Libra: 侵入検知システムのデータベースを 実行時間情報から推測するためのツール 発表者: 大山恵弘 (東京大学, JST) コンセプト: “IDSへのタイミング攻撃” •警報が出うる全操作列を実行 •各操作にかかる時間を記録 Libra •時間情報をもとに、各操作に 対し警告が出たかどうか推測。 DBを復元 write open mmap stat read 侵入検知システム(IDS) 警報 read データベース 正常とみなす操作群: [open, fstat, read], [mmap, read, close], [write, write, read], [chdir, open, stat], [socketcall, read, read], [stat, read, read], … 警報 実行時間にわずかな 差が生じる!! OS DBが知られる結果起こる脅威: •以後そのIDSの検知回避が容易になる •そのIDS自体への攻撃に道を開く •有償DBがリバースエンジニアリング されて(盗まれて)広く流通する 実験 環境: •x86 SMP (4 × Pentium 4) •Debian GNU/Linux (kernel version 2.4.14) DBを推測されないための対策: •警告を出す処理を重くしない •IDSの各処理に乱数遅延を入れる •怪しいプログラムはすぐ止める (推測に必要な操作列を実行させない) Apache 1.3.28を監視するためのDB DBに含まれる3つ組 93 IDS: •ForrestらのpH方式に基づくシステム •DB = システムコール3つ組の集合 DB内容の64%の推測に成功 (ただしfalse positive rate 32%) 8664 165 78 推測した3つ組
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