ICAT 平成9年度第1回定例研究会 暗号技術研究タスクフォースの 研究開発動向 北陸先端科学技術大学院大学 岡本 栄司 1997/4/21 1 暗号技術研究タスクフォースの研究開発動向 ICAT 平成9年度第1回定例研究会 暗号技術研究タスクフォースの紹介 認証実用化実験協議会 ICAT (Initiatives for Computer Authentication Technology) 理事会 運用実験に関する技術情報の交換等連絡調整 定例研究会の開催等事業計画を策定 – 実験諮問委員会 相互運用性を確保するための全体調整機関 広域認証技術研究タスクフォース – 実用的な広域認証基盤技術を確立 – 認証システムの開発および各種APへの適用 – 証明書発行の運用方針を検討・実証 暗号技術研究タスクフォース – 認証技術に必要な暗号アルゴリズムの研究開発 – 広域認証TFの証明書発行局実験等に活用、評価 1997/4/21 2 暗号技術研究タスクフォースの研究開発動向 ICAT 平成9年度第1回定例研究会 暗号技術研究タスクフォース 1995年4月に大学・企業の研究者を中心に2年間の予定で発足 日本で自由に使える暗号アルゴリズムの開発 IPA創造的ソフトウェア育成事業の助成「統合暗号化システムにお ける基盤技術の研究開発」 サブグループ制:公開鍵暗号、共通鍵暗号、暗号鍵管理、 インテグレーション 広域認証TFに公開鍵暗号と共通鍵暗号案の引渡し(11月15日) → 証明書発行局実験等に活用、評価 1997/4/21 3 暗号技術研究タスクフォースの研究開発動向 ICAT 平成9年度第1回定例研究会 暗号技術研究タスクフォースの必要性 武器輸出規制 – アメリカ Title 22: Code of Federal Regulations, Parts 120 -- 131 (International Traffic of Arms Regulations -- ITAR) – 緩和策 輸出できる暗号製品の鍵長40ビット → 64ビット、ただし差分は供託 – 日本 ワッセナー協定(旧ココム輸出規制) – 鍵供託 OECDガイドライン – 特許 1997/4/21 基本特許を抑えられている 4 暗号技術研究タスクフォースの研究開発動向 ICAT 平成9年度第1回定例研究会 基本的特許の有効期限 米国 – 現在: 出願から20年 – 経過措置: 出願から20年または登録から17年の長い方 – 1995年以前: 登録から17年 日本 – 現在: 出願から20年 – 1995年以前: 出願から20年または公告から15年の短い 方 – 1996年1月1日から公告制度廃止 1997/4/21 5 暗号技術研究タスクフォースの研究開発動向 ICAT 平成9年度第1回定例研究会 成果一覧 公開鍵暗号系 •鍵管理システム – 楕円曲線暗号 –KPSに基づく集積型鍵 – 鍵選択暗号 管理システム – 一意復号可Rabin暗号 •インテグレーションシステム – 新規公開鍵暗号 –自己保護機能つき統合 共通鍵暗号系 暗号システム – DES-SS ハッシュ関数 – MHA 1997/4/21 6
© Copyright 2024 ExpyDoc