地域生活支援拠点等の整備について 資料2 1 整備に関する国の考え (1) 目的 障がい者の重度化・高齢化や「親亡き後」を見据え、障がい児者が住み慣れた地域で安心して暮らしていけるよう、 居住支援のための機能(相談、体験の機会・場、緊急時の受け入れ・対応、専門性、地域の体制づくり)を地域の 実情に応じた創意工夫により整備し、障がい児者の生活を地域全体で支えるサービス提供体制を構築する。 ※地域生活支援拠点等の整備手法(イメージ) (2) 指針 「障害福祉サービス及び相談支援並びに市町村及び都道府県の地域生活支援事業の提供体制の整備並びに自 立支援給付及び地域生活支援事業の円滑な実施を確保するための基本的な指針」(平成18年厚生労働省告示第 395号)において、地域生活支援拠点等について、平成29年度末までに各市町村又は各圏域に少なくとも一つを整 備することを基本とすることが示される。 1 2 2 「静岡市障がい福祉計画」上の位置付け 上記の国の指針を受け、平成26年度に策定した「第4期静岡市障がい福祉計画」(計画期間:平成27~29年度)で は、地域生活支援拠点等について、平成29年度末までに、市内に1か所整備することを目標として掲げている。 3 本市における地域生活支援拠点の整備 (1) 背景 〇施設入所者の地域生活への移行を推進する観点から、第4期静岡市障がい福祉計画において、平成29年度末 までの施設入所者数及び精神科病院長期在院者数の削減目標を掲げている。 ※第4期静岡市障がい福祉計画抜粋 福祉施設の入所者の地域生活への移行 平成25年度末入所者数 616人 平成29年度末入所者数 600人 削減目標 16人(2.6%) 精神科病院在院期間1年以上の長期在院者数 平成24年6月末 509人 平成29年6月末 417人 減少率 18% 〇また、本市における障害者支援施設(施設入所支援)の待機者数がH28.2月末時点で184人に上り、施設入所待 機者の解消を図るため、現入所者の地域生活への移行を推進する必要がある。 〇地域で生活するために必要なことについて、障がい福祉関係団体に実施したヒアリングでは、緊急時の対応や レスパイトとしての機能を有する短期入所の利便性の向上に対する声が上がっており、第4期静岡市障がい福 祉計画において、基盤整備を進めることとしている。 以上のことから、本市が抱える課題を改善し、障がいのある人とその家族が、住み慣れた地域で安心して暮らせ るよう、これら不足する機能を中心に整備する下記案件について、地域生活支援拠点として整備する。(国庫補 助金事業) (2) スケジュール H28.3 (2) スケジュール 国庫補助協議 H28.7 国庫補助内示 H28.8~ 整備実施 H29.4~ 開所 ※関係機関と協議しながら、拠点に求められる機能や各機関の役割について明確にし、各資源を有機的に結び付 けながら効率的・効果的な地域生活支援体制等の整備を図る。 ★今回の整備案件★ ※地域生活支援拠点等整備のイメージ 【整備予定年度】 平成28年度 地域生活支援拠点 【整備予定地】 清水区楠 1 地域生活への移行に向けた支援 (1)地域移行に対する支援 →地域移行に係る相談など (2)一人暮らしに向けた宿泊体験 【運営法人】 社会福祉法人 花園会 2 地域生活の継続のための支援 障害者支援施設(30人程度) (1)緊急時の受け入れ →短期入所(10床)、被虐待者の一時保護 障害者福祉課・精神保健福 祉課・各区障害者支援課 地域連携 相談支援事業所 (2)計画相談の実施 (3)訪問系サービス等の提供 →居宅介護、重度訪問介護、同行援護、 移動支援 (4)日中活動の場の提供 障害福祉サービス事業所 医療機関 →通所生活介護(10人)、 放課後等デイサービス(10人) 支援 地域で生活する障がい児者とその家族 3 地域の体制づくり (1)専門的人材の養成 →移動支援事業従事者養成研修の実施 親との同居 一人暮らし グループホーム 3
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