情報処理基礎演習Ⅱ 地球環境学科 伊藤,小黒 TA 川野,馬場 講義の内容 UNIX系のOSの使い方(Linuxの使い方) (始めのうちは慣れないため扱いづらいかも・・・) 起動・終了 ディレクトリ(フォルダ)の構造 基本的なコマンドの使い方 エディタ(vi) ファイルの操作,管理 リモートアクセス 教科書 三上 「SunユーザのためのやさしいUNIXのはじめ かた」 オーム社 本講義の評価方法 中間試験,期末試験 出席・授業態度 (レポート) Unixとは Windowsとは異なるOS Windowsと比べると・・・ 無料・安価 軽い(パソコンが軽快に動く) 安全 高度な命令が可能 サーバや学術的な計算機としての コンピュータにはUnix(もしくはLinux)搭載されている Unix系OSの種類 Unix Solaris Linux Red Hat Linux Fedora Ubuntu ・・・ PC教室搭載 BSD Free BSD 他多数 PC教室のLinux起動・終了 <起動> パソコンを起動し,黒い画面で選択欄をUbuntu に指定 ユーザ名・パスワードを記入 <終了> アイコンを押して終了 (コマンドでも終了可能) GUIとCUI(復習) GUI アイコンをクリックすることでコンピュータを操作す る CUI コマンドを打ってコンピュータを操作する LinuxはGUIも充実しているが,基本的にCUI ディレクトリ(教科書P.30) Windows系OSでいう「フォルダ」と同じ フォルダ: folder, 紙(書類)ばさみ ディレクトリ: ツリー構造 / bin export local usr share home ・・・ ルートディレクトリ すべてのファイルや ディレクトリは ここから枝分かれ ・・・ ディレクトリの一例 あるUnix系のコンピュータにmikamiがログイン / bin export nakano usr mikami home ・・・ tsuji ・・・ ホームディレクトリ カレントディレクトリ 親ディレクトリ 基本コマンド ls カレントディレクトリの内容を表示する(P.34) (Windowsでフォルダの中身を見る行為と同じ) ls -l 詳細表示 練習 ターミナルを立ち上げて,現在のディレクトリの中 身を表示してみよう。 どんなファイル(もしくはディレクトリ)があるか確 認し,それをノートに書いてみよう。 35ページ一番下の説明を見ながら,一つずつ理 解しよう。 →WindowsのKドライブの内容と同じであればO.K. 31ページの図において,「design」ディレクトリの 親ディレクトリは?「home」ディレクトリの親ディレ クトリは? 基本コマンド pwd 現在いる場所を表示する(P.33) cd 他のディレクトリに移動する(P.33) 使い方 cd (移動先のディレクトリ名) 親ディレクトリに移動する場合: cd .. ホームディレクトリに移動する場合: cd 練習 ホームディレクトリから親ディレクトリに移動し,そ のディレクトリをls -lコマンドでディレクトリの中身 を見てみよう。 ルートディレクトリまで行ってみよう。 pwd コマンドで「/」だけ表示されればO.K. ルートディレクトリから自分のホームディレクトリ まで移動してみよう。 pwdとls –lで確認してみよう。 パス ファイルやディレクトリ(フォルダ)がどこにあるか を示す文字列 Windows系でのパスの例 D:\mydata\HIT\lecture\test.txt Unix系でのパスの例 /home/seiji/test - スラッシュ ろ を押す \→ (本当はバックスラッシュ) パス 絶対パス パス名がスラッシュで始まるパス ルートディレクトリからみたときの位置(絶対位置) 相対パス パス名がスラッシュで始まらないパス カレントディレクトリから見たときの位置(相対位 置) 相対パス カレントディレクトリがbinのときtestの相対パス ../home/mikami/test / bin export nakano usr mikami test home tsuji ・・・ ・・・ 練習 ディレクトリの図を見て答えてみよう ホームディレクトリの絶対パスを書いてみよう。 ホームディレクトリから見て,binディレクトリの相 対パスを書いてみよう。 cdの正式な使い方は, cd (パス名) であることから,上で書いた相対パスでbinに直 接移動するかどうか確認してみよう。 ディレクトリの操作コマンド mkdir mkdir test rmdir ディレクトリの生成 (P.36) testというディレクトリを生成 ディレクトリの削除(P.36) rmdir test testというディレクトリを削除 注意点 1. 削除したいディレクトリに1つでもファイルが あると,削除できない。 2. 削除したいディレクトリに現在いると, 削除できない。 練習 ホームディレクトリでjouhou2のディレクトリを作 成してみよう。 (以後、本講義ではjouhou2ディレクトリ内で作業 します。) ホームディレクトリ 右の図のようにディレクトリ jouhou2 を作成してみよう。 test1 作成後,test1,2を消してみよう。 test2 ファイルの操作コマンド(1) cat cp ファイルの内容を表示する(P.37) cat (表示したいファイル名) ファイルをコピーする(P.39) cp (コピー元のファイル名) (コピー先のファイル名) 適当なファイルを作成する下準備として・・・ コマンドの実行結果をファイル出力(P.44 or 89) 例: ls –l > test_ls.txt (ls –lの結果を,test_ls.txtに保存する) 練習 jouhou2ディレクトリで ls –l > test_ls.txt を実行してみよう。 test_ls.txtが作成されたか確認してみよう。 test_ls.txtの内容を表示してみよう。 test_ls.txtをls.txtの名前でコピーしよう。 練習(少し難しいです) もう一度右図のディレクトリを 作成し,test1にls.txtをコピー してみよう。 ホームディレクトリ jouhou2 test1 test2 ヒント: 現在jouhou2ディレクトリにいる場合 cp (コピー元のファイル名) (コピー先のパス名) 絶対パス,相対パスどちらでも良い 練習 rmdir の「注意」ができないことを試そう 前の練習が完了している状態で,rmdirを試して みよう。 test2まで移動して,test2ディレクトリを消すコマン ドを試してみよう。 (参考)カレントディレクトリを消したい、というコマンド rmdir . ファイルの操作コマンド(2) mv (P.40) ファイル名を変更する 2. ファイルを別のディレクトリに移動する 使い方 1. mv (変更したいファイル名) (変更後のファイル名) 2. mv (移動したいファイル名) (移動先のファイル名) 1. cpと同じ使い方 rm ファイルを削除する (P.41) rm (削除したいファイル名) 練習 jouhou2ディレクトリの ホームディレクトリ test_ls.txtをnew_ls.txt に名前を変更してみよう test_ls.txt jouhou2 ls.txt test1,test2の中のls.txtを削除し, test1 test2 ls.txt ls.txt test1,test2ディレクトリを削除してみよう ファイルの作成・保存(第4章) Linuxにも様々なエディタがある。 vi, emacs, mule など どのLinuxにも標準にインストールされている Windows の場合 メモ帳,ワードパッド,その他多数 どのWindowsにも標準にインストールされている viエディタ 下記2種類のモードを使い分けて,ファイルを作成していく コマンドモード A ・カーソルの移動 ・文字の削除 ・ファイルの保存 など 文字入力モード ・文字の入力 Esc viを触ってみよう(1) 1. viを起動 起動直後はコマンドモード 2. 文字入力モードに切り替えて, 「Hirhoshima Institute of Technology 2-1-1 Miyake Saeki-ku Hiroshima, Japan」 と打ってみよう。 間違った場合はそのままにしておく。 viを触ってみよう(2) カーソルの移動 コマンドモードに直して K H ← ↑ ↓ J 文字の削除 コマンドモードで X → L viを触ってみよう(3) ファイルを保存 コマンドモードで : を打ち,(カーソルが下に移 動) 「w」と入力 保存先のファイル名を聞かれるので,記入して保存 viの終了 コマンドモードで 「q」と入力 : を打ち, 保存して終了の場合は,「wq」と打っても良い 保存しないで終了の場合は,「q!」 練習 viエディタで Grobal Environmental Studies Faculty of Environmental Studies Hirhoshima Institute of Technology 2-1-1 Miyake Saeki-ku Hiroshima, Japan CB○○○○ 名前(ローマ字) E-mail: (自分のメールアドレス) を打ち,ファイル名を「signature.txt」として 保存してみよう 便利な記号 (P.42) メタキャラクター ; * ? > >> | & 1文字以上の文字列 ワイルドカード(*)について 例 * 1文字以上の文字列 a* 「a」ではじまる文字列 x*y 「x」ではじまり「y」で終わる文字列 *b 「b」で終わる文字列 コマンドでの使い方 rm * すべてのファイルを削除する rm a* ファイル名がaから始まるファイルをすべて 削除する rm *.doc 拡張子がdocのファイルをすべて削除する →ワードファイルをすべて削除する 練習
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