スピルバーグ『シンドラーのリスト』(1993)

スピルバーグ『シンドラーのリスト』(1993)
■舞台設定
1.シンドラー登場
2.シュテーンを秘書に雇う
3.反ユダヤの嵐
4.ナチス党員の特権利用
/ユダヤ人の弱みにつけこむ
5.女たらしの面接
6.工場の量産体制
7.戦争というチャンス
(1) ユダヤ教のラビ(僧侶) (0:02:38)
古代に、故郷を失ったユダヤ民族は特殊な宗教を育ててき
た。
(ウェーバー『古代ユダヤ教』参照)
映画冒頭で、ナチス政権がユダヤ人を管理するためにつ
くったリストの映像が出てくるが、これはクライマックスで主人
公・シンドラーがつくるリストと対置される。
(2) 「ここの人間も シンドラーの名を忘れない」(0:37:00)
シンドラーは最初、女ったらしのプレイボーイで、戦争という
チャンスを生かしてひと儲けしようとする人物として描かれる。
シンドラーの仕事は、大衆社会下で発達した宣伝である。