懸賞論文の概要

2009年度
懸賞論文の概要
広島経済大学 経済学部
ビジネス情報学科 4年
後藤 光信
2009年6月13日
学生懸賞論文タイトル
「ドラッグストアが生き残るには!?」
~改正薬事法の施行が与える
ドラッグストア業界への影響とこれから~
「2種類の医薬品の違いの紹介」
【医療用医薬品】
⇒ 医師の診断・処方箋線なしでは使用不可。
【一般用医薬品(OTC医薬品)】
⇒ ドラッグストアなどで買える薬(風薬など)
医師の診断なしで使用可能。
「この論文で訴えたいこと」‐①
□改正薬事法の施行
医薬品業界に
□「スーパー」 や「コンビニ」など異業種が参入
□業界の境界線がなくなる ⇒ 多様化・競争激化
どこの店でも医薬品が買えてしまう・・・
「この論文で訴えたいこと」‐②
どこの店でも医薬品が買えてしまう・・・・
つまり、ドラッグストアの存在価値は!?・・・
論題:「ドラッグストアが生き残るには!?」
□ドラッグストアの「存在価値」
□生き残っていくための「策」
を見出し訴えたい!!
-論文目次-
第1章:はじめに
第2章:改正薬事法の影響 ( 他業種の参入 )
第3章:ドラッグストアの問題点 ( 課題 )
第4章:ドラッグストアのこれから
第5章:おわりに
【改正薬事法によって何が変わるか!?】
大衆薬(一般用医薬品)の取扱い方法が変わる!!
□薬剤師がいない店舗では販売が不可。
【登録販売者制度の導入】
□薬剤師がいない店舗でも販売が可能。
※(条件:登録販売者を配置することで可能)
「薬剤師と登録販売者の違いは!?」
薬剤師
□薬学部(4~6年)を卒業
□薬剤師の国家試験に合格した人
□第1部医薬品(劇薬)を取り扱える。
登録販売者
□ドラッグストアなどで1年以上の実務経験者
□登録販売者の試験に合格した人
□第2部・第3部のみ取り扱える。
「ドラッグストア業界急成長の理由」
①医薬分業 ②スイッチOTC ③調剤薬局
④ビューティ&ヘルスケアセル
⑤フメディケーション 8年で2.5倍以上に成長
「参入する業界の規模と強み」
スーパー業界
業界規模 ⇒ 約14兆円
強み ⇒ 売場面積、品揃え、PB商品、価格
コンビニ業界
業界規模 ⇒ 約7兆円
強み ⇒ 24時間、店舗数、柔軟性
※(ドラッグストア業界 約4兆円規模)
「ドラッグストア業界の強みと問題点」
強み
□専門性が高い・薬品知識が豊富
□薬剤師・登録販売者の数が多い
問題点
□存在価値・必要性の低下。
□収益のメインを転換する必要。
「ドラッグストアのこれから」
《対策》
□多様化・・・・・・・・・・コンビネーションストア
□メガストア化・・・・・経営規模の拡大
□専門性重視・・・・・
例:顧客の薬歴管理、カウンセリング
調剤薬局の機能、医療提供施設
「生き残るための策」:例②メガストア化
「生き残るための策」:例②多様化
ドラッグストア
+
コンビニ
スーパー
ドラッグストアの中にコンビニを配置
□ドラッグストアの専門性 + コンビニの柔軟性
□店舗数・品目数の増加、利便性の向上
□顧客の共有化、 24時間化、薬剤師の確保
ご静聴ありがとうございました。
発表者:後藤 光信