秘匿積集合プロトコルの 推薦システムへの応用 7ADRM003 磯崎邦隆 指導教員 菊池浩明 教授 1 秘匿積集合プロトコル Ιプレーヤが持つリストを秘匿したまま 共通な要素のみを抽出する 3人で共通な値 プレーヤA プレーヤB プレーヤC 1 1 2 1 1 2人で共通な値 3,5,6 公開 3 4 5 2人で共通な値 1,6 2 3 5 6 7 秘密 6 公開 2 情報推薦システム 腕時計 14596件 カメラ 10261件 Webショップ ソファ 2784件 … 腕時計 評価 ユーザD ユーザC ユーザA ユーザB 3 インターネット定点観測 ユニークホスト数 12台中6台のセンサで観測された ユニークホスト数 観測機関 A 観測したセンサ台数 観測機関 B 観測機関 C [福野 2006] 4 研究目的 定点観測 3人で共通な値 推薦システム ユーザA ユーザB ユーザC 1 1 2 1 1 2人で共通な値 3 マルチパーティ 秘匿積集合の改良 公開 3 4 5 2人で共通な値 2 3 5 6 7 秘密 6 2者間秘匿 積集合の使用 公開 5 2者間秘匿積集合 [Freedman 2004] ユーザA アイテム 1 評価 2 ユーザB 3 4 アイテム 1 ○ ○ 評価 2 3 ○ 4 ○ {2, 4} {1,2} f ( x) ( x 1)( x 2) E ( f ( x)) f (2) (2 1)( 2 2) 0 f (4) (4 1)( 4 2) 0 E ( f (2)) , E ( f (4)) E ( f ( x)) E ( f (2)) , E ( f (4)) 同じアイテムに評価した数 1 6 マルチパーティ秘匿積集合 [Kissner 2005] {1, 2,3} ( x 1)( x 2)( x 3) 多項式の積 {1,2,4} {1,4,5} ( x 1)( x 2)( x 4) ( x 1)( x 4)( x 5) P( x) ( x 1)3 ( x 2) 2 ( x 3)( x 4) 2 ( x 5) 1階微分 2人以上で共通 d (1) P ( x) ( x 1) 2 ( x 2)( x 4)() dx (1) 2階微分 3人以上で共通 d 2 ( 2) P ( x) ( x 1)() 2 dx ( 2) P (1) 0 P ( 2) (5) 0 {1}は3人が共通して持つ値 P (1) 0 P ( 2) (2) 0 {2}は2人が共通して持つ値 7 秘匿多項式評価 {1, 2,3} {1,3,5} {1,2,4} ( x 1)( x 2)( x 3) ( x 1)( x 3)( x 5) ( x 1)( x 2)( x 4) d 2 ( 2) P ( x) ( x 1)() 2 dx 提案手法 0 , r1 , r2 , r3 , r4 従来手法 ( 2) P ( x) P(1)( 2) , P(2)( 2) , 8 評価 0.9 0.8 SCF similarity コサイン尺度 0.7 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 0.1 0 0 50 100 相関係数=0.922 150 200 250 300 350 Proposed similarity 2者間秘匿積集合 9 まとめ Ι結論 Ι他のユーザとの類似度に2者間秘匿積集合を使用 Ιマルチパーティ秘匿積集合を改良し、複数のユーザ間で 集合の交わりの大きさを算出 Ι今後の課題 Ι秘匿積集合プロトコルの他分野への応用 Ι提案手法のコストの削減 10 11 評価 通信量 各プレーヤは定義域{1,…,50},サイズ10の集合を持つ 暗号の鍵の長さ 1024bit 暗号文のサイズ 682byte 評価 計算量 Windows Vista SP1,2.66GHz,Core 2 Quad 暗号化 5961 暗号文 27,085
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