mm)
差
設計値 実測値
差
厚さ t3
-20
(mm)
-16
(mm)
設計値 実測値
差
厚さ t4
-20
(mm)
-16
(mm)
設計値 実測値
図 面
差
mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm
0 150 150
0 150 150
0 150 150
0
幅 W1
-30
(mm)
-24
(mm)
設計値 実測値
厚さ t2
-20
(mm)
-16
(mm)
差
幅 W2
-30
(mm)
-24
(mm)
設計値 実測値
差
高さ h1
-30
(mm)
-24
(mm)
設計値 実測値
差
高さ h2
-30
(mm)
-24
(mm)
設計値 実測値
差
mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm mm
0 500 505
5 500 505
5 650 651
1 500 501
1
(3) 簡易な管理図表の採用
管理項目が通例に比べ著しく多いと判断されるものは管理図表でなく
簡易な管理表とすることができる。(P50)
【集水桝など】
⑤ 当初設計額500万円未満の
工事における簡素化(試行)
1. 必要書類を一括にまとめた「設計額
500万円未満の工事の総括報告書の
活用
①
②
③
④
⑤
工事着手前
設計図書の照査結果
段階確認の予定
安全に関する計画
火気に関する計画
起工前測量結果
工事完了後
① 建設退職金共済証紙購入状況
(掛金収納書の提示)
工事書類作成マニュアル P54
⑤ 当初設計額500万円未満の
工事における簡素化(試行)
2.施工計画書
指定工法、指定仮設のある工事、一般交通に影響のある工
事、振動・騒音等公衆災害のおそれがある工事以外は省略可能
3.工事打合簿、材料確認書、段階確認書・休日・夜間作業届
メール、FAXによる打合せも認める。(押印不要)
4.再生資源化等完了報告書
最終請負金額が500万円未満なら提出不要。
5.創意工夫・社会性資料
提出不要
⑤ 当初設計額500万円未満の
工事における簡素化(試行)
6.履行状況報告
省略しても良い。
7.工程管理資料
バーチャート等の簡易なもので良い。
8.出来形管理資料
出来形図(設計図に実測寸法を入れたもの)で可とする。
9.品質管理資料
表形式のもので良い。
⑤ 当初設計額500万円未満の
工事における簡素化(試行)
10.交通誘導員の配置及び勤務実績資料
原則として提示は求めないが、完了時には提出が必要。
11.工事書類
マニフェスト及び産業廃棄物処理委託契約書を除き、検査に準
備不要とする。ただし、必要により提示を求めることがあるので
整理しておくこと。
工事成績評定における
留意点
◆施工計画書
◆建設廃棄物(マニフェスト)
◆出来形・品質管理
◆工事特性・創意工夫・社会性等
◆法令遵守等における減点
◆総合評価技術提案における減点
◆コンクリート構造物のクラック評価
様式第1
工事番号
工事名
請負者名
工 期
工 事 成 績 採 点 表(土木・港湾) 平成 年 月 日 作成
事務所名
契約金額( 最終)
平成
年 月 日 ~ 平成
主 任 監 督 員
考 査 項 目
項 目
細 別
Ⅰ施工体制一般
Ⅱ配置技術者
Ⅰ施工管理
Ⅱ工程管理
. 施工状況
Ⅲ安全対策
Ⅳ対外関係
. 出来形
Ⅰ出来形
及び
Ⅱ品質
出来ばえ
Ⅲ出来ばえ
. 工事特性 Ⅰ施工条件等への 対応 ※2
. 創意工夫 Ⅰ創意工夫
※3
社会性等 Ⅰ地域への貢献等 ※4
加減点合計( 1 +2 +3 +4 +5 +6 )
2
3
4
5
6
評定点( 65±加減点合計)
※1
a
b
c
1. 0
3. 0
4. 0
4. 0
5. 0
2. 0
4. 0
5. 0
0. 5
1. 5
2. 0
2. 0
2. 5
1. 0
2. 0
2. 5
0
0
0
0
0
0
0
0
8 . 総合評価
技術提案
0 )
e
△
△
△
△
△
a
10. 0
10. 0
10. 0
10. 0
10. 0
a'
①
b
b'
1. 0
1. 5
0
0
~
0 )
月
日
氏名 d
e
a
a'
b
b'
2. 5
印
c
d
e
0
△ 7. 5
△ 15. 0
0
0
0
△ 10. 0 △ 20. 0
△ 12. 5 △ 25. 0
△ 5. 0
△ 7. 5 △ 15. 0
△ 7. 5 △ 15. 0
7. 5
12. 0
5. 0
7. 5
2. 5
2. 5
4. 0
0
0
点
7. 5
5. 0
2. 5
0
±
点
②
点
±
( 評定点計
点)
点
△ 点 - 法令遵守等
( 総括監督員・ 担当課長代理等)
点
点
③
( ① 点×0 . 4 +② 点×0 . 2 +③ 点×0 . 4 = 履行 不履行 対象外
( 主任監督員)
年
検 査 職 員
印
c
△
点
平成
10. 0
15. 0
5. 0
※7
※9
完成年月日
△ 5. 0
△ 5. 0
△ 5. 0
点
総合評価履行確認 ※8
日
5. 0
2. 0
3. 0
10. 0
±
点
評定点合計 5. 0
5. 0
5. 0
5. 0
5. 0
2. 5
2. 5
2. 5
月
氏名 ( 20
( 7 ~
評定点計
7 . 法令遵守等 d
△
△
△
△
△
△
△
△
年
総 括 監督員 ・ 担 当 課長代理 等
氏名 印
1 . 施工体制
円
点
点 =
点)
( 検査職員)
所 見
※5
Ver . D2204
※1
※2
※3
※4
※5
※6
※7
※8
1 ~3 の 評定( ±加減点合計) + 4 , 5 , 6 の 評定( 加点合計) +6 5 点 = 評定点( 6 5 ±加減点合計)
評定点計は 、 四捨五入に よ り 少数第1 位ま で 記入する 。
工事特性は 、 当該工事特有の 難度の 高い 条件( 構造物の 特殊性、 特殊な 技術、 都市部等の 作業環境、 厳し い 自然・ 地盤条件、 長期工事に おけ る 安全確保等) に 対し て 適切に 対応し た こ と を 評価する 項目で あ る 。
評価に あ た っ て は 、 主任監督員か ら 報告を 受け て 総括監督員・ 担当課長代理等が 評価する も の と する 。
創意工夫は 、 企業の 工夫やノ ウ ハ ウ に よ り 特筆すべき 評価内容が あ っ た 場合に 評価する 項目で あ る 。
社会性等の 評価で は 、 地域への 貢献の 観点か ら 加点評価の みと する 。
所見は 、 特筆すべき こ と が あ っ た 場合に 記載する 。
各考査項目ご と の 採点は 、 検査職員に 先立ち 、 主任監督員、 総括監督員( 委任工事は 担当課長代理等) が 記入する 。
法令遵守等の 評価は 、 減点評価の みと し 、 総括監督員( 委任工事は 担当課長代理等) が 行う 。
総合評価技術提案は 、 総合評価方式の 契約義務の 履行が 確認で き な い 場合は 、 「 不履行」 を 選択する 。
※9 評定点合計は 、 四捨五入に よ り 整数と する 。
工事成績採点表(土木・港湾)
考査項目
項目
細別
Ⅰ施工体制一般
1、施工体制
Ⅱ配置技術者
Ⅰ施工管理
Ⅱ工程管理
2.施工状況
Ⅲ安全対策
Ⅳ対外関係
3.出来形
Ⅰ出来形
及び
Ⅱ品質
出来ばえ
Ⅲ出来ばえ
4.工事特性 Ⅰ施工条件への対応
5.創意工夫 Ⅰ創意工夫
6.社会性等 Ⅰ地域への貢献等
加減点 計
1~3
加点 計
4~6
評定点
(1~3)+(4~6)+65=
評定点 計
7.法令遵守
8.総合評価技術提案
評定点 合計
主任監督員
-10.0~+1.0
-10.0~+3.0
-10.0~+4.0
-10.0~+4.0
-10.0~+5.0
-5.0~+2.0
-5.0~+4.0
-5.0~+5.0
加減点及び加点
評価者
総括監督員・課長代理
検査職員
-15.0~+5.0
-15.0~+2.0
-15.0~+3.0
-20.0~+10.0
-25.0~+15.0
-5.0~+5.0
0~+20.0
0~+7.0
a
d
a+d+65=g
g*0.4=j
0~+10.0
b
e
b+e+65=h
h*0.2=k
-3.0~-20.0
不履行の場合減点
c
f
c+f+65=i
i*0.4=l
評定点計-法令遵守等=
工事成績採点の考査項目の考査項目別運用表
2.施工状況 Ⅰ施工管理
主任監督員
● 施工計画書が工事着手前に提出され、その記載内容と現場
施工方法が一致していることが確認できる。
・施工計画書の記載事項
①工事概要 ②計画工程表 ③現場組織票 ④指定機械
⑤主要船舶・機械 ⑥主要資材 ⑦施工方法(主要機械、仮設
備計画、工事用地等を含む) ⑧施工管理計画(工程管理、
出来形管理、品質管理、写真管理、段階確認・材料確認
及び臨時検査、社内検査、品質証明) ⑨安全管理
⑩緊急時の体制及び対応 ⑪交通管理 ⑫環境対策
⑬現場作業環境の整備 ⑭再生資源の利用の促進と建設副産
物の適正処理方法 ⑮その他(創意工夫・等)
施工計画書
指定番号を書く。〇ではダメ。
工事書類作成マニュアル P10
施工計画書
工事書類作成マニュアル P10
施工計画書
写真管理担当者
氏名 ○○○○
品質管理担当者
氏名 ○○○○
出来形管理担当者
氏名 ○○○○
工程管理担当者
氏名 ○○○○
(○○運送会社)
作業主任者一覧表・有資格者一覧表を記載のこと。
建設副産物責任者
氏名 ○○○○
氏名 ○○○○
TEL:025-222-2222
【現場組織表又は安全管理(現場の安全衛生管理体制)】
○○○○観測責任者
FAX:025-222-1111
作成要領
①現場における組織の編成及び命令系統並びに業務分担がわかるように記載すること。
②専門技術者を置く工事については、専門技術者を記載すること。
③組織の各担当者が下請業者の場合は、下請け業者名を併記すること。
④観測等を実施する場合は、その連絡体制も記載すること。
⑤組織に変更が合ったときは、その都度提出すること。
2)有資格者一覧表
会社名
○○建設㈱
○○建設㈱
○○建設㈱
○○建設㈱
資 格 名 一級土木施工管理技士
地山の掘削作業主任者
移動式クレーン運転士(吊り上げ荷重6t以上)
玉掛け
氏 名
○○太郎
○○次郎
○○三郎
○○四郎
※主任技術者(監理技術者、専門技術者、作業主任者及び就業制限業務(クレーン運転、玉掛け作業等)
に従事する有資格者一覧表を作成すること。
3)作業主任者一覧表
作業区分
地山の掘削作業
コンクリート破砕器作業
※作業主任者一覧表を作成すること。
氏 名
○○太郎
○○次郎
41
工事書類作成マニュアル P9・P15
施工計画書
NO.〇〇
~
NO.〇〇
施工規模、管理測点及び回数、測定箇所を記載す
る。
社内規格値を逸脱した際の対応策を記載する。
工事書類作成マニュアル P12~P13
工事成績採点の考査項目の考査項目別運用表
2.施工状況 Ⅰ施工管理
主任監督員
● 建設廃棄物及びリサイクルへの取り組みが適切になされて
いる。(※施工プロ)
・マニフェスト(A,B2,D,E票)が保存されていること。(運搬委託の場合)
排出業者の記入項目がルールどおりに記入されていること。
・マニフェストの写しの提出は不要。
・産業廃棄物処理委託契約書(処分業許可証、収集運搬業許可
証の写しの添付)を提示により確認できること。
・収集運搬許可証(新潟県知事許可)の確認できること。
・収集運搬車は登録車両の写しを添付のこと。
・再資源化等の完了報告書を提出のこと。(特定建設資材廃棄物)
マ ニ フ ェ ス ト の な が れ
( A B2 D E )
排出業者
( C1 )
中間処理業者
⑦ D ・ E
( B1 C2 )
収集運搬業者
収集運搬委託をおこない
1次マニフェストのみの場合
マニフェストの流れ
①
排出事業者
7枚複写のマニフェストに必要事項を記入し、廃棄物とともに7枚全部を収集運搬業者に渡す。
② 収集運搬業者
廃棄物を受領した際、A、B1、B2、C1、C2、D、E票の「運搬の受託(1)」欄に運搬受託者(会社)名を記入の
上サイン又は押印し、A票を排出事業者に返す。
③ 収集運搬業者
廃棄物の運搬を終了した際、B1、B2、C1、C2、D、E票の「運搬の受託(1)」欄に運搬終了日を記入し、廃棄
物とともに中間処理業者に渡す。
④ 中間処理業者
B1、B2、C1、C2、D、E票の「処分の受託(受領)」欄に受領日及び処分受託者(会社)名を記入の上サイン
又は押印し、B1、B2票を収集運搬業者に返す。
⑤ 収集運搬業者 B1票を自らの控として保管するとともに、運搬終了後10日以内に、B2票を排出事業者に返送する。
⑥ 中間処理業者
処分終了後、C1、C2、D、E票の「処分の受託(処分)」欄に処分終了日及び処分受託者(会社)名を記入の
上処分担当者がサイン又は押印し、処分終了後10日以内に、C2票を収集運搬業者に返送する。
⑦ 中間処理業者 処分終了後10日以内に、D、E表を排出事業者に返送する。
⑧
排出事業者
返送されたB2票、D票、E票をA票とチェックし、A票の照合・確認日欄にサインと日付を記入し
マニフェストを5年間保存する。
http://mani.gr.jp
(建設マニフェスト販売センター)
A票
排出業者のチェックとサイン
排出業者は必ず概数を記入のこと。
計量後の実数量
を記入
出来形・品質管理のばらつきの考え方
【ばらつきが小さい】
【ばらついている】
【ばらつきが大きい】
(概ね5 0 % 以内)
(概ね8 0 % 以内)
(概ね8 0 % 以上)
規
格
値
規
格
値
規
格
値
規
格
値
規
格
値
規
格
値
±5 0 %以内
偏っている
±5 0 %以内
±8 0 %以内
底辺が広い
規格値内
*概ねとは90%以上の場合をいう。
品質管理のばらつきの考え方
● ばらつきはサンプル数が10個以上について、ば
らつきの判断をおこなう。
(原則としてサンプル数が10個未満では、ばらつ
きの判断不可能とする。)
● 生コンクリートのスランプ、空気量、標準養生の
圧縮強度、単位水量については、レディーミクストコ
ンクリートの品質を保証するための必要な品質管
理であるため、工事成績評定の品質の評価対象と
しない。但し、コンクリート現場養生及びテストハン
マーの圧縮強度については、この限りではない。
別紙 6―1
工事特性・創意工夫・社会性等に関する実施状況
工事名
項目
□工事特性
請負者名
評価内容
1 構造物の特性へ
の対応
2 都市部等の作業
環境等、社会条
件等への対応
3 厳しい自然・地盤
条件への対応
4 長期工事における
安全確保への対
応
□創意工夫
□施工
□新技術活用
備考
工事特性(最大+20点×0.2)
創意工夫(最大+7点×0.4)
地域貢献(最大+10点×0.2)
については、別紙
6-1の提出がな
ければ評価点の
加点はできない。
□品質
□安全衛生
□その他
□社会性等
□地域への貢献等
1 該当する項目に□にレマーク記入。
2 具体的内容の説明として、写真・ポンチ絵等を説明資料に整理。
周辺環境への配慮
現場環境の地域への調和
道路清掃などの実施
地域住民とのコミュニケーション
災害時などにおいて救援活動の協力 等々
別紙-2②
総括監督員
4.工事特性 Ⅰ 施工条件への対応 (最大2 0 点の加点評価)
1.構造物の特殊性への対応 (4点の加点)
①対象構造物の高さ、延長、施工(断)面積、施工深度等の規模が特殊な工事
②対象構造物の形状が複雑であることなどから、施工条件が特に変化する工事
③その他
2.都市部等の作業環境、社会条件等への対応 (6点の加点)
④地盤の変形、近接構造物、地中埋設物への影響に配慮する工事
⑤周辺環境条件により、作業条件、工程等に大きな影響を受ける工事
⑥周辺住人に等に対する騒音・振動を特に配慮する工事
⑦現道上での交通規制に大きく影響する工事
⑧緊急時に対応が特に必要な工事
⑨施工箇所が広範囲にわたる工事
⑩その他
3、厳しい自然・地盤条件への対応 (4点の加点)
⑪特殊な地盤条件への対応が必要な工事
⑫雨・雪・風・気温・波浪等の自然条件の影響が大きな工事
⑬急峻な地形及び土石流危険渓流内での工事
⑭動植物等の自然環境の保全に特に配慮しなければならない工事
⑮その他
4.長期工事における安全確保への対応 (6点の加点)
⑯12か月を超える工期で、事故がなく完成した工事(全面一時中止期間
⑰その他
7.法令遵守等
総括監督員
措 置 内 容
措置点数
-20点
1.指名停止3ヶ月以上
-15点
2.指名停止2ヶ月以上3ヶ月未満
-13点
3.指名停止1ヶ月以上2ヶ月未満
-10点
4.指名停止2週間以上1ヶ月未満
-8点
5.文書注意相当
-5点
6.口頭注意相当
7.安全管理が適切でなく事故が発生したが、.口頭注意以上の
-3点
処分はなかった。
※1.工事の施工にあたり、当該工事関係者が下記の適応事例で上表の措置があった場合に
適応する。(適応事例がない場合は、該当なし)
※2.竣工検査後に処分が出た場合は、速やかに評定を修正する。
事故の場合、口頭注意以下であっても、-3点の措置になるとは限らない。
8.総合評価技術提案
【工事成績評定点の減点】
減点は、請負工事成績評定実施要領の考査項目「総合評価履行確認」にて行い、減手方
法は次のとおりとする。
①配置予定技術者、地域調達、Made in 新潟新技術の活用
配置予定技術者の内容が満足できない場合、地域調達、Made in 新潟新技
術の活用の内容が請負者の責により満足できない場合は、それぞれ8点減点
の対象となる。
②簡易な施工計画
簡易な施工計画書に記載された内容が、請負者の責により満足できない場
合は、これに係る評点を0点として加算点の再計算を行い、落札時の加算点
との差に応じた減点を行う。
減点値 = 8点 ×(α-β)/α (小数点以下第1位四捨五入整数止)
α:簡易な施工計画の当初の技術評価点(加算点)(点)
β:簡易な施工計画の達成度合いに応じて再計算した技術評価点(加算点)(点)
※ 8点:請負工事成績評定実施要領の考査項目「法令遵守等」の文書注意相当
コンクリート構造物のクラックの評価
※クラックのみの評価
コンクリート構造物のクラックの評価
許容範囲内のクラックとは
① 防水性・水密性が求められる構造物
(鉄筋・無筋コンクリート)
進行性のない貫通するクラックで
表面の幅が0.05mm以下のクラック
② 上記以外の構造物
(鉄筋・無筋コンクリート)
進行性がなく
表面の幅が0.2mm以下のクラック
コンクリート構造物のクラックについて
クラックが発生した構造物は、検査の前までに
発注者と協議して対応する。
(コンクリート診断士の診断結果・等)
1.有害なクラックについては、補修されていなけれ
ばd評価以下。
2.許容範囲内のクラックについてはb評価以上。
3.補修を必要とするひび割れがある場合に、ひび
割れ調査を実施していないときは、評価を1ランク
落とす。
4.出来ばえについては、適正な補修がしてある場
合は「クラックなし」とする。
コンクリート圧縮強度
試験の見直し
技第1054号・平成26年3月25日
コンクリート圧縮強度試験に用いる供試体の取扱いの一部改訂について(通知)
新潟県土木工事標準仕様書(その3)P83
平成26年4月1日以降
構造物区分
構造物種別による区分
水路、ボックスカルバート、水門、ポンプ場
下部工、桟橋上部コンクリート、逆T、L型
鉄筋構造物
又は扶壁式擁壁及び橋台、橋脚、橋
梁床板等の鉄筋量の多い構造物。
重力式橋台、重力式橋脚
消波、根固用異形ブロック
無筋構造物
コン クリー ト 量による区分
採取回数
一工種同一配合
50m3以上の配合
午前1回
午後1回
一工種同一配合
50m3未満の配合
3個-σ7 標準養生(水中)
3個-σ28 標準養生(水中)
1工事当たり工事規模に応じて1~3回
(回数は、施工計画書の提出時に監督員と協議 3個-σ28 現場養生(気中)
のこと。)
品質管理
σ7 生コンクリート工場での試験で可。
σ28 センター又は新潟県内のJNLA登
録機関で試験。
一工種同一配合
50m3以上の配合
午前1回
午後1回
σ7 生コンクリート工場での試験で可。
一工種同一配合
50m3未満の配合
1工事当たり工事規模に応じて1~3回
(回数は、施工計画書の提出時に監督員と協議
のこと。)
σ28 センター又は新潟県内のJNLA登
録機関で試験。
一工種同一配合
5 0 m 3 以上の配合
一工種同一配合
5 0 m 3 未満の配合
一工種同一配合
50m3以上の配合
胴込、裏込コンクリート
σ7 生コンクリート工場での試験で可。
コ ンクリート打設量50m3に1回
3個-σ7 標準養生(水中)
1工事当たり工事規模に応じて1~3回
3個-σ28 標準養生(水中)
(回数は、施工計画書の提出時に監督員と協議
のこと。)
σ28 センター又は新潟県内のJNLA登
録機関で試験。
σ7 生コンクリート工場での試験で可。
σ28 センター又は新潟県内のJNLA登
録機関で試験。
一工種同一配合
50m3未満の配合
生コン工場の品質証明書等で強度を確認
し、供試体の作成は不要。
生コン工場の品質証明書等。
一工種同一配合
50m3以上の配合
打設日1日に1回
σ7 生コンクリート工場での試験で可。
一工種同一配合
50m3未満の配合
1工事当たり工事規模に応じて1~3回
(回数は、施工計画書の提出時に監督員と協議
のこと。)
σ28 センター又は新潟県内のJNLA登
録機関で試験。
一工種同一配合
50m3以上の配合
1工事当たり工事規模に応じて1~3回
(回数は、施工計画書の提出時に監督員と協議
3個-σ7 標準養生(水中)
のこと。)
3個-σ28 標準養生(水中)
一工種同一配合
50m3未満の配合
生コン工場の品質証明書等で強度を確認
し、供試体の作成は不要。
上記以外
最大高さ1m程度の擁壁、側溝、ブロッ
ク基礎、笠コンクリート等のコンクリート断面積
が小さく(1m2以下)の連続している構
小型構造物 造物。形状が複雑な構造物、および
集水桝、空気弁、排泥弁、道路照明・
標識・防護柵の基礎等の少量(1m3以
下)のコンクリートで点在する構造物。
個数及び養生
注 1.早強コンクリートを使用する場合は呼び強度を保証する材令を指定することから、それに合わせて圧縮強度試験をする材令について監督員と協議する。
2.無筋コンクリート構造物のうち、特に監督員が指示した場合、現場養生用の供試体(原則としてσ28用3個)も作成する。
3.現場での条件を特別に確かめる必要がある場合は、養生日数、採取回数等については、監督員と協議すること。
σ7 生コンクリート工場での試験で可。
σ28 センター又は新潟県内のJNLA登
録機関で試験。
生コン工場の品質証明書等。
コンクリート構造物の品質管理項目
品質管理項目
必要の有無
コンクリート圧縮強度試験
スランプ試験
全て(総使用量50m3未満の場合は生コンクリート工場(JIS表示認
定工場)の品質証明書等のみとすることが出来る。)
空気量測定
コンクリートの単位水量測定
100m3/日以上
コンクリートの水セメント比測定
指定構造物
塩化物総量規制
鉄筋構造物
テストハンマーによる強度推定調査
指定構造物
コアによる強度試験
コンクリートの曲げ強度試験
品質に異常のある場合
コンクリート舗装
ひび割れ調査
指定構造物
非破壊試験による配筋状態及びかぶり測定
指定構造物
鉄筋コンクリート用棒鋼(異形棒鋼)
応力計算を実施している鉄筋構造物の主鉄筋
(1t以下は省略可)
コンクリート構造物の品質管理項目
標準仕様書(その他)の一部改訂
H26.6.1
新潟県土木部技術管理課
http://www.pref.niigata.lg.jp/gijutsu/1356754149866.html
◆ 3-1-3-12 プレテンション桁製作工(購入桁)
プレストレッシング時のコンクリート圧縮強度を35N/mm2から
30N/mm2に変更。
◆ 1-3-6-4 生コンクリートの打設
練混ぜから打ち終わるまでの時間は、原則外気温が25℃を超
える場合は1.5時間、25℃以下の場合は2時間を超えないもの
とし、かつコンクリートの運搬時間(練り混ぜ開始から荷卸し地
点に到着するまでの時間)は1.5時間以内とする。
◆ 3-1-4-5 場所打杭工
所打ち杭工における鉄筋かごの組立てにあたっては、形状
保持などのための溶接をおこなってはならない。
標準仕様書(その他)の一部改訂
H26.6.1
新潟県土木部技術管理課
http://www.pref.niigata.lg.jp/gijutsu/1356754149866.html
◆ 品質管理 (道路土工の現場密度管理)
工種
土質
補強土壁工
路床工
路体工
砂質土
規格値
試験方法
最大乾燥密度の9 5 %以上
締固め試験 (JIS A 1210) A・B法
最大乾燥密度の90%以上
締固め試験 (JIS A 1211) C・D・E法
最大乾燥密度の9 5 %以上
締固め試験 (JIS A 1210) A・B法
最大乾燥密度の90%以上
締固め試験 (JIS A 1211) C・D・E法
粘性土
空気間隙率 (2%≦Va≦8%)
砂質土
最大乾燥密度の9 0 %以上
粘性土
空気間隙率 (2%≦Va≦10%)
or 飽和度 (85%≦Sr≦95%)
締固め試験 (JIS A 1210) A・B法
*1回の試験につき3孔で測定し、3孔の最低値で判定をおこなう。
◆ 品質管理 (河川土工の現場密度管理)
工種
規格値
試験方法
築堤
最大乾燥密度の90%以上
砂置換法 (JIS A 1214)
*1回の試験につき3孔で測定し、3孔の平均値で判定をおこなう。
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