Resolution study impact of the relative movement 細かい計算は修論に提示するとして、ここではMuTrにおける運 動量分解能の定義とその量を概算し、Alignmentの必要性を明 示する。 運度量測定の概要 μ l1 図1:MuTr内におけるミューオンの飛跡 l2 muon tracker 内ではmuon magnet による磁場の存在により、ミューオンは円周方 向( azimuthal direction )に曲げられる。私たちはミューオンの運動量を sagitta と いう st1 と st3 のヒット点を直線に結んだ際の st2 における内分点と st2 での実際 のヒット点との差分を表す量を用いる事で同定する。図2は、ミューオンの描く曲線 を表している。station1,2,3のヒット点をそれぞれ A(x1), B(x2), C(x3) としている。 sagitta は線分BCである。 A: hit on station1 B: hit on station2 C: hit on statin3 O:線分ACの中点 P: 線分ACと線分OBとの交点 S: 線分ACと station2 との交点 r :曲率半径 station1 A station 2 E station 3 D B P S Δd r C θ1 θ2 r O 図2:MuTr内におけるsagittaの定義 図1にあるように、l1とはst1とst2の間の距離であり、l2はst2,st3間の距離である。 ミューオンは円周方向に曲がるので、ベクトルBSはその円周方向の成分で定義される。 それ故、私たちは3次元成分のベクトルの内、円周方向のみを考えるとsagittaは以下 の式の様にスカラー量として定義される。 sagitta º BS 1 = {l2 (x1 - x2 ) + l1 (x3 - x2 )} l1 + l2 ºs また、幾何学的にガンバッて計算すると以下の式まで辿り着く。 l1l2 s= 2r また、MuTr内でのミューオンの運動量(ptrとして定義)と曲率半径との間には以下の 様な関係式が成り立つ。 ptr = 0.3Br ここで言う、Bとは磁場の強さである。 上記の2つの式より、sgitta とptrの関係は以下の様になる、 l1l2 æ 0.3B ö s= ç ÷ 2 è ptr ø または、 l1l2 æ 0.3B ö ptr = ç ÷ 2 è s ø つまり、sasitta s の量が分かればMuTr内でのミューオンの運動量 ptr が求まる。 Considering Energy Loss ptr とはMuTr内でのミューオンの運動量であり、本来のミューオンの運動量はハドロ ン吸収材の中でエナジーロスをしている。したがって本来のミューオンのエネルギーを Eとし、nosecone と central magnet におけるエネルギーロスをそれぞれΔE1、ΔE2と すると、 E = Etr + DE1 + DE2 p2 + mm2 = ptr2 + mm2 + DE1 + DE2 Muon Trackerの中では、吸収材の効果によってミューオンは典型的に2GeV以 上の運動量を持っているとされる。なので、MuTr外でのエネルギーロスは以下 の式のようになる。それ故、近似的にミューオンの質量は無視する事が出来る。 DE º DE1 + DE2 » 1GeV したがって、ミューオンの運動量 p は p = ptr + DE l1l2 æ 0.3B ö p= ç ÷ + DE 2 è s ø Single muon momentum resolution p = ptr + DE この式より、MuTrの運動量分解能を誤差伝搬の式に従って以 下のように見積もった。また、運動量 p に対する相対誤差を分解 能と定義するため、全体を p を割っている 2 2 æ ¶p ö æ s p ö æ ¶p ö æ s ptr ö ÷ ç ÷ ÷ + åç ç ÷ =ç è p ø è ¶ptr ø è p ø i è ¶DEi ø 2 2 æ s ptr ö æ sDEi ö =ç ÷ + åç ÷ p ø è p ø i è 2 2 æ sDEi ö ç ÷ è p ø 2 2 æ ptr ö æ s ptr ö æ sDEi ö =ç ÷ ç ÷ + åç ÷ p p p è ø è tr ø ø i è 2 2 æ p - DE ö =ç ÷ è p ø 2 2 æs p ö s DEi ç tr ÷ + å p2 è ptr ø i 2 σptr: the momentum resolution of MuTr σEi: fluctuations of energy loss due to energy straggling MuTr分解能 エネルギーロスの不確定性 要点 Muon Arm に於けるミューオンの運動量 p の定義 p = ptr + DE Muon Tracker に於けるミューオンの運動量 ptr の定義とsagitta l1l2 æ 0.3B ö ptr = ç ÷ 2 è s ø s= 1 {l2 (x1 - x2 ) + l1 (x3 - x2 )} l1 + l2 Muon Tracker に於けるミューオンの運動量分解能 æ s p ö æ p - DE ö æ s ptr ö s 2 DEi ÷ +å 2 ç ÷ =ç ÷ ç p è p ø è p ø è ptr ø i 2 2 2 Momentum resolution of the muon tracker この項の概算 æ p - DE ö ç ÷ è p ø 2 æs p ö ç tr ÷ è ptr ø Tracker内の運動量はsagittaを用いて以下の式で表せる。 2 l1l2 æ 0.3B ö ptr = ç ÷ 2 è s ø したがって、そのMuTr内の運動量分解能は以下の様に算出させる。 negligible negligible sagitta erorr 以後、MuTrの運動量分解能はsagittaの誤差のみに 依存すると考え話を展開する。 この項を無視していいの かという疑問に対しては、 確信はないが。。ここでは 正確に磁場マップが測ら れてるとする。 the resolution of sagitta 以前に述べたように sagitta は各 station でのHit positionを用いて以下の 式で定義される。 s= 1 {l2 (x1 - x2 ) + l1 (x3 - x2 )} l1 + l2 従って、sagittaの分解能は以下の式で表す事が出来る。 negligible negligible したがって、sagittaの分解能は各stationに於ける円周方向の位置分解 能によって決定される。 the position resolution of each station station1の位置分解能 = cthode strip chamber の分解能のみ s x1 = s strip1 station2の位置分解能 = cthode strip chamber の分解能 + station間のAlignment s x2 = s strip2 + s relative ここで、3つのstation間での動きによる分解 能への影響をすべてstation2への分解の中 へまとめた。 station3の位置分解能 = cthode strip chamber の分解能 + st2での多重散乱 s x3 = s strip3 + s ms station3での位置分解能はstation2での多 重散乱による広がりの効果を受ける。 multiple scattering fluctuation ここでは、station2 に於ける多重散乱による影響について考える。 multiple scattering は次の式で定義されている。 station2 での放射長は元々のデザイン状は 0.1%であるが、その後ノイズ対策のため チェンバー表面にアルミホイルを 貼っている。この追加により現在ではトータルの放 射長は 0.2%となっている。 再検討の余地あり!! この項で発散する。 Momentum resolution of the muon tracker 以上のような効果を考慮して、sagittaの分解能の定義式を表すと以下の結果となる。 2 2 2 2 æ s s ö æ l2 ö æ s strip1 ö æ s strip2 ö æ s relative ö æ l1 ö æ s strip3 ö æ l1 ö æ s ms ö ç ÷ =ç ÷ ç ÷ +ç ÷ ç ÷ ÷ +ç ÷ +ç ÷ +ç ÷ ç è s ø èLø è s ø è s ø è s ø èLø è s ø èLø è s ø 2 2 2 2 2 つまり、 sagittaの決定精度 = each chamber resolution + Alignment + 多重散乱 ここで、各chamberのデザイン位置分解能は100μmであるから、各stationに於ける位 置分解能は以下のようになる。 ここ再検討の余地あり!! だって100μmないだろ この項の概算 å i s DEi 2 p2 Energy straggling DE º DE1 + DE2 » 1GeV nose cone moun magnet Energy straggling of the Nose Cone Energy straggling of the Central Magnet Energy straggling つまり、こう成ります 次、まとめます!! !!超要点!! æ s p ö æ p - DE ö æ s ptr ö s 2 DEi ÷ +å 2 ç ÷ =ç ÷ ç p è p ø è p ø è ptr ø i 2 2 2 æ s ptr ö æ s s ö2 ç ÷ =ç ÷ è p ø è s ø 2 2 2 2 2 2 2 æ s s ö æ l2 ö æ s strip1 ö æ s strip2 ö æ s relative ö æ l1 ö æ s strip3 ö æ l1 ö æ s ms ö ç ÷ =ç ÷ ç ÷ +ç ÷ ç ÷ ÷ +ç ÷ +ç ÷ +ç ÷ ç è s ø èLø è s ø è s ø è s ø èLø è s ø èLø è s ø 2 2 DE = DE1 + DE2 = 936.6 / cosq[MeV ] æ ¶p ö åç ¶DE ÷ iø i è 2 2 æ sDEi ö æ 6.50 ´10-4 ö æ 1.35´10-3 öæ 0.2514[GeV ] ö ÷+ç ÷ç1ç ÷ =ç ÷ p cos q cos q pcosq ø è ø è ø è øè 2 各項のエネルギー領域による振る舞い æ s p ö æ p - DE ö ç ÷ =ç ÷ è pø è p ø 2 2 2 æs p ö s DEi tr ç ÷ +å 2 p è ptr ø i 2 この項の存在により低エネルギー領域ではMuTrの分解能は目立たない。 逆に、エネルギー損失の変動が支配的となる。 この計算における sagitta の運動量依存性 North Arm 0.72[T・m] theta = 15° 横軸: p この計算における sagitta の運動量依存性 (pt=25GeV~40GeV) North Arm 0.72[T・m] theta = 15° 横軸: p Momentum Resolution North Arm Set Parameter ・ each chamber resolution : 100μm !!と仮定 ミューオンが飛んだ角度は15° Momentum Resolution North Arm Set Parameter ・ each chamber resolution : 100μm !! ミューオンが飛んだ角度は15° 高運動量領域では station 間の相対位置の精度が 支配的になる Momentum Resolution North Arm Set Parameter ・ each chamber resolution : 100μm !!と仮定 ミューオンが飛んだ角度は15° 低運動量領域では station 間の相対位置の精度 によるインパクトは少ない Momentum Resolution North Arm Set Parameter ・ each chamber resolution : 200μm !!と仮定 ミューオンが飛んだ角度は15° Momentum Resolution North Arm Set Parameter ・ each chamber resolution : 300μm !!と仮定 ミューオンが飛んだ角度は15° chamberの位置分解能が結構効くと いう事ですね。 実際の chamber 位置分解ってどんなもんなのか? 仮想 MuTrに実際のノイズレベルを ぶっ込むとchamberの位置分解能 は・・ 150〜170μmらしいっすね。 実際の運動量分解ってどんなもんなのか? cosmic data からのSimulation結果によると運動量分解能は pt 40GeVで25% てか、なんで高エネルギー領域で分解能さってんの?あれ、あれ、あれ、まぁいいや。 という事で、chamberの位置分解能を170μmと仮定し実測値と比べる。 Pt 40GeVで25%とかだったから、位置分解能以外に運動量分解能を悪くしてる要素 を全てAlignmentだとすると最大200μmズレてる可能性がある。 summary Muon Armにおいて、 運動量分解能は内部でのエネルギー欠損分の不確定性とMuTrのsagittaの決定 精度によって決定される。 また、sagitta の決定精度はMuTrの各gapでの位置分解能と多重散乱、 そして station間のAlignmentの精度に依存する。 高運動量領域ではstation間の相対位置の変化が運動量分解能を悪化させる支 配的な原因となる。 実験で求められた運動量分解能は、MuTrのベストパフォーマンスを仮定した際の それより10%程度悪い。この影響の1つがmiss alignmentであると仮定すると最大 で200μmのmiss Alignment が内在する可能性がある。 しかし現状はphysics run中に、このstation間Alignmentの精度を評価するための ツールはない。 次の章の予告ってか、これから述べる研究方針 この研究により、 MuTrのmiss alignment を見積もる独立した2つの手法OASysとZero field residual解析を比べる事で以下の項目を検証する。 ・ そもそのOASysがMuTrの動きに感度があるのか? ・ MuTrは実験期間中にどの程度、変形・変位しているのか? また、シュミレーションから求まった運動量分解能から現状におけるalignment 精度に上限を掛ける事が本研究の目的である。 それなのに ラヴァーズは何故ッ なぜ目の前の絶望の絶望に目を向けず 破滅へ突き進もうとするのか やはりこの世界は 救う価値などなのか 僕はとても悲しい。 みんな出来る子だというのに 「黒点」だ。 「黒点」が潜んでいる。 Good Vibration !!
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